中井飛馬(日本体育大)がコロンビアのボゴタで開催されたBMXレーシング種目ワールドカップシリーズで、5月29日の第3戦、30日の第4戦と男子U23カテゴリーを連覇した。
2021年UCI BMXスーパークロスワールドカップは第3戦、第4戦と同会場で開催された。ボゴタの会場では初のワールドカップ開催で、エリートカテゴリーにおいては東京オリンピック出 場枠をかけた最終大会に位置づけられた大会だった。日本は開催国枠が付与されるためこの大会エリートカテゴリーへは不参加だった。
第4戦は前日同様に男子U23は、計11カ国、41選手で争われ、中井が予選から安定した走りを続け、準々決勝、準決勝、決勝と一度も先頭を譲ることなく優勝。前日に続き2連勝を修めた。ワールドカップシリーズ4戦を終え、現時点で中井がランキングトップに上がった。
シーズンの後半戦は東京オリンピック、世界選手権大会後の10月に2週にわたってトルコで第5〜8戦まで開催予定。 同U23 カテゴリーに出場した増田優一(大阪体育大)は、準決勝でのスタートミスにより準決勝敗退。 総合13位で大会を終えた。
中井飛馬のコメント
「前日からの疲労が残っていたものの、ミスなく2連勝することができてうれしい気持ちです。 今大会では2カ月間の米国でのトレーニング成果の発揮と、今後エリートカテゴリーで必要な戦い抜く感覚を学べました。 シーズン後半戦、そしてエリートでも表彰台に上がる力をつけるために、米国でのトレーニングを再開していきます。 応援、サポートありがとうございました」
増田優一のコメント
「準々決勝ではいい走りができましたが、準決勝はスタートでミスをしてしまい、決勝進出を逃したことが悔やまれます。1年以上ぶりの国際大会となりましたが、現状の把握ができたため、参加できたことに感謝しています。大会後は米国に移動し、トルコでのワールドカップ後半戦(10月)に向けて練習に励みます。日本からもたくさんの応援をいただき、ありがとうございました」
<大会結果 男子 Under23>
優勝:中井飛馬(日本体育大)
2位:Chaparro Heredia Juanpablo(コロンビア)
3位:Castro Cevallos Cristhian Felicicimo(エクアドル)
13位:増田優一(大阪体育大)