JBMXF大東建託シリーズ第2戦は酒井亜樹と増田優一優勝

一般社団法人全日本BMX連盟(JBMXF)が主催する日本自転車競技連盟(JCF)公認大会の 2020-2021JBMXF大東建託シリーズ第2戦が、岡山県笠岡市の「かさおか太陽の広場BMX自転車競技場」で行われた。新型コロナウイルス感染症の影響により2020年と2021年を統合して行われる同シリーズ。2020年11月にこの大会と同じ笠岡のコースで開幕、5カ月のオフを挟んで2戦目を迎えた。

好スタートからレースをリードした酒井亜樹(201)が丹野夏波(204)の追撃を許さない走りで優勝した

チャンピオンシップカテゴリーで酒井亜樹が優勝

JBMXF大東建託シリーズで最高峰となるのがエリートとジュニアの混走で争われるチャンピオンシップカテゴリー。多くのライダーがスタートを最重要と語る笠岡のコース。この大会でもスタートの善し悪しが大きく明暗を分けた。

女子は2019年のシリーズタイトルを獲得した酒井亜樹がスタートからトップに立ち、第1コーナーまでに1車身以上のリードを奪う展開に。後方から追撃する現全日本チャンピオンの丹野夏波を抑えて優勝した。

チャンピオンシップ女子優勝、酒井亜樹のコメント
スタートが予選から調子がよかった。決勝でも有力な選手が多いなかで前に出て、そのまま逃げ切り優勝することができた。スタートの重要性は事前にコーチとの話でもポイントとしていたところで、思いどおりのレース展開を組み立てられた。

チャンピオンシップ女子優勝は酒井亜樹(DEUX ROUSE ELITE TEAM)、2位丹野夏波(早稲田大)、3位西村寧々花(GAN trigger)

男子は増田優一がチャンピオンシップカテゴリー初優勝

2020年に行われた開幕戦を2位でフィニッシュした増田優一と吉井康平が好スタートを切りトップ争いを繰り広げたチャンピオンシップ男子。しかし第1コーナー手前で吉井が転倒、その影響もあり後続とのリードを広げた増田がフィニッシュラインまでトップを守りチャンピオンシップカテゴリー初優勝を達成した。

第1ストレートで増田(手前/204)と吉井(奥/55)がトップ争いを繰り広げたチャンピオンシップ男子。吉井の転倒によりリードを広げた増田がチャンピオンシップ初優勝

チャンピオンシップ男子優勝、増田優一のコメント
エリートに上がって2年目となり3戦目で初優勝を達成してホッとしているしうれしい。スタートで前に出られることがカギになるコースなので、そこを中心に練習して臨んだ。スタートからトップに立ちまとめた走りができた。昨年の全日本選手権で3位、大東建託シリーズ開幕戦で2位、そして今回で優勝と成績も上がっているのでいい傾向だと思う。次戦にもつなげていきたい。

チャンピオンシップ男子優勝は増田優一(大阪体育大)、2位庄司佳真(日本体育大)、3位深川匠(秩父BMX協会)

最多エントリーのボーイズ11-12歳クラスは魚谷健仁が優勝

大会で最多の27名がエントリーしたのがボーイズ11-12歳クラスだ。激戦を制したのが笠岡のコースをホームトラックとする魚谷健仁(岡山県BMX協会)だ。3回行われる予選から準決勝を経て決勝まですべてをトップでフィニッシュする完全優勝を達成した。

ボーイズ11-12歳クラスは準決勝までトップフィニッシュ同士の魚谷健仁(24)と横地泰河(205)の争いに。魚谷が横地を抑えて優勝

●大東建託未来のアスリート支援プロジェクトのホームページ

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