エガン・ベルナルが中国の伝統的服装で自転車に乗る

3回目の開催となるツール・ド・フランス・シュコダ上海クリテリウムが11月16日に中国の同地で開催される。前日にはツール・ド・フランス総合優勝のエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス)らの出場選手がメディアデーとしてさまざまな催しに参加した。

エガン・ベルナルが中国の上海に登場 ©A.S.O. Pauline Ballet

大会にはベルナルをはじめ、ロット・スーダルのカレブ・ユワン(オーストラリア)、バーレーン・メリダのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)、ユンボ・ビスマのステーフェン・クライスバイク(オランダ)、ミッチェルトン・スコットのマッテオ・トレンティン(イタリア)らが参加。海外勢は17選手、中国は28選手がクリテリウムレースに挑む。

中華料理作りに挑むビンチェンツォ・ニーバリ ©A.S.O. Pauline Ballet
中国のファンと自撮りするエガン・ベルナル ©A.S.O. Pauline Ballet
カレブ・ユワンがタレントのRachel YUXIと対決 ©A.S.O. Pauline Ballet

5年前より自転車に乗っている人が多い

「中国に戻ってきてとてもうれしい」とユワン。
「ツール・ド・北京に参加したのは5年前で、この日も時差ボケを感じさせることなく、高層ビルの58階に位置するリッツカールトン・レストランからのパノラマ風景を写真で納めた。

カレブ・ユワンがあまりにも決まりすぎている ©A.S.O. Pauline Ballet

「大都市の特別な雰囲気が好き。今回のサーキットでは、観客は一瞬で通過してしまう古典的なレースコースとは異なり、集団の走りを数回見ることができる」

「中国の人たちのサイクリング知識がヨーロッパと同じくらい高いかどうかは分からないけど、スポーツへの関心は高まり続けている。2014年に訪れたときは街でそれほど多くのサイクリストを見なかったから」

カレブ・ユワンがあまりにも決まりすぎている ©A.S.O. Pauline Ballet

クライスバイクとヘーシングは町にくり出して朝食

「こんな巨大な街でペダルを踏むことができるなんてスゴい」と、2019ツール・ド・フランス総合3位のクライスバイク。

「上海を評価するには、早起きが必要。交通量の多さを見るために夜明けに目覚めてロベルト・ヘーシンクとともに自転車の乗って公園で散策したんだ。地元料理がたくさんあふれる旧市街のカフェで100%地元の朝食を口にしたよ。すべて興味深かった」

●ツール・ド・フランス・シュコダ上海クリテリウムのホームページ

ラグビー大学選手権決勝は新国立競技場で開催へ

日本ラグビーフットボール協会は2020年1月11日(土)に開催される「第56回全国大学ラグビーフットボール選手権大会」の決勝戦を、新装となった「国立競技場」で行うことを決定した。国立競技場で同選手権決勝戦が行われるのは、2013年度の第50回大会決勝戦(2014年1月12日)以来となる。

同選手権は11月24日(日)の1回戦(1試合)を皮切りに、全14校によって覇を競う。ラグビーワールドカップ2019日本大会の熱気をそのままに2020年以降につなげる絶好の機会として、大学日本一を懸けた決勝戦を新しい国立競技場で行うことにした。

イベントでは東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と連携し、同年の東京2020オ リンピック・パラリンピック競技大会の運営準備に向けたオペレーションの確認も行われる予定。

チケット情報については確定次第、協会オフィシャルウェブサイトなどでお知らせする。

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ブリヂストンサイクリングの隊列に入れるVRゴーグル工作キット

ブリヂストンサイクルは2019年11月15日(金)から12月31日(火)の期間中に、対象の子ども用自転車を購入し、2020年1月31日(金)までにキャンペーン特設サイトから応募した先着5000人に、オリンピックで実施される自転車競技(チームパシュート)を体感できる「VRゴーグル工作キット」をプレゼントするキャンペーンを実施する。

キャンペーンは開催まで300日を切った東京2020オリンピックに向けて、オリンピックで実施される自転車競技(チームパシュート)を大迫力の360度VR映像で体験することができるゴーグル型の工作キットをプレゼントするもの。

応募者へ配信する二次元コードからVR動画をダウンロードした手持ちのスマートフォンをVRゴーグルへセットすることで、青空の下、同社が保有する自転車競技チームTEAM BRIDGESTONE Cyclingの隊列に入ってアジアNo.1の実力を持つ選手たちと一緒に競技場を駆け抜ける気分を味わうことができる。

クロスファイヤージュニア

さらに、VR動画の中に隠れているキーワードを見つけて応募すると抽選で100人にブリヂストンオリジナル東京2020マスコットグッズが当たるWチャンスも用意している。VR動画が閲覧できる二次元コード付きTEAM BRIDGESTONE Cyclingカードは、応募者全員に配信するので、だれでも挑戦できる。

●利用できるスマートフォンの条件は・サイズ:幅70mm×高さ150mm×厚さ10mm以内のもの・ジャイロセンサー(角速度センサー)搭載機種

エコパル

■自転車競技(チームパシュート)とは

すり鉢状の自転車競技場「バンク」で行われるトラックレースの一種で、4人1組の2チームがホーム側とバック側に分かれスタート、相手を追い抜くか、タイムで勝敗を決めるトーナメント。ゴールした3番手の前輪でタイムを計測。風よけとなる先頭の交代が戦略的な競技。東京2020オリンピックでは、伊豆ベロドロームで行われます。

■キャンペーン概要

【キャンペーン応募期間】
2019年11月15日(金)~2020年1月31日(金)23:59まで
(対象車購入期間)2019年11月15日(金)~2019年12月31日(火)
キャンペーン特設サイト

【キャンペーン対象車種】
・エクスプレスジュニア
・クロスファイヤージュニア
・エコパル(エコパルモカはキャンペーン対象外)

エクスプレスジュニア

【応募方法】
①購入
キャンペーン期間内(2019年11月15日(金)から12月31日(火))に対象車を購入。
②応募フォームに必要事項を入力
キャンペーン特設サイト(www.bscycle.co.jp/2020VR)にアクセスし、応募期間内に応募フォームに必要事項を入力。
③応募者全員にTEAM BRIDGESTONE Cyclingカードをプレゼント

2020年2月中旬に電子メールで360度のVR動画が閲覧できる二次元コード付きカードを配信。VR動画は、カードを使って(または配信される電子メール内に記載されたURLから)2月下旬から視聴できる。※VR動画公開期間:~2021年2月28日まで
④先着5000人にVRゴーグル工作キットをプレゼント
2月下旬頃に、先着5000人に郵送
⑤360度のVR動画を視聴
カードに記載されている二次元コード、または利用ガイド(VRゴーグル工作キットに同梱)内の二次元コードやURLから、手持ちのスマートフォン にVR動画をダウンロード後、VRゴーグルにセットして楽しむ

バルデは2020年ツール・ド・フランスを回避し東京五輪に照準

AG2Rラモンディアルに所属するフランスのロマン・バルデは2020年、ジロ・デ・イタリア(5月9〜31日)、東京五輪(7月25日)、スイスのマルティニーで開催される世界選手権ロード(9月27日)をターゲットにすると明らかにした。

AG2Rラモンディアルのバンサン・ラブニュ監督とロマン・バルデ

AG2Rラモンディアルは恒例となったアルプス山麓オワザンでの冬季トレーニングキャンプに入り、11月14日にイゼール県のボジャニーで記者会見を行い、バルデとバンサン・ラブニュ監督が2020シーズンの展望を語った。

バルデは1月21〜26日にオーストラリアで開催されるサントスツアー・ダウンアンダーでシーズンイン。2月20〜23日に行われるヴァル・エデザルプが欧州緒戦に。2月29日から3月1日までブクルドロームアルデッシュを走る。

ブエルタ・ア・エスパーニャには参戦の予定だが、ツール・ド・フランスを回避して直後に開催される東京五輪にベストコンディションで臨みたいという。10月末に開催されたツール・ド・フランスさいたまに来日した際に、バルデは悪天候にもかかわらず富士山麓の東京五輪コースを試走している。

ジロ・デ・イタリア、東京、世界選手権に集中

「ロマン・バルデの2020年シーズンのプログラムは、チーム経営陣やマネージャーが個人的な願望を考慮して全員が同意のもとで組み上げられた」とラブニュ監督。
「ジロ・デ・イタリア、東京五輪、世界選手権に集中する。そのコースは彼の資質にとても適している。バルデの勝利への渇望が2020年は高まることを我々は知っているし、バルデはシーズンを通して集団内の主要で野心的な選手になると思っている。

「2013年に初めてツール・ド・フランスに参加して以来、常に高いレベルのパフォーマンスで優秀な成績を修めてきたレースに出場しない。それでもジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャというグランツールを自信と野心を持って参加するだろう」

2019ツール・ド・フランスに出場したロマン・バルデ ©A.S.O. Pauline BALLET

ツール・ド・フランスをあきらめるのは簡単じゃなかった

「もっと輝きたい。だから最高の状態でジロ・デ・イタリアに参加したいと願っている。新しい世界に飛び込むとき、この3つの大きな目標を立ててシーズンを分けることはエキサイティングだ」とバルデ。
「ツール・ド・フランスをあきらめるのは簡単なことではなかった。しかし2020年はこれまでいじょうのシーズンインをするつもりで、目標のレースにつながる美しい物語んpページをめくるのは絶好の時期のように思える。

私の2020年のレースプログラムは、AG2Rラモンディアルチームの経営陣と連携して構築された。一貫性があり、野心的であり、私は2020年1月のオーストラリアでレースシーンに戻ることを楽しみにしている」

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●AG2Rラモンディアルのホームページ

フランス旅で各地のワインを飲むのはエッフェル塔観光と同じくらい重要

フランス観光開発機構パリ本部がフランスのワイン雑誌「Terre de Vins(テール・ド・ヴァン)」と共催して立ち上げた「ワインツーリズム大賞 LES TROPHÉES DE L’ŒNOTOURISME」の第1回金賞受賞者が来日した。近年観光分野の中でも目覚ましい発展を見せるワインツーリズムに脚光を当て、フランス国内外の旅行者の需要に合わせながら日々ワインツーリズムの素材を提供するワイン生産者(シャトーやドメーヌ)の努力や創意をたたえるもの。

14のワイン産地に属するワイン生産者やワイン関連施設を対象にして、9つの部門よりそれぞれ金賞、銀賞、銅賞を選出。さらに3つの審査員特別賞を加えた合計30賞が2019年3月19日にフランスで発表されていた。

金賞受賞団体には日本へのビジネストリップが贈られ、今回の来日となった。メンバーは2グループに分かれて長野県軽井沢市、宮城県仙台市を訪れ、ワイナリーや酒蔵視察を通じて当地におけるテロワールを観光推進に活かした取り組みについても学んだ。

14日に挨拶したヌーヴェル・アキテーヌ地方観光局イノベーション・開発ディレクターで、フランス観光開発機構内の「ワインツーリズム・クラスター」副会長を務めるブリジット・ブロックは「この賞は、フランス観光開発機構内でワインツーリズムの価値向上を目指す取り組みを始めてから20年目の成果。フランスでワイナリーを訪問しそのワインを試飲することは、エッフェル塔を訪問することと同じくらい重要なこと」と語った。

来日した第1回ワインツーリズム大賞金賞受賞者と、当該地域の観光局メンバー

受賞ワイナリー
団体名(カッコ内はワイン産地)
受賞部門 / 地方
●シャトー・ド・ペノーティエ
Château de Pennautier (11610 Pennautier)
建築と景観 オクシタニー地方(ラングドック)
メゾン・アッカーマン
Maison Ackerman (49400 Saumur)
芸術と文化 / ロワール地方(ロワール渓谷)
シャトー・ヴェニュス
Château Vénus (33720 Illats)
クリエイティブとオリジナリティー / ヌーヴェルアキテーヌ地方(ボルドー)
シャンパーニュ・パニエ
Champagne Pannier (02400 Château-Thierry)
ビジネス関連ワイン ツーリズムとプライベートイベント / グランテスト地方(シャンパーニュ)
シャトー・フィーリー
Château Feely (24240 Saussignac)
教育及び環境配慮 / ヌーヴェルアキテーヌ地方(シュッドウエスト)
シャトー・ギロー
Château Guiraud(32210 Sauternes)
レストラン / ヌーヴェルアキテーヌ地方(ボルドー)
シャトー・ド・メルキュエス
Château de Mercuès (46000 Cahors)
宿泊 / オクシタニー地方(シュッドウエスト)
シテ・ド・シャンパーニュ・コレ
Cité du Champagne Collet (51160 AÿChampagne)
アペラシオン価値向上・公的機関 / グランテスト地方(シャンパーニュ)
ラ・シャブリジェンヌ
La Chablisienne (89800 Chablis)
家族経営ワイナリー / ブルゴーニュ・フランシュコンテ地方(ブルゴーニュ)

●フランス旅日記
●フランス観光開発機構のホームページ

全日本王者の入部正太朗がNTTへ。メジャー出場の可能性

2019年の全日本チャンピオン、シマノレーシングに所属していた入部正太朗がUCIワールドチームのNTT(南アフリカ)に移籍することが11月14日に発表された。同チームは現在のディメンションデータ。グランツールをはじめとした主要大会の出場権を有する。

NTTの入部正太朗

2019年7月のオリンピックテストイベントにも出場した入部。メジャーチームへの移籍で、東京五輪代表選考に必要なポイントを集めるチャンスが増えた。現在2枠の日本男子代表選手に名乗りを挙げることになった。

ディメンションデータはNTTグループにあったが、2019年からNTTブランドを前面に押し出す戦略に転換。ツール・ド・フランスでもITソリューション分野で技術協力し、来季はいよいよチームのメインスポンサーネームとなった。

30歳の挑戦は簡単じゃないが全身全霊で

「チームNTTに加入することができて、大変うれしく思います。競技を始めてずっと目標にしていた世界トップカテゴリーのチームで世界に挑戦できるからです。これは私にとってこの上ない幸せです」と入部。

「30歳から挑戦ということは決して簡単ではありませんが、私は全身全霊をかけてチームのために走ります。尽力いただきました方々には感謝します。ありがとうございました」

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