ガールズケイリン総選挙で太田りゆや高木真備らが選出

「顔よりも太もも」というキャッチフレーズで知られるガールズケイリン総選挙の結果投票が発表され、7選手が8月13日に名古屋競輪場で開催されるガールズケイリンコレクション2020への出場権を獲得した。

総選挙の1位は児玉碧衣。2位は高木真備。3位は石井寛子。2024パリ五輪の女子ケイリン出場を目指す太田りゆが7位。

整理番号級班登録番号氏名年令府県期別
1L115080児玉 碧衣25福岡108
2L115021高木 真備25東京106
3L114963石井 寛子34東京104
4L115032小林 優香26福岡106
5L115023石井 貴子30千葉106
6L115218太田 りゆ25埼玉112
7L115027長澤 彩32愛知106
荒川ひかりは選考期間において欠場防止策にかかる規程などに抵触したため、選出なし。級班及び年令は第63回オールスター競輪初日(2020年8月12日)時点のもの

ガールズケイリン総選挙とは

オールスター競輪(8月12日~16日・名古屋競輪場)開催中に実施される一発勝負のレースに出場させたい14名のガールズケイリン選手を決めるのが、ガールズケイリン総選挙。上位7選手が女子最高レベルのガールズドリームレースに、8〜14位がアルテミス賞レースに出場する。

※2019年後期(7月~12月)における平均競走得点が47点以上の選手を投票対象としていて、47点未満の選手は除外している。投票12位の福田礼佳は選考期間において規定の出走回数に達していないため不選出。

●ガールズケイリン総選挙のホームページ

全日本選手権ロードは中止。2020年レースは再延期もせず

自転車ロード競技の日本チャンピオンを決める全日本選手権が新型コロナウイルス禍により2020年は中止となった。2020年大会は当初、6月末に開催される計画だったが、感染拡大により延期。8月20日から広島県で開催を予定していたが、日本自転車競技連盟は6月22日にこれを中止とし、再延期はしないことを決定した。

全日本選手権が中止になったのは、1998年に第1回大会が開催されてから初めて。その前身となる全日本アマチュア自転車競技選手権を含めると、プロとアマチュアの団体の分裂期となった1955年に大会が非開催となったとき以来、65年ぶりのこととなる。

中止となったのは第89回全日本自転車競技選手権大会ロードレース、第24回全日本選手権個人タイムトライアル・ロードレース大会、2020日本パラサイクリング選手権ロード大会。

各国のナショナルチャンピオンを決定する選手権は毎年、ツール・ド・フランス開催1週間前に行われ、近年は日本も主要国と日程を合わせて開催してきた。ツール・ド・フランスが8月29日開幕に延期されたことで、ナショナル選手権も多くの国がその1週間前にスライドしたが、新型コロナウイルス感染症はいまだに根絶には至らず、感染防止に向けた活動が引き続き必要となっているため、日本自転車競技連盟が中止を決めた。

「スポーツの持つさまざまな意義がありますが、その中でも健康増進、感動を与える、QOLの向上、競技力向上、地域交流といった点に対して、現在の環境下では、大会に参加する選手や指導者、観客、そして大会役員をふくめた関係者全員の健康リスクを最小限に抑えて、大会を開催することは難しいという結論に至りました」と日本自転車競技連盟。

「大会に向けてトレーニングしてきた選手・指導者、観戦を楽しみにしていたファンの皆様、開催に向けてご尽力いただいた地元関係者の方々には無念のことと思いますが、なにとぞ理解くださるようにお願いいたします。連盟では1日も早い収束を願い、2021年の開催に向けて準備に取りかかります」

●日本自転車競技連盟のホームページ

日本の6大周回コースを完遂したら望みがかなう新企画

全国各地でサイクルツーリズム事業(自転車・サイクリングを活用した観光振興事業)を展開する 一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンは、サイクリングアプリ「ツール・ド」を使って日本各地の1周コースを走る期間限定キャンペーン「サイクルボール〜日本6大1周制覇の旅」を2020年8月から2021年3月までの期間で実施。特別協力としてスルガ銀行が支援を行う。

舞台となるのは日本各地の1周コースの中で、特に代表的な6つのステージ

参加費は無料で、キャンペーン期間中に各ステージの1周を達成することで「サイクルボール」を贈呈。「サイクルボール」はアプリ内で完走バッジ、そして各ステージ窓口でオリジナルカードを贈呈。期間終了までに6つ全てのサイクルボールを集めると、達成者は「望み」を1つだけ叶えることができる。

舞台となる「6つの開催ステージ」や「望み」の全容については、7月14日(火)にスルガ銀行東京支店で開催される開催発表会で公表。

なぜ「サイクルボール」をやるのか

コロナウイルス感染症拡大の影響で、多くの自転車イベントの中止が相次いでいる。イベントがなくなったことで目標を失ったサイクリストも多く、一方で多くの開催地域にとっても大きな痛手となっている。ルーツ・スポーツ・ジャパンでは、この状況をなんとか打破したいと考え、サイクリストと地域をつなぐサイクリングの新しい取り組みとなるこの企画の実施を決定した。一人でも多くの人の新たな 「目標」となり、イベントに代わる新しい「遊び」として楽しんでもらいたい。そんな想いで「サイクルボー ル」を開催していくという。

サイクルボール〜日本6大1周制覇の旅〜

・内容:サイクリングアプリ「ツール・ド」を使って日本各地の1周コース6カ所の制覇を目指す
・参加費:無料
・期間:2020年8月1日(土)~2021年3月(予定)
・主催:ルーツ・スポーツ・ジャパン
・協賛:マヴィックジャパン/AlterLock(ネクストスケープ)/WINZONE(日本新薬)/きゅうべえ/ウエイブワン/おたふく手袋/ACTIVIKE ほか
・事務局:ツール・ド・ニッポン事務局
●ホームページ

キャンペーン実施に向けたクラウドファンディングも記者発表と同時にスタートする予定。支援者にはキャンペーンオリジナルグッズや特典をプレゼント。
●詳細サイト

参加方法

【1】サイクリングアプリ「ツール・ド」で6大1周コースを登録・掲載
【2】アプリを使用して1周を走破
【3】各ステージの窓口で「サイクルボール」を獲得
【4】期間内に全てのサイクルボールを集めると願いの神様が現れる
【5】望みを叶えてもらう!

◆サイクリングアプリ「ツール・ド」とは?

サイクリング専用アプリ「ツール・ド」は、全国のおすすめサイクリングコースが検索でき、選んだコー ス MAP をスマホで確認しながらサイクリングを楽しめる、サイクリング観光に特化したアプリ。 途中の「ご当地スポット」へのチェックイン機能、オリジナルフォトフレームでの記念写真機能、ゴール 後の完走特典表示機能などを備えている。

【アプリ「ツール・ド」 ダウンロード情報】
[iOS] https://itunes.apple.com/jp/app/%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%89/id1409535232?mt=8&ign-mpt=uo%3D4
[Andoroid] https://play.google.com/store/apps/details?id=tour.de.nippon.app

◆「日本6大1周はどこだ!? キャンペーン」を実施

7月14日(火)の開催地発表の前に、日本6大1周の舞台となる「6つの〇〇いち」を予想するキャンペ ーンをTwitter上で行う。6つ全てのステージを当てた人の中から抽選で6人にサイクルボー ル達成をサポートすべく、チャレンジにかかる交通費全額をプレゼント。

<キャンペーン概要>
投稿方法:Twitterで「#サイクルボール」のハッシュタグをつけて、開催地予想6カ所を記入して投稿。
期間:2020年6月22日(月)~7月12日(日)まで
賞品:抽選で6人にサイクルボールチャレンジにかかる交通費全額をプレゼント

●ツール・ド・ニッポンのホームページ

グランフォンド小諸が6月28日にバーチャルサイクリング開催

一般社団法人こもろ観光局は、地域観光振興のための大規模スポーツイベントの新しい施策として、ブシロードメディア、グランフォンドKOMORO実行委員会、ワイズロードなどの協力を得て、オンライン上の仮想世界で大勢のサイクリストたちが一緒に健脚を競うことができる『GRANFOND KOMORO feat. LongRiderStories! Enjoy Ride』を6月28日(日)に開催する。 

©Zwift

これは、全世界で利用されているバーチャルサイクリングのプラットフォーム「Zwift」(ズイフト、米国)の協力により実現するもの。参加するサイクリストは、スマートフォンやパソコンなどからオンライン上に作られた仮想世界にアクセス。自宅などで自身の自転車を漕ぐと、そのパワーや心拍、ケイデンスなどの計測値が仮想世界にプログラムされた自身のアバター(分身)にリアルタイムで反映され、オンライン上でサイクリングできるというもの。 

イベントの参加費は無料。Zwift利用のための登録利用料は別途必要。事前の申し込みも不要で、Zwiftを利用できる人はだれでも参加できる。

GRANFOND KOMORO feat. LongRiderStories! Enjoy Rideは、Zwift上の公開イベント(仮想グループライド)として催される。通信環境、自転車や計測機器などは参加者自身が準備する。Zwiftは7日間もしくは25kmまでの無償利用が可能。

©Zwift

仮想世界で行われるユニークなサイクリングイベント、GRANFOND KOMORO feat. LongRiderStories! Enjoy Rideでは、約100km、約50km、約12kmの3つのカテゴリーが用意される計画で、参加者は自身の脚力に応じてコースを選び出走。周囲には他の参加者のアバターも同様に、それぞれの速度で走っており、仮想世界に作られる変化にとんだ景観の中、他の大勢の参加者とともにゴールを目指して走る。

6月28日(日)の出走は午前10時。前日27日(土)には、YouTube配信による前日祭が午後3時から。また、28日(日)の出走直前には小諸市の小泉俊博市長も参加する開会式が9時45分から開催される。 

イベントに関する最新情報の確認
WEBサイト: https://www.gfkomoro.com/
Facebook: https://www.facebook.com/gfkomoro/
Twitter: https://twitter.com/gfkomoro

©Zwift

仮想世界のロングライドイベントとしては国内最大規模

こもろ観光局では、少しでも多くの人にこの企画を知ってもらおうと、4月からZwift上で8回のグループライドイベントを実施。このイベントだけでも合計で千人規模の参加者が集まるなど一定の手応えを得ており、6月28日(日)はZwiftの仮想世界のロングライドイベントとしては国内最大規模となると見込んでいる。 

新型コロナウィルスの感染拡大とイベント自粛を受け、小諸市や軽井沢町など浅間山麓6市町村が連携して開催していた毎年恒例の5月のサイクリングイベントも中止となるなど、現在地域の観光振興は大きな岐路に立たされている。 

小諸市では、従来の観光催事の復興を模索する一方で、ソーシャル・ディスタンスを確保することができる今回の通信ネットワークを通じたイベント手法の可能性にも注目している。

また、4月から実施されていたイベントでは、海外からの参加者もあったことなどから、今後はスポーツを通じた海外へのインバンド訴求の場としての活用も検討している。

バーチャルイベント企画はグランフォンドKOMOROを走れなかった参加者のため、大会実行委員会や協力各社の無償協力で実現

大会では、このバーチャルサイクリングを一層盛り上げようと、自転車漫画として人気の『ろんぐらいだぁすとーりーず!』(作者:三宅大志)の協力を得て、小諸市の特設会場でリアルイベントも同時開催する。 

©三宅大志/BUSHIROADMEDIA

6月27日(土)は午後3時から、ゲストに声優の東城咲耶子、『ろんぐらいだぁすとーりーず!』作者の三宅大志を迎え、大会前日祭をYouTubeで配信。オンラインによる自転車講習会やZwiftの解説なども行われる。 

6月28日(日)は午前9時45分から、実際の自転車大会さながらの小諸市長らによる開会式がYouTubeで配信された後、午前10時にサイクリングがスタート。

©Zwift

ゲストの東城咲耶子がライドリーダーをつとめる約12kmのコース。同じくゲストの三宅大志が参加する約50kmのコース。そして、『ろんぐらいだぁすとーりーず!』担当編集者石井宏一が参加する大会の最難関約100kmの3コースに分かれ、Zwiftの仮想世界に集まった健脚たちがゴールを目指す。 

東城咲耶子

また、6月28日(日)のYouTubeによる配信MCは、自転車系YouTuberとして人気のけんたさんがつとめ、イベントを盛り上げる。 

 大会では、Zwiftの仮想世界で参加者のアバターがオリジナルジャージを着用(選択)することができるだけでなく、完走するとこのオリジナルジャージが今後もZwiftで使用できるようにするなど、バーチャルサイクリングを楽しむ工夫も凝らす計画。

けんたさん

イベントスケジュールと会場 
【6月27日15:00~】
バーチャル前日祭 YouTube配信
場所=菱野温泉「薬師館」特設会場(長野県小諸市)
・自転車講習会
・Zwift解説
・ゲスト:東城咲耶子(声優)三宅大志(漫画家『ろんぐらいだぁすとーりーず!』作者)

【6月28日9:45~】
開会式
場所:菱野温泉「薬師館」特設会場(長野県小諸市)
・小諸市長 小泉俊博あいさつ 10:00~15:00(予定)
・MC:けんたさん(自転車系YouTuber)
・約12kmコース Watopia  Volcano Flat <1lap> 出走:東城咲耶子
・約50kmコース Watopia  Three Sisters <1lap> 出走:三宅大志
・約100kmコース Watopia  The Mega pretzel <1lap> 出走:石井宏一

©Zwift