追いつかれるまで逃げるラン…2021年はアプリで実施

全世界で一斉にスタートし、徐々にスピードを上げていくクルマから逃げ続け、最後に捕まった選手が世界チャンピオンとなるランニングイベント 「Wings for Life World Run=ウィングスフォーライフ・ワールドラン」が日本時間の5月9日20時(UTC協定世界時の午前11時)から行われた。

101人が参加した南魚沼のグループ・アプリラン ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

脊髄損傷の治療方法発見に取り組む研究への資金助成を行っているWings for Life(ウィングスフォーライフ財団)が主催。レッドブルをはじめとするパートナー企業が運営費用を負担することで、参加費2700円(日本円の場合)の全額が研究助成資金として活用される。

スタート前にアプリ起動を準備する ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

日本全国で1341人参加。南魚沼ではリアルに101人

開催8回目の2021年は世界的な公衆衛生の状況を考慮して、設定されたコースを走るフラッグシップランは延期し、スマホを使っていつも走っているコースを走るアプリランとして開催された。これに、全世界で車いす利用者を含む18万4236人が参加。男子はスウェーデンのアロン・アンデルセンが距離66.8km、女子はロシアのニナ・ザリーナが60.2kmを逃げて世界チャンピオンとなった。

新潟県の南魚沼市ではアプリランの参加者が集まって走るグループ・アプリランを実施し、感染予防対策を行ったうえで101人が参加した。日本全国の参加者合計は1341人で、男子は今井清隆さんが50.1km、女子は齋藤和美さんが24.6kmの最長距離を逃げた。

八色の森公園がグループ・アプリランの拠点に ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

南魚沼市出身で、スキーハーフパイプのソチ五輪銅メダリストの小野塚彩那(おのづかあやな)も初出場した。

南魚沼市出身で、スキーハーフパイプのソチ五輪銅メダリストである小野塚彩那も参加 ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

トレーニングとして自転車では走るが、ランはそれほど行わないという小野塚。「外国のレッドブルアスリートの友達をはじめ、世界中のスキーヤー友達が以前からウィングスフォーライフ・ワールドランに参加していて、イベントは知っていました。世界同時にスタートして、同じ瞬間を走るのはとても素晴らしいと思います」という。

「昨年、身近な人が脊髄損傷したのでその人のために走りたいという思いと、地元開催ということで参加しました。チェアスキーの選手が知り合いに何名もいて、そういう人たちと海外で生活したことがあるので、脊髄損傷はすごく身近なものと感じます。自分含め、人はいつか脊髄損傷になるかもしれないので、こういう形でチャリティーで走れて、その参加費が研究支援に充てられるというのは本当に有意義なイベントだと思います。今後さらに走る方が増え、研究が進み(車いすの)みなさんが立ち上れるようになっていけたらなと思います」

車いすラグビーでアテネと北京のパラリンピックに出場した高橋義信さん(46=南魚沼市)も参加 ©Jason Halayko for Wings for Life World Run
一般道の歩道を走る。1カ所だけ信号機があるので赤になったら足を止めて息を整える ©Jason Halayko for Wings for Life World Run
約2.7kmの周回コースにはエイドステーションも仮設されたのがうれしい ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

約5億5000万円が脊髄損傷の治療研究のために

Wings for Life World Runは通常のランニングイベントと異なる。世界中のランナーが一斉にスタートするだけでなく、ゴールがないのが特徴だ。スタート30分後にキャッチャーカーと呼ばれる追跡車がスタートし(アプリ上ではバーチャルのキャッチャーカーを画面表示)、参加者たちを追いかける。所定の時間ごとにスピードを上げるキャッチャーカーに追い抜かれた時点で参加者はレース終了となる。

スマホを携えて走るのが特徴 ©Jason Halayko for Wings for Life World Run
レッドブルアスリートでスカイランニングの世界トップ選手、上田瑠偉も逃げる ©Jason Halayko for Wings for Life World Run
大会から提供されたTシャツとヘッドランプを着用して逃げる ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

2021年は18万4236人の参加者により410万ユ ーロ(約5億5000万円)が集まり、全額がWings for Life財団に研究助成費として寄付される。

新潟県南魚沼市にはアプリ計測ながらリアル参加の少人数イベントが行われた ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

追いつかれるまで逃げ続けるワールドランに出てみた

Wings for Life World Runの参加レポート

●ウィングスフォーライフ・ワールドランのホームページ

観客が審査員となるレッドブル・ダンスユアスタイル

歴代のヒットソングで踊り、会場を盛り上げたダンサーが勝つというシンプルなルールのAll-style 1 on 1ストリートダンスバトルイベント、Red Bull Dance Your Styleをレッドブルが開催する。

©Little Shao/Red Bull Content Pool

参加ダンサー完全招待制で札幌、福岡、神戸、東京の4カ所で予選を行い、各予選上位2名(計8名)とジャパンファイナル招待ダンサー8名の計16名が、7月17日に福岡で開催予定のジャパンファイナルで戦う。優勝ダンサーはワールドファイナルへの出場権をかけたプレファイナルに招待される。

通常のダンスバトルではジャッジと呼ばれるダンサーによって勝敗を決めるが、このダンスバトルでは会場にいる観衆が青色・赤色の「ジャッジカード」を掲げてバトルの勝者を決める参加型ダンスバトルイベント。

青が優勢 ©AYATO. / Red Bull Content Pool

またDJが奏でるダンスミュージックは誰もが知っている歴代のヒットソングやJ-POPで、ダンサーのダンススタイルの違いがバトルに色濃く出るとともに、ジャッジ兼観衆も大いに盛り上がる。

2018年から続くこのグローバルシリーズのダンスバトルは、性別・ジャンル一切制限がない。2018年のジャパンファイナルはMAiKA(Rush Ball)、2019年はKITEが優勝した。

UMA(左)対KITE ©AYATO. / Red Bull Content Pool
ワールドファイナル(パリ)に出場したMAiKA ©Little Shao / Red Bull Content Pool

Red Bull Dance Your Style 2021地方予選

NORTH予選
日時:5月8日(土)15:00~17:00(予定、開場14:00)
会場:札幌駅南口イベント広場
住所:北海道札幌市中央区北5条西4丁目
出場:Funky Junior、KANATA、MAME、桃、他12名

SOUTH予選
日時:5月15日(土)15:00~17:00(予定、開場14:00)
会場:ソラリアプラザ1Fイベントスペースゼファ
住所:福岡県福岡市中央区天神2丁目
出場:ai、BENI、EGUCHI、ゆうきa.k.a 地球、他12名

WEST予選
日時:5月22日(土)15:00~17:00(予定、開場14:00)
会場:神戸ハーバーランド高浜岸壁(雨天時:スペースシアター)
住所:兵庫県神戸市中央区東川崎町
出場:KARIN、MAI、SO、莉多、他12名

EAST予選
日時:5月29日(土)15:00~17:00(予定、開場14:00)
会場:渋谷ストリーム前稲荷橋広場
住所:東京都渋谷区渋谷3-20
出場:Amami Queen、Ringo Winbee、Yui、地獄、他12名

各予選共通ルール:DJの音楽に即興で踊る1 on 1All-styleダンスバトル
16人のトーナメント、1バトル2ムーブ、決勝のみ3ムーブ
リズム/スキル/クリエイティブ性/カリスマ性を基準に会場の観衆がジャッジカード(赤・青)で勝者を決定

観覧:無料
●Red Bull Dance Your Styleのホームページ

備考:その他の出場者は公式HPから確認できる。
完全招待制のため、エントリはできない。
公衆衛生の状況によりスケジュールが変更または中止となる場合がある。新型コロナウイルス感染拡大防止についてはウェブサイトをチェック。

青色のジャッジカードを掲げる観衆 ©Jason Halayko / Red Bull Content Pool

Red Bull Dance Your Style2021ジャパンファイナル

日時:7月17日(土)15:00~18:00(予定、開場14:00)
会場:イベントホールスカラエスパシオ
住所:福岡県福岡市中央区渡辺通
出場:各地方予選の上位2位(8名)と招待ダンサー8名の合計16名
観覧:詳細は後日公開
備考:ルールは予選と同じ
優勝者は11月に開催されるWorld Finalへの出場を賭けたPre-Finalへの切符を獲得

公衆衛生の状況によりスケジュールが変更または中止となる場合がある。新型コロナウイルス感染拡大防止についてはウェブサイトをチェック

■Red Bull Dance Your Styleについて
最新のグローバルヒットからクラシックなビートまで、なにが流れるか予測がつかないヒット曲を使って、ダンスのスタイルと音楽センスが試されるユニークなフォーマットのグローバルストリートダンス・イベントシリーズ。ヒップホップ、ハウス、ロッキングそしてポッピングにいたるまで、Red Bull Dance Your Styleに参加するダンサーに求められるのは観客を盛り上げ、票を勝ち取ること。
TikTok、Instagram、Facebook、YouTube(共通): @RedBullDance

人生初の大怪我と挫折に向き合う中村輪夢の映像公開

東京五輪の自転車競技BMXフリースタイル・パークで日本代表となった中村輪夢(なかむらりむ)がこれまでにない大怪我を経験。挫折の中から前向きに復帰を目指す姿をレッドブルが「可能性を、カタチにしよう」というテーマものと、密着映像作品「POSSIBLE」をRed Bull TVで公開した。

中村輪夢は怪我をきっかけに、今まで取り組んでいなかったフィジカルトレーニングを導入 ©Red Bull Japan POSSIBLE

世界の頂点を目指して挑戦する数多くのアスリートを長年にわたってサポートするレッドブル。「可能性を、カタチにしよう」がテーマとなったRed Bull Join The Proプロジェクトを企画し、中村とともに、日本代表の道を選んだ五十嵐カノア(サーフィン)、武器となるトリック習得に挑戦する四十住さくら(スケートボード)の3選手の挑戦の裏側に密着した映像作品「POSSIBLE」を制作した。

中村輪夢がかかとの骨を折る、人生初の大怪我 ©Red Bull Japan POSSIBLE

世界に誇る日本の若きトップBMXライダー、中村輪夢。BMXショップを経営する父親の影響で幼い頃からBMXの世界に慣れ親しみ、期待のエースライダーとして数々の大会で結果を残してきた。

中村輪夢(BMX) ©Red Bull Japan POSSIBLE

レジェンドライダーのダニエル・デアーズも一目置く存在にまで成長を遂げた彼はある日、突然の怪我に見舞われ、リハビリ生活を余儀なくされることに。そんな彼を支えようと、中村輪夢が憧れる1人のアーティストが立ち上がった。練習ができない悔しさ、周りからの期待とプレッシャーを乗り越えるまでの復活劇を追う。


五十嵐カノア(サーフィン)

五十嵐カノア(サーフィン) ©Red Bull Japan POSSIBLE

日本人を両親に持ち、米国で生まれ育った五十嵐カノア。よそ者の彼に居場所を与えてくれたサーフィンと、彼にサーファーになるための環境を与えてくれた両親。わずか14歳で米国国内の大会で優勝を勝ち取った経験を持つ。

幼い頃から米国文化の中で育った五十嵐だが、20歳の時に”日本代表”を目指すことを表明、その胸中とは……。一方、そんな五十嵐に驚くほど多くの日本人ファンが期待を寄せるが、五十嵐にとってそれはプレッシャーではなく、自身の強さの源であるという。


四十住さくら(スケートボード)

トリック習得に挑戦する四十住さくら(スケートボード) ©Red Bull Japan POSSIBLE

数々の世界大会での優勝経験を持つ若き女性ライダー、四十住さくら。兄の影響で小学6年生からスケートボードを始めた四十住は毎日5時間の猛特訓を続け、実力を培ってきた。

四十住はさらなる高みを目指し、高難易度のトリック”540”を習得しようと練習を開始するがなかなかうまくいかない。スキルがないわけではない。周りにも自分自身にも分からない”かにか”をつかもうと、あきらめず必死にもがく日々が続いた。

©Red Bull Japan POSSIBLE

●Red Bull TVのホームページ

日本一長い石段を駆け上がるRed Bull白龍走が再び!

レッドブルは、6月20日(日)に熊本県下益城郡美里町で日本一の長さを誇る3333段の石段を駆け上がるレースRed Bull白龍走(レッドブルはくりゅうそう)を再び開催することになった。エキスパート部門で優勝すると、ゴール地点にある大会記念碑に男女それぞれの優勝者名がタイムとともに刻まれる。

2018年のRed Bull 白龍走は962人が参加 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

日本一長い石段3333段を含む、総距離3333mの石段駆け上がり頂上決定戦は2015年の初開催から2021年で6回目を迎える。例年同様、レース前日の6月19日(土)に高校生・大学生を対象とした1チーム4選手によるチーム戦に加えて、2021年から新しく、階段下から頂上までの1往復×3人のリレー戦も開催する。

3333段の石段は、1200年の歴史を持つ釈迦院の表参道の御坂に1980年から8年かけて作られた。完成当時は石段を上空から見ると、まるで白龍がうねり昇る姿に見えたため、記念碑には「白龍が昇るが如し石段は3333段で日本一」と刻まれている。

2019年の白龍走 ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

Red Bull 白龍走(レッドブル・ハクリュウソウ)
会場:美里町日本一の石段(熊本県下益城郡美里町坂本)
●エントリー先
先着順。各カテゴリー定員に達し次第受付終了(当日エントリー受け付けなし)
参加特典:イベントロゴ入りオリジナルTシャツ、完走証
主催:Red Bull 白龍走実行委員会、後援:美里町
備考:公衆衛生状況によりスケジュールが変更又は中止となる場合があります
新型コロナウイルス感染拡大防止についてはウェブサイトをご覧下さい

日本一の石段を含む総距離3333mの上り坂を駆け上がる ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

■学生限定チーム戦 6月19日(土)
開催内容:石段3333段を含む3333mを駆け上がるチームリレーのタイムレース。ランナーにチップを付けてスタート~ゴールのタイムを計測チームの平均タイムで順位を決定。カットオフタイムなし。
表彰:1位~3位のチームに大会トロフィー
定員:25チーム100名(1チーム4名)
参加資格:高校生、専門学校生、大学生(未成年の場合は保護者の同意が必要)
参加費:1チーム4444円(税込、スポーツ障害保険含む)

■リレー戦 6月19日(土)
開催内容:石段3333段の階段下から各チームの第1走者が一斉にスタートし、頂上で折り返して(1人1往復)、階段下でバトンタッチ。ゴールの順位を競う。
表彰:1位~3位のチームに大会トロフィー
定員:50チーム150名(1チーム3名)
参加資格:16歳以上の健康な一般男女(未成年の場合は保護者の同意が必要)
参加費:1チーム9999円(税込、スポーツ障害保険含む)

■個人戦 6月16日(日)
開催内容:石段3333段を含む3333mを駆け上がるタイムレース。一般とエキスパートの2部門、それぞれ3グループに分かれてスタート。ランナーにチップを付け、スタート~ゴールのタイムを計測。カットオフタイムは60分。
表彰:男子と女子それぞれの1~3位エキスパート男女1位の名前とタイムを石段の横に建つ大会記念碑に刻印
定員:一般:699人、エキスパート:50人(それぞれ男女先着順)
参加資格:一般:16歳以上の健康な男女(未成年の場合は保護者の同意が必要)エキスパート: 男子( 過去実績35分以内) 、女子(過去実績45分以内 )
参加費:4444円(税込、スポーツ障害保険含む)

自販機から当たりが出たらレッドブルアスリートのウエアがもらえる

世界の頂点を目指すレッドブルアスリート、四十住さくら(スケートボード)、小林陵侑(スキージャンプ)、紀平梨花(フィギュアスケート)、中村輪夢(BMX)が、ビッグな挑戦をサポートしてくれるRed Bull Join The Proキャンペーンが開催される。自動販売機キャンペーンとTwitterキャンペーンの2つで、サイン入りオリジナルウェアやスペシャルな体験が当たる。

1対1の特別レッスンが受けられるラッキーな人も

まずは、Red Bull Join The Pro ⾃動販売機キャンペーン。3月1日から5月31日まで、キャンペーンを展開している自動販売機でレッドブルを購入し、当たりのシールがついていたら、4人のレッドブルアスリートのサイン入りオリジナルウエアなどスペシャルアイテムがかならず当たる。

フィギュアスケーター・紀平梨花 ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

また、3月1日から14日までの期間にレッドブルアスリートとの特別な体験が当たるTwitterキャンペーンも開催する。

BMXライダー・中村輪夢 ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

自動販売機キャンペーン

名称:Red Bull Join The Pro 2021⾃動販売機キャンペーン
期間:3月1日(月)〜5月31日(月)23:59
応募受付期間:3月1日(月)〜6月1日(火)23:59
賞品:A賞:4名(各選手1名)
・Red Bull Join The Pro オリジナル・サイン入りウエア
~アスリートのビッグなサインデザイン~
B賞:500名
・レッドブル4種入りオリジナルキット
C賞:8万名
・LINEポイント 50pt

スキージャンパー・小林陵侑 ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool
スケートボーダー・四十住さくら ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

対象商品:キャンペーンを展開している自動販売機で購入した
レッドブル・エナジードリンク 250ml
レッドブル・エナジードリンク  ホワイトエディション 250ml
応募方法:①対象の自動販売機でレッドブルを購入し、当たりのシールがついていたら二次元コードからキャンペーンサイトにアクセス
②シールに記載されているシリアルコードを入力
③その場で抽選、A・B・C賞のうちどれかひとつがかならず当たる!

●レッドブルの詳細ホームページ

ツイッターキャンペーン

名称:Red Bull Join The Pro Twitterキャンペーン
期間:3月1日(月)〜3月14日(日)23:59
賞品:レッドブル・アスリートから1対1でレッスン
応募方法: 
① レッドブル公式アカウント(@redbulljapan)をフォロー
② キャンペーン対象投稿で、スケートボード・スキージャンプ・ フィギュアスケート・BMX の中から挑戦したい競技を選び、ハッシュタグ「#競技名(4種のいずれか)」「#RedBullJoinThePro」をつけて投稿

フィギュアスケーター・紀平梨花 ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool
スキージャンパー・小林陵侑 ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool
BMXライダー・中村輪夢 ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool
スケートボーダー・四十住さくら ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

●レッドブルの詳細ホームページ

追いつかれるまで逃げるラン大会は5月9日にアプリ開催

全世界で一斉にスタートするランニングイベント「Wings for Life World Run=ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン」が5月9日日本時間20時(UTC協定世界時の午前11時)に開催される。

2021年はリアルイベントは中止となったが、アプリを使って自己ベストに挑む ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

Wings for Life(ウィングスフォーライフ財団)が脊髄損傷の治療方法発見に取り組む研究への資金助成を目的に開催するランイベント。

世界的な新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮し、所定のコースを走るフラッグシップ・ランは2022年以降に延期となるが、スマホを使って普段走っているコース上を走るアプリランで開催する。

2015年Wings for Life World Run女子部門で渡邊裕子さんが世界チャンピオンに ©Naoyuki Shibata for Wings for Life World Run

Wings for Life World Runは通常のランニングイベントと異なる。世界中のランナーが一斉にスタートするだけでなく、ゴールが設定されていない。スタート30分後にキャッチャーカーと呼ばれる追跡車がスタートから走り出し、参加者たちを追いかける。アプリではバーチャルのキャッチャーカーを表示。

キャッチャーカーは最初ゆっくり走り、所定の時間ごとにスピードを上げていく。キャッチャーカーに追い抜かれた時点で参加者はレース終了となる。アプリには刷新されたトレーニングモードが実装されるほか、ランニング中のオーディオ・エクスペリエンスの向上も予定しているという。

2016年のWings for Life World Run女子部門世界チャンピオンに輝いた吉田香織さん ©Yusuke Kashiwazaki for Wings for Life World Run

Wings for Life World Run は2014年にスタートした。日本では2015年と2016年に滋賀県高島市でフラッグシップ・ランを開催し、2015年に渡邊裕子さん(56.33 km)、2016年に吉田香織さん(65.71 km)が女子世界チャンピオンに輝いている。

参加費の全額と同額がWings for Life財団に研究助成費として寄付される。2019年は72カ国・313都市(その内フラッグシップ・ランは12会場)で開催し、世界で12万人以上が参加。350万ユーロ(約4億3400万円)が 脊髄損傷治療法の発見に取り組む研究支援に使われている。

Wings for Life World Run(ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン)
日程:5月9日(日)
スタート:日本時間20時(UTC協定世界時午前11時)
開催場所:参加者のランニングコース(Wings for Life World Runアプリ使用)
参加資格:大会当日満18歳以上。ハンドバイク不可・生活用車いす可
参加費:2700円(税込)
エントリー:公式サイトで受け付け
公式サイト
主催:Wings for Life World Run 実行委員会
備考:参加費の全額と同額をWings for Life財団に寄付。スマートフォン用アプリは公式サイトの“アプリを入手する”から。グループアプリ・ランは開催場所の状況により実施しない場合あり 。天災、事件、事故等で大会 自体を中断・中止する場合がある。その場合参加費の返金等はない。