英国のトム・ピドコックが、1月30日(日本時間31日)に米国のファイエットビルで開催されたシクロクロス世界選手権エリート男子で英国選手として初優勝した。同選手は2020年大会の2位。東京五輪ではMTBクロスカントリーに出場して金メダル。二刀流を成就した。
直近の7年間において、シクロクロス世界選手権で4勝のマチュー・ファンデルポール(オランダ)、同3勝のワウト・ファンアールト(ベルギー)は欠場。ファンデルポールは東京五輪マウンテンバイクでの落車で痛めた傷が万全ではなく、「ロードシーズンのために治療に専念する」と断念。ファンアールトもロードシーズンでのタイトル獲得のためにシクロクロスシーズンを早めに切り上げた。
Tom Pidcock does it again 🌈
— UCI Cyclocross (@UCI_CX) January 30, 2022
🥇Junior CX World Champion
🥇Under 23 CX World Champion
🥇Elite CX World Champion#Fayetteville2022 pic.twitter.com/vSaGGhT0CB
ピドコックはロードレースではジュニア時代にタイムトライアルで世界チャンピオンに。現在は英国の強豪イネオスグレナディアーズに所属する。2021年のロード世界選手権で6位に入賞した。
エリート女子はオランダのマリアンヌ・フォスが2006、2009、2010、2011、2012、2013、2014年に続き、8年ぶり8度目の世界チャンピオンになった。