ロマン・バルデが自宅でケガを負い2週間の療養…深刻ではなく恥ずかしい思い

フランス勢としてツール・ド・フランスで33年ぶりの総合優勝を期待されているAG2Rラモンディアルのロマン・バルデは2月4日、アルプマルティームのバンスにある自宅で負傷した。左の上腕を縫合が必要なほどの切り傷を負い、筋肉損傷が確認できることから2週間の療養が必要だと診断された。

ロマン・バルデ

これによってレーススケジュールの変更が余儀なくされ、2月14〜18日に開催されるルータデルソルは欠場。トレーニング再開はその後になるようだ。

「自宅でケガをするなんてよくないけど、たいしたことないんです」とバルデ。
「昨年11月にトレーニングを始めて、すでに6000kmを走ってとてもいい感触だった。トニー・ガロパンがエロワールドベセージュで総合優勝するなど好調なチームにあって、とても申し訳ない。ケガは深刻じゃないけど、恥ずかしい思いです。シーズンに向けての準備はすこし滞ってしまったが、できるだけ早く復帰したい」

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バルデを擁するフランスのAG2Rラモンディアルがシーズンイン

ロマン・バルデをエースに起用するフランスのAG2R(アージェードゥーゼル)ラモンディアルがチーム態勢を発表した。所属選手は29人で、平均年齢は28.9歳。チームは1992年の発足から449勝を挙げていて、2018年はツール・ド・フランスをはじめとしたメジャー制覇をねらっていく。

AG2Rラモンディアル ©Vincent Curutchet

27シーズンを迎えるフランス随一のプロロードチーム。保険会社のAG2Rがスポンサーとなって20年目の節目を迎えた。ナショナルチャンピオンジャージを着用してシーズンインするのはベルギーのオリビエ・ナーセン、スイスのシルバン・ディリエル、そしてタイムトライアルのフランスチャンピオン、ピエール・ラトゥールだ。これまでグランツールと呼ばれる三大ステージレースで区間優勝した選手は9人いる。バルデ、ヤン・バークランツ、ディリエ、サムエル・デュムラン、マティアス・フランク、トニー・ガロパン、アレクサンドル・ジェニエ、アレクシス・グガール、そしてラトゥール。

ロマン・バルデ ©Vincent Curutchet
ロマン・バルデ ©Vincent Curutchet

もともとはアルプス山麓のシャンベリーを拠点としていたアマチュアチームで、現在の主力選手もそのエリアで生まれ育った選手らが多い。その代表はバルデ。2016ツール・ド・フランスで、バルデはアルプスの第19ステージで逃げ切り優勝。総合2位に浮上し、シャンゼリゼの表彰台に上った。地元フランス勢は1985年のベルナール・イノー以来総合優勝から遠ざかっているが、今季はバルデに王座奪還の期待がかかる。

「オフシーズンはケガもせず、体調も落とすことなく過ごすことができた。スペインのマジョルカ島での乗り込み合宿もチーム全員が効果的な強化が果たせたと思う」と手応えを感じるバルデ。

「チームはメジャー優勝に意欲を燃やしている。新たなチャレンジに努力する覚悟だ。やればできることを証明したい」とチームを率いるバンサン・ラブニュ監督。

チームはいよいよ1月28日にグランプリ・ドラ・マルセイユでシーズンイン。1月31日から2月4日までエトワール・ド・ベッセージュに参加する。

ロマン・バルデ ©Vincent Curutchet

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フランスのロマン・バルデをステージレースのエースに起用するフランスチーム、AG2Rラモンディアルが2018シーズンインのレース計画を発表した。バルデは2月11日のトロフェオライグエリャで始動する。

トレーニングキャンプで身体を動かすAG2Rのロマン・バルデ。Photo Frédéric MACHABERT

チームは12月5日から15日までスペインで32時間、900km、獲得標高1万6000mの乗り込みを実施。2018年になって1月9日から19日までスペインのカスティヨンで第二次合宿を行う。

AG2Rチームが2018シーズンに使用するロードバイク