アラフィリップがティレーノ〜アドリアティコで区間2勝目

イタリア半島を横断する7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコは3月18日に第6ステージが行われ、ドゥークニンク・クイックステップのジュリアン・アラフィリップ(フランス)がゴール勝負を制し、第2ステージに続く2勝目を挙げた。1大会でのステージ2勝はフランス選手としては初めて。

ジュリアン・アラフィリップがティレーノ〜アドリアティコ第6ステージで優勝 ©LaPresse/Fabio Ferrari
ティレーノ〜アドリアティコ第6ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari
ティレーノ〜アドリアティコ第6ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari

総合成績ではアダム・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)が首位を堅持。英国選手として首位を5日間守ったのはマーク・カベンディッシュ以来。イェーツは総合2位のプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)に25秒差で、最終日の個人タイムトライアルに臨むことになった。

ティレーノ〜アドリアティコ第6ステージを走るアダム・イェーツ ©LaPresse/Fabio Ferrari
ティレーノ〜アドリアティコ第6ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari

アスタナのフルサングが亡きスカルポーニに捧げる勝利…ティレーノ〜アドリアティコ第5ステージ

イタリア半島を横断する7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコは3月17日に第5ステージが行われ、アスタナのヤコブ・フルサング(デンマーク)が初優勝。同チームは前日のアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)に続いて2連勝。デンマーク選手の区間勝利は21年ぶり10回目。

ヤコブ・フルサングがティレーノ〜アドリアティコ第5ステージで優勝 ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

「鳥のさえずり」という意味の姓を持つフルサングが、残り24kmからアタックし、ゴールまで独走で逃げ切った。

「昨日、ミケーレ・スカルポーニのために勝ちたいと断言した。彼は10年前のティレーノ〜アドリアティコで勝っていたんだ。彼の得意なレースで、ボクたちは今日ずっとそのことを考えながらレースをしていた」

元チームメートで、練習中の交通事故で他界したスカルポーニのために走り続けたとフルサング。

「いまでも悲しい。彼はとてもいい人間だった。この勝利は彼のためのものだ。ゴールまで遠い地点からアタックして、独走を決められたのはそんなモチベーションがあったためだ。最終日のタイムトライアルでトム・デュムランに抵抗するのは難しいが、好調は維持しているので表彰台に上るために走りたい」

ティレーノ〜アドリアティコ第5ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari

総合成績では首位アダム・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)は残り12kmでフルサングを追ってアタック。40秒遅れの単独2位でゴールした。前日まで7秒差で2位につけていたユンボ・ヴィスマのプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)に16秒差をつけ、獲得したボーナスタイムを含めて総合成績で25秒差と広げた。

総合優勝を争うアダム・イェーツ(左)とプリモシュ・ログリッチェ ©LaPresse/Fabio Ferrari

「フルサングを追うためにログリッチェと協力しながら走ったが、彼はとても疲れていて思うようなスピードではなかった。前日にルツェンコを逃がしてしまったのと同じ展開だった。彼を待つことはボク自身のエネルギーを失うことになる。そう判断して1人で前を追うことにした」とイェーツ。

「もうステージ優勝のことは考えていない。最終日にタイムトライアルがあって、その種目に強いログリッチェには45秒ほどの差がほしかった。ボクが総合成績で逃げ切るにはとても厳しい状況だが、なんとかやって見せたい」

大会は19日に最終日を迎える。

ティレーノ〜アドリアティコ第5ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari
アダム・イェーツがティレーノ〜アドリアティコ第5ステージを終えて首位 ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

ルツェンコがティレーノ〜アドリアティコ第4ステージ優勝…首位は依然イェーツ

イタリア半島を横断する7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコは3月16日に第4ステージが行われ、アスタナのアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)が優勝した。同大会でカザフスタン選手が優勝したのは初めて。

アレクセイ・ルツェンコがティレーノ〜アドリアティコ第4ステージでアタック ©LaPresse/Fabio Ferrari

残り50kmで単独アタックしたカザフスタンチャンピオンのルツェンコは途中で2回の落車をしたものの、追いついてきた3選手との最後のゴール勝負を制した。

「最初の落車は未舗装路でタイヤがスリップしたことが原因。残り1.5kmで2度目の落車をしたが、そのときはどうなったのかが分からない。」とルツェンコ。
「残り50kmでアタックしたとき、だれもボクが勝つだろうとは思っていたかった。とても美しい勝利だ。明日は最も厳しいステージになるはずで、ボクは今日の疲れと落車による痛みで思うような走りができないと思う。でもチームのヤコブ・フルサングは調子がいいので、同じようにやってくれるはずだ」

ティレーノ〜アドリアティコ第4ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari

4日間を終えての首位はミッチェルトン・スコットのアダム・イェーツ(英国)。第2ステージからその座を守っているが、この日区間2位に入ったユンボ・ヴィスマのプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)との差は7秒。

プリモシュ・ログリッチェがティレーノ〜アドリアティコ第4ステージで積極果敢な走りを見せる ©POOL/BETTINI/LaPresse
ルツェンコがログリッチェ(左)とイェーツ(右)を抑えて優勝。ティレーノ〜アドリアティコ第4ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari
アダム・イェーツがティレーノ〜アドリアティコ第4ステージで首位を守る ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

ヴィヴィアーニがティレーノ〜アドリアティコ第3ステージ優勝…A・イェーツ首位堅持

イタリア半島を横断する7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコは3月15日に第3ステージが行われ、ドゥークニンク・クイックステップのエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)がゴール勝負を制して優勝。チームとして前日のジュリアン・アラフィリップ(フランス)に続く連覇。

ヴィヴィアーニがティレーノ〜アドリアティコ第3ステージで優勝 ©LaPresse/Fabio Ferrari

「ティレーノ〜アドリアティコで初めてステージ優勝できてうれしい」とヴィヴィアーニ。
「ゴール前はかなり混沌としていた。おそらく総合成績の上位選手がタイムを失いたくないからかなりのハイペースでラストを迎えたからだ。その影響でリードアウトしてくれるアシストを2人失ってしまったが、スペアとして待機していたゼネク・スティバルがいい働きをしてくれた。ペテル・サガンの後ろに位置できるように動いてくれた」

ティレーノ〜アドリアティコ第3ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari
ティレーノ〜アドリアティコ第3ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari

総合優勝では前日に首位に立ったミッチェルトン・スコットのアダム・イェーツ(英国)がその座を守った。

「とても長い1日だったが、スプリンターを擁するチームが主導権を取ろうと走っていたので、ボクたちのチームはその後ろに位置して、エネルギーを消耗しないような走りを心がけていた」とイェーツ。
「明日の第4ステージは、その次の第5ステージほどハードではないが、それでも決定的な動きが生まれると思う」

アダム・イェーツがティレーノ〜アドリアティコ第3ステージで首位を守った ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse
ティレーノ〜アドリアティコ第3ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari

アラフィリップがティレーノ〜アドリアティコ第2ステージ優勝…首位はA・イェーツ

イタリア半島を横断する7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコは3月14日に第2ステージが行われ、ドゥークニンク・クイックステップのジュリアン・アラフィリップ(フランス)がゴール勝負を制して同大会初優勝を決めた。

アラフィリップがティレーノ〜アドリアティコ第2ステージを制した ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

フランス勢の優勝は10年ぶり9回目。同じ主催者のストラーデビアンケと、今大会の最初の集団スタートのステージを連覇したのはアラフィリップが初めて。

「前日のチームタイムトライアルがよくなくて、あまりいいスタートではなかった。この日はボクだけでなく他のチームも優勝する意欲にあふれていた。そんななかで勝てたのだからうれしい」とアラフィリップ。
「チームがこれだけ動けたら、最後には総合成績でいいところまで行けると思う。そうでなくても、この日の勝利のフィーリングがいいので落胆はしないと思う」

ティレーノ〜アドリアティコ第2ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari

総合成績では、前日のチームタイムトライアルを制して上位を独占していたミッチェルトン・スコットの中から、エースのアダム・イェーツ(英国)が首位に。チームメートのマイケル・ヘップバーン(オーストラリア)からリーダージャージのマリアアッズーラを譲り受けた。

「総合成績で首位に立つことができてよかったけど、この日のゴールはボクには不向きだった。ボクよりも強い選手がたくさんいた。明日のステージが終わると、キーとなる山岳ステージが2つあるので、そこでボーナスポイントを稼ぎたい」とイェーツ。
「今年は頂上フィニッシュのステージがなく、そして最後は個人タイムトライアル。今回のティレーノ〜アドリアティコにボクが勝つのはとても厳しいと思うが、でもステージ優勝と総合成績を勝ち取るためにこの場所に来ている。チームはどんどんよくなっているので、もっと勝てるように頑張りたい」

ティレーノ〜アドリアティコ第2ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrar
アダム・イェーツが第2ステージで首位に立った ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

ミッチェルトン・スコットがティレーノ〜アドリアティコ第1ステージ優勝

イタリア半島を横断する7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコが3月13日に開幕。第1ステージの21.5kmチームタイムトライアルはミッチェルトン・スコットが22分25秒のトップタイムで優勝。平均時速は57.546km。先頭でゴールしたマイケル・ヘップバーン(オーストラリア)が首位に立った。

ティレーノ〜アドリアティコ第1ステージのチームタイムトライアルを走るミッチェルトン・スコット ©LaPresse/Fabio Ferrari

優勝候補のユンボ・ヴィスマは7秒遅れの2位。UAEツアーでは新加入の元タイムトライアル世界チャンピオン、トニー・マルティン(ドイツ)の牽引力などでトップタイムで優勝。エースのプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)が最終日まで首位を譲らず総合優勝した。今大会は7秒遅れの出だしとなった。

トム・デュムラン(オランダ)を擁するサンウェブは22秒遅れの3位。ジュリアン・アラフィリップ(フランス)のドゥークニンク・クイックステップは37秒遅れの4位。ゲラント・トーマス(英国)のスカイは47秒遅れの5位。

平均時速57.546kmでティレーノ〜アドリアティコ第1ステージを制したミッチェルトン・スコット ©LaPresse/Fabio Ferrari

「今朝目が覚めたとき、私は首位になるなんて期待していなかった。第1ステージに勝てるだけのチーム力は持っていた。でもチームはステージ優勝だけを狙っているのではなく、総合成績でアダム・イェーツをサポートする戦略だ」とヘップバーン。
「今日の結果はチームにとってラッキーで、私たちはこの結果に満足している。ティレーノ〜アドリアーティコはシーズンの中でお気に入りのレースの一つ。でも、他の誰よりもリーダージャージには値しない。チーム全体の結果として優勝を喜んでいる」

マイケル・ヘップバーンが第1ステージを終えて首位に ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse