【ジロ・デ・イタリア】アラフィリップがグランツール全勝利

第107回ジロ・デ・イタリアは5月16日、マルチンシキュロ〜ファーノ間の193kmで第12ステージが行われ、スーダル・クイックステップのジュリアン・アラフィリップ(フランス)が独走勝利した。アラフィリップはツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャを」加えたグランツールの全てでステージ優勝したことになる。

ジュリアン・アラフィリップが第12ステージで独走 ©Marco Alpozzi/Lapresse

総合1位のタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)は首位を守った。総合2位ダニエル・マルティネス(コロンビア、ボーラ・ハンスグローエ)との差は依然2分40秒。

集団を抜け出したアラフィリップとミルコ・マエストリ ©Marco Alpozzi/Lapresse

他の選手の後ろに付くより前に進んだほうが好きだ

「今日のことは一生忘れないだろう。僕にとって本当に重要な勝利だし、いい意味で大きな勝利でもある」とアラフィリップ。

「最初は少人数のグループで先行したが、連携があまりよくなかったので、ミルコ・マエストリとアタックした。作戦とは異なったので、ダビデ・ブラマーティ監督は立ち止まって待つように伝えてきたが、ノーと言った。他の人を追いかけるよりも、先行するのがいいからだ。だからこの勝利はより特別なものとなる。ジロ・デ・イタリアが始まってからステージ優勝を目指していたが、初日はポガチャルとナルバエスについていく脚がなかった。でも信じてプッシュし続けた」

第12ステージでマリアローザのポガチャルを牽引するUAEエミレーツ勢 ©Lapresse
ジュリアン・アラフィリップが第12ステージ優勝 ©Lapresse
ポガチャルが11区間連続でマリアローザを着用 ©Fabio Ferrari/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)ジョナサン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マリアビアンカ(新人賞)アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーンビクトリアス)

アラフィリップがドーフィネ第2S優勝、ラポルト首位堅持

第75回クリテリウム・デュ・ドーフィネが6月5日に第2ステージを行い、ジュリアン・アラフィリップ(フランス、スーダル・クイックステップ)がゴール勝負を制して優勝した。

アラフィリップがカラパスとラポルトを制してクリテリウム・デュ・ドーフィネ第2ステージ優勝 ©A.S.O Billy Ceusters

前日に首位に立ったユンボ・ビスマのクリストフ・ラポルト(フランス)がその座を守った。

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第2ステージでマイヨジョーヌを着るラポルト ©A.S.O Billy Ceusters
クリテリウム・デュ・ドーフィネ第2ステージ ©A.S.O Billy Ceusters
クリテリウム・デュ・ドーフィネ第2ステージ ©A.S.O Billy Ceusters

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第2ステージを終えての総合成績
1 クリストフ・ラポルト(フランス、ユンボ・ビスマ)7時間38分13秒
2 ジュリアン・アラフィリップ(フランス、スーダル・クイックステップ)0秒
3 リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)4秒遅れ

第1集団を形成する選手たち ©A.S.O Billy Ceusters

●4賞ジャージ
個人総合成績=クリストフ・ラポルト(フランス、ユンボ・ビスマ)
ポイント賞=クリストフ・ラポルト(フランス、ユンボ・ビスマ)
山岳賞=ドナバン・グロンダン(フランス、アルケア・サムシック)
□新人賞=ルネ・ヘレホーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第2ステージ ©A.S.O Billy Ceusters

アラフィリップ、マイヨジョーヌ【ツール・ド・フランス1S】

第108回ツール・ド・フランスが6月26日に開幕した。ブルターニュ半島最先端のブレスト〜ランデルノー間197.8kmで行われた第1ステージは、世界チャンピオンのジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)が最後の上り坂で単独となり区間優勝。

第1ステージでマイヨジョーヌを獲得したアラフィリップ ©A.S.O. Pauline Ballet

フランス勢が初日を制したのは20年ぶり。世界チャンピオンの称号である5色の虹色ジャージー、アルカンシエルを着用した同国選手としては3人目。アラフィリップは総合成績で首位に立ち、黄色いリーダージャージ、マイヨジョーヌを獲得した。

ツール・ド・フランス第1ステージが正式スタート ©A.S.O. Pauline Ballet
ブルターニュ地方の特徴的な石造りの建造物の中を行く ©A.S.O. Charly Lopez
2021ツール・ド・フランス第1ステージを走るシモン・ゲシュケら選手たち ©A.S.O. Charly Lopez

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)
マイヨベール(ポイント賞)ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)イーデ・スヘリンフ(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

2021ツール・ド・フランス第1ステージ ©A.S.O. Charly Lopez

≫≫第2ステージにすすむ

🇫🇷ツール・ド・フランス2021特集サイト
🇫🇷ツール・ド・フランス公式サイト

アラフィリップがティレーノ〜アドリアティコ第2ステージV

イタリア半島をはさむティレニア海とアドリア海を結ぶ7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコは3月11日に第2ステージが行われ、世界チャンピオンのアルカンシエルを着用したジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥークニンク・クイックステップ)が優勝。2019年の区間2勝に続く、大会通算3勝目を挙げた。

世界チャンピオンのアラフィリップがティレーノ〜アドリアティコ第2ステージ優勝。左が2位マチュー・ファンデルプール、右が3位ファンアールト ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

総合成績では、前日に首位に立ったユンボ・ビスマのワウト・ファンアールト(ベルギー)が同タイムの3位で首位を守った。4秒遅れの総合2位にアラフィリップ。

ティレーノ〜アドリアティコ第2ステージ ©Marco Alpozzi – LaPresse
ワウト・ファンアールトをけん引するユンボ・ビスマチーム ©Marco Alpozzi – LaPresse
ワウト・ファンアールトが首位を守った ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

ティレーノ〜アドリアティコ初日はファンアールト優勝(2021年3月11日)
●ティレーノ〜アドリアティコのホームページ

スペシャライズドから世界チャンピオンのアパレル登場

スペシャライズドの新しいワールドチャンピオンコレクションが発売された。2020年はスペシャライズドを使用するバンサン・ルイ、ジュリアン・アラフィリップ、トム・ピッドコック、ジョージア・テイラーブラウン、アンナ・ファンデルブレッゲンの5選手が世界チャンピオンとなっている。

レインボージャージはサイクリング界における最大の偉業であり、プロサイクリストたる者、いつかはその世界チャンピオンの証を手に入れようと夢見るものだ。2020シーズンは新型コロナウイルス感染拡大の制約が多いにも関わらず、5選手が自らの夢を信じ続け、そして見事に実現させた。

フーディ、ロングスリーブシャツ、ハットからなる美しいレインボーカラーのWorld Champion Apparelは、スペシャライズドのアスリートによる偉業を称え、夢を決して諦めないよう語りかけている。

WORLD CHAMPIONS LONG SLEEVE T-SHIRT

価格:4900円(税別)
カラー:ブラック
サイズ:XS、S、M、L、XL
• drirelease® ポリエステル生地が水分を排出し、肌をベタつかせません  
• スクリーンプリントのブランドロゴ入り  
• 快適でカジュアルなシルエットのレギュラーフィット  
• 素材: ポリエステル 85%、コットン 15%

WORLD CHAMPIONS PULL OVER HOODIE

価格:9800円(税別)
カラー:ブラック
サイズ:S、M、L、XL
• ブランドロゴ入りのプルオーバーフーディ  
• 生地厚350gsmのFrench Terry フリース生地  
• ゆったりとして快適なレギュラーフィット

NEW ERA WORLD CHAMPIONS CLASSIC HAT

価格:3900円(税別)
カラー:ブラック
サイズ:ワンサイズ
• サイズ調整可能なNew Era Premium ハット  
• クラシックでカジュアルなデザインとフィット  
• 素材: 編み込みコットン 100%

商品入荷は2月を予定。初回入荷店舗はコンセプトストア、エリートショップ、オンラインストアとなる。

●スペシャライズドの詳細ページ
●スペシャライズドのコンセプトストア、ELITEショップ

アラフィリップ痛恨…ログリッチに差された上に降格処分

ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が10月4日にベルギーで開催されたリエージュ〜バストーニュ〜リエージュで優勝した。世界チャンピオンの称号であるアルカンシエルを着用したドゥークニンク・クイックステップのジュリアン・アラフィリップ(フランス)は5選手によるゴール勝負で勝利を確信して両手を広げたが、ログリッチが先着。さらにゴール前の走路妨害で5位に降格となった。

アラフィリップが両手を広げたが、左のログリッチが先着。アラフィリップはさらに降格となり、2位がマルク・ヒルシ、3位がタデイ・ポガチャルに ©A.S.O. Gautier Demouveaux

現在まで開催されている自転車ロードレースで最古の歴史を誇る大会は、ツール・ド・フランス総合優勝のタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)、世界選手権3位のマルク・ヒルシ(スイス、サンウェブ)らが優勝を争って激しいゴール勝負を展開。

世界チャンピオンの称号であるアルカンシエルを着用して登場したジュリアン・アラフィリップ ©A.S.O. Gautier Demouveaux

アラフィリップがゴールスプリントで突き放してトップフィニッシュを確信したが、最後までスピードをゆるめなかったログリッチにかわされた。ログリッチは大会初優勝。アラフィリップは5人の集団の最下位に降格となり、表彰台には2位ヒルシ、3位ポガチャルが立った。

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュが2020年はコロナ禍により10月4日に開催された ©A.S.O. Gautier Demouveaux
世界チャンピオンのアラフィリップ。左はマルク・ヒルシ ©A.S.O. Gautier Demouveaux
ツール・ド・フランスと世界選手権の雪辱を果たしたログリッチ ©A.S.O. Gautier Demouveaux
アラフィリップの降格処分を受けて表彰台下で顔を合わせたポガチャル(左)とヒルシ ©A.S.O. Gautier Demouveaux
雨模様のスタートとなり、世界チャンピオンのアンナ・ファンデルブレッゲンもアルカンシエルの上にレインウエアを着用 ©A.S.O. Thomas Maheux
女子のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュは男子と同日に距離135kmで行われた ©A.S.O. Thomas Maheux
女子はエリザベス・デイニャンが独走勝利 ©A.S.O. Thomas Maheux
女子優勝はトレック・セガフレードのエリザベス・デイニャン。左が2位グレース・ブラウン、右が3位エレン・バンダイク ©A.S.O. Thomas Maheux

●リエージュ〜バストーニュ〜リエージュのホームページ