首位のログリッチが区間2勝目…パリ〜ニース第6S

「ルート・オ・ソレイユ=太陽への道」という愛称を持つ8日間のステージレース、パリ〜ニースは3月12日に第6ステージが行われ、マイヨジョーヌを着るユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が少人数のゴール勝負を制して優勝。首位も守った。

マイヨジョーヌを着るログリッチがパリ〜ニース第6ステージ優勝 ©A.S.O. Fabien Boukla

「こういう勝ちパターンは新しいことで、それができてうれしい。だれもが疲れているが、今日は家族が応援に来てくれていたので、全開で走った」とログリッチ。

2021パリ〜ニース第6ステージ ©A.S.O. Fabien Boukla
2021パリ〜ニース第6ステージ ©A.S.O. Fabien Boukla
2021パリ〜ニース第6ステージ ©A.S.O. Fabien Boukla
2021パリ〜ニースのニュートラルアシスタンスはシマノ ©A.S.O. Fabien Boukla

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●パリ〜ニースのホームページ

ベネット2勝目、ログリッチ首位堅持…パリ〜ニース5S

「ルート・オ・ソレイユ=太陽への道」という愛称を持つ8日間のステージレース、パリ〜ニースは3月11日に第5ステージが行われ、ドゥークニンク・クイックステップのサム・ベネット(アイルランド)がスプリント勝負を制し、第1ステージに続いて優勝した。

2021パリ〜ニース第5ステージ ©A.S.O. Fabien Boukla

個人総合成績では、前日に首位に立ったユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)がその座を守った。大会5日目で、首位が入れ替わらなかったのは今大会で初めて。

日本勢として唯一出場するバーレーンビクトリアスの新城幸也 ©A.S.O. Fabien Boukla
マイヨジョーヌのログリッチ(先頭手前) ©A.S.O. Fabien Boukla
2021パリ〜ニース第5ステージ ©A.S.O. Fabien Boukla
2021パリ〜ニース第5ステージの中間スプリント争い ©A.S.O. Fabien Boukla
サム・ベネットがパリ〜ニース第5ステージ優勝 ©A.S.O. Fabien Boukla

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●パリ〜ニースのホームページ

ログリッチがパリ〜ニース第4ステージを制して首位に

「ルート・オ・ソレイユ=太陽への道」という愛称を持つ8日間のステージレース、パリ〜ニースは3月10日に第4ステージが行われ、ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が独走勝利。個人総合成績でも前日の3位から一気に首位に躍り出た。

ログリッチがパリ〜ニース第4ステージで単独アタック ©A.S.O. Fabien Boukla

この日はボジョレーワインの産地を訪れるワインディングルート。ログリッチは最後の上り坂で単独アタックすると、後続に12秒差をつけてゴールした。

ログリッチは第3ステージの個人タイムトライアルで6秒遅れのステージ3位でフィニッシュし、総合成績で6秒遅れの3位に浮上した。この日は2位選手に12秒差をつけてゴールしただけでなく、ボーナスタイムを合計13秒獲得。この日終わって総合2位のマキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)に35秒差をつけて首位に立った。

2021パリ〜ニース第4ステージ ©A.S.O. Fabien Boukla

「間違いなくこの結果に満足していまる。昨日の個人タイムトライアルもよかった。チームも、自分自身もいい動きができていることを証明した」とログリッチ。

2021パリ〜ニース第4ステージ ©A.S.O. Fabien Boukla
2021パリ〜ニース第4ステージ ©A.S.O. Fabien Boukla

この日開幕したイタリアのティレーノ〜アドリアティコでも、チームメートであるワウト・ファンアールトが優勝したことにふれ、「今日はチームが2勝できたのがうれしい」と追加。
「大変な1日だったが、間違いなく私にとっては絶好の舞台だった。それをものにする脚を持っていたのは最高だった。最終日のニースまでは長い道のりだが、強いチームを持っているし、残りのステージも楽観的だ。ニースでの結果がどうなるか楽しみだ」

ティレーノ〜アドリアティコ初日はファンアールト優勝
2021パリ〜ニース第4ステージで優勝したログリッチ ©A.S.O. Fabien Boukla
ログリッチがパリ〜ニース第4ステージで首位に躍り出た ©A.S.O. Fabien Boukla

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●パリ〜ニースのホームページ

ログリッチがベロドール賞と世界ランキング1位の二冠

スロベニアのプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ビスマ)が2020年の自転車最優秀選手として「ベロドール」を初受賞した。また世界ランキングでも1位のまま2020シーズンを締めくくった。

ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝したログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

ログリッチはツール・ド・フランスで終盤に逆転されて初優勝を逃したが、ブエルタ・ア・エスパーニャで2年連続優勝。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでも優勝した。

同賞はフランスの自転車専門誌「ベロマガジン」が企画した賞で、サッカー専門誌「フットボール」が選考するバロンドールの姉妹賞。どちらも発行元はツール・ド・フランスを主催するメディアカンパニーのASO。

一方、ツール・ド・フランス総合優勝で同じスロベニアのタデイ・ポガチャル(UAEエミレーツ)は全スポーツ選手対象のアスリートオブザイヤーにノミネートされたが、男子部門の9位に。1位は男子がポーランドのサッカー選手ロベルト・レバンドフスキ、女子が日本のテニス選手、大坂なおみ

大坂なおみがアスリートオブザイヤー…日本人選手で初

過去のベロドール受賞者
1992 ミゲール・インデュライン(スペイン)
1993 ミゲール・インデュライン(スペイン)②
1994 トニー・ロミンゲル(スイス)
1995 ローラン・ジャラベール(フランス)
1996 ヨハン・ムセウ(ベルギー)
1997 ヤン・ウルリッヒ(ドイツ)
1998 マルコ・パンターニ(イタリア)
2002 マリオ・チポッリーニ(イタリア)
2005 トム・ボーネン(ベルギー)
2006 パオロ・ベッティーニ(イタリア)
2007 アルベルト・コンタドール(スペイン)
2008 アルベルト・コンタドール(スペイン)②
2009 アルベルト・コンタドール(スペイン)③
2010 ファビアン・カンチェラーラ(スイス)
2011 フィリップ・ジルベール(ベルギー)
2012 ブラッドリー・ウィギンス(英国)
2013 クリストファー・フルーム(英国)
2014 アルベルト・コンタドール(スペイン)④
2015 クリストファー・フルーム(英国)②
2016 ペテル・サガン(スロバキア)
2017 クリストファー・フルーム(英国)③
2018 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)
2019 ジュリアン・アラフィリップ(フランス)
2020 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア)
1999、2000、2001、2003、2004受賞のランス・アームストロングは薬物使用のためはく奪。丸囲み数字は複数受賞数

●レキップのホームページ

ゲイガンハート、ログリッチがノックダウンレースに参戦

ジロ・デ・イタリアを運営するRCSスポルトの主催による勝ち抜きバーチャルレース、チャレンジオブスターズが12月26日に開催され、ジロ・デ・イタリア総合優勝のタオ・ゲイガンハート(英国、イネオス・グレナディアス)、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)らが出場する。

2020ジロ・デ・イタリア総合優勝のゲイガンハートがバーチャルレースに参戦 ©Fabio Ferrari/LaPresse

イベントにはクライマー部門8選手、スプリンター部門8選手が出場し、1対1の対戦でトーナメントを勝ち上がっていく方式。26日の欧州中央時間午後5時にスプリンター部門、午後7時にクライマー部門が始まる。日本時間は27日午前1時、同3時となり、公式facebookなどで視聴できる。

●チャレンジオブスターズのfacebook

ログリッチがスロベニアのアスリートオブザイヤー受賞

サイクリストのプリモシュ・ログリッチ、クロスカントリースキーヤーのアナマリヤ・ランピッチ、スロベニアの男子ハンドボール代表チームがスロベニアスポーツジャーナリスト協会によって2020年に最も活躍したアスリートに選ばれた。最も有望な若手スポーツ選手は円盤投げのクリスティアン・チェが受賞した。

ログリッチがブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージで優勝 ©PHOTOGOMEZSPORT2020

とりわけスペインのブエルタ・ア・エスパーニャで王座を防衛し、ツール・ド・フランスで2位だったログリッチは、2019年も最優秀スロベニア選手賞を受賞した。2020年は61票を獲得し、43票を獲得したツール・ド・フランスの優勝者タデイ・ポガチャルを破った。

ランピッチがスロベニアアスリート女王の座を獲得するのは初めて。2019年の受賞者であるクライマーのジャンジャ・ガーンブレットの後を継いだ。ランピッチはワールドカップのスプリントで総合3位を獲得し、新年のツール・ド・スキーでのスプリントでも最高のパフォーマンスを発揮。伝統的なスポーツジャーナリスト協会の投票では、115のうち81票を集めた。

●国際スポーツプレス協会の詳細ページ

ログリッチが連覇…第75回ブエルタ・ア・エスパーニャ
21歳のタデイ・ポガチャルがツール・ド・フランス逆転優勝へ