全日本BMXで五輪代表の長迫吉拓V…女子は丹野夏波が連覇

第37回全日本自転車競技選手権BMXレースが10月25日に大泉緑地内サイクルどろんこ広場 (大阪府堺市)の特設会場で開催された。新型コロナウイルス感染症対策を講じて行われ、全国から集まった251選手の熱いライディングで盛り上がりを見せた。

男子エリートで優勝した長迫吉拓(中央) ©日本自転車競技連盟

12人がエントリーした男子エリートは、予選を勝ち抜いた上位8選手で決勝が行われた。スタートからリードした長迫吉拓がそのまま逃げ切り優勝。7度目の全日本タイトルを獲得した。長迫は第32回 オリンピック競技大会(2020/東京)自転車競技(BMX)日本代表候補選手。

長迫吉拓 ©日本自転車競技連盟

長迫吉拓のコメント
「優勝できてほっとしている。2016年にこの会場で開催された全日本で負けていたので、前回と同様にオリンピック前に負けたくないなどの思いから出場しないことも考えたが、悪いイメージを壊すために出場した。会場の雰囲気を見て、今までの全日本選手権で一番緊張していた。予選ではミスがあったものの、決勝ではまとめる自信があった。オリンピックまでの1つの通過点として、勝たなければいけないレース で勝てたことは自信になった」

長迫吉拓 ©日本自転車競技連盟

男子エリート
優勝:長迫吉拓(JPF ドリームシーカー)
2位:吉村樹希敢(GANTRIGGER)
3位:増田優一(大阪体育大学)

長迫吉拓(JPF ドリームシーカー)、2位吉村樹希敢(GANTRIGGER)、3位増田優一(大阪体育大学) ©日本自転車競技連盟

畠山紗英不在の全日本で丹野夏波が圧勝

5人がエントリーした女子エリートは3本のレースの合計ポイントで争われたが、全レースを制した丹野夏波が優勝。全日本タイトル2連覇を果たした。東京五輪内定の畠山紗英は、トレーニングのため活動拠点となるスイスに帰国してうて出場していなかった。

丹野夏波(中央) ©日本自転車競技連盟

丹野夏波のコメント
「久しぶりの大きい大会で緊張した。今年は海外の大会もなかったので、この大会に合わせて調整した。特別感のあるかっこいい会場だったので楽しみながら走った。3本とも1位でゴールするという目標を達成できてよかった」

丹野夏波 ©日本自転車競技連盟
丹野夏波 ©日本自転車競技連盟

女子エリート
優勝:丹野夏波(早稲田大学)
2位:酒井亜樹(deux rouse elite team)
3位:早川優衣(立命館大学)

ジュニア男子レース ©日本自転車競技連盟
ジュニア男子優勝の比加瑠 ©日本自転車競技連盟
籔田寿衣がジュニア女子優勝 ©日本自転車競技連盟
日本チャンピオンとなった長迫吉拓、丹野夏波、島比加瑠籔田寿衣 ©日本自転車競技連盟

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