BMXのキッズ日本代表が五輪選手や監督から直接指導

一般社団法人全日本BMX連盟は、オフィシャルパートナーである大東建託未来のアスリート支援プロジェクトの支援事業として「2020JBMXF大東建託エリートアカデミー」を実施した。

この講習会は5月に米国ヒューストンで予定されていたUCI BMXワールドチャレンジ大会代表選考通過者のうち16歳以下の選手を対象としたもの。新型コロナウイルス感染症の影響によりワールドチャレンジ大会や全日本連盟主催大会が中止となるなかで、次世代のエリート選手を育成することを目的として実施された。

岡山県笠岡市の太陽の広場BMXコースと埼玉県秩父市の秩父滝沢サイクルパークBMXコースの2会場で3日にわたり実施し、6歳から16歳まで53選手が参加した。

スタートの指導を行う三瓶将廣(笠岡)

講習を担当したのは過去に全日本選手権を制するなど国内外のBMXレースで豊富な経験をもち、現在は指導者に転身したシステマティックBMXの三瓶将廣と2016年の全日本チャンピオンである吉村樹希敢をメインコーチとしたメンバー。

コーナリングの指導を行う長迫吉拓(笠岡)
BMXレースで重要なスタートでは個別にフォームの矯正も行った(秩父)

笠岡会場では2020東京オリンピック代表候補の長迫吉拓、秩父会場では現全日本チャンピオンの中井飛馬と丹野夏波もアシスタントコーチとして参加するなど、若手とベテランを織り交ぜた充実の講師陣により国際大会を戦うことを前提としたスキルや取り組みを指導した。

講習会の内容については連盟の会員や日本全国のBMXレース愛好者に向けた動画を作成し、全日本BMX連盟オフィシャルYouTubeチャンネルで配信を行う予定。全日本BMX連盟は、「今後も世界に通用する未来のエリートライダーを育成する講習会を実施したい」という。

ジャンプセクションでのスキルを指導する吉村樹希敢(笠岡)
ベストなパフォーマンスを発揮するために重要な動的ストレッチを指導(笠岡)
スキルの指導風景(笠岡)
BMXで起こりうる選手同士の接触に備えて前後左右の幅を詰めた走行を指導(秩父)
あえてグリップの悪いフラットなダートでコーナリングのトレーニングを行うことでスキルを向上させた(秩父)

●全日本BMX連盟オフィシャルYouTubeチャンネル
●全日本BMX 連盟オフィシャルパートナー:大東建託未来のアスリート支援プロジェクト
●動画製作:bb project
●映像提供:シクロチャンネル
●特別協力:SYSTEMATIC BMX

9月22日笠岡会場集合写真
9月26日秩父会場集合写真
9月27日秩父会場集合写真

コメントを残す