丹野夏波がBMXレーシングワールドカップ第2戦U23で3位表彰台

BMXレーシング種目ワールドカップシリーズ第2戦が5月29日に英国のグラスゴーで開催され、丹野夏波(早稲田大)が女子U23カテゴリーで3位になった。

丹野夏波 ©日本自転車競技連盟

Under23女子で丹野3位、籔田寿衣7位

予選1本で通過を逃した丹野は、敗者復活戦であるLast Chance Qualifyへとまわったものの、その後は順調に勝ち上がり、籔田寿衣(大阪体育大)とともに決勝へ進出。決勝では、2位で第1コーナーを立ち上がり先頭の選手を追いかけるものの、フィニッシュ直前最後のジャンプで失速。僅差ではあったものの、0.035秒交わされ3位でフィニッシュ。

前日5位に入っている籔田は、第1コーナーでラインを塞がれ、後方から追いかける形となったが、順位を上げることができず7位で終えた。

2022年BMXレーシング ワールドカップ第2戦の女子Under23で丹野夏波(右)が3位 ©日本自転車競技連盟

丹野夏波のコメント
「前日は準決勝敗退、今日も1日苦しいレースが続いていましたが、最後はなんとか表彰台に上がれてホッとしています。 フィジカル面が問われる苦手なコースで、最後も1人抜かされてしまいましたが、改善してきた点も結果 に現れてきてうれしかったです。 次回の第3−4戦オランダ大会でも、継続的に表彰台に登れるよう調整していきます。日本からの応援、ありがとうございました」

<大会結果 女子 Under23>
優勝:BURFORD Thalya (スイス)
2位:GOMMERS Aiko (ベルギー)
3位:丹野夏波(早稲田大)
7位:籔田寿衣(大阪体育大)

籔田寿衣(左) ©日本自転車競技連盟

Under23男子で中井飛馬は47位、増田優一52位

前日は準々決勝敗退となった中井飛馬は、第2戦でも終始リズムをつかむことができず、1/8決勝で転倒し47 位でレースを終えた。転倒よる大きな怪我はなく、2週間後に控えたワールドカップ第3戦に準備を進める。同カテゴリーに出場した増田優一は、1/8 決勝で上位を走行するも、前方の選手と接触しコースアウト、次のラウンドへ勝ち進むことはできなかった。

中井飛馬(右から2番目) ©日本自転車競技連盟

中井飛馬のコメント
「今週末はヨーロッパ特有のコーススタイルに終始対応できずに、悔しいレースとなりました。来週から第3−4戦の会場であるオランダに移動するので、しっかりと乗り込んでレースに繋げたいと思っています。

<大会結果 男子 Under23>
優勝:BEARMAN Rico (ニュージーランド)
2位:GAROYAN Leo (フランス)
3位:LUI HIN TSAN Tatyan (フランス)
47位:中井飛馬(日本体育大)
52位:増田優一(大阪体育大)

エリート女子の畠山紗英は途中クラッシュ

前日の第1戦は準決勝に敗退となった畠山紗英は、準決勝を東京オリンピック金メダリストで地元のSHRIEVER Bethanyと、前日準優勝で日々のトレーニングパートナーでもあるCLAESSENS Zoeに続いて3位で通過し、決勝へ進出。アウトコースからのスタートとなった畠山は、最初のジャンプでバランスを崩し着地クラッシュ。結果は8位となった。

畠山紗英(右) ©日本自転車競技連盟

畠山紗英のコメント
「前日は悔しい結果だったので、決勝に進めたことはよかったですが、決勝でのパフォーマンス発揮に課題が残りもどかしい気持ちです。転んだ際に足首を痛めてしまったので、メディカルチェックをし状況がよければ、2週間後の第3−4戦大会に調整していきたいと思います。次の開催地オランダは好きなコースなので、楽しみにしています。たくさんの応援、ありがとうございました」

<大会結果 女子エリート>
優勝:SMULDERS Laura (オランダ)
2位:SHRIEVER Bethany (英国)
3位:榊原爽(オーストラリア)
10位:畠山紗英

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2022年UCI BMXフリースタイルワールドカップシリーズ第1戦の男子フリースタイル・パークで中村輪夢が2連覇 ©JFBF