リマールのヘルメットを甲府市のMany’Sが取り扱い開始

イタリアで1986年に設立され、現在でも同地で設計・スタイリングされているヘルメットメーカー、LIMAR(リマール)のヘルメットを山梨県甲府市のMany’Sが取り扱いを開始することになった。

LIMARはワールドツアーチームのアスタナ・プレミアテックが着用。軽量性、快適性、フィット感の点で最も幅広く最高のヘルメットを提供する。30年以上もの歴史の中で多くのチャンピオンが使用し、プロのサイクリストのニーズに基づいて開発を行い、優れたパフォーマンスを発揮している。

ヘルメットは、CE EN1078、American CPSC、Australian AS/NZSなどの最も厳しい国際安全基準を満たし、さまざまな条件で最も厳しいテストを受けている。

AIR PRO
トリプルシェル/インモールドカーボン/EPS フレーム

AIR ORO

EPSと結合した3Kカーボンは、2つのシェルのサイドリブと結合し、高性能のケージを作成。3Kカーボンは、5層でEPSと共成形される。発泡スチロールと作用して安全性の面で高性能のケージを作成。ライダーの頭の換気を最適化し、ヘルメットの周りの空気抵抗を抑えながら、内部には涼しい空気が流れる。 縦リブのピラミッド型の表面は、空気をカットし、スムーズなスライドを可能にするため、衝撃圧力を低減。3万2340円。

AIR PRO

AIR SPEED
エアロヘルメットのこたえを見つけた最高傑作

AIR SPEED

研究開発でヘルメットのエアロダイナミクスに 焦点を当てた。空気の流れや乱流を研究して、アスリートやアマチュアレーサーに安定したアドバンテージを提供。フランスのマニークル風洞テストでは、平均速度40kmでAIR SPEEDはタイムトライアル専用のヘルメットと同じ性能と空力特性を達成。CFDソフトウェアを使用した3Dシミュレーションだけでなく、実際にライダーが頭を動かしたレースシーンを想定し、アスタナプロチー ムと共同でテストを行っている。2万2330円。

AIR MASTER
アスタナが使用するミドルレンジヘルメット

AIR MASTER

15個の通気孔と内部フローチャンネルとベンチュリ効果により、空力性能 を損なうことなく、大量の空気を取り込んでシェル内の空気循環と放熱効果を高めた。1万7820円。

AIR STAR
ロード&グラベルの両方に抜群の通気性を提供

AIR STAR

19個の通気孔と内部チャネル、ベンチュリ効果によって空気循環 が促進され、ヘルメット内の新鮮さを高めた。調整システムであるCompetition+は、水平方向と垂直方向の調整を可能。付属のリアライトは、調整システムに完全にフィットし、夜間や限られた光の条件でのライディング時の安全性を高める。1万3200円。

AIR STAR

AIR STRATOS MIPS
MIPS搭載で堅実な安全性と快適なフィットを

AIR STRATOS MIPS

頑丈で軽量なAIR STRATOS MIPSは、あらゆる方向に10~15mmのスライド移動を可能にする低摩擦層で作られた脳保護システムで、衝撃時の脳の回転運動を軽減。強度と通気性のための15個の通気孔を備えたダブルインモールドシェル設計を採用。AirFit-Systemは最高の快適さを提供し、非アレルギー性の処理済みパッドが頭をドライに保つ。 素晴らしい景色に囲まれ、スタイリッシュで楽しく、どこでもライドを楽しむことができる。1万5950円。

ログリッチが最古のレース、ミラノ〜トリノで優勝

ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が10月6日にイタリアで行われた第102回ミラノ〜トリノで優勝した。シーズン13勝目。最後の上り坂でイネオス・グレナディアーズのアダム・イェーツとアタックし、残り250mで振り切った。3位はドゥクーニンク・クイックステップのハオ・アルメイダ(ポルトガル)。4位にUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)。

ログリッチとアダム・イェーツが最後の坂でアタック ©LaPresse – Marco Alpozzi

1876年に始まったミラノ〜トリノは、1892年にベルギーで始まったリエージュ〜バストーニュ〜リエージュよりも古い。何度が大会が行われなかったことがあり、現在まで継続されるレースとしてはリエージュに譲る。

世界選手権ロードを連覇したジュリアン・アラフィリップも参戦 ©LaPresse – Marco Alpozzi
距離189kmで行われたミラノ〜トリノ ©LaPresse – Marco Alpozzi
ミラノ〜トリノ ©Dario Belingheri/BettiniPhoto
第102回ミラノ〜トリノ ©LaPresse – Marco Alpozzi
ミラノ〜トリノを制したログリッチ ©LaPresse
残り250mでログリッチがイェーツを置く座りにしてゴール ©Tommaso Pelagalli/BettiniPhoto
ミラノ〜トリノ優勝のログリッチを中央に、左が2位アダム・イェーツ、右が3位アルメイダ ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

かわうその自転車屋さんジャケットは最終デリバリー

かわうその自転車屋さんのウィンタージャケットが予約受け付け開始した。今回が最後の販売となる。予約は10月25日まで。寒くなり始める12月初めごろに届く予定。

「かわうその自転車屋さん」 (C)こやまけいこ/芳文社


2015年冬から毎年発売してきた、かわうその自転車屋さんの公式ウィンタージャケット。6年目で今回が最後の予約受け付けとなる。今回はボトル、バーテープ、ソックスのうち1点がプレゼントされる。メンズとレディースの両方を募集。

価格(メンズ・レディース):1万9352円(税込)
メンズサイズ:XS~3XL
レディースサイズ:XXS~3XL

防風性に優れ、12月~2月の寒い時期に最適なウインターシールドジャケット。衣服内の温度調整ができるように、サイドに外気を取り入れるファスナーを装備。適度に風を取り入れることで、衣服内の温度を調節する。フロントフルジップ。

ボトル、バーテープ、ソックスのうち1点がプレゼントされる

かわうその自転車屋さんとは

かわうその自転車屋さんは、週刊漫画TIMESに2014年1月から連載中の自転車漫画。作者は漫画家でイラストレーターのこやまけいこさん。現在単行本が9巻まで発売中。舞台は坂の上にあるカフェみたいな自転車屋「ストラーデ・ビアンケ」。おいしいピザも食べられる自転車屋だ。一見さんも大歓迎。かわうそ店長と羊のヨウコさんがほんわか出迎える。水浴びと自転車を愛する店長に、きっとアナタもメロメロになること必至。そんなストラーデ・ビアンケのウィンターチームジャージがあったら?ということで、このジャージができあがった。

●ワールドサイクルの商品通販ページ

9200系デュラエースがついに登場…完成車は軽自動車並み価格に

自転車用パーツで最高級と言えば、大阪府堺市にある部品メーカー、シマノが製造するデュラエースだ。2021年9月1日に同社はその最新モデルとして9200系を発表。即日のうちにジャイアント、ピナレロ、トレック、ブリヂストンサイクルなど世界の大手メーカーが同パーツ搭載の完成車をリリースした。前2段、後ろ12段の電子制御変速、制動力の高いディスクブレーキ。完成車価格は150万円前後となった。

新型DURA-ACE Di2

最新モデル発表と同時に各メーカーが搭載車を発売へ

9200デュラエースは変速とブレーキシステムのみの展開だが、合計45万円以上する。後ろ変速機の単品価格は8万8704円だ。乗れる状態にするにはフレームや車輪、ハンドル、サドルなどの部品をそろえる必要があり、自転車1台としては軒並み120万円を超える。

ジャイアント・TCR ADVANCED SL0 DISC DA
DOGMA F12 DuraAce Di2 Disc

9月下旬に発売されるブリヂストンサイクルのアンカーRP9は、完成車価格で121万円。ちなみにシマノが同日発表した第2グレードのパーツ群、アルテグラを搭載したモデルを選択すれば66万円。細かな部分を考慮しなければ、この金額が最高級パーツと第2グレードの差の指標ともなる。

トレック・ドマーネ デュラエース

世界最大級の自転車メーカー、ジャイアントもデュラエース搭載のTCRアドバンスドSL0ディスクを発売。価格は137万5000円。イネオス・グレナディアーズチームが乗るピナレロはドグマFデュラエースDi2 12Sを181万5000円で発売した。もはや軽自動車が購入できる価格だ。

アンカーRP9・レーシングブラック

デュラエースはなにがいいのか? 賞金のかかったプロレースでは、わずかな性能差が勝負を分けることもあり、選手が使いたがるのは理解できる。実際に、発表前の本場レースでは刻印を隠したプロトタイプを使う選手もいた。そんな高性能パーツを一般の人たちにも使いこなせるのか?

今回の9200デュラエースに限らず、高級パーツの魅力はストレスを感じることなく走れることだ。握力の弱い女性でもブレーキレバーを軽く引くだけで確実に制動する。上り坂で苦しいときも、指先でワンクリックすれば瞬時に変速してくれる。だから初級者こそデュラエースが重宝するとも言える。精巧な作りなので、整備さえ怠らなければ10年は初期性能を大きく落とさないというメリットもある。

こういった点を総合するとお買い得感が少しある。ただしシマノ製品はある程度のグレードのモデルなら基本性能は十分なので、コストを考えれば廉価グレードを選択するのも間違いではない。F1レースでは世界の最高峰で戦うマシンを一般愛好家が手にするチャンスはないが、デュラエースはお金さえ出せば自分のものにできる。高いけど。

新型ULTEGRA Di2

楽になったらもう元には戻らない…手元変速の開発

変速機を動かすレバーは、かつては下側フレームに取り付けられていて、金属製のワイヤでつながれた変速機を動かしていた。変速するためにはハンドルから手を離す必要があった。これでは快適ではないと考えたのがシマノだ。まず変速レバーをインデックス化して、ワンクリックするごとにギアが1段ずつ動作するようにした。さらにギア側の歯先それぞれに切削加工をしてチェーンが瞬時に動くようにした。そしてついに、走行中にたいてい握っているブレーキレバーに変速レバーを組み込んでしまった。手を離さないで変速できるようにしたのだ。

1990年、7700デュラエースに世界初としてこのシステムが導入された。あっという間に世界標準となり、他メーカーも追従。次第にこのシステムは最下級グレードまで採用されるほどスタンダードなものになった。デュラエースはその後、モデルチェンジのたびに4ケタの品番を大きくし、十代目が9200系となる。

ピナレロ・パリ2022モデルはディスク仕様完成車で39万6000円

すべてのサイクリストに走る楽しさを伝える新しいスタイルのエアロロードとして、イタリアのピナレロが製造するPARIS(パリ)が2022モデルを発売した。エンデュランスロードでもなくグラベルロードでもない。自由度の高いライディングポジションで、使い方を限定しないオールラウンダーモデルだ。

PARISは、使い方を限定せず真にオールラウンドにライドを楽しめるエアロロードという位置づけだ。コンフォートになり過ぎず、しかしポジションの自由度が高いジオメトリー。30mmタイヤまで許容するタイヤクリアランスは多少のグラベルでも安心。

2022年モデルのPARISは、フレームの仕様変更はない。完成車仕様とカラーバリエーションの変更のみとなる。メインパーツはシマノ105で、11速、ディスクブレーキ仕様。完成車(ペダルなし)価格は39万6000円。

BURGUNDY(バーガンディ)

2022PARISの特徴
• ショートリーチ/ ハイスタックなニューコンフォートジオメトリー
• 最新のエアロダイナミクスデザイン
•700x30Cまで許容する余裕のタイヤクリアランス

BLUE STEEL(ブルースティール)
PARIS DISK
フレームマテリアル:T600 UD CARBON / TORAYCA
《完成車仕様》
メインコンポ:シマノ 105 ディスク 11S
ハンドル/ステム/サドル:MOST
ホイール:シマノ RS171 DB
タイヤ:ピレリ P-7 SPORT
サイズ:43, 46, 49, 51.5, 53, 54.5, 56, 58(C-C)
カラー:バーガンディ、ブルースティール、グレイスティール
105 11S ディスク 完成車:39万6000円
GREY STEEL(グレイスティール)

●ピナレロジャパンのホームページ

2022ツール・ド・フランスのコースは10月14日18時からストリーミング配信

2022年の第109回ツール・ド・フランスのコースプレゼンテーションが10月14日午前11時にパリ国際会議場で発表される。この模様は公式サイトのライブストリーミングによって、世界中で視聴できる。日本時間は10月14日午後6時から。

ツール・ド・フランスのコースプレゼンテーション ©A.S.O./T.Colpaert

2022年のツール・ド・フランスは開幕からの3日間、北欧デンマークのコペンハーゲンやその近隣都市で開催されることがすでに発表されている。当初は2021年7月2日(金)、第108回大会がコペンハーゲンでのタイムトライアルで開幕し、同国で3日間を過ごす計画だった。しかしコロナ禍により東京五輪とサッカー欧州選手権が1年延期となったことで状況が一変した。

コペンハーゲンは欧州選手権3試合の会場で、同時期に2つの国際大会を運営・警備することが困難と判断。ツール・ド・フランス開幕地を返上した。これを受けてブルターニュ地方が第108回大会の開幕地を名乗り出た。コペンハーゲンは2022年にツール・ド・フランス開幕地にスライドした。

ツール・ド・フランス発表ライブストリーミング
(公開を終了しました=2023年4月25日追記)

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🇫🇷ツール・ド・フランス特集サイト
●ツール・ド・フランスのホームページ

ツール・ド・フランスファム、女子ステージレースも同時発表

2022年7月24日から31日まで、8日間のステージレースとして行われる女子レース、ツール・ド・フランスファム・アベックズウィフトも同時に発表される。女子ツール・ド・フランスは1984年から1989年までステージレースとして開催されていて、2022年から復活する。