津田悠義が強豪仏アマ、シャンベリーCFに入団決める

EQADSの津田悠義(2002年生まれ/愛知県出身)が、UCIワールドチームであるフランスのAG2Rラモンディアル(2021年からはAG2Rシトロエン)の育成チーム、シャンベリー・シクリズム・フォルマスィオン(CCF)(アマチュアチーム)と2021年の選手契約を締結した。

津田悠義が3月8日にフランスで開始されたレースで優勝

2001年結成のシャンベリー・シクリズム・フォルマスィオン(Chambéry Cyclisme Formationは、フランスアルプスの都市シャンベリーを拠点とし、フランス自転車競技連盟FFC監修のもと運営されるフランスを代表するトップアマチュアチーム(DN1カテゴリー)。

CCF最大の特徴は、フランスのトップアマカテゴリー、ディビジョンナショナル1(DN1)で常にトップクラスの成績を修める競技力を維持しながらも、所属する選手にはキャリア後を見越した勉学・学習継続が義務づけられている点。

CCFはUCIから正式にUCIワールドチーム「AG2Rラモンディアル」(2021年からは「AG2Rシトロエン)の下部育成チームとして登録・認定されている。育成チームに所属する選手は、親チーム(AG2Rシトロエン)が出場するUCIプロシリーズ(旧HC)&1クラスのレースに出場する機会が与えられる可能性もある。

シャンベリー・シクリズム・フォルマスィオン

CCFが過去に輩出した選手には、ツール・ド・フランスでも活躍するロマン・バルデ、ナンス・ピーターズ、ブノワ・コヌフロワなどがいる。

津田は引き続き、欧州でトッププロチームとの契約獲得を目指して着実に駒を進めていきたいという。

●シクリズムジャポンの詳細ホームページ

AG2Rのワーバスがコロナ感染…接触の6選手が活動停止

AG2Rラモンディアールのローレンス・ワーバス(米国)が新型コロナウイルスに無症状ながら感染していることが明らかになり、チームは8月23日に開催されるフランス選手権に参加予定だった3選手、ツール・デュ・リムザンに参戦中だった3選手の活動を停止させた。

ローレンス・ワーバス ©Vincent Curutchet / AG2R LA MONDIALE

チームは21日、2017年の米国チャンピオンであるワーバスがCovid-19の陽性反応を示したと発表した。その結果、チームは「濃厚接触と認められる選手とチームスタッフの活動を制限する」と決定した。

21日に最終日を迎えたツール・デュ・リムザンから、ジョフリー・ブシャール、アクセル・ドモン、ベン・ガスタウアーを撤退させた。さらに、チームはすでにドモンとブシャール、クレモン・シャンプッサンが出場を予定していたフランス選手権に参加しないことを決めた。

8月29日にニースで開幕するツール・ド・フランスにはこれらの選手は出場リストに入っていなかった。

フランスは新型コロナウイルス第二波で感染者急増

フランスでの新規感染者数は8月21日に4771人、22日に4586人と予断を許さない状況。29日に開幕するツール・ド・フランスでは、主催者がすべての関係者に「現地入りにさかのぼって5日以内に実施したPCR検査の陰性証明」を求める。またレース中の選手を例外にして、マスク着用を義務づけ、感染拡大防止に全力を挙げる。

●AG2Rラモンディアールのホームページ

ファンアーベルマートとシェアーがAG2Rシトロエンに移籍

CCCのグレッグ・ファンアーベルマート(ベルギー)とミヒャエル・シェアー(スイス)が2021年はフランスのAG2Rラモンディアル(2021シーズンはAG2Rシトロエン)に移籍することが発表された。ともに3年契約。

グレッグ・ファンアーベルマート(中央)がAG2Rラモンディアルに移籍する ©Getty Images, Vincent Curutchet

リオ五輪の金メダリストであるファンアーベルマートは35歳、シェアーは33歳。AG2Rラモンディアルは2021年にこれまでのエース格だったロマン・バルデ(フランス)を失うことから、実力選手の獲得が求められていた。

チームが変わっても目標はぶれることはない

2018ツール・ド・フランス、BMCのグレッグ・ファンアーベルマート(ベルギー)が首位に立った © ASO

「新しい冒険を始めるのがうれしく、やる気がある。ジム・オショビッチ監督とともに10年を過ごし、新しい挑戦の機会をうかがっていた。移籍先のバンサン・ラブニュ監督が評価してくれたことがうれしい。素晴らしい結果を出すために全力を尽くしたい」とファンアーベルマート。

「クラシックを勝ち取るという目標を持って、オリバー・ナーセンと一緒に働きたい。考えただけでもエキサイティングだ。チームが変わろうとボクの目標は常に同じ。ツール・デ・フランドルとパリ・ルーベで勝つこと。そしてツール・ド・フランスのステージ勝利と、できるだけ長くマイヨジョーヌを着ることだ」

ミヒャエル・シェアー

●AG2Rラモンディアルのホームページ

「今年最大のスポーツイベントに」ツール・ド・フランス延期開催に期待

自転車レースのツール・ド・フランスが2カ月遅れの8月29日から9月20日までという日程で延期開催されたことが4月15日に発表され、出場チームの選手や監督らはSNSなどで一様に肯定的な反応を示した。暗くて長いトンネルの先にわずかな光が見えたからだ。

2018ツール・ド・フランス新人賞のピエール・ラトゥール(フランス、AG2Rラモンディアル) © ASO

ロード練習よりもステキじゃないけど、準備はしている

「ツール・ド・フランスは社会やスポーツのある生活の中で極めて重要な存在だ。チームはこれまで以上の集中力をもって、ロマン・バルデとピエール・ラトゥールのデュオでスタートに立ちたい」と、AG2Rラモンディアールのバンサン・ラブニュ監督。

「選手は自宅でトレーニングをしていて、チームのコーチや監督と絶えず連絡を取り合っているので、ゼロから始めるわけではない。ツール・ド・フランスが7月に行われなくても、レースが村を通過するとき、選手たちの走る姿を見る機会があることを願っている。ツール・ド・フランスの開催はみんなが確実に前進する勢いを与えてくれる」

サッカーの欧州選手権と東京オリンピックが延期された2020年、ツール・ド・フランスは確実にこの年開催される最大のスポーツイベントになったともいう。

現時点では、チーム所属選手のほとんどは自宅でローラー台に乗り、ソフトウェアプラットフォームを使用して、お互いを見つけて一緒にトレーニングを続けている。

「ロード練習よりもステキじゃないけど、ツール・ド・フランスの準備についてはなんの心配もない」と監督。

「延期されたイベントの中で、クリテリウム・デュ・ドーフィネがツール・ド・フランスの前にスプリングボードとして開催されることを願っている。大会カレンダーは、今年の最後の3カ月間に集約されるので、選手ごとにレーススケジュールを編成していく。おそらくハードなスケジュールになるが、適応できる。みんなが前を向く意志を持っているからね」

2019ツール・ド・フランス第8ステージ ©ASO Pauline BALLET

病院の現状と比べたら室内練習なんてなんのことはない

エースを託されるラトゥールもツール・ド・フランス延期開催の報に笑顔を見せた。

「ツール・ド・フランスが8月末に始まるなら、これはフランスが現状を打破し、世界の状況が改善されることを意味する。ボクたちは4週間もロード練習できていないが、それは現在病院で起こっていることに比べてあまり重要ではない。サイクリングシーズンが再び始まるのをうれしく思っている」

フランスでは感染者13万人超、死者は米国、スペイン、イタリアに次ぐ1万5000人超。マクロン大統領は13日夕方に声明を出し、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるための外出制限を5月11日まで延長するとした。

大規模なイベントについては少なくとも7月中旬までは開催できないとして、これを受けたツール・ド・フランス主催者が2カ月遅れの延期開催を判断した。

これまでの経緯は🇫🇷ツール・ド・フランス2020特集サイトで。

🇫🇷ツール・ド・フランス公式サイト

AG2Rは出場、CCCは回避…パリ〜ニース3月8日開幕

フランスのAG2Rラモンディアールが、3月8日から15日まで開催されるパリ〜ニース出場メンバーを発表。ロマン・バルデ、ピエール・ラトゥールら主力選手が参戦する。一方でCCCは新型コロナウイルス懸念で出場を回避した。

AG2Rラモンディアールのパリ〜ニース出場メンバー

AG2Rラモンディアールは3月にイタリアで開催予定だった2レースを健康懸念で回避した。

「イタリアでの2レースに参加したいと思っていた。どちらもとても楽しみだった」とコメントしたバルデは、「パリ〜ニースに出場できるのはうれしい。私のキャリアの中で6回目の出場で、2019年に総合5位に入ったことは、実績をなかなか挙げられなかった私にとってはありがたいことだった」と言う。

「息子が誕生して2週間ほどあわただしかったので、昨年のようなパフォーマンスではない。でもここでいい走りをすることで残りのシーズンに効果が発揮できると思う。総合力のある選手が多いので、しっかりと走りたい」とバルデ。

CCCはストラーデビアンケが新型コロナウイルスによる中止を受けて、ティレーノ〜アドリアティコとパリ〜ニースも選手やスタッフの健康を守るために欠場することを発表した。

「自転車競技はステージレースとして日常的に町から町へ移動し、毎晩異なるホテルに滞在し、ほとんど規制されていない環境で一般の人々と接触するというユニークなスポーツ。選手、スタッフ、一般市民の健康が優先事項であり、ステージレースでどのような対策ができるかについて多くの未知数があり、撤退は正しい決定であると考えている」とチームの専属医師。

●パリ〜ニースの公式サイト