スポーツ界のアカデミー賞で渋野日向子とラグビー日本代表は受賞なるか?

「スポーツ界のアカデミー賞」とも言われるローレウス・ワールドスポーツ賞の審査が始まった。男女の最優秀選手賞などが選考されるが、成長著しい期待の選手やチームを選出するスプリングボード賞には日本の渋野日向子(ゴルフ)とラグビーW杯日本大会で活躍した日本代表チームが有力候補としてあがっている。

2019年間最優秀男子選手のノバク・ジョコビッチ(テニス)

ローレウス・ワールドスポーツ賞は、2020年の受賞者発表と授賞式が2020年2月17日、ドイツ統合の象徴的都市であるベルリンで行われる。主催はローレウス・ワールドスポーツアカデミーで、スポーツを通じた社会貢献活動を推進している団体。 チェアマンはラグビー元ニュージーランド代表主将のショーン・フィッツパトリックさん。

カテゴリーは男女の最優秀選手賞など5部門

同賞は年間最優秀男子選手、年間最優秀女子選手、年間最優秀チーム、年間最優秀成長選手、年間最優秀復帰選手の5部門が設定されている。

ローレウス年間最優秀男子選手賞
アスリートとして素晴らしいパフォーマンスを発揮し、輝かしい成績をおさめた男子選手を表彰。国際または国内大会での勝利や連覇の実績、メジャーなチャンピオンシップでの優勝、世界記録樹立などを達成した選手が対象。

ローレウス年間最優秀女子選手賞
アスリートとして素晴らしいパフォーマンスを発揮し、輝かしい成績をおさめた女子選手を表彰。国際または国内大会での勝利や連覇の実績、メジャーなチャンピオンシップでの優勝、世界記録樹立などを達成した選手が対象。

ローレウス年間最優秀チーム賞
素晴らしいパフォーマンスを発揮し、国際または国内大会、メジャーなチャンピオンシップでの優勝などの輝かしい成績をおさめたチームを表彰。国や地方、州、プロスポーツ団体、フランチャイズやクラブが対象。

ローレウス年間最優秀成長選手賞
今後大きく成長するポテンシャルを感じられ、よりハイレベルな功績が期待できるような素晴らしいステップアップを遂げた選手やチームを表彰。

ローレウス年間最優秀復活選手賞
怪我や病気、不調や失敗を乗り越えて勝利を手にした選手やチームを表彰。また大会やシーズン、シリーズにおいて、歴史に残る大逆転を成し遂げた選手やチームも対象。

発表は平和の象徴ベルリンで

100カ国1200のノミネーションパネルが12月4日までに投票し、最終候補者リストを作成。その後、ローレウス・ワールドスポーツアカデミーによって、最終候補者リストへの投票が行われ、受賞者を決定する。発表会場はベルリン市内のベルティ・ミュージックホール。アカデミー賞に匹敵するきらびやかな式典となり、世界のトップスターがタキシードやドレスで参加するのが魅力。アワードセレモニーの模様はドイツの放送局RBBで放送される予定。

最終候補者リストの作成を担当するノミネーションパネルに配付された資料には、最優秀女子選手賞にテニスの大坂なおみ、スピードスケートの小平奈緒が掲載されている。スプリングボード賞(最優秀成長選手賞)では、20歳の無名選手にして全英女子オープンで初のメジャー優勝を果たした渋野日向子、ラグビーワールドカップ開催国にして決勝トーナメント出場を決た日本男子ラグビーチームがリスト掲載されている。

●ローレウス・ワールドスポーツアカデミーのfacebook

ローレウス・ワールドスポーツ賞2020はベルリンで発表

「スポーツ界のアカデミー賞」とも言われるローレウス・ワールドスポーツ賞は、2020年の発表と授賞式を2020年2月17日、ドイツ統合の象徴的都市であるベルリンで開催する。主催はローレウス・ワールドスポーツアカデミーで、スポーツを通じた社会貢献活動を推進している団体。 チェアマンはラグビー元ニュージーランド代表主将のショーン・フィッツパトリックさん。

© Alexander Scheuber/Getty Images

会場はベルリン市内のベルティ・ミュージックホール。アカデミー賞に匹敵するきらびやかな式典となり、世界のトップスターがタキシードやドレスで参加するのが魅力。アワードセレモニーの模様はドイツの放送局RBBで放送される予定。

カタリナ・ヴィットやコマネチもイベント参加

2019年10月7日にはFCウニオン・ベルリンのスタジアムで事前イベントが行われ、カタリナ・ヴィット、ナディア・コマネチ、サッカーのイェンス・レーマンやマルク・ヤンコら世界的アスリートが参加。アカデミー設立20周年を記念した新たなキャンペーン「Sport Unites Us」がスタートし、スポーツが持つ素晴らしい力を改めて啓発していく。

左から2人目がカタリナ・ヴィットさん、3人目がナディア・コマネチさん

ローレウス・アカデミーもメンバーであるカタリナ・ヴィットさんは、「20回目という記念すべきアワードセレモニーが、ドイツ統合を象徴する都市であり、スポーツの歴史的瞬が多く誕生してきたベルリンで行われることをとても光栄に思う」と語った。

ベルリンでのアワードセレモニー開催は2016年に続き2度目。これまでモナコ、リスボン、バルセロナ、サンクトペテルブルク。アブダビ、ロンドン、リオデジャネイロ、クアラルンプール、上海、ベルリンの10都市で開催されてきた。

ドイツの元フィギュアスケート選手、カタリナ・ヴィットさんも

大坂なおみが成長賞、羽生結弦がノミネート実績

ローレウス・ワールドスポーツ賞における日本選手の受賞は、2019年に女子テニス世界ランク1位に躍進した大坂なおみが、日本選手として初めて「年間最優秀成長選手賞(ブレークスルー賞)」を受賞した。

ノミネート歴としては2005年に柔道の野村忠宏、2010年にパラテニスの国枝慎吾、2011年に女子サッカーの澤穂希となでしこジャパン、2018年にパラテニスの上地結衣、2019年にフィギュアスケート選手の羽生結弦がノミネートされている。

ルーマニアの元体操選手、ナディア・コマネチさんらが参加した#SportUnitesUsイベント

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