フルーム先生が中学でツール・ド・フランスを熱く語る

ツール・ド・フランスで4度の総合優勝を誇る英国のクリストファー・フルーム(イネオス)が、さいたま市立大宮国際中等教育学校で教壇に立った。2019年10月24日、日本の中学校生徒を前に、ツール・ド・フランスの歴史やロードレースについて熱心に語った。

さいたま市立大宮国際中等教育学校の生徒たちがフルーム先生と記念写真

フルームは10月27日に開催されるツール・ド・フランスさいたまクリテリウムに出場するために授業の数時間前に来日。今回の学校訪問は、さいたまクリテリウムに出場する海外選手との交流を通じて、生徒に海外の自転車文化に関心を持ってもらうことを目的として大会主催者が企画したもの。

ツール・ド・フランスを主催するA.S.O.(Amaury Sport Organisation)の代表者とともに、ツール・ド・フランスを語る夢授業「さいたまクリテリウムDREAM TEACHER」としてフルームは教壇に立った。

フルームが訪れた中学は2019年4月開校の新設校で、この日は1年生ばかり26人が授業に参加した。

生徒たちの人垣をぬって登場するフルーム先生

「ツール・ド・フランスはヨーロッパでも最も有名で注目されるスポーツ。テレビやラジオだけでなく沿道に立てば実際に目で見て、選手のエネルギーを感じることができる」

2016年のモンバントゥーのシーンが上映されたときは、「大観衆が押し寄せたことで転倒してしまい、自転車が壊れたので、走らなくちゃならなかった。あまりこういったシーンはないんだけど、とにかく走ってもレースを続けたかった」とちょっと照れ笑いを浮かべながらも状況を説明。

「ツール・ド・フランスは本当にタフなレースで、1日でも大変なのにそれが3週間も続く。朝起きたときに今日はもうダメかもしれないと思うときもあるけど、パリを目指して頑張るんだと自分を奮い立たせるんだ」と続けた。

マイヨジョーヌの思いを語るフルーム先生

好きなのはスペイン国境にあるピレネー山脈だという。とてもタフなステージの連続ではあるが、美しいので大好きだという。

「ツール・ド・フランスで勝負を決めるのは山岳ステージ。ひとつの峠をクリアするのに1時間はかかり、それが1日に3つも4つもある。そんな過酷な山岳を乗り切って過去4回勝っているけれど、マイヨジョーヌを着てその伝統としてパリにゴールするのは格別な思いがある。最終日はもう勝敗が決まっているのでもう戦わなくていい。スタートしてからチームメートやこれまで戦ってきた選手たちと少しだけシャンパンで乾杯するんです」

フルームは先生になっても優等生だった

切れ味鋭い生徒たちの質問

フルーム先生の授業後半は質疑応答。以下は生徒たちの質問とそれに応じたフルームのコメント。

●どんな言語を使っているのですか?

「ツール・ド・フランスは1チーム8人編成だからいろんな国の選手がいる。お互いの言語をできるだけ理解して、コミュニケーションを取るのが大事なんだ」

●ウエイトコントロールは?

「山岳を上るときは体重が軽いほうがいいので、目標としているレースに挑むときはダイエットすることもある。それでもレース中はかなりのエネルギーを使うので、しっかりと栄養を取ることも大事。レースを走った後はたった1日で4〜5kgも体重が落ちてしまう。そのためにもエネルギーは必要なんだ」

●困難にぶつかったときは

「ボクはプロのサイクリストなんだと自分を鼓舞する。たくさんのサイクリストがこの世界で走ることを夢を見て、プロになれなかった人もある。ボクはそんな世界にいるのだから、それは最高に幸せで、なにごともあきらめちゃいけないんだと言い聞かせる」

●あなたにとってのツール・ド・フランスとは?

「自分への感謝です。多くの人が関わっていて、言語や文化が異なる人たちがここでひとつになって結びつく。これほど素晴らしいことはないです。貴重なイベントだと心から思っています」

中学生による和楽器演奏も楽しんだ

自転車に関心のなかった生徒たちも

「背が高くてカッコよかったです。事前にツール・ド・フランスのことを調べていて、上りに強い人もいれば筋肉のガッシリとした人もいると知りました。実際にフルーム選手を見て、なんて細いんだろうとびっくりしました」

1年2組の稲村優来さん(13)。スポーツはこれまで新体操をしていたが、自転車レースはまったく関心がなく、市内で開催されていたツール・ド・フランスさいたまの存在も気づかなかったという。

「自転車レースは大変そうなのでやりたいとは思いませんが、沿道で観戦したい。ツール・ド・フランスさいたま大会当日は絶対に見にいこうと思います。フランスも美しい景色に憧れていて、本当のツール・ド・フランスを見にいけたら最高です」

ラプランシュ・デ・ベルフィーユにゴールした2017年の第5ステージでフルームがマイヨジョーヌ。その後一度はアルーに譲るが最終的に総合優勝する

2020年はツール・ド・フランス最多優勝記録となる5回目の総合優勝に挑みたいというフルーム。 プロ1年目の2007年にツアー・オブ・ジャパンに参戦し、伊豆ステージでプロ初勝利を挙げた。ツール・ド・フランスさいたまは7回目の開催となるが、フルームは2年ぶり6回目の参戦。 親日家として知られるフルームだけに、中学生による和楽器演奏も楽しみ、より一層日本の文化に接する機会を喜んでいた。

2007ツアー・オブ・ジャパンでプロ初勝利を挙げたクリストファー・フルーム

2020東京、被災地への思い…ツール・ド・フランス最多優勝に挑むフルーム

●ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムのホームページ

ツール・ド・フランス記録集(1903年から2019年まで)

●個人総合優勝回数
5勝
ジャック・アンクティル(フランス)1957,1961,1962,1963,1964
エディ・メルクス(ベルギー)1969,1970,1971,1972,1974
ベルナール・イノー(フランス)1978,1979,1981,1982,1985
ミゲール・インデュライン(スペイン)1991,1992,1993,1994,1995
4勝
クリストファー・フルーム(英国)2013,2015,2016,2017
3勝
フィリップ・ティス(ベルギー)1913,1914,1920
ルイゾン・ボベ(フランス)1953,1954,1955
グレッグ・レモン(米国)1986,1989,1990

●マイヨジョーヌ着用日数
エディ・メルクス(ベルギー)111*
ベルナール・イノー(フランス)79*
ミゲール・インデュライン(スペイン)60
クリストファー・フルーム(英国)59
ジャック・アンクティル(フランス)52*
*ドゥミタップ(午前と午後にそれぞれ行われる半ステージ)を含む

●ステージ優勝回数
エディ・メルクス(ベルギー)34
マーク・カベンディッシュ(英国)30
ベルナール・イノー(フランス):28

●1大会のステージ優勝回数
シャルル・ペリシエ(フランス、1930)8
エディ・メルクス(ベルギー、1970・1974)8
フレディ・マルテンス(ベルギー、1976)8

●ポディウム(総合1位から3位までの表彰台)
レイモン・プリドール(フランス)8

●参加回数
シルバン・シャバネル(フランス)18
ジョージ・ヒンカピー(米国)17
イェンス・フォイクト(ドイツ)17

●ポイント賞
ペテル・サガン(スロバキア)7

●山岳賞
リシャール・ビランク(フランス)7

●新人賞
ヤン・ウルリッヒ(ドイツ)3
アンディ・シュレック(ルクセンブルク)3

●国籍別の総合優勝回数
フランス:36勝
ベルギー:18勝
スペイン:12勝
イタリア:10勝
英国:6勝
ルクセンブルク:5勝
米国:3勝
オランダ:2勝
スイス:2勝
ドイツ:1勝
オーストラリア:1勝
コロンビア:1勝
デンマーク:1勝
アイルランド:1勝

●優勝者と2位の最小タイム差
8秒:1989年(優勝グレッグ・レモン、2位ローラン・フィニョン)

●優勝者と2位の最大タイム差
2時間49分21秒:1903年(優勝モーリス・ガラン、2位ルシアン・ポチエ)

●最年長優勝
フィルマン・ランボー(ベルギー、1922):36歳

●最年少優勝
アンリ・コルネ(フランス、1904):20歳
第二次世界大戦後の最年少優勝はエガン・ベルナル(コロンビア、2019):22歳

●メディア

取材メディア数:500
記者・カメラマン:45カ国・1800人
テレビ放送:190カ国、100系列局、うち生中継60局
総放送時間:7000時間
公式サイト:1700万ユニークユーザー、2億2200万ページビュー
SNS(Facebook・ツイッター・インスタグラム・YouTube):7500万フォロワー
モバイルアプリ230万ダウンロード
映像視聴者7340万人

🇫🇷ツール・ド・フランス特集サイト
●ツール・ド・フランスの公式サイト

賞金総額2億9000万円、山岳区間8…2020ツール・ド・フランス分析

2020年6月27日から7月19日まで開催される第107回ツール・ド・フランスのルートが発表された。23日間で総距離3470km。ニースで開幕してパリにゴールするまで一度も海外に出ないルートとなり、フランスの6地域、32県を訪問する。

有力選手らが壇上に並ぶ ©A.S.O. Thomas Colpaert

●ステージ
平たんステージ:9
起伏のあるステージ:3
山岳ステージ:8、うち頂上ゴール4(オルシエール・メルレット、ピュイメリー、グランコロンビエール、メリベル・ラロズ峠)
個人タイムトライアル:1
休息日:2

●山岳(カテゴリー超級、1級、2級の数)
アルプス13
中央山塊7
ピレネー5
ジュラ3
ボージュ1

●ボーナスタイム
個人タイムトライアルを除くステージで1着10秒、2着6秒、3着4秒のボーナスタイム

●ボーナスポイント
8カ所の峠にボーナスポイントを設定。1着通過8秒、2着5秒、3着2秒のボーナスタイム第2ステージ カトルシュマン峠
第6ステージ リュゼット峠
第8ステージ ペイルスールド峠
第9ステージ マリーブランク峠
第12ステージ ショメイ
第13ステージ ヌロンヌ峠
第16ステージ サンニジエ・デュ・ムシュロットの上り
第18ステージ プラトー・デ・グリエールの上り

●賞金
賞金総額230万ユーロ(約2億9000万円)
うち総合優勝50万ユーロ(約6300万円)

第2ステージはオートペイと名づけられたニースの大回りコース
第4ステージのオルシエール・メルレット
第6ステージのモンエグアル
第8ステージ カゼール・シュル・ガロンヌ〜ルダンビエル
第9ステージ ポー〜ラランス
第13ステージ シャテルギヨン〜ピュイマリーカンタル
第15ステージのサルドフロマンテルとラビシュ峠
第15ステージのゴールはグランコロンビエール
第16ステージ ラツールデュパン〜ビラールドランス
第17ステージのマドレーヌ峠とメリベル・ラロズ峠
第18ステージ メリベル〜ラロシュ・シュル・フォロン
第20ステージはラプランシュ・デ・ベルフィーユに駆け上がる36km個人タイムトライアル

ツール・ド・フランス記録集(1903ー2019)

🇫🇷ツール・ド・フランス特集サイト
●ツール・ド・フランスの公式サイト

ぜんぶ山だ! 2020ツール・ド・フランスのコース発表

2020年6月27日から7月19日まで開催される第107回ツール・ド・フランスのルートが、10月15日にフランスのパリ国際会議場で発表され、タイトルホルダーのエガン・ベルナル(コロンビア)や4度の総合優勝者クリストファー・フルーム(英国)を含む4000人の観客の前で発表された。

その特徴をひとことで表せばフランス全土の山岳ツアー。山岳スペシャリストに有利なコース設定となった。オルシエール・メルレットのゴール。ラ・プランシュ・デ・ベルフィーユでのタイムトライアル。ピュイメリー。グランコロンビエール。メリベルなど。

有力選手らが壇上に並ぶ ©A.S.O. Thomas Colpaert
クリストファー・フルーム(左)とエガン・ベルナル ©A.S.O. Thomas Colpaert
ジュリアン・アラフィリップとティボー・ピノ。後列にはかつての総合優勝者ベルナール・テブネやベルナール・イノーが見守る ©A.S.O. Thomas Colpaert
最終日のパリを含めて3ステージしか平たんステージがない

ツール・ド・フランスがフランスにある5つの山岳地帯をすべて訪問するのは異例。山岳ステージは大会2日目から始まり、パリにがい旋する前日まで、20日間に渡って断続的に出現する設定は前例がない。

第10ステージは西海岸に隣接した2つの島もコースに。第15ステージはピラミッドの形をしたグランコロンビエール峠にゴールする勝負どころ。さらに最終日前日にはラ・プランシュ・デ・ベルフィーユに駆け上がる唯一の個人タイムトライアルが設定された。つまり最終日前日を終えないとマイヨジョーヌの最終着用者が決まらないということだ。

●2020ツール・ド・フランスのコース

6月27日 第1ステージ ニース〜ニース 156km
6月28日 第2ステージ ニース〜ニース 187km★★
6月29日 第3ステージ ニース〜システロン 198km★
6月30日 第4ステージ システロン〜オルシエール・メルレット 157km★★
7月1日 第5ステージ ガップ〜プリバ 183km★
7月2日 第6ステージ ルテイユ〜モンエグアル 191km★★★
7月3日 第7ステージ ミヨー〜ラボール 168km
7月4日 第8ステージ カゼール・シュル・ガロンヌ〜ルダンビエル 140km★★★
7月5日 第9ステージ ポー〜ラランス 154km★★★
7月6日 休日
7月7日 第10ステージ オレロン島〜レ島 170km
7月8日 第11ステージ シャトライヨン・プラージュ〜ポワティエ 167km
7月9日 第12ステージ ショビニー〜サランコレズ 218km★
7月10日 第13ステージ シャテルギヨン〜ピュイマリーカンタル 191km★★
7月11日 第14ステージ クレルモンフェラン〜リヨン 197km★
7月12日 第15ステージ リヨン〜グランコロンビエール 175km★★★
7月13日 休日
7月14日 第16ステージ ラツールデュパン〜ビラールドランス 164km★★
7月15日 第17ステージ グルノーブル〜メリベル・ラロズ峠 168km★★★
7月16日 第18ステージ メリベル〜ラロシュ・シュル・フォロン 168km★★★
7月17日 第19ステージ ブールアンブレス〜シャンパニョール 160km★
7月18日 第20ステージ リュール〜ラプランシュ・デ・ベルフィーユ 36km(個人タイムトライアル)★★
7月19日 第21ステージ マントラジョリ〜パリ・シャンゼリゼ 122km
★は難易度

ピレネーの第8ステージ
ピレネー山脈が舞台となる第9ステージ
中央山塊で行われる第13ステージ
第16ステージ
第18ステージはアルプス
第20ステージは大会唯一の個人タイムトライアル
左から4人目がクリスティアン・プリュドム、その右がニースのクリスティアン・エストロージ市長、右端が元政府閣僚でオクシタニー地域圏議会のキャロル・デルガ議長 ©A.S.O. Thomas Colpaert

ツール・ド・フランス記録集(1903ー2019)

🇫🇷ツール・ド・フランス特集サイト
●ツール・ド・フランスの公式サイト

2020ツール・ド・フランス コースは10月15日18時30分発表

2020年6月27日に開幕する第107回ツール・ド・フランスのコース全容が10月15日(火)にWebで世界同時配信される。発表会場はパリ国際会議場で、現地時間11時30分から。日本時間は同日18時30分から。インターネットのライブストリーミングで視聴できる。

2020ツール・ド・フランスはニース開幕 ©ASO / Timothe RENAUD

●ツール・ド・フランス公式サイト
●ツール・ド・フランス公式facebookページ

ツール・ド・フランスの最初の2日間のステージは3月18日にすでに発表されている。第1ステージと翌28日の第2ステージともにスタートとゴールはニース。初日は小さな周回コースを回り、2日目は大きな周回コースで内陸地の山岳も含まれる。

地中海に面したニース ©Atout France/Jean François Tripelon−Jarry

23日間の日程で開催されるツール・ド・フランスは近年は7月の第1土曜日に開幕してきた。しかし2020年は東京オリンピックが7月24日(金)に開幕。25日(土)には男子ロードが最初の決勝種目として行われる。例年のように7月第1週にツール・ド・フランスが開幕すると、有力選手のほとんどは東京五輪に出られない事態となった。

主催者ASOは開幕日を開催期間を1週間前倒しして6月27日(土)開幕とした。ツール・ド・フランスが東京オリンピックに譲歩したことになる。

●2020年のグランツールと東京五輪の開催日程
5月9日〜31日 ジロ・デ・イタリア(ハンガリー・ブダペスト開幕)
6月27日〜7月19日 ツール・ド・フランス(ニース開幕)
7月24日〜8月9日 東京五輪
8月14日〜9月6日 ブエルタ・ア・エスパーニャ(オランダ・ユトレヒト開幕)

エタップ・デュ・ツールは初ニース…7月5日に開催へ

ツール・ド・フランスの1区間を一般サイクリストが走る人気イベント、エタップ・デュ・ツール・ド・フランスは30回目の開催となる2020年、7月5日にニースを発着とする177kmで開催される。10月3日に主催者が発表し、参加者1万6000人の募集を10月21日から開始する。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

一般サイクリストが世界最高峰の自転車レースの1ステージを走れることで知られる大会。2020年はツール・ド・フランスの第2ステージとして6月28日に開催されるニース〜ニース間のコースとなった。ただしツール・ド・フランス第2ステージは残り13kmでニースのフィニッシュラインをいったん通過し、周回コースを走ってゴールとなるが、エタップ・デュ・ツール・ド・フランスではその部分がカットされ、距離はそれだけ短くなった。

エタップ・デュ・ツール・ド・フランスのコース高低表

これまでのエタップ・デュ・ツール・ド・フランスは本大会に先行して開催されたが、2020年は初めて本大会が1週間前に行われる。エタップ参加者は自らが苦闘したコースをプロ選手らがどれだけのスピードで走っていくかを目撃するのも魅力だったが、2020年はプロ選手の走りを見てからそれぞれが難関コースに挑むことになった。

また例年、10月末のツール・ド・フランスのコース発表後にエタップがどのステージになるかが明らかになったが、今回は全容発表に先だってステージが明かされた。2020年のツール・ド・フランスが東京五輪開催のため通常より1週間早く開催されること、またニースを拠点として行われる開幕から2日間のコースがすでに発表されているなどの要因がある。

エタップ・デュ・ツールのスタートはニースの目抜き通り、プロムナード・デザングレ ©Atout France/Emmanuel Valentin

スタートとゴールがニース市街というループコースが採用されたのもエタップ・デュ・ツール初。参加者にとってはゴール後の帰着が楽になり、運営も負担が軽減される。コースには標高1500mのコルミアーヌ峠、1607mのテュリーニ峠が待ち構え、相変わらずの厳しさ。

ツール・ド・フランス主催者ASOはこれまで「エタップ・デュ・ツール」としていた大会名称を「エタップ・デュ・ツール・ド・フランス」に変更した。

2020年の第107回ツール・ド・フランスのコース発表は10月15日に行われる。

最後に訪れるのは「世界で一番訪れてみたい村」と言われるエズ ©P MASSON
最終日のシャンゼリゼでは2019開幕地ブリュッセルから2020年のニースにバトンリレー ©ASO Pauline BALLET

●エタップ・デュ・ツール参戦ツアー(国際興業トラベルのホームページ)