マルコ・ファヴァロさんが自転車と自動車が共存できる道路づくりをトーク

2018第4回自転車活用研究会の公開セミナーとして、イタリアのマルコ・ファヴァロさんが「日本の道路が本当に狭いのか〜イタリアの道路づくりを見ながら、自転車と自動車の共存を考える」と題したトークセミナーを開催。2018年8月29日(水)にライフクリエーションスペースOVE南青山で行われ、残席は少ないが一般参加できる。

マルコ・ファヴァロさん

「日本の道路は交通量が多く、狭い。ドライバーも安全距離を保たず自転車の前に割り込む。日本人はマナーがいいと聞きますが、ドライバーは逆? このような声をヴィンテージサイクリングイベント、エロイカ・ジャパンに参加するために、来日する多くのサイクリストから耳にします。私もそう思います」とファヴァロさん。

大都会の道路だけでなく、郊外に延びてゆく国道級の道路も幅が狭く、自動車はすれすれの距離で通り去っていく。
「イタリアと日本は似ているところが多いが、なぜ日本のほうが狭く感じるのでしょう。両国は敗戦から立ち上がり、驚くべき高度成長を遂げ、クルマを中心に国づくりが行われました。しかし、1980年代に入るとイタリアが経済の一つの柱である自動車産業に背を向けるように、街づくりをはじめ、道路づくりの方針の大転換を行い、自転車・自動車の分離、安全を考慮した道路づくりが始まりました」

最新のデータを見ながら、イタリアが進めようとしている自動車と自転車の共存を考える。

■講師:マルコ・ファヴァロ(Marco Favaro)さん
49歳、イタリア生まれ。東京都在住のスポーツジャーナリスト、テレビ解説。名古屋大学教育学部卒。イタリア外務省のサポートのもと、イタリア語やイタリア文化を世界に普及するダンテ・アリギエーリ協会東京支部や一国際自転車交流協会の理事を務め、サイクルウエアブランド「カペルミュール」のモデルや欧州プロチームの通訳も行う。日本国内でサイクリングイベントを企画

日本の道路が本当に狭いのか〜イタリアの道路づくりを見ながら、自転車と自動車の共存を考える
■2018年8月29日(水)18:30ー20:30
■ライフクリエーションスペースOVE南青山/東京都港区南青山3-4-8 KDXレジデンス南青山1F。地下鉄「外苑前」駅1a出口から、青山通りを渋谷方面へ。南青山三丁目交差点を左折し、直進。最初の信号のある交差点を右へ(角のSKI SHOP JIROが目印)。坂の途中、青山迎賓館の向かい。約600m・徒歩約8分
■自転車活用研究会会員500円(非会員1000円)
閉会後の懇親会:参加費1000円
参加申し込みは自転車活用研究会

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