Netflixがツール・ド・フランスと提携…舞台裏をドキュメンタリー化

NetflixプラットフォームがASO(Amaury Sport Organization)と提携。7月1日から24日まで行われる2022ツール・ド・フランスのバックステージでドキュメンタリーシリーズを制作するため、フランステレビジョンの協力を得て出場8チームを密着取材する。

3月31日に発表された。撮影はすでに始まっている。

45分放送の8エピソードで構成されるこのシリーズは、ツール・ド・フランスに出場する選手やチームマネージャーを追う。8チームはAG2Rシトロエン、アルペシン・フェニックス、ボーラ・ハンスグローエ、EFエデュケーション・イージーポスト、グルパマFDJ、イネオスグレナディアーズ、ユンボ・ビスマ、クイックステップアルファビニル。

Netflix(ネットフリックス)は配信登録制のストリーミングサービス。有料登録すると映画やドラマなどのコンテンツをCM広告なしで視聴できる。

●ツール・ド・フランスの詳細ページ

2022ツール・ド・フランス出場22チームが決定

2022ツール・ド・フランス出場22チームが2月11日に発表された。UCIワールドツアー18チーム、2021年のUCIプロ上位2チームが自動的に選出され、主催者推薦としてフランスのB&BホテルKTMとトタルエネルジーが選ばれた。

2022ツール・ド・フランス出場22チーム

2022ツール・ド・フランス出場22チーム

●UCIワールドツアーチーム
AG2Rシトロエン(フランス)
アスタナカザクスタン(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
EFエデュケーション・イージーポスト(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオスグレナディアーズ(英国)
アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ(ベルギー)
イスラエル・プレミアテック(イスラエル)
ユンボ・ビスマ(オランダ)
ロット・スーダル(ベルギー)
モビスター(スペイン)
クイックステップ・アルファビニル(ベルギー)
バイクエクスチェンジ・ジェイコ(オーストラリア)
DSM(オランダ)
トレック・セガフレード(米国)
UAEエミレーツ(UAE)

●UCIプロチーム
アルペシン・フェニックス(ベルギー)
アルケア・サムシック(フランス)
B&BホテルKTM(フランス)
トタルエネルジー(フランス)

●ツール・ド・フランスのホームページ

J SPORTSがグランツール、世界選手権、モニュメント4大会放送

国内最大4チャンネルのスポーツテレビ局、ジェイ・スポーツ(J SPORTS)がサイクルロードレース2022シーズン海外主要レースの中継ラインアップを決定した。2021年に引き続きツール・ド・フランスジロ・デ・イタリアブエルタ・ア・エスパーニャのグランツール全戦をはじめ、UCI世界選手権ロードレースやモニュメント4レースなど、UCIワールドツアーを中心に放送する。

2021ツール・ド・フランス第19ステージ©A.S.O. Charly Lopez

これらのレースは放送に加え、パソコン、スマホ、タブレットで見られる動画配信サービス「J SPORTSオンデマンド」でも配信する。

春先から伝統のクラシックレースなどを継続放送

J SPORTSは2月1日に開幕するサウジツアーから2022シーズンのサイクルロードレース中継を開始。2月20日に開幕するワールドツアー初戦のUAEツアーも新たにラインアップに加わり、欧州のロードレースが本格開幕を迎える3月にはツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリア参戦予定の選手が多く集うパリ~ニースやティレーノ~アドリアティコ、モニュメント初戦のミラノ~サンレモなど注目レースを放送。

アシストのジョナタン・カストロビエホに叱咤されながらゴールを目指すマリアローザのベルナル ©POOL Bettini/LaPresse

ロードレースファンが熱狂するパリ~ルーベなど春のクラシックレースのシーズンが終わると5月6日にはグランツール初戦ジロ・デ・イタリアが開幕。J SPORTSでは2022年もジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャ、全グランツール全21ステージを生中継&LIVE配信。

新設された女性版ツール・ド・フランスもライブ放送予定

さらに2022年に新設される女性版のツール・ド・フランス「ツール・ド・フランス・ファム」もLIVE中継を予定。グランツール最終戦ブエルタ・ア・エスパーニャの閉幕後もUCI世界選手権ロードレースやモニュメント最終戦のイルロンバルディアを含む秋のクラシックレースなど シーズンを通じてハイレベルなレースを放送。

レース中継以外にも栗村修氏、サッシャ氏の“我らファミリー”が送るサイクルロードレース情報番組「我らワールドのサイクルロードレース観戦塾」やワールドツアーを中心にレースのプレビュー、レビューを行う「月チャリ~#jspocycle NEWS~」も引き続き放送、配信。

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2022シーズン開幕直前の1月21日(金)には「月チャリ~#jspocycle NEWS~ 特別編 2022シーズン予習SP!」と題した開幕特番も予定している。選手の移籍状況のおさらいやチーム名の変更、2022シーズンの展望をおなじみの実況解説陣がLIVEで解説。2022年も激闘が予想されるグランツールやモニュメントをはじめとするクラシックレースなど、シーズン開幕前に注目レースをチェックできる番組となっている。

●J SPORTSサイクルロードレース特集サイト

ラルプデュエズを目指すエタップ・デュ・ツール参加者募集

ツール・ド・フランスの1区間を走る一般参加レース、エタップ・デュ・ツール・ド・フランスが2022年に3年ぶりに開催されることになり、公式ツアー会社となる国際興業が日本人参戦枠を発売した。国際興業は1997年のエタップ・デュ・ツールから日本出発の参戦&ツール・ド・フランス観戦ツアーを催行。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

エントリー枠を獲得済みで、現地のアレンジが必要な人のために、ホテル・送迎などの手配をする手配旅行の形式。 参加手配料金は約25万円~を予定。エントリー枠が未獲得の場合は参加料別途3万3000円が必要。エントリー料はツアー参加を取り消した場合も返金されない。
●フランス入国には、滞在日数+3カ月のパスポート残存期間が必要。
●新型コロナウイルス感染拡大の影響により、入国条件が変更となる可能性がある。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

エタップ・デュ・ツール2022モデル日程
7月8日 各自ジュネーブ空港へ。ホテルに送迎
7月9日 専用車・日本語アシスタントとともに現地受け付け。グルノーブル泊
7月10日 エタップ・デュ・ツール参戦(ホテルからスタート地点へ、ゴールからホテルに送迎)。グルノーブル泊
7月11日 ジュネーブ空港に送迎。搭乗・荷物預け手続きサービス

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

●エタップ・デュ・ツール日本人参戦枠の問い合わせ先
国際興業トラベル
TEL 03-3273-2855 FAX 03-3273-2872
担当:出村 < cycletour@kokusaikogyo.co.jp>
営業時間:月曜日~金曜日 9:30~18:00(土・日・祝・年末年始<12/29~1/3>休業)

●国際興業エタップ・デュ・ツールのホームページ

女子版ツール・ド・フランスは驚くべき新機軸で開催へ

女子版ツール・ド・フランスの第1回ツール・ド・フランスファム・アベックズイフトが2022年7月24日から31日まで開催される。2021年10月14日にパリ国際会議場でプレゼンテーションが行われ、男子のツール・ド・フランスに先がけて発表された。

男子レース最終日にパリで始まり、難度が高まったラプランシュへ

大会名のFemmesは「女性」という意味のフランス語で、バーチャルサイクリングシステムのズイフトが大会メインスポンサーとなった。とは言ってもバーチャルの室内大会ではなく、実際にフランスを駆けめぐるリアルなステージレースだ。

1984年から1989年まで女子部門として「ツール・ド・フランスフェミナン」が男子集団に先行して走っていた時代がある。男子よりも短い日程、短い距離ながら同じコースを使って3時間ほど前を走った。2022年に始まる女子ステージレースは、過去のそれとは明らかに異なる設計だ。開幕日こそ男子レースの最終日としてゴールするパリだが、全8ステージのレースコースは独自のものだ。

時代が女子ステージレースの開催を後押ししたといっても過言ではない。「ツール・ド・フランスフェミナン」は1989年を最後に廃止され、その後はワンデーレースが開催されてきた。そして男女の出場機会均等化の流れから、女子レースの存在が再注目されるとトもに、スポンサーがつくようになり、1つの国際レースとして新たな一歩を2022年から始める態勢が整った。

ツール・ド・フランスの2人のディレクター。左がクリスティアン・プリュドム、右が女子レースのマリオン・ルス ©A.S.O. Fabien Boukla

大会ディレクターには、かつてツール・ド・フランスの敢闘賞の表彰台でアテンドを務めたマリオン・ルスが就任した。ロット・ベリソルの選手としてはフランス選手権に1回だけ勝った程度だが、その後はフランステレビジョンの生放送で男性陣を差し置いてツール・ド・フランスの解説者を務めるなど非凡な才能を発揮。よどみない発言とキレのある思考力を武器にツール・ド・フランスファムを力強くけん引していくことになる。

マリオン・ルス ©A.S.O. Fabien Boukla
A.S.O.のアモリ社長(手前)の横に座るのが女子世界チャンピオンのエリーザ・バルサモ(イタリア) ©A.S.O. Fabien Boukla

大会3日目はシャンパーニュ街道として世界遺産登録されるエペルネへ。2019ツール・ド・フランスの第3ステージでフランスのジュリアン・アラフィリップが独走優勝してマイヨジョーヌを獲得した場所だ。ルスとアラフィリップは私生活のパートナーでもある。

最終日は逆転優勝の可能性があるラ・シュペールプランシュ・デ・ベルフィーユにゴールする。近年の大会でも総合優勝に大きく関わってきたラ・プランシュデベルフィーユが「スーパー=シュペール」の形容詞をつけた新コースで登場する。

新人賞ジャージのスポンサーはジャイアントの女性ブランドLiv ©A.S.O. Fabien Boukla

●2022ツール・ド・フランスファム・アベックズイフトのコース

7月24日(日) 第1ステージ パリ・エッフェル塔〜シャンゼリゼ 82km
7月25日(月) 第2ステージ モー〜プロバン 135km
7月26日(火) 第3ステージ ランス〜エペルネ 133km
7月27日(水) 第4ステージ トロワ〜バールシュローブ 126km★
7月28日(木) 第5ステージ バールルデュック〜サンディエデボージュ 175km★
7月29日(金) 第6ステージ サンディエデボージュ〜ロスハイム 128km★★
7月30日(土) 第7ステージ セレスタ〜ルマルクステン 127km★★
7月31日(日) 第8ステージ リュール〜ラ・シュペールプランシュ・デ・ベルフィーユ 123km★★

写真=A.S.O. Thomas Maheux