さりげなく350kmの移動がありました…ひたすらシャルトルへ

ツール・ド・フランス取材者日記第7ステージ。快適なホテルだったので、この日はゴールのサルドプレスに急いで行かずに、部屋のデスクで原稿を執筆。午前11時にチェックアウトをして地下のガレージでゴール地点をGPS検索したら、「えっ! 距離350km。到着時間午後3時!」。前日のゴールから40kmしか離れていない町に宿を取ってしまったんですけど、大会は翌日のスタート地まで100kmほど東進していて、さらにレース距離が231kmほぼ一直線。

ラスト5kmからシャルトル大聖堂に向けてまっすぐの道。選手はどう見えるんだろう?

焦っても仕方ないので、心を落ち着かせて東へ。スタートの町を高速道路でパスすると、スタートを待たずに出発してきたチームバスが次々と登場。ボクは途中2回くらい休憩したので、各車それぞれ3回くらいパスした感じです。

ゴールはシャルトル。いつもの競馬場のところがゴールで、このあたりはシャルトルに泊まるときにジョギングしているのでよーく知っています。ウサギは原っぱにいて、かわいいんですけど、注意していないとウサギの掘った穴でねんざします。

この日は経費を浮かせるために郊外のHôtel Inn Design Chartres Resto Novo。ホテルズドットコムで41ユーロの支払い済みなんですけど、フロントでボクの名前を見つけられず。
「ブッキングドットコムですよね」
「いや、ホテルズドットコム」
「それ、結局同じです。でも見あたらないです」

シャルトル大聖堂は2度の失火によって右側の尖塔が重厚なロマネスク様式、左側が優美なゴシック様式に © C. Mouton – CRT Centre-Val de Loire

パソコンで予約状況のページを検索しているうちに、「あ、あった。エクスペディアですね」

よくシステムは分からないんですけど、フランスではどんな予約サイトを使っても最終的にエクスペディアに集約されるようです。

家族経営のホテルで、レストランもあったのでそこで夕食。ビールを飲みに来た人はいましたが、食事はボクだけで、ウエイトレスも庭に出て家族でおしゃべりをしたりしているので、こっちも完全リラックスでつくろげました。

翌日はゴールのアミアンまでのGPS入力を済ませて、走らなければいけない距離を確認した上で手洗い洗濯。朝のジョギングもいい感じで走れたので、元気百倍で第8ステージへ。

シャルトル大聖堂までジョギング。GPSデバイスはたぼの足跡が残せるだけでなく、迷子になったときに「スタートに戻る」が役立つ

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