しまなみ海道サイクリングバスツアー4月21日発…都心部から両夜行で定番コースに直行

観光バスのトランクルームにスポーツバイクを専用キャリアで搭載し、人気コースまで直行するサイクリングバスツアー。大好評だった「しまなみ海道ライナー」が復活し、4月19日(金)夜出発~20日(土)現地サイクリング~21日(日)午前中帰着の日程で開催される。

1月下旬に正式発表され、参加者募集を開始するというが、ツアー内容や参加料金はほぼ前回同様と想定される。

アジア最高のサイクリングコースとして人気のしまなみ海道。都内から大型観光バスを使って格安に楽しめるサイクリングバスツアーはアクセス手段、愛車の移送、しまなみ海道帰路の移動方法、交通費や滞在費といったコストを一気に解決したオススメツアーだ。

前回は30人が参加。ほとんどがしまなみ初体験で、車内2連泊の長距離旅行もゴール後に温泉施設で汗を流して、帰路はグッスリという人が多かった。

前回は金曜夜に東京駅から新宿駅を経由して出発。およそ2時間ごとの運転手交替とSAでの休憩を取りながら、土曜日朝に広島県尾道市のサイクリング拠点、Onomichi U2に到着した。

Onomichi U2でまずはしっかり腹ごしらえ。おいしいパンが豊富にあり、たまごの調理方法はお好みのものを指定できるのが魅力だ。同施設はサイクリスト向けホテルも備えるが、夜行バスツアーなら宿泊費が不要なこともポイント。

しまなみ海道をいく。サイクリング専用道ではなく、歩行者も利用するので、出会ったときは減速するなどゆとりを持って

サイクリング時は尾道観光協会の現地スタッフがアシスト。手作りマップが配布され、協会スタッフがサポートカーを運転して万全を期した。補給地点のはっさく屋で「はっさく大福」、ドルチェ本店でジェラートが提供されたが、今回も同様のサービスを予定しているという。

前回はすべての参加者がしまなみ海道約90kmを走って今治市にゴール。往復1600kmのツアーを安全に旅した観光バス乗務員は両夜行のため運転士2名体制のうえ、現地待機中にホテルで仮眠を取った。 ホテル宿泊のない両夜行の弾丸ツアーとなるため、ひとりで2席を占有できるゆったりシート(4万9800円)が人気。友だちなど2人組みなら隣同士のシートそれぞれ3万9800円で参加できた。

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●国際興業のサイクリングバスツアー

川本翔大がアジア・パラサイクリング選手権の個人パーシュートで優勝

インドネシアのジャカルタで開催されている第8回アジア・パラサイクリング自転車競技選手権は大会2日目の1月10日、男子個人パーシュートC1-3が行われ、川本翔大が3分51秒057で貫禄勝ち。金メダルを獲得した。

パラ川本決勝
アジア選手権パラサイクリング男子個人パーシュートの川本翔大 ©2019 JCF

パラ川本表彰
アジア選手権パラサイクリング男子個人パーシュートC1-3で優勝した川本翔大 ©2019 JCF

パラサイクリング男子B(視覚障がい)スプリントでは日本の木村和平・倉林巧和(パイロット)が2位になった。

脇本雄太がアジア選手権男子ケイリンで3回目の優勝

インドネシアのジャカルタで開催されている第39回アジア自転車競技選手権は大会2日目の1月10日、男子ケイリン決勝が行われ、脇本雄太が優勝した。2位はムハマド・シャローム(マレーシア)。3位に河端朋之、6位に新田祐大。

アジア選手権男子ケイリンで優勝した脇本雄太 ©2019 JCF

アジア選手権トラック競技2日目は男子ケイリン、チームパーシュート決勝などが行われた。男子ケイリンは2018年世界選手権銀メダルの河端、ワールドカップで優勝した脇本、アジア大会銀メダルの新田の3選手が出場。決勝まで全員順当に進出した。

決勝は脇本がペーサー退避後からの先行でそのまま他を寄せつけずに完勝し、アジア選手権で3度目の金メダルを獲得。河端は3位、新田は6位となった。

●脇本雄太のコメント

アジア選手権で優勝するのも3回目、勝って当たり前という感じに思っている。1回戦、2回戦は思ったとおりのレースができなかったが、決勝は納得できるレースを心がけ、それができた。世界選手権へ向けてしっかり気持ちを入れ直し、また頑張りたいと思う。

アジア選手権男子ケイリン優勝の脇本雄太。右は3位河端朋之 ©2019 JCF

エリートのチームパーシュートは男女ともに予選を2位で通過して、決勝の相手は韓国。予選のタイム1位の相手にともに序盤は対等な走りを見せたが、後半に隊列が乱れて失速。韓国に追い抜かれ、男女ともに銀メダルに終わった。チームパーシュートはオリンピック出場枠獲得に向けて最低限のポイントは得たものの、残るワールドカップでの上位入賞が求められる厳しい立ち位置が続く。

男子チームパーシュートのジュニアは決勝でカザフスタンとの接戦を制した。

アジア選手権男子チームパーシュートで日本(窪木、近谷、一丸、橋本)は2位。優勝は韓国 ©2019 JCF

男子チームパーシュート

1 韓国

2 日本(窪木一茂、近谷涼、一丸尚伍、橋本英也)

アジア選手権女子チームパーシュートで日本(中村、梶原、古山、吉川)は2位。優勝は韓国 ©2019 JCF

女子チームパーシュート

1 韓国

2 日本(中村妃智、梶原悠未、古山稀絵、吉川美穂)

アジア選手権ジュニア男子チームパーシュートで日本(高橋、四宮、岡本、生野)が4分17秒298で優勝 ©2019 JCF

ジュニア男子チームパーシュート

1 日本(高橋舜、四宮寛人、岡本勝哉、生野優翔)4分17秒298

ジュニア女子オムニアム

2 内野艶和

ワンティとコフィディスがツール・ド・フランス出場…残るワイルドカードは2チーム

ツール・ド・フランス主催者が7月6日から28日まで開催される第106回大会の出場22チームのうち20チームを1月10日に発表した。

2018ツール・ド・フランス第4ステージを走るコフィディスとワンティ勢 ©ASO/Alex BROADWAY

UCI(国際自転車競技連合)の規定によりUCIワールドチームは全18チームが自動的に出場権を獲得。第2ディビジョンチームの中からUCIの起用に則り、ヨーロッパツアーの上位2チームであるワンティ・グループゴベール(ベルギー)とコフィディス・ソルシオンクレディ(フランス)が選出された。

今回の発表で出場枠を獲得できなかったアルケア・サムシックのエマニュエル・ウベール代表は、「UCIランキングによってワイルドカード2チームが選出されたことには納得だ」としつつ、「われわれもツール・ド・フランスはシーズンでもっとも重要なレースと位置づけていて、オフトレーニングから努力を怠っていない。残る2枠をつかみとるために開幕から積極的に走っていきたい」と自信を見せた。

ワイルドカードは残り2チームで、ツール・ド・フランスディレクターのクリスティアン・プリュドムも「発表日は未定」とコメント。残り2枠に対して、出場を熱望するフランスの第2ディビジョンチームは3つ。2018捻出場のアルケア・サムシックとディレクトエネルジーに加えて、ビタルコンセプトB&Bホテルが加わる。

●ツール・ド・フランス出場チーム(UCIワールドチーム)

アージェードゥーゼル・ラモンディアル(フランス)
アスタナ(カザフスタン)
バーレーン・メリダ(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
CCC(ポーランド)
ドゥクーニンク・クイックステップ(ベルギー)
グルパマFDJ(フランス)
ロット・スーダル(ベルギー)
ミッチェルトン・スコット(オーストラリア)
モビスター(スペイン)
ディメンションデータ(南アフリカ)
EFエデュケーションファースト(ドイツ)
ユンボ・ビスマ(オランダ)
カチューシャ・アルペシン(スイス)
スカイ(英国)
サンウェブ(ドイツ)
トレック・セガフレード(ドイツ)
UAEエミレーツ(UAE)

2018ツール・ド・フランス第9ステージ ©ASO/Pauline Ballet

袖ヶ浦チャレンジが3月31日開催…エントリー受け付け開始

「袖ヶ浦チャレンジ2019」が3月31日(日)に千葉県袖ヶ浦市の袖ヶ浦フォレスト・レースウェイで開催される。現在エントリー募集中で、エントリー締め切り日は3月13日(水)。

袖ヶ浦フォレスト・レースウェイを走るエンデューロ

大会は袖ヶ浦フォレスト・レースウェイを舞台に開催するサーキットレースイベントで「ツール・ド・ニッポン2019」の1stステージとして開催される。

種目は自身のレベルに合わせて距離を選べる「サイクルチャレンジ」。所定の距離(243km、200km、160km、100km)の完走時間を競う。サイクリストそれぞれの「チャレンジ」をテーマに、シーズンはじめの力試しや、自分の限界に挑戦したい人を応援するさまざまな「完走サポート」が用意されている。

チャレンジをたたえる「完走記念品」も

【名称】袖ヶ浦チャレンジ2019

【開催日】2019年3月31日(日)

【会場】袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ(千葉県袖ケ浦市) ※入場無料

【種目】サイクルチャレンジ

【主催】一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン

【事務局】ツール・ド・ニッポン事務局(ルーツ・スポーツ・ジャパン内)

袖ヶ浦チャレンジ2019のWebサイト

袖ヶ浦チャレンジ2019のコースマップ
自分に合った”チャレンジ”が選べる距離設定
チャレンジを後押しする「完走サポート」がうれしい

グライペルとバルギルで2019シーズン始動…アルケア・サムシック

ドイツのアンドレイ・グライペルとフランスのワレン・バルギルをツートップにしたアルケア・サムシックが2019シーズンのチームプレゼンテーションを1月9日に行った。

アルケア・サムシックのワレン・バルギル(左)とアンドレ・グライペル

フランス登録のプロフェッショナルコンチネンタルチームはメインスポンサーとしてアルケア銀行を獲得。2018年の「フォルチュネオ」は同社のオンラインバンキングの子会社。今季からアルケアブランドを前面に押し出して、チームジャージも刷新した。

アルケア・サムシックのワレン・バルギルが記者会見に登壇

バルギルは2017ツール・ド・フランスの山岳王。2018年に フォルテュネオ・サムシック に移籍して期待されたが、ツール・ド・フランスでは活躍できなかった。

ロット・スーダルから今季移籍してきたグライペルはツール・ド・フランス区間11勝のスプリンター。2016年最終日のパリで勝利してから同大会で勝ち星がなく、新天地での活躍を誓う。

アルケア・サムシックに移籍したアンドレ・グライペル
アルケア・サムシックの選手らがチームプレゼンテーションの舞台裏でニュージャージを着用
アルケア・サムシックはBHに乗る