東京五輪金2の杉浦佳子が全日本パラタイムトライアルで5連覇

2022全日本パラサイクリング選手権ロード大会が6月24日、広島県中央森林公園サイクリングロードで開幕し、初日に行われた個人タイムトライアルでWC2,3を結合した女子クラスで杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)で優勝。5連覇を達成した。

女子⾃転⾞競技クラスC2-3で優勝した杉浦佳子
杉浦佳子(EMMA Cycling)が2017年からタイムトライアル5連覇

男子は藤田征樹が川本翔大を抑えて優勝

男⼦ ⾃転⾞競技クラス C1-5(12.0km)は6選手が出走。MC1-5を結合しての開催で、係数計算での結果、藤田征樹(藤建設)が優勝。

藤田征樹(藤建設)

男⼦ トライシクル・クラスT2(12.0km)は1名出走。MT2クラス1人での出走、福井万葉が26分51秒97で4連覇。

男⼦ ハンドサイクル・クラス MH2-5(12.0km)は4名出走。MH2-5を結合しての開催、係数計算での結果、MH3の2人がスタート、洞ノ上浩太(ヤフー)が優勝。

男⼦ ⾃転⾞競技クラス C1-5(12.0km)
[競技結果]
1 藤田征樹(藤建設)MC3  18:34.29 計算タイム:17:17.07
2 川本翔大(大和産業)MC2  19:20.34 計算タイム:17:21.17
3 福冨伸彦(PLUS ULTRA)MC5  22:30.04 計算タイム22:30.04

藤田征樹(藤建設)を中央に左が2川本翔大(大和産業)、右が3位福冨伸彦(PLUS ULTRA)

女子 ⾃転⾞競技クラス C2-3(12.0km)
[競技結果]
1 杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)WC3  20:43.85 計算タイム:20:43.85
2 藤井美穂(楽天ソシオビジネス)WC2  30:10.93 計算タイム:29:05.91

男⼦ トライシクル・クラスT2(12.0km)
[競技結果]
1 福井万葉  MT2  26:51.97 計算タイム: 26:51.97

トライシクル優勝の福井万葉

男⼦ ハンドサイクル・クラス MH2-5(12.0km)
[競技結果]
1 洞ノ上浩太(ヤフー)MH5  29:53.82 計算タイム: 29:53.82
2 田中祥隆(アイ工務店)MH3  34:24.43 計算タイム: 33:26.83
3 佐藤友祈(モリサワ)MH2  43:41.53 計算タイム: 36:27.14

女子ロード中止の全日本…女子タイムトライアルは樫木祥子優勝

第90回全日本自転車競技選手権ロードレースが広島県三原市の中央森林公園内サイクリングコースで6月24日に開幕した。25日に予定されていた女子ロードは選手の要望と安全運営を図る主催者側の意見がかみ合わず中止。エリートとU23女子は個人タイムトライアルのみが行われ、樫木祥子(Team Illumiate)が優勝した。

樫木祥子(Team Illumiate)がエリート女子個人タイムトライアル優勝
岩元杏奈(日本体育大=左)がU23女子タイムトライアル優勝

女子エリート+女子U23は距離24.0kmに10選手が出場。1番スタートの樫木が38分09秒23で優勝。4番スタートの岩元杏奈(日本体育大)が38分59秒67で全体の2位で、女子U23クラスで優勝。

社会人の金子宗平が新城幸也を抑えて初優勝

男子U23は距離24.0kmに19選手が出走。第2ウエーブ1番目スタートの留目夕陽(EF Education-NIPPO Development Team)が32分40秒47で優勝。

エリート男子タイムトライアルを制した金子宗平(群馬グリフィン)

男子エリート(36.0km)は20選手が出走。第1ウエーブ6番スタートの金子宗平(群馬グリフィン)が49分05秒61の好タイムで初優勝。新城幸也は50分25秒46で3位。

U23男子タイムトライアル優勝の留目夕陽(EFエデュケーションNIPPO)

第25回全日本選手権個人タイムトライアル

2022年6月24日(金)
広島県中央森林公園サイクリングロード

男子U23(24.0km)19名出走
[競技結果]
1 留目夕陽(EF Education-NIPPO Development Team)32:40.47
2 神村泰輝(Avenir Cycling Yamanashi)33:42.17
3 香山飛龍(弱虫ペダル)33:53.99

U23男子優勝の留目夕陽(EFエデュケーションNIPPO)を中央に左が2位神村泰輝(Avenir Cycling Yamanashi)、右が3位香山飛龍(弱虫ペダル)

・女子エリート+女子U23(24.0km)10名出走
[競技結果]
1 樫木祥子(Team Illumiate)38:09.23
2 岩元杏奈(日本体育大)38:59.67
3 渡部春雅(明治大 / Liv)39:59.53

エリート女子の樫木祥子(Team Illumiate)を中央に、左が全体2位でU23優勝の岩元杏奈(日本体育大)、右が3位渡部春雅(明治大/Liv)

女子U23のみ別途表彰
1 岩元杏奈(日本体育大)38:59.67

U23女子タイムトライアル優勝の岩元杏奈(日本体育大)

・男子エリート(36.0km)20名出走
[競技結果]
1 金子宗平(群馬グリフィン)49:05.61
2 小石祐馬(Team UKYO)49:25.02
3 新城幸也(バーレーンビクトリアス) 50:25.46

金子宗平を中央に左が2位小石祐馬(Team UKYO)、右が3位新城幸也(バーレーンビクトリアス)

武蔵野のホテルに泊まってサイクリング、東京多摩ステイプラン

吉祥寺東急REIホテルは、2022年7月1日(金)から11月30日(水)までの期間、「走って楽しい東京多摩サイクリングステイプラン」を販売する。 

走って楽しい東京多摩サイクリングステイプラン

サイクリストに人気の多摩湖自転車歩行道の起点までホテルから自転車で約15分。サイクリストにうれしい特典をつけ、快適なホテルステイと爽快なサイクリングができる。 

プラン特典には、出発前のメンテナンススペースとして、ホテル1階の駐車場スペースを用意(有料)。メンテナンススタンドの貸出し(無料)もあるので、持ち込んだ自転車のメンテナンス作業を広々としたスペースでできる。

メンテナンススペース

また、輪行袋を使用すれば、部屋への持ち込みもできる。

さらに、ホテル開業40周年記念“オリジナルステンレスボトル”をプレゼント。持ち運びにも便利で、サイクリング時にもおすすめ。

翌朝の朝食は、洋食・和食から選ぶ定食スタイルで提供。ビュッフェコーナーに用意した彩り豊かなサラダや、しぼりたてのジュースも。 

多摩湖サイクリングコースは、平坦な道も多く半日程度で往復できるので初心者にもおすすめのコース。 

吉祥寺東急REIホテルロビー

走って楽しい東京多摩サイクリングステイプラン
販売期間:2022年7月1日(金)~2022年11月30日(水)
料金・朝食付き スーペリアシングルルーム(14.9平方メートル ) 12,570円~ 1名利用時の一室料金。表示料金には消費税10%が含まれる。2名一室プランも。
■特典。
・ホテル1階、駐車場メンテナンススペース(15:00~翌12:00 1,300円)※要予約
・貸出し用メンテナンススタンド(無料)※要予約
・ホテル開業40周年記念“オリジナルステンレスボトル”
・チェックアウト12:00(通常チェックアウト10:00)

オリジナルステンレスボトル

●吉祥寺東急REIホテルの詳細ページ

千葉大で中古自転車61台、卒業生から新入生へ4500円均一のリユース販売

千葉大学環境ISO学生委員会では、4月26日~6月16日に卒業する学生などから回収し、専門業者に修理してもらった中古自転車61台を格安価格で新入生や留学生などに販売する活動を行った。

千葉大には遠方地域から下宿して通う学生も多く、在学中に使用した自転車が卒業するときに不要になるケースがある。そうした自転車が学内に放置され問題になったことから、環境ISO学生委員会では2007年度から中古自転車の回収・譲渡活動を実施している。

この活動では、卒業する学生などから不要になった自転車を年度末に無償で回収し、状態のいい自転車について修理費用の上限を決めて専門業者に修理してもらい、ほぼ修理費用のみの格安価格で年度初めに新入生や留学生などの学内関係者に販売する。

2022年4月に譲渡自転車のリストを公開して募集したところ、新入生や留学生を含む248名(西千葉188名、亥鼻60名)の学生・教職員から購入の申し込みがあった。抽選後に、個別に譲渡日の調整を行い、4月26日~6月16日の譲渡期間内で61台(西千葉36台、亥鼻25台)の自転車を譲渡することができた。

企画を担当した学生の声

<西千葉地区担当:文学部2年 日下部朱音さん>
今年もコロナ禍での開催となりました。昨年度の方法をそのまま続けるのではなく、昨年の反省を活かして同じ時間帯での譲渡人数を増やすことで譲渡の効率化をはかるなど、現在の状況に適応した方法に変更して行いました。そのように工夫できた点があった一方、今年度は防犯登録や自転車保険に関して知識不足によるトラブルもありました。ただ企画を行うだけでなく、周辺情報の綿密な下調べと、その情報をメンバーに共有・周知することの大切さを痛感しました。今回得られた反省点は、来年度に引き継ぐとともに、自分自身がこれから他の企画に関わる際にも活かしていきたいです。 

<亥鼻地区担当:薬学部2年 三原悠慎さん>
今年度も昨年度と同じくコロナ禍での活動でしたが、昨年度よりも多くの自転車を回収・譲渡できました。たくさんの準備が必要な上、イレギュラーなこともあり大変でしたが、班員や先生方の協力のおかげで無事に完了することができました。また、多くの参加者の方から「助かりました」など感謝の声をいただいたので、委員会として来年度以降もこの活動を継続していきたいと思います。

●千葉大学環境ISO学生委員会のホームページ

暑い時期でも爽やかな着心地のサマーロングスリーブジャージ

パールイズミは、2022年春夏新商品として「UV ロングスリーブジャージ」をサイクルショップやスポーツ用品店などで発売。1万2980円(税込)。

623-BL / UV ロングスリーブジャージ(ブラック)
623-BL / UV ロングスリーブジャージ(ブラック背面)

「UV ロングスリーブジャージ」は、最高レベルのUVカット性能UPF50+の長袖ジャージ。適度なフィット感のベーシックフィットで袖下のメッシュが通気性を高め、暑い時期でも爽やかな着心地。

623-BL / UV ロングスリーブジャージ(ホワイト)

623-BL / UV ロングスリーブジャージ
【カラー】1. ブラック 2. ホワイト 3. ネービー
【価格】1万2980円(税込)
【サイズ】M, L, XL
【商品特徴】 □3バックポケット

623-BL / UV ロングスリーブジャージ(ネービー)

●パールイズミのホームページ

全日本選手権女子ロードが実施できず…スポーツ仲裁で問題浮き彫り

国内自転車選手のチャンピオンを決める全日本選手権は、6月25日に広島県中央森林公園で開催予定だったエリート・U23女子レースの実施を見送った。他のカテゴリーは予定通り。

女子エリートにエントリーしていた選手から、チームカー随行の要望が提出され、公益財団法人日本スポーツ仲裁機構(JSAA)がこの訴えを支持。しかし主催する連盟が、狭くて曲がりくねったコースでのチームカーの随行に伴う危険性を考慮して、実施見送りを決めた。

見送られたカテゴリーの代替レースは今後検討されるが、現時点では見通しは立っていないという。

■中止に至った経緯
2021年8月17日 コースインスペクション
10月 2021年度大会開催
2022年1月25日 2022年度大会 JCFカレンダーへの大会日程掲載
4月22日 申込資格獲得大会・資格基準の掲出
5月13日 大会開催日の告知、大会ルールの告知、エントリー受付開始
5月16日 大会要項掲出訂正のお知らせ、各種申請フォームの掲載
6月3日 大会要項更新、当該特別規則の告知ならびにエントリーリストの掲出予定について告知
6月6日 大会要項更新ならびにエントリーリストの掲出
6月8日 大会ルールの再告知および補足説明の告知
6月10日 大会ルールの再告知
6月10日 A選手のJSAAへの緊急仲裁申し立て
6月18日 JSAAによる仲裁判断
6月19日 JCF常務理事会にて特別規則変更の決定および個人ロードレース WE+WU23 実施見送りの決定

●日本自転車競技連盟の詳細ページ