自転車トラック競技で世界チャンピオンに9回なった実績を持つフランスのグレゴリー・ボジェが引退を発表した。「常に100%の力で走り続けてきたが、この状況では満足な状態で東京五輪には臨めない」と引退の理由を語った。
ボジェはカリブ海にあるフランス海外県のグアドループ出身。スプリントとチームスプリントの強豪選手で、世界選手権では合計9回優勝。五輪では2008北京大会で銀、2012ロンドン大会で銀2、2016リオデジャネイロ大会で銅メダルだった。
「17歳で競技を始めてから常に100%の力で走り、この競技に挑み続けてきた。現在は90%が拘束されている状況にあり、これでは東京五輪で力を発揮できない」とフランステレビジョンに出演したボジェ。