エヴェネプールに替わってトーマスがマリアローザ…コルトが三大大会全勝利

第106回ジロ・デ・イタリアは5月16日、雨のスカンディアーノ〜ビアレッジョ間196kmで第10ステージが行われ、EFエデュケーション・イージーポストのマグナス・コルト(デンマーク)が3選手の競り合いを制して初優勝した。

マリアローザのトーマスとログリッチ。ジロ・デ・イタリア第10ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

コルトは2016、2020、2021ブエルタ・ア・エスパーニャの6勝、2018、2022ツール・ド・フランスの2勝に続いてジロ・デ・イタリアを制し、すべてのグランツールで区間勝利した。

ジロ・デ・イタリア第10ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

第9ステージ終了後の検査でコロナ陽性となったスーダル・クイックステップのレムコ・エヴェネプール(ベルギー)がマリアローザを着用した順位で大会除外となったため、第10ステージはゲラント・トーマス(英国、イネオス・グレナディアーズ)が首位となり、マリアローザを着用してスタート。

ジロ・デ・イタリア第10ステージをマリアローザで走るトーマス ©Fabio Ferrari/LaPresse

冷たい雨の中のレースとなったが、トーマスは無難にマリアローザを堅持してゴール。しかしユンボ・ヴィスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)との差はわずか2秒だ。

ジロ・デ・イタリア第10ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse
マリアローザのトーマス ©Fabio Ferrari/LaPresse

この日は雨となり、有力選手に動きがなかったため、トーマスがその座を守った。

マグナス・コルトがグランツールで全勝利 ©Massimo Paolone/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ゲラント・トーマス(英国、イネオス・グレナディアーズ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)ジョナサン・ミラン(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)
マリアアッズーラ(山岳賞)ダヴィデ・バイス(イタリア、エオーロ・コメタ)
□マリアビアンカ(新人賞)ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)

総合1位を守ったトーマス ©Massimo Paolone/LaPresse

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【ツール・ド・フランス現場雑感】原稿を送るためにトホホの下山

第109回ツール・ド・フランスは休日明けの7月12日、モルジンヌ〜ムジェーブ間の距離148.5kmで第10ステージが行われ、EFエデュケーション・イージーポストのマグナス・コルト(デンマーク)が、バイクエクスチェンジ・ジェイコのシュルツを写真判定の末に破って、4年ぶり3回目の優勝を果たした。

ポガチャルがメイン集団の先頭でゴールし、マイヨジョーヌを守った ©A.S.O. Pauline Ballet

コルトは開幕地デンマーク出身で、大会序盤から連日独走を展開。2日目に山岳賞を獲得し、第8ステージまで守っていた。

2022ツール・ド・フランス第10ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

「ボクのような選手がこの世界最大のレースでできる最高の結果をつかむことができた」とコルト。

2022ツール・ド・フランス第10ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

この日はデモによる妨害があって選手が一時停車。UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)は8分54秒も遅れたが、わずか11秒差でその座を守った。

2022ツール・ド・フランス第10ステージ ©A.S.O. Charly Lopez
2022ツール・ド・フランス第10ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
2022ツール・ド・フランス第10ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マイヨベール(ポイント賞)ワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ビスマ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)シモン・ゲシュケ(ドイツ、コフィディス)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

マグナス・コルトが第10ステージで優勝 ©A.S.O. Pauline Ballet

モルジンヌのアクセスに失敗。レジデンス到着も難航

アボリアズの滞在型レジデンスに連泊して羽を伸ばすことができたが、どうも標高の高いことに心拍がドキドキしやすく気が気じゃない。とりあえずレジデンスを引き払うときは可燃ゴミと、瓶やペットボトルといったリサイクルゴミを自分で近くの集積場に処分しに行き、お部屋をできるだけきれいにします。

ムジェーブは観光地としてきれいなまちづくりが進んだ

荷物をまとめておいてから、歩いて15分ほどの無料駐車場までクルマを取りに行き、乗り入れることができる場所までクルマを回しておいて、チェックアウトする。「とても快適に過ごすことができました」と受付にキーを返却すると、とてもうれしそうに「くつろげた時間を提供できてうれしい。今日もまたいい日であることを」という言葉を送ってくれました。

この日はよく知った町、モルジンヌのスタートに行くつもりでしたが、アクセスルートを大きく迂回させられ、想像以上に時間を要してしまいました。推奨の迂回を使わず、レジェから途中でコースに合流するという作戦だったので、スムーズにゴールに行くためには早めに出発すべきだと判断。スタートに行くことを捨てました。

プレスセンターで扇風機

悔しい思いはありましたが、ゴールのムジェーブに着くと思い出のある景色に心癒されました。ここには6年ぶりにやってきましたが、その時よりも町が美しくなり、観光地として打ち出す意欲が感じられました。

原稿を途中まで仕上げたら、この日は「午後4時から7時までしか管理人はいませんから」という連絡をしてきた滞在型レジデンスに急行。

滞在型レジデンスの窓辺より

ところがこの場所がわからず。車載のGPSでは歯が立たず、スマホのGoogle Mapを頼りに場所を特定したんですが、それらしいアパートが建っているだけでレセプションがありません。いったん町に行って、ツーリストインフォメーションで場所を聞くと「丘の上まで行ったら左折」と教えてくれ、クルマを向けるとやっぱりそのアパート。

近くを通りかかった女のコにレセプションの場所を尋ねると、「よくわからないけど、プールのところにここの人がいるはずよ」とプールが見える位置まで案内してくれました。ピシーヌ(プール)というフランス語を知っていてよかった。

結局、プールサイドのチェアに座っていたおばさんがキーを持って案内してくれて一件落着…、ではなく。

ノートルダムドベルコムでなんとか原稿を送った後、ひとりでお疲れビールアペリティフ

丘の上の滞在型レジデンスはeSIMが届かなくてクルマにパソコンを載せて町へ。そこでも微弱な電波でなんとか、写真をダウンロードし、原稿に添付して新聞社に送稿。ようやく原稿執筆が完了して、その日の飲みに集中できる環境を整備。こうしてシゴトを終えてからいったんクルマをレジデンスまで置きに行って、いまレストラン。ビールはアペリティフ。

eSIMの届かない滞在型レジデンスではありましたが、洗濯機が部屋の中にあって、2日連続で洗い物となりました。

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コルトがステージ3勝目…ブエルタ・ア・エスパーニャ19S

第76回ブエルタ・ア・エスパーニャは2021年9月3日、タピア〜モンフォルテ・デ・レモス間の191.2kmで第19ステージが行われ、EFエデュケーションNIPPOのマグナス・コルト(デンマーク)が少人数のゴール勝負を制して優勝。第6、第12ステージに続く今大会3勝目、大会通算6勝目を飾った。

マグナス・コルトが少人数に逃げを制してステージ3勝目 ©PHOTOGOMEZSPORT2021

総合成績では大会3連覇を目指すプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)が他の有力選手とともにゴールし、リーダージャージのマイヨロホを守った。

2021ブエルタ・ア・エスパーニャ第19ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2021
3連覇に向けて大詰めを迎えるプリモシュ・ログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2021
第19ステージは第1集団が逃げ切った ©PHOTOGOMEZSPORT2021
深紅のマイヨロホを着るログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2021

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)ファビオ・ヤコブセン(オランダ、ドゥクーニンク・クイックステップ)
マイヨルナレス(山岳賞)マイケル・ストーラー(オーストラリア、DSM)
□マイヨブランコ(新人賞)エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)

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山岳賞ジャージのストーラー ©PHOTOGOMEZSPORT2021

2021ブエルタ・ア・エスパーニャ出場176選手

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コルト区間2勝目、エイキング首位堅持…ブエルタ・ア・エスパーニャ12S

第76回ブエルタ・ア・エスパーニャは2021年8月26日、ハエン〜コルドバ間の175kmで第12ステージが行われ、EFエデュケーションNIPPOのマグナス・コルト(デンマーク)が優勝。第6ステージに続く今大会2勝目で、大会通算5勝目を挙げた。

コルトが今大会2勝目 ©PHOTOGOMEZSPORT2021

総合成績ではアンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオのオドクリスティアン・エイキング(ノルウェー)がその座を守った。

2021ブエルタ・ア・エスパーニャ第12ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2021
非接触カメラでサインインするポイント賞のヤコブセン ©PHOTOGOMEZSPORT2021
金色のヘルメットをかぶるリチャル・カラパス ©PHOTOGOMEZSPORT2021
2021ブエルタ・ア・エスパーニャ第12ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2021

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)オドクリスティアン・エイキング(ノルウェー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)
マイヨベルデ(ポイント賞)ファビオ・ヤコブセン(オランダ、ドゥクーニンク・クイックステップ)
マイヨルナレス(山岳賞)ダミアノ・カルーゾ(イタリア、バーレーンビクトリアス)
□マイヨブランコ(新人賞)エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)

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第12ステージを制したコルト ©PHOTOGOMEZSPORT2021

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コルトがログリッチを制して優勝…ブエルタ・ア・エスパーニャ6S

第76回ブエルタ・ア・エスパーニャは2021年8月19日、レケナ〜アルトデラモンターニャ・デ・クリェラ間の158.3kmで第6ステージが行われ、EFエデュケーションNIPPOのマグナス・コルト(デンマーク)がユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)を抑えて優勝。大会通算4勝目を挙げた。

コルトがログリッチとの差を確認しながらゴール。2021ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2021

総合成績では、首位のケニー・エリッソンド(フランス、トレック・セガフレード)が遅れ、5秒遅れの総合2位につけていたログリッチがこれを逆転してトップに立った。

ミケル・ランダを援護するバーレーンビクトリアスのアシスト陣 ©PHOTOGOMEZSPORT2021
2021ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2021
2021ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2021
ログリッチのアタックに着いていくのがやっとのベルナル ©PHOTOGOMEZSPORT2021

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)ヤスパー・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・フェニックス)
マイヨルナレス(山岳賞)レイン・タラマエ(エストニア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)
□マイヨブランコ(新人賞)エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)

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ログリッチが第6ステージで首位を奪い返した ©PHOTOGOMEZSPORT2021

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マグナス・コルトがツール・ド・ヨークシャー第2ステージを制して首位に

ツール・ド・ヨークシャーは5月4日、距離149kmの第2ステージが開催され、アスタナのマグナス・コルト(デンマーク)が上り坂のスプリント勝負を制してステージ優勝。総合成績でも首位に立った。英国で開催されている同大会は5月3日から6日まで4日間のステージレースで、ツール・ド・フランスのASOが主催する。

ツール・ド・ヨークシャー第2ステージを制して首位に立ったマグナス・コルト ©A.S.O.

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