浅草を令和の出前持ちが激走…ニューノーマルスポーツ開催

新しい日常から生まれたスポーツイベント「出前走浅草2020」が11月30日のそばの日を控える2020年11月29日、東京・浅草で開催された。事前にエントリーした30選手(当日DNSとなった選手あり)が思い思いの仮装に身を包み、さまざまなスタイルで蕎麦の器を抱え、浅草の六区ブロードウェイに設けられた特設コースを疾走した。

スターターはFURISODEgirlsが務めた

主催は出前走浅草2020実行委員会。新しい日常から生まれたスポーツイベントと銘打ち、新型コロナウイルス感染拡大防止に十分に留意をして開催した。

エンタテインメントの街らしく、レースの合間には和楽器ステージやライブペインティングのショーを実施。沿道からはたくさんの拍手が送られ、笑顔と活気にあふれる一日になった。

蕎麦の器を抱え疾走する選手
コース途中で蕎麦の器を落とすと大変
女性は5段の蕎麦の器を運ぶ

フードデリバリーといえば、日本に古くからある出前持ち

2020年春以来、新型コロナウイルス感染拡大を予防するため、人々は外出を自粛し、商店や地域は来街者の呼び込みを控え、その影響は観光地にとっては計り知れないものだった。2020年夏以降、行政によるさまざまな施策が行われ、地域も感染症対策等を十分に行いながら、街に賑わいは戻ってきつつあるが、とりわけ浅草のような文化発信地においては、次の文化の礎を発信し、日本に元気を発信していく役割がある。その思いから実行委員会が立ち上がり、イベントを実施するに至ったという。

優勝したティモンディ片岡選手の激走

イベントの内容については、ウィズコロナと言われる新しい日常(ニューノーマル)時代において、フードデリバリー市場が注目を集めている点に着目。12月8日にぐるなび総研の発表した「今年の一皿」が「テイクアウトグルメ」が選ばれたことからも、まさに時代を象徴する点と言える。

フードデリバリーといえば、日本に古くからある「出前持ち」。蕎麦の器を何段も積み上げて自転車で運ぶ多くの写真や記事が、また昭和30年(1955年)には浅草のオレンジ通りで出前コンクールなるものが行われていた記事を検索することもできる。

ナイス出前走賞はバーバラ・ノゾミッティが受賞

この点から着想を得て、令和の時代にアレンジしたニュースポーツが「出前走」だという。現在では片手運転は道路交通法により禁じられているが、ヘルメットの着用やコース安全対策などを実施することで、所轄警察署より許可を得て実施した。

特別賞の「ナイス出前走賞」に選ばれたバーバラ ノゾミッティ選手

【競技ルール】
<出場条件>
・レースへの参加は1人とし、複数人での参加は不可
・18歳以上(上限はなし)、自転車に安全に乗れることが条件
※未成年の参加は保護者のサインが必要

全長約300mの距離を疾走

<使用ギヤ>
・運営側で用意する業務用自転車(補助輪なし)
・顎ひも付きヘルメット着用(持ち込みのヘルメットも使用可)
※膝や肘などにプロテクターを着装は任意

トップ3選手の健闘を讃えて

<得点>
蕎麦の器をもって(片手持ち)、スタートからゴールまで指定の自転車で運ぶ。以下のタイムをベースに、衣装点や蕎麦の段数の要素を反映した合計により順位を決定する。 
・タイム
・衣装点(衣装審査員2人が審査・1人持ち点15点)
・蕎麦の器を運べた段数(男性7段・女性5段)
※衣装点で獲得した点数を秒に換算し、ゴールタイムから引く
例…衣装審査員2名の合計点が20点の場合、ゴールタイムから20秒をマイナス
※途中で蕎麦の器を落としてゴールしてしまった場合、1段につき+30秒のペナルティ
※すべての器を落としてしまった場合は失格
※3分以内にゴールできない場合は失格

出場選手の記念品をTOMI-E a.k.a. 富壱がライブペインティング

<競技方式>
1.スタートホーンの音と同時にタイマーを動かして、テーブルにある蕎麦の器を自分で段積み(男性は7段・女性は5段)、自転車をこぎだす。 
2.コース内の障害物を避けながら、蕎麦の器を落とさないようにゴールを目指す。途中、蕎麦の器を落とした場合には、自分で拾い上げなければならない。すべての器を落としてしまった場合は失格となる。 
3.自転車を降りテーブルに蕎麦を「お届け」して、元気な掛け声「ヘイお待ちどぉ!」とコールしてタイマーを止め、ゴールとなる。 

<表彰>
賞金:1位 10万円 / 2位 5万円 / 3位 3万円
副賞:浅草ROX まつり湯 ペア招待券 / 熊手
審査員特別賞:ナイス出前走賞
副賞:浅草ROX まつり湯 ペア招待券 / 特製蕎麦型トロフィー

●浅草六区エリアマネジメント協会のホームページ

脇本雄太が競輪S級協力選手を代表して医療従事者に寄付

東京五輪代表でもある競輪選手の脇本雄太が、協力選手を代表して、 競輪選手養成所や東京五輪自転車競技の開催地である静岡県伊豆市を通じて、日本赤十字社静岡支部に138万8889円を寄付した。

競輪の脇本雄太と伊豆市の菊地豊視聴

これは脇本が発起人となり、新型コロナウイルスに関連する医療従事者を支援したいという思いから、高松宮記念杯競輪(6月18~21日・和歌山競輪場)に出場したS級S、1、2班の選手たちにユニホームをはじめ、競輪競技に関連した私物を提供してもらい、チャリティーオークション(※ヤフオク!利用期間:6月29日~8月4日)に出品したもの。

伊豆市役所を訪問した脇本は、日本赤十字社静岡県支部伊豆市地区長である伊豆市の菊地豊市長に、「新型コロナウイルスの影響でなかなか走れない状況が続いていました。加えて、私の姉が看護師をしていたこともあり、医療現場が厳しいことも知りました。そのような中で、競輪選手たちが一致団結してできることを考え、チャリティーを行いました」とメッセージ。

「138万円という金額が集まり、ユニホームなどを提供していただいた選手たちには感謝しかないです。今回の寄付金を医療用ベッドやマスクなど、医療現場に必要なもののために使っていただければと思います」と続けた。

このチャリティー活動には、脇本を含め30名の競輪S級選手が参加。現在、感染者が増えている状況の中、脇本は競輪選手の間でも感染者を出さないように予防を徹底しているとも話した。 

 【チャリティーオークション参加選手一覧】
佐藤慎太郎、 新田祐大、 吉田拓矢、 木暮安由、 平原康多、 森田優弥、 黒沢征治、 鈴木竜士、 根田空史、 郡司浩平、 堀内俊介、 渡邉雄太、 簗田一輝、 浅井康太、 脇本雄太、 野原雅也、 村上博幸、 村上義弘、 稲垣裕之、 三谷将太、 稲毛健太、 稲川翔、 松浦悠士、 清水裕友、 小倉竜二、 原田研太郎、 小川真太郎、 松本貴治、 山田英明、 中川誠一郎(敬称略)
(※高松宮記念杯競輪に出場したS級選手たち)

●脇本雄太のプロフィール

ブルックスが都内2店舗限定でクリスマス限定シューズ発売

全米No.1ランニングシューズブランド「BROOKS(ブルックス)」が、クリスマス限定アイテムとして渋谷公園通り店、東京御茶ノ水本店の2店舗限定でクリスマス仕様の特別なシューズを発売する。

サイズ:23cm ~ 25.5cm
価格:1万3200円(税込み)
展開時期:2020年12月~ 

フィット感が高いニットアッパー、ミッドソールにはBioMoGoDNA、アウトソールには石油の代わりにシリカを主に使用したGreenRubberを採用し、よりサスティナブルな1足。アウトソールの矢印形状のパターンにより、接地から蹴り出しまでスムーズな走りをサポートする。

●ブルックスのホームページ

かすみがうらアクティビティコミッションが始動

自転車・サイクリングを活用した観光振興事業を展開するルーツ・スポーツ・ジャパンは、茨城県かすみがうら市、かすみがうら市環境協会、かすみがうら未来づくりカンパニーと連携し、かすみがうら市でのアウトドア体験レジャーやスポーツなどのイベントとツーリズムを通じて、関係人口の拡大と健康的な地域社会の形成を図り、地域づくりや地域の活性化に寄与することを目的する「かすみがうらアクティビティコミッション」を設立した。

ルーツ・スポーツ・ジャパンは、全国各地でサイクルツーリズム事業「ツール・ド・ニッポン」 を展開。かすみがうら市では2012年より毎年自転車耐久レース「かすみがうらエンデュー ロ」を開催し、連携が深いエリア。

「今回の連携により、今まで取り組んできたイベントに加え、通年楽しめるアクティビティをつくり、いつ、誰ときても、遊べる場所となれるようなアクティビティフィールドを創造していきます。歩崎公園を中心としたエリア一帯の自然環境を使って街全体を遊べるアクティビティヴィレッジとしての活性化を目指します」とルーツ・スポーツ・ジャパン。

街全体をつかって遊ぶ、選べるアクティビティ…2020年度はサイクリングをメイン

ライドハンターズ BBQ
<BBQ食材収穫サイクリング>

地域を巡りながら地の食材を集める市内回遊型のサイクリングイベント。事前に配布される「ハンティングMAP」には農水産業の生産者が示され、制限時間の中で好きな場所を訪れて食材をハント(収穫)する。どのようなルートで、どの食材をハントするかは自由。収穫した食材はゴール後に調理してBBQを楽しむことができる。
●詳細・申込サイト

謎解きサイクリング
<霞に隠された霞ヶ浦の秘宝を探せ>

歩崎公園やその周辺に散りばめられた『問題・謎』を解きながら「サイクリング」や「ウォーキング」で、街を巡るアクティビティ。最後まで問題を解き進めていくと、普段は霞みがかって見ることのできない『霞ヶ浦の秘宝』を見つけ出すことができる。事前申し込み不要。
●詳細・申込サイト

ラジオドラマサイクリング
<音声ガイド付きサイクリング>

音声ガイド付きルート案内でかすみがうら市の見どころを耳で情報を聞きながら、目で見て肌で感じる新感覚のミュージアム型サイクリング。

●詳細・申込サイトは準備中

サイクルボール〜かすいちステージ
<日本7大1周制覇を目指せ!>

日本中に散らばった7つのサイクルボールを集める「サイクリング・クエ スト」。日本中の名だたる1周を完走すると、走破の証に「サイクルボール」がもらえる。そのサイクルボールを7つすべて集めると、輪界の女神がサイクリストの願いを1つだけ叶えてくれる。2021年3月28日の期間内に指定された「7つの1周」の完走を目指す旅に出かけよう! まずは 「かすいち」から出発!
●詳細・申込サイト

次年度以降は、サイクリングに限らず、湖を使ったウォーターアクティビティ、里山を活用し たハイキングや森林体験など、かすみがうらでのフィールドでの多様なアクティビティを用 意していく予定。

新城幸也、増田成幸オンライントークショー…だれでも視聴可

東京五輪代表の新城幸也(バーレーン・マクラーレン)と増田成幸(宇都宮ブリッツェン)のオンライントークショーをメリダジャパンが12月13日(日)に開催する。国内外のロードレースをメリダバイクで駆ける2選手の話が自宅などで視聴できる。

今回はMERIDA CYCLING ACADEMYの特別プログラム。特別ゲストとして新城と増田を迎え、コロナ禍で揺れた激動の今シーズンの振り返りや、オフシー ズンの過ごし方、来シーズンの意気込みなど、ここでしか聞けないエピソードを交えた1時間のトークショーを行う。

トークショーはMERIDA X BASE YouTubeチャンネルで無料オンライン配信されるので、自宅でも楽しめる。

【オンライントークイベント概要】
日時 2020 年 12 月 13 日 15:00~16:00
●MERIDA X BASE YouTube チャンネル

事前に質問を募集

●質問はこちらで応募。 ※全て紹介できない場合がある

※録音、録画は禁止
※インターネット接続環境が必要
※通信にかかる費用は各自の負担
※通信環境により画像・音声が乱れる場合もある

【特別ゲスト】

新城幸也
沖縄県石垣島出身のサイクルロードレース選手
TEAM BAHRAIN McLAREN 所属。2009年には日本選手として13年ぶりにツール・ド・フランスに出場し、日本人で初めて近代ツール・ド・フランスを完走した選手の一人となった。
2012年のツール・ド・フランスでは第4ステージにおいて敢闘賞を獲得。日本人で初めてグランツールの表彰台に上がった選手。
2020年はジロ・デ・イタリアに唯一の日本人選手として出場。

新城幸也 ©Yuzuru SUNADA

増田成幸
2006-2007 ミヤタ・スバル~チームミヤタ
2008-2009 エキップアサダ~EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン
2010 チーム NIPPO
2011-2012 宇都宮ブリッツェン
2013 キャノンデール・プロサイクリングチーム
2014- 宇都宮ブリッツェン
2019 年全日本自転車競技選手権 個人タイムトライアル男子エリート優勝

増田成幸

2023ラグビーW杯でサンテティエンヌを訪れたらここを見る

フランスは2023年のラグビーワールドカップ開催国。試合が行われる都市は9つで、現地に足を運んだら訪れてみたい場所を順次紹介。1903年の第1回ツール・ド・フランスのステージ順に紹介しているが、最終日のパリは後回しにして、6都市目は第1回大会からコース途中に訪問しているサンテティエンヌ。

ル・コルビュジェ建築のひとつサン・ピエール教会 ©Saint-Etienne Tourisme & Congrès / Arnaud Frich © F.L.C / ADAGP Conception, Le Corbusier architecte, José Oubrerie assistant (1960-65). Réalisation, José Oubrerie architecte (1970-2006).

サンテティエンヌはこの2世紀以上にわたり、アートと工業の結びつきを通じてつねにダイナミックな変貌を遂げてきました。工業都市から未来を先取りする都市へ、サンテティエンヌでは「ともに生きる」を合言葉にさまざまな活動が取り組まれています。

そこで活用されているのがデザイン。この街ではデザインが人々の創造的な可能性をあらわにし、それらを刺激する触媒となっているのです。

さらにサンテティエンヌはフランスで唯一、2010年よりユネスコ・デザイン都市に認定されています。 揺さぶり、動かし、展開する。そんな心意気で行動するサンテティエンヌの人々が特に大切にしているのが、問いを発し、疑問符をすぐさま感嘆符に変えること。何事にも完璧が求められる世の中で、サンテティエンヌはその歴史、地理、文化、創造においてつねに常識からちょっとはずれる冒険心を発揮してきました。

ロワール峡谷、シャトー半島を望む ©Saint-Etienne Tourisme & Congrès / Max Coquard-Bestjobers

そんなサン・テティエンヌの街で、迷子になってみませんか。そう、迷子。でも、とびきり楽しい迷子です。

迷い込むのは、サンテティエンヌ近現代美術館、鉱山博物館、芸術産業博物館などのミュージアム、クリエーターやアーティストのデザイン作品があちこちで目を引くトラブール(建物と建物のあいだに設けられた抜け道)、通り、路地、階段、さらには伝説の競技場スタッド・ジェフロワ・ギシャール(別名スタッド・ショドロン・ヴェール/緑の鍋)、そして驚きが詰まったル・コルビュジエの建築群…。

芸術産業博物館 ©Saint-Etienne Tourisme Congres Pierre Grasset

好奇心に満ち満ちたサンテティエンヌは、人生を全力で応援する街。ここでは失敗なんてありません。挑戦し、やり直し、飛躍するのみです。 常識にとらわれずに心をオープンにするために、サンテティエンヌに遊びに来ませんか?

必見の場所

ヨーロッパ最大のル・コルビュジエの建築群
Le plus grand site européen Le Corbusier
建築に造詣のある人や好奇心旺盛な人ならば、フィルミニFirminyにあるル・コルビュジエの建築群は見逃せません。ル・コルビュジエはここで、建築は都市問題にひとつの解決策をもたらし、社会の組織化に寄与しうるということを証明しました。というのもフィルミニは、この先見の明ある建築家が手がけたヨーロッパ最大の建築群が残されているからです。色とりどりの通りを備えた集合住宅「ユニテ・ダビタシオンUnité d’Habitation」、コニック(円錐形)にしてアイコニックな教会、古代ギリシャのアクロポリスに想を得た競技場、ユネスコの世界遺産に登録されている「文化の家Maison de la Culture」から構成されるなんとも贅沢な観光スポットです。

シテ・デュ・デザイン ©Saint-Etienne Tourisme & Congrès / TRENTA

シテ・デュ・デザイン
La cité du design
2010年よりサンテティエンヌはユネスコのクリエイティブ・デザイン都市に認定されています。それを象徴するのが文化施設「シテ・デュ・デザインCité du design」。かつての王立兵器製造所が、レストランを備え、展覧会、セミナー、才能育成などあらゆるジャンルのイベントを実施するスペースに生まれ変わったのです。寂れた工場跡地だった過去を払拭し、創造性あふれるスポットとして脚光を浴びています。

シテ・デュ・デザインの赤道気候温室 ©Saint-Etienne Tourisme & Congrès / Magali Stora

芸術産業博物館
Musée d’art et d’industrie
兵器、リボン、自転車。芸術産業博物館を見学すれば納得するでしょう。サンテティエンヌが「デザインの街」と称されるのは、デザインがこの街のDNAに組み込まれているからでもあることを。サンテティエンヌはいつの時代も発明品を作り出してきました。火器はもちろん、織機も、織物も、自転車も。そう、フランス初の自転車が発明されたのは、ここサンテティエンヌです。

ぜひ試したい食

ラペ
Les rapées
千切りにしたジャガイモをこんがり焼いたガレット。サラダ、サラソン(地元のチーズ)、ハムやソーセージなどと一緒にいただく、サンテティエンヌの人々のソウルフードです。

メゾン・デュキュルティの「ラぺ」 ©Faire figurer le nom de la structure

ヌガステル
Nougastelle
チョコレートは(ほぼ)誰でも好きなはず。とはいえ、サンテティエンヌのチョコレート愛は筋金入り。1882年にまで遡るこの愛の物語を象徴するのがヌガステルで、アーモンドとヘーゼルナッツのプラリネを詰めたヌガティーヌの殻にアーモンドパウダーをまぶした繊細な味わいが魅力です。

ヌガステル ©Nougastelles – Weiss

サンテティエンヌ新着情報

サンテティエンヌ国際デザインビエンナーレ2021
La 12ème biennale internationale du design
12回目となる2021年の国際デザインビエンナーレのテーマは「岐路」。2021年4月28日から8月21日までの3カ月間、「すでに何をなしているか?」、「さらにほかに何をなしうるか?」という問いのもとで、デザインをアドベンチャーへと押し進める展覧会がいくつも開催されます。2021年の「ゲスト大陸」はアフリカ。

国際デザインビエンナーレ ©Saint-Etienne Tourisme & Congrès / Pierre Grasset

レ・アール・ビルトキ
Les Halles Biltoki
1827年に造られた建物を、サンテティエンヌ流アール・ド・ヴィーヴル(暮らしの美学)を発信する施設に変えて蘇らせる――それが「レ・アール・ビルトキ」プロジェクトです。2021年4月にオープン予定の当施設(面積1,200m²)のテーマは「分かち合い」。食に携わる店や職人が多数参加するので、サンテティエンヌのグルメな雰囲気を存分に味わえるスポットになるはずです。

ビストロ・ガガの料理 ©Saint-Etienne Tourisme & Congrès / Marion Dubanchet

周辺の見どころ

ロワール峡谷
Les gorges de la Loire
ロワール川、広葉樹林、城館、川面に浮かぶ島々、切り立つ崖。そうしたものに出会える場所、それがロワール峡谷自然保護区Réserve Naturelle des Gorges de la Loireです。4,000ヘクタールの自然のうち、355ヘクタールが地方自然保護区に指定されています。新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込めるこの場所まで、サンテティエンヌからわずか15分。

ロワール峡谷、グランジャン城を望む ©Saint-Etienne Tourisme & Congrès / Max Coquard-Bestjobers

ピラ地方自然公園
Le parc régional du Pilat
中山性山地と森が広がる700km2のピラ地方自然公園は日常を忘れてリフレッシュできる場所。サンテティエンヌの中心部からたった10分のところに広がっています。

ピラ地域公園 ©Saint-Etienne Tourisme & Congrès / Max Coquard-Bestjobers

地元の有名クラブ

カーズ・リュグビー
CASE RUGBY
サンテティエンヌと言えばサッカー。ですが、7つの丘に囲まれたこの街ではラグビーもつねに特別な地位を保ってきました。それは何より、地元のクラブ、カーズ・リュグビーのおかげです。クラブは2010年、たった2年でフェデラル2からプロD2への昇格を果たすという信じられない快挙を達成しました。

さらにラグビーは、大きな大会があるたびに街を興奮の渦に包んでいます。スタッド・ジェフロワ=ギシャールは2007年のラグビーワールドカップの会場に使われたほか、ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップの準決勝で隣街クレルモン・フェランのクラブがサラセンズと対戦したときには、なんと41,5000人の観客を集めました。これは新記録です!

ラグビー好きにおススメ

RWC2023開催スタジアム
Stade Geoffroy Guichard スタッド・ジョフロワ・ギシャール
4万2000席

サン・パトリック
Saint Patrick
サンテティエンヌの繁華街、サン・ジャック地区にあるラグビーファンが集まるアイリッシュパブ。ラグビーフランス代表チームや地元のサッカーチーム「ASサンテティエンヌ」のほか、ラグビーアイルランド代表チームなどの勝利が祝われます。

サン・ジャック地区のマルティール・ド・ヴァングレ通りにあるアイリッシュパブ ©Saint-Etienne Tourisme & Congrès / Pierre Grasset

ジャン・ジョレス広場
Place « Jean Jaurès
試合前、あるいは試合後におすすめの界隈。ワインバー、ビアバー、各種テラス、ビストロ風レストランなどがそろっていて飽きさせません。

サン・ジャック地区のマルティール・ド・ヴァングレ通り ©Saint-Etienne Tourisme & Congrès / Pierre Grasset

パリからのアクセス
鉄道:パリ・リヨン駅から高速鉄道TGVで2時間50分、ロワシー・シャルル・ド・ゴール空港駅から高速鉄道TGVで3時間
●サンテティエンヌ観光局のホームページ

2023ラグビーワールドカップの開催都市
クリックすると各都市のおすすめポイント紹介ページに飛びます。
●Bordeaux ボルドー
●Lille リール
●Lyon リヨン
●Marseille マルセイユ
●Nantes ナント
●Nice ニース
●Paris パリ
●Saint-Etienne サンテティエンヌ
●Toulouse トゥールーズ

【特集ページ】ラグビーワールドカップ2023