日本スポーツプレス協会イベントでツール・ド・フランストークショー

国内外の第一線で活躍するスポーツジャーナリスト、フォトグラファーの団体、日本スポーツプレス協会(AJPS)が2018年11月9日から14日まで東京都新宿区のオリンパスギャラリー東京で「AJPS報道展2018〜鼓動」を開催。11月13日(火)17時から「ツール・ド・フランス現場雑感」と題して、会員ジャーナリストの山口和幸がトークイベントを行う。

革命記念日を行くツール・ド・フランス © ASO

トーク内容は2018ツール・ド・フランスの12分ダイジェスト動画を見ながらの現場報告、2019ツール・ド・フランスのコース紹介とレース展望、そして現場ならではの雰囲気あふれる画像を紹介しながらの大会裏側の様子を語る。

トークイベントは各回1時間程度。開始15分前から入場可。座席数30。報道展とともに入場無料。

2018年もツール・ド・フランスの全日程を完走してパリへ

●日本スポーツプレス協会のイベント詳細サイト
●オリンパスギャラリー東京

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ツール・ド・フランスの全日程を現地で観戦するといくらかかる?

現地観戦してみようという人のために、2018ツール・ド・フランス取材時の観戦ノウハウを紹介した「記者日記」を🇫🇷2018ツール・ド・フランス特集ページに掲載しているのでぜひご覧ください。

🇫🇷ツール・ド・フランスを旅するテクを教えます…取材者日記スタート

ツール・ド・フランスの1区間を走る一般参加レースはアルプスの最難関

ツール・ド・フランスの1区間を走る一般参加レース、エタップ・デュ・ツールの2019年コースが発表された。世界トップクラスのプロ選手が走るツール・ド・フランスでは最終日前日の7月27日に開催されるアルベールビル〜バルトランス間の第20ステージがコースとなり、エタップ・デュ・ツールそのものは7月21日に開催される。日本からの参加者も受け付けを開始した。

© ASO/Manu MOLLE

エタップ・デュ・ツールは29回目の開催。1万5000人の一般参加者がプロ選手に先がけてアルベールビル〜バルトランス間135kmに挑むことになる。コースには標高1968mのコルメドロズラン、1190mのロンジュフォワの丘があり、最後は距離33km・平均勾配5.5%の上り坂を走って標高2365mのバルトランスにゴールする。

距離135kmで獲得標高は4563m。2019ツール・ド・フランス最終日前日の勝負どころだ

日本からはオフィシャル旅行エージェンシーの国際興業から参加申し込みができる。参加費は3万円。2018年までは「エタップ・デュ・ツール参戦ツアー」を催行していたが、参加者の多様なニーズに対応するため手配旅行形式へ変更した。航空券やホテルの手配、参戦アドバイスなど気軽に相談できる。
●国際興業のエタップ・デュ・ツールサイト

2019ツール・ド・フランスのコース発表【動画を追加しました】

2019ツール・ド・フランスのコースが10月25日、フランスのパリ国際会議場で発表された。第106回大会は7月6日に隣国ベルギーのブリュッセルで開幕。大会3日目にフランス入りし、反時計回りに一周。前半が中央山塊、中盤がピレネー、後半がアルプスとなる。

2019ツール・ド・フランスのコース

2019年は大会最多の5勝を誇るベルギーの英雄エディ・メルクスの大会1勝目からちょうど50年の節目となる。また2019年は総合成績の首位選手が着用する黄色のリーダージャージ、マイヨジョーヌが制定された1919年から100年となる記念の大会。

●2019ツール・ド・フランスのコース

7月6日 第1ステージ ブリュッセル(ベルギー) 194.5km

7月7日 第2ステージ ブリュッセル 27.6km(チームタイムトライアル)

7月8日 第3ステージ バンシュ(ベルギー)〜エペルネ 215km★

7月9日 第4ステージ ランス〜ナンシー 213.5km

7月10日 第5ステージ サンディエデボージュ〜コルマール 175.5km★

7月11日 第6ステージ ミュルーズ〜ラプランシュ・デ・ベルフィーユ 160.5km★★★

7月12日 第7ステージ ベルフォール〜シャロンシュルソーヌ 230km

7月13日 第8ステージ マコン〜サンテティエンヌ 200km★

7月14日 第9ステージ サンテティエンヌ〜ブリウド 170.5km★

7月15日 第10ステージ サンフルール〜アルビ 217.5km

7月16日 休日

7月17日 第11ステージ アルビ〜トゥールーズ 167km

7月18日 第12ステージ トゥールーズ〜バニェールドビゴール 209.5km★★

7月19日 第13ステージ ポー〜ポー 27.2km(個人タイムトライアル)

7月20日 第14ステージ タルブ〜ツールマレー 117.5km★★★

7月21日 第15ステージ リムー〜フォワ 185km★★

7月22日 休日

7月23日 第16ステージ ニーム〜ニーム 177km

7月24日 第17ステージ ポンデュガール〜ガップ 200km★

7月25日 第18ステージ アンブリュン〜バロワール 208km★★★

7月26日 第19ステージ サンジャンドモリエンヌ〜ティーニュ 126.5km★★★

7月27日 第20ステージ アルベールビル〜バルトランス 130km★★★

7月28日 第21ステージ ランブイエ〜パリ・シャンゼリゼ 128km

距離は2019年6月に最終的なものに修正
★は難易度

2019ツール・ド・フランスのポイント
●イズラン峠 Col de l’Izeran (Alpes)

標高2770mのイズラン峠はクルマが越えられる峠としてはアルプス最高峰。ゴール地点は中継車両が駐車する広大なスペースが必要なので、イズラン峠にゴールが設定されたことはなく、過去の大会ではすべてコース途中に通過。山岳カテゴリーは超級。

今中大介が日本人プロとして初出場した1996年は、第9ステージの勝負どころとしてイズラン峠越えが設定されていたが、寒波の襲来で季節外れの冠雪。選手は車両で峠を越え、距離を短縮してスタート。ところがその先のガリビエ峠も通行不能となり、ゴールまでわずか46kmという地点からレースが再々スタート。この常識外れのステージでアタックを成功させたビャルネ・リースが優勝。総合成績でも首位に立ち、そのときのアドバンテージを利して最終的に総合優勝した。

ラプランシュ・デ・ベルフィーユにゴールした2012年の第7ステージ。ウィギンスのアシストだったフルームが初優勝した

●ラプランシュ・デ・ベルフィーユ La planche des belles filles
ボージュ山地の国立公園内にあるスキーリゾート。かつてはラプランシュという炭鉱があり、その山の上にスキーで滑れる場所を作った。2019年で4度目のツール・ド・フランス登場となるが、2012年、2014年、2017年と常に大会前半の最初の山岳として登場し、すべてこのラプランシュ・デ・ベルフィーユの表彰台でマイヨジョーヌを着た選手が総合優勝している。

ラプランシュ・デ・ベルフィーユ。2014年の第10ステージはニーバリが優勝し、マイヨジョーヌ。そのままパリまで死守

2012年の第7ステージでは、ブラッドリー・ウィギンスのアシスト役だったクリストファー・フルームが初優勝。フルームがスパートしたのは残り300mで、それまでは献身的にウィギンスをけん引していたので、ウィギンスが首位に浮上し、マイヨジョーヌを獲得している。

2014年の第10ステージのときはビンチェンツォ・ニーバリが優勝し、マイヨジョーヌを獲得。ウィギンスもニーバリもそのままパリまで首位を死守している。

2017年の第5ステージはラプランシュ・デ・ベルフィーユ。アルーが優勝した

2017年の第5ステージはファビオ・アルーが優勝。フルームはわずかに遅れたものの、ここでチームメートのゲラント・トーマスからマイヨジョーヌを譲り受けた。その後いったんはアルーに首位を譲るが、最終的に総合優勝したのはフルームだ。

2017年第5ステージのラプランシュ・デ・ベルフィーユで、フルームはリッチー・ポートを抑えて先着。ここでマイヨジョーヌを獲得する
ラプランシュ・デ・ベルフィーユにゴールした2017年の第5ステージでフルームがマイヨジョーヌ。その後一度はアルーに譲るが最終的に総合優勝する

●ツールマレー峠 Col du Tourmalet (Pyrénées)
ツール・ド・フランスを世界最高峰の自転車レースとする転機となったのが、ピレネーにある標高2114mのツールマレー峠を採用したこと。1910年の第8回大会で当時の常識をはるかに超える4つの峠が設定された。その中で最過酷なのがツールマレー峠だ。周囲は針のように屹立した山岳が取り囲み、真夏でも天候が崩れれば降雪する。そんな過酷な条件が勝負どころとして定着し、大観衆が沿道を埋め尽くすようになった。ツールマレーはピレネーの重要な拠点であり、毎年のように登場することも人気の秘けつ。

ツール・ド・フランスにツールマレー峠ははずせない © ASO

普段はヒツジの鳴き声や牛の鈴が風に乗って聞こえてくるだけの美しい原野だ。1913年にフレームを欠損したウジェーヌ・クリストフが鍛冶屋に飛び込んで溶接したという集落サントマリー・ド・カンパンは東麓側に16.5km下ったところにある。

●プラダルビス Prat D’Albis (Pyrénées)
ピレネー山麓のアリエージュ県にある台地。標高1211mで、美しい大自然に囲まれ、ハイキングなどのアウトドアスポーツが盛ん。フォワからアクセスする。

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悪魔おじさんがツール・ド・フランスさいたまに3年連続の来日へ

悪魔おじさん(エル・ディアブロ)の呼び名で世界中の自転車ファンに知られるドイツのディディ・センフトさんが2018年もツール・ド・フランスさいたまクリテリウムを応援するために来日する予定となった。11月2日に日本の到着し、同3日と4日にさいたま新都心駅周辺の大会会場に出没するはず。

インスブルックで開催された世界選手権ロードではオーストリア警察に捕まる… いや、記念撮影 © Didiiiiiiiiiiiiiiiiiii

毎年ツール・ド・フランスの全日程を赤い悪魔の衣装に身を包んで応援するセンフトさんはツール・ド・フランスファンならだれもが知る存在。右手には悪魔の小道具であるヤリを携え、手作りの自転車を沿道にディスプレーして選手や関係者を待ち構える。

ツール・ド・フランスさいたまに登場するのは2016年から3年連続。会場ではディアブロ娘を引き連れて、神出鬼没の振る舞いをする。制御不能の行動だが、ベースとなるのは3日と4日、コースのスタート/フィニッシュ地点に隣接するサイクルフェスタ会場内、環境省が地球温暖化対策として国民に脱炭素社会を呼びかける運動「COOL CHOICE」のブース。

ディディとディアブロ娘。環境省クールチョイスのブースに出没する予定 イラスト:小河原政男

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ゲラント・トーマスらが和太鼓とプロ野球に挑戦…ツール・ド・フランスさいたま交流会

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの開催前日となる11月3日(土)、会場となるさいたま新都心駅近くのメイン会場などで「ツール・ド・フランス2019コースプレゼンテーション」、「チームプレゼンテーション」、「さいたま市内交流会」が行われる。その全容が明らかになり、ゲラント・トーマスをはじめとする来日選手は恒例となったさいたま市内交流会で今回は和太鼓とプロ野球に挑戦する。

2013年はクリストファー・フルームらが相撲部に入門 © Yuzuru SUNADA

会場は4日のレースでスタート/フィニッシュ地点の横にあり、四方をコースに取り囲まれたオフィシャルサポーターズヴィレッジ。3日は一般開放されるので、「ツール・ド・フランス2019コースプレゼンテーション」、「チームプレゼンテーション」、「さいたま市内交流会」はだれでも無料で観覧できる。

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム大会前日イベント
■日程:2018年11月3日(土)
■会場:メインステージ(オフィシャルサポーターズヴィレッジ内)
■アクセス:JRさいたま新都心駅徒歩約6分

〇ツール・ド・フランス2019コースプレゼンテーション
時間:13:15~13:50
会場:メインステージ(オフィシャルサポーターズヴィレッジ内)
内容:ツール・ド・フランス2019のコースの見どころやポイントなどを大会アンバサダー、アルベルト・コンタドール氏をゲストに迎えて紹介
参加者:アルベルト・コンタドール氏

2014年にパフィオーマンス書道を体験するペテル・サガン © Yuzuru SUNADA

〇チームプレゼンテーション
時間:14:00~14:50
会場:メインステージ(オフィシャルサポーターズヴィレッジ内)
内容:J:COM presents 2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムに出場するチーム・選手の紹介
参加者:海外招へい選手(全選手)、国内参加選手、女子・男子ジュニア選手、パラサイクリング選手、アマチュア選手の一部

〇さいたま市内交流会
時間:15:30~16:30
会場:メインステージ(オフィシャルサポーターズヴィレッジ内)
内容:選手たちが和太鼓の鑑賞や、演奏体験で日本の伝統文化に触れる。また、選手たちがオリジナルユニホームを着用し、埼玉西武ライオンズOB平尾博嗣氏、女子プロ野球チーム埼玉アストライアとともに野球を体験。
参加者:海外招へい選手(全選手)、埼玉西武ライオンズOB 平尾博嗣氏、女子プロ野球チーム埼玉アストライア

2015年は弓道部に入門した © Yuzuru SUNADA

2019ツール・ド・フランスのコース発表を日本でもみんなで見よう!

2019ツール・ド・フランス コースプレゼンテーションビューイングが10月25日18時30分から東京駅八重洲口近くの国際興業本社で開催され、その参加者募集が始まった。参加無料。会場スペースの都合でメールによる予約制。

クリスティアン・プリュドムがパリの国際会議場でコースを発表する

第106回大会の全ルートの発表はフランスのパリ国際会議場で、現地時間11時30分(日本時間18時30分)から始まる。このプレゼンテーションの模様は大会公式サイトで視聴できる。つまり自宅などでも確認できるが、ツール・ド・フランス好きが集まってワイワイしながら明らかになっていくルートをみんなで目撃し、全ぼうがベールを脱いだあとは会場で歓談しようというイベント。

ナビゲーターにツール・ド・フランス取材記者の山口和幸。現地観戦を計画する人は、そのやり方やノウハウを直接質問してみよう。
国際興業は、ツール・ド・フランスの1区間に挑戦できる一般参加のエタップ・デュ・ツールや、観光バスのトランクにスポーツバイクを収納して郊外の快適なサイクリングを楽しむサイクリングバスツアーを催行している。

前回のビューイングはワインやタパスを用意しての有料で行われた。(会場の雰囲気は今回とは異なります)

●2019ツール・ド・フランス コースプレゼンテーションビューイング
日時:10月25日(木)18時30分開始(開場は18時)
場所:東京都中央区八重洲2-10-3 国際興業本社
参加無料、ただし事前にメール予約が必要

●2019ツール・ド・フランス コースプレゼンテーションビューイング申し込み方法
以下のメールアドレスまで「ツール・ド・フランスビューイング参加希望」というタイトルをつけて送信
kokusaitravel(アットマーク)kokusaikogyo.co.jp
本文に、名前・住所・電話番号・返信を受け取るメールアドレスを記入
(名前・住所・メールアドレスは国際興業サイクリングツアーのご案内送付に使用させていただく場合があります。電話番号は今回イベントの緊急連絡時のみ使用します)
メールアドレスは@kokusaikogyo.co.jp発信のメールが受け取れるように設定してください
返信メールに「参加受け付けました」の通知を受けた人がビューイングに参加できます
定員に達し次第締め切りとなります

前回のビューイングはワインやタパスを用意しての有料で行われた。(会場の雰囲気は今回とは異なります)

●国際興業の自転車ツアーfacebook