山内斗真、山本純子、吉田安里沙が決勝へ…レッドブル・アイスクロス

レッドブル・アイスクロス横浜は2月14日、タイムトライアルとLCQ(Last Chance Qualifier)と呼ばれる敗者復活戦が行われ、日本勢男子は山内斗真が、女子は山本純子と吉田安里沙が一般観客が来場する15日夜の決勝に進出した。大会は横浜市の臨港パーク特設会場で開催される。

世界のトップ選手と一緒に滑る山本純子(後方の赤いジャージ) ©Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

この競技での第一人者である山本はこの日早朝に行われたタイムトライアルで、出場23選手中の14位。女子は8位までが決勝に進出し、9位以下の選手がLCQに回ったが、山本は安定した走りで勝ち抜け、翌日の決勝に進出した。

「決勝では同じ実力の選手たちばかりなので、あとはハートだけ。明日は練習でいくつかのポイントを確認し、いい感触をつかんで本番に臨みたい」と山本。

吉田安里沙が15日の決勝に進出
スタート台からのシーン

吉田もLCQを突破して翌日の決勝へ。「楽しく滑れるようになったのが収穫です。明日の決勝も頑張りたい」と喜びを見せた。

滑るたびに実力がついてきたことを感じると吉田安里沙
男子で唯一の決勝進出を果たした山内斗真

男子で唯一の決勝進出を果たした山内は、「ボクしか残っていないので、やりきるしかない」と闘志を見せた。

山内斗真 ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool
LCQでも果敢な走りを見せる山内斗真 ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool
山内斗真が海外勢に一歩も引けを取らない滑りを見せる ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool
鈴木雅仁(後方)。「スポーツは勝たないといけないので」と敗北を認めた

ベテランの鈴木雅仁は決勝進出ならず。
「自分がヘタなだけ。情けないです」という第一声。「いろんな人にサポートしてもらってここに立てているので」と、決勝進出は最低限の目標だったという。

「経験としては積めたけれど、スポーツは勝たないといけないので。もうちょっとだったとかの言い訳は通用しない」

36歳という年齢でも挑戦できることもあるが、このスポーツは16歳から本格的に始めることができるので、若い世代がこのスポーツの魅力を感じ取ってくれるような育成をしたいと言葉を続けた。

安床武士。「リベンジ一心でここに来たけれど」と痛恨の予選敗退

インラインスケートのスーパースター、安床武士も決勝進出を阻まれた。
「インラインスケートをやめてアイスクロスに集中すればレベルアップは確実にできるけど、自分はインラインスケートを一生の仕事としてやっていくのだから、本筋は譲れないという弱さがあるんです」とコメント。

女子の佐藤つば冴も決勝には進めず。
「いつになったら楽しめるんでしょうか?」と語る一方で、タイムトライアルの1本目はこれまで以上にうまく滑ることができ、失意の中でも少しの自信がついたことが収穫だという。
「一番大事なことはブレないことですね。これからもこの競技を続けていきたいと思います」


2月15日(土)一般公開日
08:30〜11:00 トレーニング
15:00 開場
18:00〜20:30 決勝

18:00メンズ Round of 64
18:45ウィメンズ 準々決勝
19:10メンズ Round of 32
19:35メンズ Round of 16
19:45ウィメンズ 準決勝
19:55メンズ 準決勝
20:05ウィメンズ 決勝
20:15メンズ 決勝
20:30授賞式
決勝進出を逃した佐藤つば冴

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