スポーツバイクの総合ブランド、スペシャライズド が超軽量eバイク「VADO SL」を2020年5月13日に発売する。「VADO SL」は一般のeバイクより40%軽量で、2時間35分の充電で130kmの走行を可能にした。
坂道もラクラク、移動自体がフィットネスを増進させ、さらには二酸化炭素の排出も減らせるため、地球も健康にしていく新しい時代のモビリティ。
eバイクの未来が、 今ここに
2050年までに世界の人口の68%は都市部に移ると言われている。この急速な都市化により、現在のインフラは限界を迎え、混雑がさらに増え、移動手段の見直しに迫られている。コロンビアの首都ボゴタやドイツの首都ベルリンなどの都市では、4輪の自動車の代わりに2輪車を前提とした道路の利用方法に見直しをおこなっているという。
eバイクは短距離の移動において自動車にとって代わる。渋滞に巻き込まれることもなく、駐車場を探さなくて済み、高額な月々の維持費もない。さらにeバイクは二酸化炭素の排出量がもっとも多い自動車での移動(特に短距離)や大気汚染による公衆衛生の懸念をなくすことで、気候変動問題に真っ向から挑む一方、人々の運動不足をも解消する。
最近の研究によると、eバイクのライダーは頻繁に長い距離を走ることが判明し、平均的にペダルバイクのライダーよりもより多くの運動をしているという。つまり、今ほど健康、コミュニティー、地球の将来への投資に絶好のタイミングはない。
完璧なバランス 坂でも渋滞でも、ペダルを漕げばスイスイと進む。モーターは時速24kmまでアシストし、最長130kmの走行が可能。一般的なeバイクより40%軽く、住居やオフィスの階段や廊下での出し入れが簡単で、生活をあらゆる面で支えてくれる。
eバイクだと忘れるほどの軽さ SLとはSuper Light、つまり超軽量の意味で、平均的なe-バイクより40%軽量。超軽量のTurbo Vado SLほど軽々と持ち上げることができながら、航続距離やパワーを高めたeバイクは他にない。
スペシャライズド本社で開発したSL 1.1 システムをTurbo Creo SLロードバイクやTurbo Levo SLマウンテンバイクに搭載させ、こだわりの強いライダーのニーズを満たすとともに、カジュアルライドや通勤に向けたラインアップにも採用し、今までにない軽快な操作感を与えている。
信頼性 最優先されるべきは、行きたい場所に速くたどり着けること。あらゆる気象条件の下、世界各地でテストを行ったTurbo Vado SLは、そんな目的を達成するよう作られている。Turbo Vado SLは、軽さ、パワー、航続距離、ライドクオリティーに優れ、もっと頻繁に走り、行けると思っていなかった場所へ行こうという気にさせる。
持ち運べるレンジエクステンダー Turbo Vado SLの内蔵バッテリーは容量320Wh、航続距離は130km。また、別売のレンジエクステンダーを追加すれば、航続距離をさらに65km伸ばせる。このコンパクトなバッテリーは着脱式なので、屋内に持ち運んで簡単に充電できる。
パフォーマンス カリフォルニアでデザインされ、スイスで設計された新しいスペシャライズド SL 1.1 モーターは、eバイクに理想的な超軽量で高性能のモーター。超軽量でとても静かなこのシステムは、漕いだ力をスムーズに倍増させ、不自然な動きを感じることはない。ケイデンスと同調して最高時速24kmまで、240ワットのパワーがアシスト。モーターはアシスト速度を超えても、ぎこちなく停止したり抵抗を生んだりすることはないため、自然なペダリングを保ったままスムーズに走り続けられる。
高い安心感 快適と感じられればそれは安心できている証拠。Vado SLは性能を犠牲にせず、快適さをもたらすよう作られている。太いタイヤは路面の細かなバンプを吸収し、舗装路と未舗装路の両方でハンドリング性に優れ、速度域にかかわらず安定している。5.0モデルに搭載されたFuture Shockテクノロジーは超軽量なサスペンション。荒れた路面から手に伝わる不快な振動を、重たくて大きいサスペンションフォークと比べて約40%軽減させる。どのモデルも制動力の高いディスクブレーキ、変速操作が簡単な1xシフティング、前後の一体型ライト、再帰反射デカールとタイヤ、快適なサドルとグリップを標準装備。
ミッションコントロール アシストレベルを調整しルートに合わせたバッテリー残量を確保。 サービスが必要な時にはリモートで診断を受け取り、記録したライド情報を仲間と共有。バイクをスマートフォンと接続させるとできることが広がる。
スペシャライズドとeバイク。日本での展開は現在3モデル
1974年の創業から掲げてきた目標は1つ。それはライダーの生活を向上し、革新すること。これまでの45年で、世界一効率的な乗り物のために投資し、ひたむきに改良してきた。バイク専用の風洞施設を建設し、空力性能を研究したり、世界各地に研究室を設立し、より軽くて強く速い形状や素材の試作品をすばやく製作できるようにしたり、さらにはデータ取得システムを開発し、サスペンション・キネマティクスやライドクオリティーの評価と向上に務めている。その間にも、仲間との楽しいライドの時間を欠かすことはない。
2010年にはeバイク(電動バイク)の開発に着手した。妥協を許さないライダーたちのため、四半世紀超の歴史に培われた経験をもとに、スイスの新たな開発センター(eバイク革命の中心地)で初の本格的なeバイクTurbo Sが生まれた。ラインアップが5モデルに増えた7年後の今、スペシャライズドは完璧なeバイク、さらに速く走れるようになる1台を追い求め続けている。
●スペシャライズドの詳細ホームページ
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