「ツール・ド・フランスを旅するテクを教えます」と題した取材者日記が、第1ステージからページ下段の矢印を押していくとステージを1つずつ追って最後まで読めるようになりました。
「ツール・ド・フランスを旅するテクを教えます」という連載コラムは、2018ツール・ド・フランスを取材しながら、フランス全土を移動しながら旅したエピソードをまとめたものです。レースレポートは別にして、ツール・ド・フランスを現地で追いかけるための「細かすぎる」ノウハウが23日間にわたって紹介されています。
自転車のある快適生活を応援するスポーツコンテンツ
「ツール・ド・フランスを旅するテクを教えます」と題した取材者日記が、第1ステージからページ下段の矢印を押していくとステージを1つずつ追って最後まで読めるようになりました。
「ツール・ド・フランスを旅するテクを教えます」という連載コラムは、2018ツール・ド・フランスを取材しながら、フランス全土を移動しながら旅したエピソードをまとめたものです。レースレポートは別にして、ツール・ド・フランスを現地で追いかけるための「細かすぎる」ノウハウが23日間にわたって紹介されています。
米国の元自転車選手ランス・アームストロング(46)が、薬物・アルコール依存の治療に専念することになったかつてのライバル、ヤン・ウルリッヒ(44)を激励するためにドイツを訪れ、8月18日に言葉を交わした。アームストロングが自身のインスタグラムで報告した。
ウルリッヒは1997年のツール・ド・フランス総合優勝者だが、その後は2位が多く、栄冠まであと一歩という日々が続いた。その前に立ちはだかったのがアームストロングだ。1999年から2005年まで前人未踏のツール・ド・フランス7連覇を達成。最大のライバルであるウルリッヒの野望を常に打ち砕いてきた。アームストロングの記録はのちにドーピング違反により抹消になるのだが、2007年に引退したウルリッヒの人生も大きく狂っていく。
勝てないことへの焦燥感から、ドラッグに手を出し、さらにアルコールで気を紛らわせる生活に転落。スペインのマジョルカ島では隣人への脅迫行為で逮捕され、その翌週となる8月10日には女性への暴行容疑で身柄を拘束された。釈放後に精神疾患を発症し、その原因である薬物・アルコール依存の治療のために入院を決意。それを知ったかつてのライバル、アームストロングが激励するためにドイツを訪問したという。
⚫関連ニュース
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムトークショー、8月31日(金)南青山「OVE」で開催
観覧者40人募集! さいたまクリテリウム観覧席入場券が当たる抽選会も実施
8月31日(金)に南青山にあるカフェ「LIFE CREATION SPACE OVE」でツール・ド・フランスやさいたまクリテリウムにまつわるトークショーを開催する。放送では伝わらないツール・ド・フランスや、開催された街の様子、その名を冠したさいたまクリテリウムの魅力など、初心者からベテランまで楽しめる見どころを紹介する。
トークショーには、ツール・ド・フランスの取材を30年間続けているスポーツジャーナリストの山口和幸氏と、東海大学講師の押見大地氏が登壇。スポーツマネジメント・スポーツマーケティングの分野を専門に研究されている押見氏には、さいたまクリテリウムの開催が地域にもたらすさまざまなインパクトについて専門的な知見を交えながら話してもらう。
特典としてトークショーの参加者全員にさいたまクリテリウムオリジナルステッカーとコースターをプレゼント。さらに、さいたまクリテリウムの観覧席入場券やオフィシャルグッズなど豪華景品が当たる抽選会も実施。トークショーの観覧を希望する人は下記まで。
●ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムトークショーの申し込み
⚫関連ニュース
砂田弓弦監修、本場のレースシーンをグラフィックにレポートする自転車ロードレースマガジン「ciclissimo(チクリッシモ)」は8月18日(土)発売のNo.58で、ツール・ド・フランス2018の熱き闘いを振り返る大特集を掲載する。総合覇者ゲラント・トーマスとディフェンディングチャンピオン、クリストファー・フルームの間に発生した“下剋上”の内幕を現地取材班が徹底レポートするなど、大会の全貌をどこよりも詳しく、そして面白く伝える。
特別付録・ツール2018出場22チームジャージステッカーと総合覇者G・トーマス/チームスカイの両面刷りポスターが付いて、定価は1480円(税込み)。興奮と感動に包まれて閉幕したツール・ド・フランス2018の余韻に浸るにはうってつけの1冊。永久保存版。
■発売日:2018年8月18日(土) ■付録とも定価:1480円(税込み)
■A4ワイド判 ■全124ページ ■発行元:八重洲出版
■主な内容:
●巻頭特集 徹底検証! ツール2018激戦記
総括・第105回ツール・ド・フランス〜熱き闘いの主役たち/インサイドストーリー G・トーマス vs C・フルーム〜並び立つ両雄の本音に迫る!/特別対談 栗村修×サッシャ 今年のツールはここがスゴかった!/第105回大会 全21ステージ詳報/ジャーナリスト・宮本あさかのツール取材日記/ツール2018チーム機材徹底解説 etc.
●ロード世界選手権/ジャパンカップ/さいたまクリテリウム 観戦ガイド
<特別付録>
①ツール2018出場全22チームジャージイラストステッカーシート
②ツール2018撮り下ろし G・トーマス/チームスカイ A2判スペシャルポスター
⚫関連ニュース
最近のツール・ド・フランスで14度の総合優勝を遂げたイタリアの自転車ブランド、ピナレロ。ゲラント・トーマスのツール・ド・フランス初制覇を記念したマイヨジョーヌバージョン、クリストファー・フルームのグランツール6勝を記念したFROOME 4-1-1など特別仕様のDOGMA F10シリーズが発売される。
2018年もツール・ド・フランスでスカイの活躍を支えたDOGMA F10、フルームとトーマスのダブルエース体制で挑んだツール・ド・フランスは、ゲラント・トーマスが初制覇を成し遂げた。トーマスが圧巻の走りでマイヨジョーヌを確実にしたラルプデュエズの第12ステージ、シャンゼリゼに凱旋したときに乗っていた記念すべきイエローバイクなど、スペシャルエディションを発売。日本でも購入できる。
DOGMA F10はTORAYCA T1100G 1K ナノアロイカーボンファイバーを使用し、エアロダイナミクスを追求しながらも、フレームの重量を6.5%軽減し、剛性は7.1%アップしている。
スカイはこのDOGMA F10だけでなくステージに応じてフレームを使い分けた。厳しい山岳ステージではDOGMA F10 Xlight、パリ〜ルーベを彷彿させる石畳ステージではDOGMA K10-S eDSSやDOGMA K10を使用し、圧倒的なパフォーマンスを見せつけた。その結果、2018年はトーマスが初の個人総合優勝に輝き、ピナレロはツール・ド・フランス14勝目を獲得することになる。
今回の各スペシャルエディションは、DOGMA F10、DOGMA F10 DISK、DOGMA F10 Xlightの3モデルを選択することが可能。
YELLOW TDF 2018
415 – YELLOW TDF 2018 – DOGMA F10 フレームセット:76万円(税別)
417 – YELLOW TDF 2018 – DOGMA F10 Disk フレームセット:78万円(税別)
416 – YELLOW TDF 2018 – DOGMA F10 XLight フレームセット:98万円(税別)
写真は選手の実車で、発売されるフレームセットのデザインとは細部が異なり、手書きのサインは入らず。
BLACK TDF 2018
418 – BLACK TDF 2018 – DOGMA F10 フレームセット:68万円(税別)
420 – BLACK TDF 2018- DOGMA F10 Disk フレームセット:70万円(税別)
419 – BLACK TDF 2018- DOGMA F10 XLight フレームセット:90万円(税別)
※写真は選手の実車で、発売されるフレームセットのデザインとは細部が異なる場合がある。
FROOME 4-1-1 Edition
そして、2回目の休息日にお披露目され、ツール・ド・フランス終盤でフルームが乗っていた、グランツールで6勝したことを記念したFROOME 4-1-1 エディションも同時発売。
411 – FROOME 4-1-1 – DOGMA F10 フレームセット:68万円(税別)
413 – FROOME 4-1-1 – DOGMA F10 Disk フレームセット:70万円(税別)
412 – FROOME 4-1-1 – DOGMA F10 XLight フレームセット:90万円(税別)
※写真は選手の実車で、発売されるフレームセットのデザインとは細部が異なる場合がある。
フロントフォークにはツール、ブエルタ、ジロのグランツールで計6勝を修めたことを表すイエロー、レッド、ピンクのラインが入る。トップチューブにはフルームのキャラクターであるライノ(サイ)のイラストと、勝利を修めたツール4勝、ブエルタ1勝、ジロ1勝の記録が誇らしく記されている。
⚫関連ニュース
ツール・ド・フランスは全日程を走って最も所要時間が少なかった選手が総合優勝となる競技。記録の集計は栄冠の行方を左右するだけに重要だ。さらには世界180カ国に放送されるだけに、実況者に瞬時に着順を提供するシステムも欠かせない。大会を支える公式タイムキーパー「ティソ社」の最新システムをチェックした。
大集団のゴールでも一瞬で順位を判別
各ステージのゴールタイムと着順は最先端の写真判定機・選手のフレームに搭載されたセンサーをゴールゲートの読み取り装置で収集し、各選手が何位で何秒でゴールしたのか、高精度にそして瞬時に判定する。このデータは世界各国のテレビ実況者の手元にすぐに表示されるようになっていて、暫定記録として生中継の実況コメントに活用できるようになっている。
記録の正確性を維持するために多くの最先端の技術システムを必ず2つ配置して、どちらかの不具合があった場合のバックアップ体制は欠かせない。電子計測と写真判定を併用するのも精度を高めるための技術だ。ゴールラインを通過した選手のフレームにつけられたトランスポンダーという機器から発信された信号をゴールラインの受信機読み取る。コンピュータシステム上に識別した選手の順位がリストアップされ、あっという間に選手の着順と所要時間が分かるという仕組みだ。
ただしこれは暫定順位。トランスポンダーが取りつけられているフレームの位置が選手によってまちまちだからだ。ルール上は前輪の先端がゴールラインを通過した順に順位が与えられる。そこで登場するのが写真判定機。ゴールラインを斜め上から撮影するカメラがあって、毎秒1万枚を連続撮影する。選手の着順はミリ単位で判別できるので、肉眼で判断できない接戦でも優劣が特定できるという。
ゴール横のクロノポールで作業を進行
ステージ優勝や各賞の得点配分が関わる着順は、ゴール横に設営された「クロノポール」と呼ばれるブースで8人の計測スタッフが管理。自転車競技のコミッセール(審判)と共同で確認しながら最終的な着順を決定していく。大勢に影響のない大集団中盤以降の着順はセンサーによって自動判定。これによって極めて短時間で正式記録が全世界に配信されるというわけ。
ゴールタイムは1000分の1秒まで計測されるが、自転車競技ルールによってコンマ以下のタイムは切り捨て。そして同じ集団でゴールした選手は先頭選手のタイムがすべての選手に与えられるという自転車競技の特性もある。最終的には人間が成績を確定させるのだが、最新システムがあるからこそ、全日程にわたって滞ることもなく成績が発表されていく。
タイムトライアルの際は有力選手のマシンにトランスポンダーを搭載。途中計測ポイントだけでなく、コース途中の通過ラップをすべて取得することで、例えば総合1位と2位のタイム差の変化を生中継の画面上に表示することが可能に。そんな最新システムがあるから、視聴者は刻々と変わるタイム差にハラハラできるのだ。
計測スタッフの実働時間は1日なんと16時間。中間スプリントポイントの計測もあり、ゴール班とは別の動きをする。3週間以上にわたって3500kmの旅をしながら時間を記録し続けるという、重要でありハードな業務だ。沿道のファンやテレビの前の視聴者、SNSでレース展開をチェックする人たちのために、選手とともにフランス一周の旅を続けていく。
コメントを投稿するにはログインしてください。