プロファイルデザインからエアロバーなど最新アクセサリーが入荷中

自転車アクセサリーメーカーのプロファイルデザインから、エルゴアームレスト搭載の新型エアロバー「ソニックエルゴ35a」や、角度調整可能なリアハイドレーション「RM-P2システム」など各種新製品が発売され、日本にも入荷が始まった。取り扱いはカワシマサイクルサプライ。

SONIC/ERGO/35a

●SONIC/ERGO/35a
ソニックブラケットのシンプルさとエルゴアームレストの人間工学を兼ね備え、業界をリードする快適なフィット感を提供。35aエクステンションは、35°で80mmの立ち上がりが可能。1万2510円(税込み)

●SUBSONIC/RACE/35a
サブソニック/レース/35aエアロバーは、ロースタックのサブソニック・ブラケットと、腕を包み込むように支えるレース・アームレストを組み合わせて、より低くより幅を狭くセッティングすることが可能。35aエクステンションは、35°で80mmの立ち上がりをもち、ライザーキットを使用してもロースタックのままグリップアングルも適切に保てる。1万8240円(税込み)

RM-P2 リアハイドレーション システム

●RM-P2 リアハイドレーション システム
14°の範囲で角度調整が可能なサドルレール取り付けブラケットを採用し、ボトルケージを2つまで装着できるリアハイドレーションシステム。7450円(税込み)

TANK ストレージ

●TANK ストレージ
トップチューブに装着するハードシェルタイプの大型ストレージ。専用台座にボルトオンもしくはベルクロストラップで装着可能、ラバーベースを挟むことによりベルクロ装着時のずれを防ぐ。トライアスロンだけでなくロングライドやツーリングにも最適。4270円(税込み)

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第1ステージはスプリントを狙うも落車の影響で機能せず…キナンのロワールエシェール

フランス北中部のロワールエシェール県を舞台に行われるステージレース、ツール・デュ・ロワールエシェールが4月11日に開幕。4年連続の出場となったキナンサイクリングは5選手がスタートラインに並んだ。183.5kmで争われた第1ステージではスプリントを狙うも、フィニッシュ直前に複数の落車が発生。これに影響されて上位進出はならず。翌日以降のステージで再挑戦することとなった。

ツール・デュ・ロワールエシェールに参戦するキナンチーム ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

4月6日にフランス入りし、県庁所在地であるブロワを拠点に活動を行っているキナン。トレーニングや調整を進め、遠征終盤に入りここまでの成果を試す場として今大会へと臨んでいる。今回のメンバーは椿大志、塚本一樹、中西健児、雨乞竜己、新城雄大。チームは2017年以降、この遠征におけるメンバー選出を若手から中堅年代の日本人選手に限定していて、2018年も平均年齢23歳の5人で編成。サイクルロードレースの本場であるヨーロッパでのレースを通じて、チームの底上げを目指す。

59回目を迎えるこの大会はレースカテゴリーこそUCI2.2クラスだが、活躍した選手が数年後にトッププロチーム入りするなど、将来を有望視される選手たちの登竜門的な位置づけとも言われている。キナンとしてもこれまで以上に戦力を整えて参戦しているだけに、存在感を示すことが求められる。

迎えた第1ステージはブロワからフジェールシュルビエーブルまでの183.5km。スタートから21kmと28.4kmに山岳ポイントが設けられる。そのうち1つ目の山岳ポイントは最大勾配20%の急坂。2つ目の山岳ポイント以降は平坦基調。しかし、コースレイアウトには記されないアップダウンが潜んでいるほか、この土地特有の強風やテクニカルなコーナーが集団をふるいにかける。そして最終盤はフジェールシュルビエーブルに設けられた10.5kmの周回コースを約3周半めぐってフィニッシュする。

スタートから発生した逃げ狙いのアタックにキナン勢も応戦。リードを奪うチャンスも見られたが実らず、他チームの3選手が飛び出すとプロトン(メイン集団)はそれを容認。キナン勢5人はメイン集団でレースを進めることとなった。逃げる3人とメイン集団との差は約5分程度にまで広がったが、スプリントを狙うチームを中心にタイム差をコントロール。キナン勢も集団内でポジションを確保しながら、残り50kmを過ぎてから本格化したペースアップに対応した。

やがてプロトンは終盤の周回コースへ。最終周回には逃げていた選手を吸収し、スプリントの態勢へと移ってゆく。キナンは雨乞が集団前方を押さえながら勝負に備える。しかし、残り3km手前から断続的に落車が発生。集団の前方、後方問わず次々と複数の選手によるクラッシュが起き、キナン勢も足止めを余儀なくされてしまった。このステージに集中していた雨乞も目の前で起きた落車によって止まらざるを得ず、勝負に絡むことはできなかった。

フィニッシュから3km以内でのトラブルであれば、発生時に属していた集団と同タイム扱いとなるが、これが適用されたのは新城と中西の2人。ともにステージ優勝者と同じタイムとなっている。

翌12日の第2ステージはベルヌアンソローニュ(Vernou-en-Sologne)からラ・フェルテアンボー(La Ferté-Imbault)までの200km。スタートからしばらくは平坦基調が続き、140km過ぎと150km過ぎにそれぞれ山岳ポイントが設定される。最後はラ・フェルテアンボーの周回を約3周走ってフィニッシュ。第1ステージ同様、スプリント勝負となることが予想されているが、天候やレース展開次第では定石通りとはならないことも大いに考えられる。第1ステージで悔しい結果となったキナンとしては、挽回を狙って臨むことになる。

ツール・ドゥ・ロワール・エ・シェール第1ステージ結果(183.5km)
1 レオナルド・ボニファツィオ(イタリア、AVC エクサンプロヴァンス) 4時間23分2秒
2 ヨヒム・アリエセン(オランダ、メテック・TKH コンチネンタルサイクリングチーム) +0秒
3 ディラン・マルドナード(フランス、AVC エクサンプロヴァンス)
4 アリダン・デデッケル(ベルギー、ロット・スーダルU23)
5 キャスパー・フォンフォルサク(デンマーク、チームコロクイック)
6 ケヴィン・ボイエ(フランス、S.C.オリンピック・デ・ディジョン)
78 新城雄大(KINAN Cycling Team)
108 中西健児(KINAN Cycling Team)
122 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +2分47秒
137 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +3分37秒
147 椿大志(KINAN Cycling Team) +9分6秒

個人総合時間
1 レオナルド・ボニファツィオ(イタリア、AVC エクサンプロヴァンス) 4時間22分52秒
2 ヨヒム・アリエセン(オランダ、メテック・TKH コンチネンタルサイクリングチーム) +4秒
3 ディラン・マルドナード(フランス、AVC エクサンプロヴァンス) +6秒
4 シーン・レイク(オーストラリア、ベネロン・スイスウェルネスサイクリングチーム) +7秒
5 ニコラ・プロドーム(フランス、シャンベリーシクリズムフォルマシオン)
6 アリダン・デデッケル(ベルギー、ロット・スーダルU23) +10秒
80 新城雄大(KINAN Cycling Team)
108 中西健児(KINAN Cycling Team)
136 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +2分57秒
144 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +3分47秒
147 椿大志(KINAN Cycling Team) +9分16秒

ポイント賞
1 レオナルド・ボニファツィオ(イタリア、AVC エクサンプロヴァンス) 15pts

山岳賞
1 ニコラ・プロドーム(フランス、シャンベリーシクリズムフォルマシオン) 8pts

ヤングライダー賞
1 ディラン・マルドナード(フランス、AVC エクサンプロヴァンス) 4時間22分58秒
60 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +3分41秒

チーム総合
1 AVC エクサンプロヴァンス 13時間9分6秒
25 KINAN Cycling Team +2分47秒

雨乞竜己

雨乞竜己のコメント
しばらくは集団内で椿や(新城)雄大と一緒に動いていて、周回コースに入ってからは単独でポジション確保していた。(足止めとなった場面は)周囲の選手に挟まれるような感じになってしまい、足をついて踏ん張るのがやっとだった。1ステージ走って、感触はすごくよい。距離を進むごとに体の動きもよくなってきて、調子は悪くないと感じている。第2ステージも混戦となりそうだが、もう1度挑戦する。

新城雄大

新城雄大のコメント
逃げにトライしたが、全体のペースが速かったことと、細かなアップダウンやワインディングで脚を使ってしまい、他選手のアタックに反応できないまま逃げの3人を行かせてしまった。その後は気持ちを切り替えて、集団内でリラックスして走った。周回コースに入ってからは、雨乞さんのスプリントのアシストができればと思っていたが、落車が起きたこともあり、ひとまずはフィニッシュすることに専念した。調子は悪くないので、第2ステージでは逃げにトライしつつも、第3ステージ以降で勝負できるよう準備をしていきたい。

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オランダのハイテクバイク、バンムーフが月々2500円からの定額料金制スタート

オランダのアムステルダムを拠点とするハイテク自転車メーカーのバンムーフが、定額料金制「VANMOOF+」をスタートさせる。2018年4月11日にアムステルダムで発表した。この新たなサービスで利用できる自転車は、近日発売予定の、スマートとエレクトリファイド(電動)自転車。この画期的なサービスにより、月々2500円からハイクオリティな自転車ライフをより多くの人々が楽しめるようになる。

バリアを除く
バンムーフが創立された10年前から、バンムーフのミッションは「次世代の10億人に向けて」自転車を作ること。ライト、ロック、販売方法、スマートテクノロジーなど革新的な方法で新しいシティバイクを生み出したことで高い評価を得てきた。さらに、従来のビジネスモデルにとらわれず、費用、維持費、盗難などの心配などのバリアを取り去り、そのミッションに向けて走り出した。

「みんな使い捨てのプロダクトには飽き飽きしているんだ。丈夫でスマートなバイクが⾧い目で見たらお得で、高い品質の製品に対する世界的な需要を見込んでいる。バイクの商品としてのライフサイクルの責任はバンムーフにある。そのことによってバンムーフ側にリス
クが高まるとしても、バンムーフのバイクをより多くのライダーに届けたいんだ」とバンムーフ共同創立者のティース・カーリエ。

乗った分だけ支払えばいい
短時間の利用が多いシェアバイクと違い、VANMOOF+はひとつのバイクを利用者が必要な期間、ずっと乗り続けていていい。維持費用も込みで、万が一盗難にあった際にバイクを取り戻すか、交換できるバンムーフの盗難防止サービスPeace of Mindの利用も可能。
「ハイクオリティなシティバイクをみんなが乗るようになれば、それだけ車の渋滞や電車の混雑も減るよ。バンムーフのバイクの耐久性やスマート技術が、世界の都市が抱えている問題を解決する糸口になると思っている」とバンムーフ共同創立者タコ・カーリエ。

バンムーフCEOのティース・カーリエ

買うのは自転車ではなく「カギ」
VANMOOF+の利用者は最初に自転車代のほんの一部の「カギ代」を支払う。ライダーが定額料金制を終了する際は、そのカギを別の人に渡し、定額料金を引き継いでもらうことができる。この方法により利用者は自転車を大事に扱い、使い続けてくれるという発想だ。世界中で乗り回すバンムーフは東京をはじめ、ニューヨーク、ロンドン、台北、ベルリンなどにブランドストアがある。VANMOOF+の利用者は、それらの都市を旅行した際、本人とその同行者がスマートもしくはエレクトリファイドバイクを無料で借りることができる。

「バンムーフを創立したきっかけはニューヨークへの旅行だった。自転車で大都市を走り回るスリルに魅せられたんだ。そのエキサイティングな経験をより多くの人に味わってもらいたい」とカーリエ。

定額料金制「VANMOOF+」は4月24日からスタート。バンムーフの2018年の新商品は2回に分けて発表予定。スマートバイクは、4月24日、最新のエレクトリファイド(電動)は5月下旬の発売予定だ。VANMOOF+の申し込みはウエブまたはバンムーフのブランドストアへ。東京のブランドストアは原宿に5月中旬オープン予定。

●バンムーフの日本語ホームページ

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カステリ、SRAM、METが東京で一般展示会…試着や購入も

Castelli(カステリ)2018年春夏モデル、SRAMコンポーネント、METヘルメットの一般向け展示会を輸入代理店のインターマックスが開催する。4月14日(土)の11:00~19:00に、東京のGallery ZOOMAN(東京都渋谷区神宮前3-21-18)で行われる。

castelli TRY ON!
2016年から春夏・秋冬と開催してきたcastelli TRY ON! 今回は2018年春夏モデルを中心に展示をし、実際に試着できる。実際に見て手にとって、着られる空間を提供する。一部のモデルに関してはその場で販売も行う予定。2018シーズンはツール・ド・フランス&ブエルタ・ア・エスパーニャを制したスカイをサポートするカステリ。さらにジロ・デ・イタリアのリーダージャージのサプライヤーを務めるなど、活躍の幅を広げている。実際に選手が着用するものと同じ作りのワンピースや、悪天候時に着用するレインウエアなど、なかなか店頭では見ることのできないモデルを実際に試着できる。(一部のモデルでは試着ウエアの用意がない場合も)

SRAM EXPERIENCE
2018シーズンもカチューシャ・アルペシンをサポートしてUCIワールドツアーをともに戦うSRAM。チームが使用する無線電動コンポーネントRed eTapをはじめ、DoubleTapによる独特の操作性が人気を集める機械式コンポーネントのRed/Force/Rivalシリーズ。近年Discロードの普及とともに確実にシェアを拡大している1x11(ワンバイイレブン)。SRAM EXPERIENCEではこれらの製品の展示はもちろん、気になる操作感や変速性能を実機で体験することができる。世界3大コンポメーカーの一角を担い、ロードバイクのみならずトライアスロンやシクロクロスでも注目を集めるSRAMの性能が試せる。

MET day
2018年モデルMETヘルメットの展示・試着会。最新のトレンタ3Kカーボンや、スプリンターの愛用するマンタHES、フィッティング感に定評のあるリヴァーレHESなどのレーシングヘルメットから、街乗りや通勤・通学で活躍するヘルメットまで、2018ラインナップのほとんどが用意される。

SCICONの輪行バッグ「エアロコンフォート」のパッキング体験を実施。自分のバイクを持参してパッキングすることも可能。

入場自由だが、事前に来場予約をする。3000円以上を購入するとカステリマグカップがもらえる。来場予約は、下記の項目を明記して tryon(アットマーク)intermax.co.jp までメール送信すればいい。
〈予約者氏名〉
〈来場予定人数〉
〈来場予定時間〉

◆問い合わせ先
株式会社インターマックス
tryon(アットマーク)intermax.co.jp

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河端朋之ケイリン銀メダル獲得の世界選手権…NHK BS1で再放送

競輪選手の河端朋之が男子ケイリンで銀メダルを獲得したトラック世界選手権の模様をNHK BS1が再放送する。「前半」が4月11日(水)午後1時~1時50分、「後半」が4月12日(木)午後1時~1時50分、3月30日(金)に放送されたもの。

トラック世界選手権の男子ケイリン。左から2位河端朋之、優勝ファビアンエルナンド・プエルタス、3位レビ ©Takenori WAKO/JCF

河端のケイリン銀メダル獲得をメインに、年に一度の戦いをハイライトでお届けする。時事ニュースなどで変更される可能性もある。

トラック世界選手権の男子ケイリンで2位になった河端朋之(左) ©Takenori WAKO/JCF

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尾根幹を走るパールイズミの第7回ライド…参加費無料で交流の軽食タイムも

自転車ウエアメーカーのパールイズミが手がけるライドイベント”PI RIDE”が2018年4月29日に開催されることになり、その参加者募集が始まった。主に中級者を対象に、南多摩尾根幹線道路からゼブラカフェを目指し3~4時間(約60km)ほど走るイベント。今回はライドの目的としてゼブラカフェ(津久井店)を訪れる。カフェで軽食を食べながら参加者同士の交流の時間も設けている。目的地を目指して楽しく安全にサイクルスポーツ経験をしてみよう。

パールイズミのPI RIDE

イベント概要
開催日 2018年4月29日(日)
時間 08:00~12:30
場所 ローソン稲城鶴川街道店付近ゼブラカフェ 津久井店
コース ローソン稲城鶴川街道店付近(矢野口)~ゼブラカフェ(津久井)~ローソン稲城鶴川街道店付近(矢野口)
(帰路のみ途中で離脱しても可)
対象 ロードバイクを所有し、50km以上のライドを経験している方、平地を時速23~25kmで巡航できる方
講師 大西勇輝(Pearl Izumiブランドアンバサダー)
参加費 無料(ゼブラカフェでのコーヒー、軽食はパールイズミ負担)

申し込み方法
以下のメールアドレスあてに必要な情報を記載して送付
pi_ride@pearlizumi.co.jp
名前、メールアドレス、住所、電話番号、職業、生年月日、性別、自転車走行の経験歴
応募後、同社にて受付・抽選(定員を超えた場合は抽選とし、当選者に順次メール連絡)

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