フルームが勝ち抜きバトル参戦…1回戦はバルギルと対決

自転車ロード界の最強16選手が5月23、24日にバーチャルレース「チャレンジ・オブ・スターズ」に挑戦する。ジロ・デ・イタリア主催者のRCSスポルトがインドアサイクリングのBKOOLとコラボして、時計のティソとイタリア電力公社のエネルを公式パートナーとしてレースをバーチャル開催。その模様はSNSで配信される。

自宅でトレーニングするクリストファー・フルーム

バーチャルレースはトスカーナ地方の仮想コースを走るスプリンター部門と、ステルビオ峠を上るスプリンター部門に分かれ、それぞれ8人のトップ選手が勝ち抜き形式で優勝を目指す。

「新型コロナウイルス感染拡大によって私たちがレースに参加できない時に、テクノロジーを使ったチャレンジ・オブ・スターズイベントに参加し、サイクリングファンにエンターテイメントをもたらすことは素晴らしい」とイネオスのクリストファー・フルーム(英国)。

「この新しいタイプのチャレンジを、このスポーツのトップライダーを相手にチャレンジすることを楽しみにしている」

チャレンジ・オブ・スターズのクライマー部門組み合わせ

出場選手
●クライマー

ヤコブ・フルサン(アスタナ)
ジュリアノ・チッコーネ(トレック・セガフレード)
ビンチェンツォ・ニーバリ(トレック・セガフレード)
シモン・ゲシュケ(CCC)
ラファウ・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ)
トーマス・デヘント(ロット・スーダル)
クリストファー・フルーム(イネオス)
ワレン・バルギル(アルケア・サムシック)

4月18日から5月10日まで7ステージで争われたジロ・デ・イタリアバーチャルで総合優勝したアスタナの一員、ヤコブ・フルサン(デンマーク)は、「確かに現在の状況を考えると、多くのレースがキャンセルされたり延期された状況で、屋内サイクリングは実際の道路の上でレースができるのを待っている間、トレーニングとして優れた代替手段だ」と語り、今回もエントリー。

「私たちは、新しい国際カレンダーに設定されたレースに出場することができるのを楽しみにしている。チャレンジ・オブ・スターズのように、ライバル選手と真剣バトルを味わうことができるのは素晴らしいことだ」

チャレンジ・オブ・スターズのスプリンター部門組み合わせ

出場選手
●スプリンター/ルーラー

パスカル・アッカーマン(ボーラ・ハンスグローエ)
ナセル・ブアニ(アルケア・サムシック)
ファビオ・ヤコブセン(ドゥークニンク・クイックステップ)
マッズ・ピーダスン(トレック・セガフレード)
カレブ・ユアン(ロット・スーダル)
ティム・メルリエ(アルペシン・フェニックス)
マッテオ・トレンティン(CCC)
フィリッポ・ガンナ(イネオス)

レースの模様はベルギーのテレビ局「スポルザ」で独占中継されるが、日本では視聴できない。世界中のファンはTwitter、facebook、Instagramでチェックできる。

●チャレンジ・オブ・スターズのTwitter
●チャレンジ・オブ・スターズのfacebook
●チャレンジ・オブ・スターズのInstagram
🇮🇹ジロ・デ・イタリアの特集サイト

モンベルが医療機関に防護服やフェイスシールド、レインウエア提供

日本のアウトドアブランド、モンベルが新型コロナウイルス感染症拡大を受け、医療活動を行っている機関や感染抑制のため活動されている各自治体保健所・役所などへの支援を行なっている。医療機関にタイベック素材の防護服やフェイスシールド、レインウエアを提供し、最前線の医療現場で活用されている。

医療機関へタイベック素材の防護服やフェイスシールドを提供

また、アウトドア義援隊として医療機関への義援金を広く募集。義援金は銀行振り込みの他、モンベル店舗での購入時に付帯するメンバーズポイントでの支払い(一口100ポイントから)、さらに準備ができ次第、モンベルストア店頭に募金箱を設置し、援助金の受け付けを開始する。

写真下は防護服の試作品をつくる辰野勇モンベル代表

●モンベルの詳細ホームページ

湘南の海が南国のビーチのようにきれいな本当の理由

相模湾に面した湘南海岸のうち、鎌倉から逗子や葉山にかけてエメラルドグリーン色の海が広がっていて、地元では話題になっている。新型コロナウイルス感染拡大により観光地の店舗が営業を取りやめていて、人通りが少なくなったのが原因か?

葉山町の真名瀬海岸から江ノ島を臨む(2020年5月17日撮影)

神奈川県鎌倉市の海では2017年5月にもニュースで報じられるほど、海の色が変わって話題になったことがある。

鎌倉市の海岸で2017年5月上旬、水温上昇でプランクトンが異常増殖して海面の色が変わる、赤潮とみられる現象が確認されていた。さらに夜光虫が波の刺激で発光し、青白い光が波間にゆらめく幻想的な光景が一面に広がった。夜光虫はプランクトンの一種だという。

このときはかなり衝撃的な赤い海だったが、今回は南国を思わせるようなエメラルドグリーン色だ。ただし遠目に見れば南国パラダイスのようだが、海面に接近してみると透明度に乏しく、抹茶ラテを大量に流し込んだかのように濁っている。

秋谷の立石公園(2020年5月17日撮影)

実は今回も植物プランクトンの大増殖によって、白潮という現象が起きたのではないかと、横浜国立大学臨海海洋センターがfacebookに書き込んでいる。

「これは赤潮ならぬ白潮と呼ばれる現象です。白潮も植物プランクトンの大増殖の結果であり、円石藻という藻類が原因です」(横浜国立大学臨海海洋センターのfacebookより)

「南国の海のようですが、透明度はどの測点でも4mほどしか無く、どちらかというと抹茶ミルクでしょうか」

秋谷の立石公園。駐車場は緊急事態宣言のため閉鎖中(2020年5月17日撮影)

新型コロナウイルス感染拡大により、経済活動が停止し、化石燃料を使った交通手段や工場などの稼動がストップしている。こころなしかこれまでより青空が広がったような気もするが、湘南海岸の海は自然の浄化によってもたらされたとは言えないようだ。

5月14日には緊急事態宣言が一部で解除された。神奈川県は依然として宣言が継続しているが、5月17日の日曜日には湘南海岸で渋滞が発生。観光地として多くの飲食店が軒を連ねる鎌倉の小町通りも営業再開する店舗が増え、人通りが増えてきた印象がある。
【関連ニュース】「鎌倉には来ないで」感染率が高い観光地鎌倉が悲痛な訴え

見た目は美しいが、湘南海岸では極めて珍しい白潮現象は海産物にも打撃を与えることになり、地元の漁業関係者は警戒心を強めているという。

同センターでは採集した試料を使って、さまざまな解析をしていく予定だという。

●横浜国立大学臨海海洋センターのfacebook

葉山町の真名瀬海岸から江ノ島を臨む(2020年5月17日撮影)

ジロ公式バーチャルレースにトップ16選手がエントリー

自転車ロード界の最強16選手が5月23、24日にバーチャルレース「チャレンジ・オブ・スターズ」に挑戦する。ジロ・デ・イタリア主催者のRCSスポルトがインドアサイクリングのBKOOLとコラボして、時計のティソとイタリア電力公社のエネルを公式パートナーとしてレースをバーチャル開催。国際的に放送される。

RCSスポルトがBKOOLと提携してスター選手に挑戦の舞台を提示した。バーチャルトーナメントとして、8人のクライマーと8人のスプリンターがノックアウト対決し、それぞれのカテゴリーで最強の選手を争う。

BKOOLのテクノロジーにより、ヒルクライムはステルビオ峠、スプリンターはトスカーナのコースをそれぞれの室内で再現。没入型の経験を楽しむことを可能にした。

レースの模様は、イベントの公式ソーシャルメディアチャンネル(Facebook、Instagram、Twitter)によって報じられ、世界中のファンがその展開を目撃することができる。

出場選手
●スプリンター/ルーラー
パスカル・アッカーマン(ボーラ・ハンスグローエ)
マッズ・ピーダスン(トレック・セガフレード)
ナセル・ブアニ(アルケア・サムシック)
マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)
ファビオ・ヤコブセン(ドゥークニンク・クイックステップ)
カレブ・ユアン(ロット・スーダル)
マッテオ・トレンティン(CCC)

●クライマー
ラファウ・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ)
ビンチェンツォ・ニーバリ(トレック・セガフレード)
ジュリアノ・チッコーネ(トレック・セガフレード)
ワレン・バルギル(アルケア・サムシック)
ヤコブ・フルサン(アスタナ)
トーマス・デヘント(ロット・スーダル)
シモン・ゲシュケ(CCC)
その他の出場選手は随時更新中

●イベントの公式Twitter

自転車活用推進研究会がコロナ後の自転車活用緊急アンケート

自転車活用推進研究会が5月19日まで「コロナ後の自転車活用についての緊急アンケート」をバイシクルクラブ編集部と共同で行う。新型コロナウイルスの感染拡大対策の一つとして増えつつある自転車利用の現在と、コロナ終息後の自転車利用を予測し、どのような対策が必要かを模索するため。

海外ではコロナ禍の出口論として、自転車活用が提案されている。3密を避け、さらに公共交通機関の乗車率を抑制できる自転車利用は、自粛解除後の日本でも増加するものと期待している。

ただ、通勤・通学の手段がどれほどの規模で変化するか、場合によっては道路の容量を超える可能性もあり、過度の交通集中で新たな危険が生じるかもしれない。そこで増加傾向を把握し、自転車活用をより安全に快適に保つための政策提言を準備したいと考えたという。

「みなさまのご協力をお願いするとともに、どうか、ご家族、友人知人にもアンケートへの参加をお呼びかけいただきますようお願い申し上げます」と同研究会。

アンケートへの回答は、自活研サイトのトップページから、または専用ページから。設問は16項目。5分以内に回答選択が終了する。締め切りは5月19日(火)の深夜24時。

■集計結果と分析はでき次第、自活研サイトとバイシクルクラブ公式サイトなどで公開するが、途中集計状況も専用ページでチェックできる。

また、自転車活用推進研究会のヘルメット委員会が着用実態の把握調査の資金を集めている。【自転車ヘルメット着用率の全国47都道府県市場調査】費用のためのクラウドファンディング。3000円から。

ピナレロのELITE社製FLYボトルが久しぶりに国内入荷

ピナレロから久々にロゴ入りボトルが入荷した。ELITE社製のFLYボトルを採用しているので、軽量で柔らかいボディはスクイーズしやすく、流量が多く飲みやすいバルブと合わせてライド中の水分補給をサポート。また広口タイプなのでドリンクが注ぎやすく、使用後は簡単に洗浄できる。

PINARELLO FLY WATER BOTTLE(容量550ml)

PINARELLO FLY WATER  BOTTLE
容量:550、 750ml
カラー:ホワイト、ブラック
税抜定価:1240円(550ml)、1540円(750ml)

PINARELLO FLY WATER BOTTLE(容量750ml)

○ブラック 550mlは現時点で未入荷、納期は確認中。
○ FLYボトルはプロ選手からのフィードバックにより、軽さと握りやすさを最優先しているので、輸送中のへこみがおきやすい商品。その場合は一定時間放置するか、40℃~50℃くらいのぬるま湯を入れると元に戻る。また密閉性は完全ではないので、逆さにしたり一般の水筒の代わりにカバン等に入れて使用すると漏れる恐れがある。

●ピナレロのホームページ