トム・デュムラン来日…3月8日にライドとトークショー開催

GIANTブランドのグローバルアンバサダーで、2017ジロ・デ・イタリア総合優勝者であるトム・デュムランをメインゲストとする来日記念イベントを、3月8日8時から12時までTREX川崎 River Cafe(神奈川県 川崎市)で開催。ジャイアントがその参加者を募集する。無料。

サンウェブ時代ののトム・デュムラン(オランダ) ©LaPresse

名実ともにロードレース界のトップに君臨したデュムランを迎え、トレーニング方法や最新機材に対するコメント、レースエピソードなどの質疑応答を介して、世界最高峰のノウハウを間近に体感できる貴重な機会。

当日はJ-SPORTSサイクルロードレースの実況でおなじみのサッシャがMCとして登壇。サイクルロードレースに造詣の深い同氏ならではの話術で、思いも寄らないエピソードまで引き出してくれることが期待できる。

応募者の中から抽選で、第一部のモーニングライドに20名、第二部のファンミーティングの優先席に40名を招待。(優先席に当選しなかった人のうち若干数に立見席を案内する予定)。デュムランへのメッセージや質問も、応募フォームで併せて募集。

イベント参加者全員を対象に、貴重なオリジナルグッズ(非売品)が当たるプレゼント抽選も予定。

当日の天候が悪くなければ、イベント終了時に屋外で記念撮影を行う予定。屋外は人数制限がないので、抽選に外れてしまった人も、デュムランに会えるチャンス。

トム・デュムラン

トム・デュムラン 来日記念イベント
■開催日時:  2024年3月8日(金)
第一部:モーニングライド 8:00〜9:45(受付7:30~)
第二部:ファンミーティング 10:00〜12:00(受付9:30)
■場所: TREX川崎 River Cafe
〒210-0821 神奈川県 川崎市 川崎区殿町3-25-11 東急REIホテル 1F
TEL: 044-277-5400

■メインゲスト:トム・デュムラン
■イベントMC:サッシャ
■参加料:無料

■モーニングライド参加条件:ロードバイクによる巡航速度25〜30kmのグループライドに馴れていて、機材・アパレル一式を持参可能な人。バイクのブランドは不問

■参加定員(抽選):
モーニングライド ライドフレンド:20名
ファンミーティング 優先席:60名(ライドフレンドを含む)
ライドフレンドについては、第一部と第二部の両方に応募した人を優先して抽選。
■応募締切:3月5日(火)
■抽選発表:3月6日(水)
■主催:株式会社ジャイアント

●応募フォーム

デュムランが今季限りで引退…最後の勝負は世界選手権タイムトライアル

オランダのトム・デュムラン(ユンボ・ビスマ)が2022シーズンを限りに引退することを、自信のインスタとfacebookで6月3日に明らかにした。31歳。

トム・デュムラン © LaPresse -Gian Mattia D’Alberto

2017年のジロ・デ・イタリアで総合優勝したデュムランだが、2022年大会は第14ステージでリタイア。「体力面で疲れている」ことを引退の理由としている。

ツール・ド・フランスへの出場予定はなく、「9月末にオーストラリアで開催される世界選手権のタイムトライアルに参加できるように、最後の頑張りを見せたい」と語った。

エルサレムで行われたジロ・デ・イタリア第1ステージでマリアローザを獲得したトム・デュムラン © LB/RB/Cor Vos
サーベロとの契約を報じたプロモーションビデオ。トム・デュムランがどんな役どころで登場するのか見どころ
トム・トム・デュムラン(左)とクーン・ボウマンのオランダ、ユンボビスマコンビ ©Fabio Ferrari/LaPresse

ボウマン初優勝、デュムランが好アシスト【ジロ・デ・イタリア第7S】

第105回ジロ・デ・イタリアは5月13日、ディアマンテ〜ポテンザ間の196kmで第7ステージが行われ、クーン・ボウマン(オランダ、ユンボビスマ)がトム・デュムラン(オランダ、ユンボビスマ)のアシストを受けて初優勝。総合成績ではトレック・セガフレードのフアン・ロペス(スペイン)がマリアローザを守った。

トム・トム・デュムラン(左)とクーン・ボウマンのオランダ、ユンボビスマコンビ ©Fabio Ferrari/LaPresse

ボウマンはジロ・デ・イタリア初優勝で、2017年のクリテリウム・デュ・ドーフィネの区間勝利以来の勝ち星。デュムランは優勝候補の一角だったが、第4ステージの上りで9分以上も遅れ、マリアローザ争いから脱落していた。

ニーバリがかつてのチームメートで、事故で他界したミケーレ・スカルポーニの両親の激励を受ける ©Marco Alpozzi/LaPresse
レースを積極的に動かすデュムランとボウマン ©Fabio Ferrari/LaPresse
クーン・ボウマンがダビデ・フォルモロ、バウケ・モレマ、トム・トム・デュムランらと抜け出す ©Fabio Ferrari/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)クーン・ボウマン(オランダ、ユンボビスマ)
□マリアビアンカ(新人賞) フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)

クーン・ボウマンがジロ・デ・イタリア第7ステージで優勝 ©Massimo Paolone/LaPresse

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トム・デュムランが活動休止…苦悩の末に幸せを求めて

2017ジロ・デ・イタリア総合優勝者、30歳のトム・デュムラン(オランダ、ユンボ・ビスマ)がレース活動を休止すると1月22日夜に決意。チームは本人が活動休止をコメントする動画を23日に収録し、即日発表した。

トム・デュムラン ©LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi

デュムランが決断したのはスペインのアリカンテで行われていたチームキャンプのまっただ中。ここ1年間、自転車選手として活動することが苦しくなってきた。それはここ3カ月でさらに強くなっていった」とデュムラン。

「チームにいい成果をもたらしたい。チームメートが活躍してほしい。自分自身の妻や家族にも幸せを感じてもらいたい。だったらなにをすればいいのか? いつも自問自答してきたが、明らかな答えを見つけるにはレースばかりに忙殺されて、しっかりと道を見つけることができなかった。

「もう私はなにをするべきかが分からなくなってしまった。それは幸せとはかけ離れた生活だと感じた。そんな状況をリセットしたいから、私はしばらくレースを離れようと思った」

活動休止期間は未定だが、苦悩の末に決断したデュムランは「次の朝はとても気持ちよく目を覚ますことができた」とコメントしている。

●ユンボ・ビスマのホームページ

トム・デュムランがユンボ・ビスマへ…ログリッチェとタッグ

オランダのトム・デュムランが2020シーズンから母国オランダのユンボ・ビスマに所属することが8月20日に同チームから発表された。3年契約。チームサンウェブとの契約が終了することは8月19日にチームが発表していた。

トム・デュムラン ©LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi

デュムランは2017ジロ・デ・イタリアの総合優勝者。さらに同年、ベルゲンで開催された世界選手権では個人タイムトライアルで世界チャンピオンになった。ユンボ・ビスマには2018ツール・ド・フランスで総合4位になったプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)がいるが、デュムランとともにツートップとして走ることになる。

ログリッチェがデュムランを制してUAEツアー第6ステージ優勝 ©LaPresse – Fabio Ferrari

デュムランとログリッチェは個人タイムトライアルに強く、上りもスペシャリストに負けない実力を備えたオールラウンダーとして、2018ツール・ド・フランス、2019ジロ・デ・イタリアなどで常にライバルとしてつばぜり合いを展開してきた。

●ユンボ・ビスマのホームページ

トム・デュムランはサンウェブと今季限りで移籍へ

オランダのトム・デュムランは2019シーズン終了をもってチームサンウェブと契約を終える。2019年8月19日にチームが発表した。前身のアルゴス・シマノから同チームに所属したのは8年間となった。

トム・デュムラン ©LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi

2012年にアルゴス・シマノに入団した21歳のデュムランは、ステージレースの総合優勝をねらう選手としての成長の道を歩み始めた。2014年はタイムトライアルのスペシャリストとして画期的な年となり、初の国内タイトルと世界選手権で銅メダルを獲得。4勝を挙げた。

2015年、デュムランはブエルタ・ア・エスパーニャで深紅のリーダージャージを一時着用。最終的に総合6位でレースを終えた。2016年にはリオ五輪で個人タイムトライアル銀メダルを獲得した。

2017年にはジロ・デ・イタリアで総合優勝を果たした。さらにベルゲンで開催された世界選手権では個人タイムトライアルとチームタイムトライアルのダブルタイトルを獲得。2018年はジロ・デ・イタリアの連覇に挑んだが、2位になった。

デュムランは8月24日に開幕するブエルタ・ア・エスパーニャの出場を希望していたが、チームは「復調は見られない」と8選手のメンバーに選出せず。ウィルコ・ケルデルマン(オランダ)を総合成績の上位をねらうエースに起用し、経験豊富なニコラス・ロッシュ(アイルランド)をアシストに、ニキアス・アルント(ドイツ)がキャプテンを務める布陣となった。

エルサレムで行われたジロ・デ・イタリア第1ステージでマリアローザを獲得したトム・デュムラン © LB/RB/Cor Vos

「選手として常に最高の達成可能なものを探している。自分が正しい場所にいるかどうか、自分にとって最高のチームとはなにか、そして最良のオプションと機会がどこにあるかを常に自問している。他のチームからは常にオファーがあったが、この環境では他のチームと話をしないようにしていた」とデュムラン。

「ツール・ド・フランスを欠場し、家に座っている自分を見つけてがっかりした後、新しい環境ならリフレッシュできると考え始めた。だから、他チームの要請に耳を傾けることにした。素晴らしいオファーがあり、キャリアとして次のステップに進むのは最適な機会であると思った」

トム・デュムラン © LaPresse -Gian Mattia D’Alberto

デュムランはさらに続けた。
「出て行くのは本当に痛い。ボクの心はここにあり、このチームと一緒に非常に誇りに思っている偉大なことを達成した。サンウェブでグランツール優勝が可能であることを証明した。見ている草が常に緑になるとは限らないことを知っているし、サンウェブなしで今日の場所に到達することはなかったと強調したい。与えられたチャンスに、チームが新しいオプションを探求する機会を与えてくれたことに感謝したい」

サーベロとの契約を報じたプロモーションビデオ。トム・デュムランがどんな役どころで登場するのか見どころ

●サンウェブのホームページ