19歳の垣田真穂が世界選手権ロード女子エリート代表に大抜擢

世界選手権ロードが2024年9月21日から29日までスイスのチューリッヒで開催され、早稲田大/EFオートリー・キャノンデールの垣田真穂がエリート女子の個人タイムトライアルとロードレースで日本代表になった。

垣田真穂

2022年9月の世界選手権ロードにジュニア代表として派遣され、5位に入って日本の関係者を驚かせた垣田。その後は早稲田大での学生活動と並行してトラックナショナルチームに起用され、2024パリ五輪に出場。9月にはトラック全日本選手権で5冠。さらに女子ロードチームのEFオートリー・キャノンデールの選手として欧州ロードレースにも参戦を始めた。

エリート女子ロードは与那嶺恵理(LABORAL KUTXA –FUNDACION EUSKADIと木下友梨菜(ベルマーレ)も出場。新城幸也(バーレーンビクトリアス)が男子ロードに出場する。

2024世界選手権ロード日程

9月21日(土)
パラサイクリング・チームリレー

9月22日(日)
パラサイクリング女子・個人タイムトライアル
エリート女子・個人タイムトライアル
エリート男子・個人タイムトライアル

9月23日(月)
ジュニア男子・個人タイムトライアル
パラサイクリング男子・個人タイムトライアル
U23男子・個人タイムトライアル

9月24日(火)
ジュニア女子・個人タイムトライアル
パラサイクリング男女・個人タイムトライアル

9月25日(水)
パラサイクリング男女・ロードレース
男女混成リレー・チームタイムトライアル

9月26日(木)
パラサイクリング男女・ロードレース
ジュニア女子・ロードレース
ジュニア男子・ロードレース

9月27日(金)
パラサイクリング男女・ロードレース
U23男子・ロードレース

9月28日(土)
パラサイクリング男女・ロードレース
エリート女子・ロードレース

9月29日(日)
パラサイクリング男子・ロードレース
エリート男子・ロードレース

辻啓写真展「Yellow & Rainbow」が10月17日から22日まで開催

2023年のツール・ド・フランスと世界選手権を題材にした辻啓カメラマンの写真展「Yellow & Rainbow」が2023年10月17日(火)から22日(日)まで、東京都渋谷区の東京サイクルデザイン専門学校ギャラリー「HOLE IN THE WALL」で開催される。

開場時間は12時から18時まで(20日と21日のみ19時まで)。入場無料。期間中は辻啓が毎日在廊予定。会場では2024年度の壁掛けカレンダーと卓上カレンダー「Greatest Cycling Race by Kei Tsuji」を販売。

辻啓のコメント
「ジャパンカップサイクルロードレース翌々日の10月17日から、東京サイクルデザイン専門学校の厚意により、同校内ギャラリーで写真展を開かせていただくことになりました。タイトルの通り、イエローを追いかけるツール・ド・フランスとレインボーを追いかける世界選手権を題材にした写真展です。デジタル機器を駆使してより早くより多くの方に写真を見ていただくことができる時代になりましたが、物理的に紙にプリントされた写真の魅力を少しでも感じていただけるよう、最大A0サイズまでの写真パネルを19枚用意しました。壁掛けと卓上のカレンダー販売もあります。また、来場記念として先着順にて写真プリント(はがきサイズ)もお配りします。開催期間中は辻啓が常時在廊予定ですので、お気軽にお声かけください。」

辻啓写真展「Yellow & Rainbow」

期間:10月17日(火)〜22日(日)
時間:12時〜18時(20日と21日のみ19時まで)
会場:東京サイクルデザイン専門学校 ギャラリーHOLE IN THE WALL
   東京都渋谷区渋谷1-20-5

世界選手権ロードの日本代表に新城幸也、与那嶺恵理ら7選手

自転車ロード世界選手権が2022年9月18日から25日までオーストラリアのオロンゴンで開催され、日本代表として派遣されるメンバーが9月13日に日本自転車競技連盟から発表された。

●日本代表選手
新城幸也(バーレーンビクトリアス)
与那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)
留目夕陽(EFエデュケーションNIPPOデベロップメント)
鎌田晃輝(松山学院高)
藤村一磨((宮崎・都城工高)
垣田真穂(松山学院高)
水谷彩奈(松山学院高)

コーチは浅田顕と柿木孝之。

世界選手権ロードの日程
9月18日 エリート女子個人タイムトライアル、エリート男子個人タイムトライアル
9月19日 U23男子個人タイムトライアル
9月20日 ジュニア女子個人タイムトライアル、ジュニア男子個人タイムトライアル
9月21日 チームタイムトライアル・ミックスドリレー
9月22日 競技なし
9月23日 ジュニア男子ロードレース、U23男子ロードレース
9月24日 ジュニア女子ロードレース、エリート女子ロードレース
9月25日 エリート男子ロードレース

アルカンシエルをまとったキャノンデールバイクが完成

100回目の記念大会となった2021世界選手権ロードでエリート女子を制したエリーザ・バルサモ(イタリア)のチャンピオンバイクを、契約するキャノンデールが完成させた。世界チャンピオンの称号である5色の虹色「アルカンシエル」をあしらったSuperSix EVOだ。

パリ〜ルーベを走る世界チャンピオンのエリーザ・バルサモ

バルサモはSuperSix EVOを駆り、強豪がひしめく2021世界選手権を制覇した。この勝利はキャノンデールにとって2003年以来の世界選手権エリートクラスのタイトル獲得だけではなく、女子レースシーンに衝撃を与えた。

SuperSix EVOがアルカンシエルをまとった

世界タイトル5連覇をねらうオランダ勢。しかし、バルサモは最後の局面で優勝候補のライダーを置き去りにしてフィニッシュラインを駆け抜け、勝利を手にした。ジュニアランクとトラックで成功を修めてきた23歳のバルサモにとって、この勝利はキャリアを決定付けるものとなる。

バルサモは10月2日、フランスで開催された女子パリ~ルーベに、ハンドペイントされた特別な世界チャンピオンバイクで出場した。

キャノンデールSuperSix EVO

●キャノンデールのホームページ

世界選手権ロードがNHK BS1で19日未明に放送へ

世界選手権ロードの模様がNHK BS1で2020年10月19日(月)午前0時26分から2時05分まで、99分の番組で放送される予定。10月19日(月)午前0時26分とは、18日(日)から19日に日付が変わって26分後の意味。

最終周回でアタックしたアラフィリップ ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2020

番組では男子エリートロードレースの模様をたっぷりとハイライトでお伝えする。解説は元プロロードレーサーの初山翔、実況は木下貴道。再放送は10月20日(火)午前9時からの予定。急なニュースによっては番組の放送が変更になる場合もある。

新型コロナウイルスの影響で急きょスイスからイタリアの開催となった2020自転車ロード世界選手権。舞台はかつてF1でも使用されていたイタリアのボローニャ県にあるイモラサーキット。大会は9月24日から27日の4日間で行われた。

実施種目の中でも世界的に人気の高い「男子エリートロードレース」は総距離250km以上で走行時間は6時間をこえる。累積標高差も5000mをこえる厳しいコースでの戦いとなった。

●NHKの番組ホームページ

2020世界選手権エリート女子ロード ©Dario Belingheri/BettiniPhoto©2020

●2020世界選手権ロード イモラ・エミリアロマーニャ大会日程
9月24日 エリート女子タイムトライアル(31.7km)
9月25日 エリート男子タイムトライアル(31.7km)
9月26日 エリート女子個人ロードレース(143km/獲得標高2800m)
9月27日 エリート男子個人ロードレース(258.2km/獲得標高5000m)

わずか20日で国際大会…IOCバッハ会長が世界選手権を絶賛

「イタリアはオリンピックの新記録を樹立した。記録的な時間で世界選手権大会を組織した。これは奇跡であり、イタリアのスポーツシステムの効率を示している」と、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が2020年のUCI(国際自転車競技連合)ロード世界選手権を開催したイタリアのイモラ・エミリアロマーニャ大会を絶賛した。

男子ロードの世界チャンピオン、ジュリアン・アラフィリップと記念写真に収まるバッハ会長(右) ©Isolapress ©Bettiniphoto – Imola2020

2020年の世界選手権は当初スイスのエーグル・マルティニーで予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大によりスイス政府がイベント制限措置を通告。UCIが替わりの開催地を模索していた。

UCIは代替会場として4都市からの招致を受け、スイスと同じくらい壮観でタフで要求の厳しいロードコースであること、現在のパンデミック中に最大の安全性を確保するために不可欠な最先端の施設があることを重点に、F1サーキットとしても実績があるイモラに決定した。

「イモラでのUCIロード世界選手権は、サイクリングが大好きで、このスポーツで歴史を作ったチャンピオンの発祥の地であるエミリア・ロマーニャにとって快挙だ。世界選手権開催を私たちは誇りに思う」と同地域のステファノ・ボナッチーニ会長が先頭に立って、わずか20日という準備期間で国際的スポーツイベントの開催を実現させた。

IOCのバッハ会長が世界選手権ロードをコメント ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2020

スポーツイベントのトップパーソナリティであるバッハ会長は、新型コロナウイルス感染拡大に直面した状況でまずはじめに開催される世界選手権ロードを中止させることは絶対にならないと厳命。1カ月足らずで組織された主催者をサポートした。

「非常に短い準備時間とウイルスによって課せられた使命はインポッシブルだったという。しかしイモラ主催者はなにごともなかったかのように大会を完了させた」

イベントの成功は、現地入りしたバッハ会長自身が確認した。

©Isolapress ©Bettiniphoto – Imola2020

「一人一人がミッションを情熱的にクリアしたことは、この大会のみならず将来のスポーツイベントのベンチマークとなった」と、バッハ会長は2021年に開催を目指す東京五輪の成功を肌で感じたという。

●世界選手権ロードの関連記事
フランスのジュリアン・アラフィリップが世界チャンピオンに
アンナ・ファンデルブレッゲン二冠…東京五輪の大本命に
イタリアのガンナが世界選手権タイムトライアルでチャンピオン
2位4回のファンデルブレッゲンがタイムトライアル世界女王
スロベニアはポガチャル&ログリッチ…世界選手権出場選手リスト
世界選手権ロード開幕…出場選手リストと3Dコース動画
優勝者はワイドオープン…世界選手権ロードをニバリ試走
世界選手権代替開催地のイモラが大会運営に意欲

●大会ホームページ
●Liveサイト
●facebook
●twitter
●Instagram
●YouTubeのUCI channel