ミシュランガイド2022はパリではなくコニャックから発表

星の数で店の評価を行うレストランガイド、ミシュランの2022年度フランス版の内容が3月22日、フランス西部の町コニャックのラヴァン・セーヌ劇場(théâtre L’Avant-Scène)で発表される。発表会がパリでなく地方で行われるは初めて。

発表会は3月22日フランス時間16時30から、日本時間24時30分からオンライン配信される。

コニャック(ヌーヴェル・アキテーヌ地方シャラント県)

フランスの最高級品の代表格であり、世界有数のスピリッツの生産地として名を馳せるコニャックの町とそれを含むシャラント県は、2022年3月22日に行われるミシュラン・ガイドブックの発表の場として、フランス料理界におけるこのうえない才能の持ち主が多数集まる。

ヌーヴェル・アキテーヌ地方に属するこの一帯は大西洋まで続くシャラント川の周囲に広がり、四季を通じて訪れる人を温かく迎える。大規模なコニャックメゾンや、自社の畑を持ちブドウ栽培から発酵、蒸留、熟成、瓶詰まで自社生産で行うコニャックメーカーを訪問したり、地元の文化と美食の担い手たちとの出会いを通じて、またとない経験に出会える。

●Michelin Guide Official Site
●2021年版の1つ星~3つ星獲得店

『シマノ 世界を制した自転車パーツ』を光文社が電子書籍化

光文社の『シマノ 世界を制した自転車パーツ〜堺の町工場が世界標準となるまで〜』が電書版として19年ぶりに新発売されました。紙の本は2003年初版発行で、現在は図書館などに所蔵されていますが、ものづくりに命を燃やした人たちを今の自転車好きにも知ってほしいという思いがあり、電書化を実現しました。

光文社の『シマノ 世界を制した自転車パーツ〜堺の町工場が世界標準となるまで〜』

2003年、奇跡といってもいい刊行だった

2003年のシマノ本を忠実に電書化したので、文章は当時のままです。そのためアームストロングがツール・ド・フランス5連覇中ですが、それはそれとして当時の開発者たちの自転車パーツづくりにかけた情熱や、世界を制したシマノの評価が変わるものではないので、そのままデジタル進化しました。

当時のシマノは「チームシマノ」という名のもとに、開発だけにスポットライトが当たる取材依頼は難しく、シマノ本は奇跡といってもいい発売だったとご尽力いただいた方々には感謝しています。往時の方々が実名で登場し、いただいた言葉を文字に落とし込んでいます。自転車好きだけでなく、ものづくりをする方々にぜひ読んでほしいと願っています。

興味のある方はお気に入りの電書サイトで「シマノ、光文社」と検索のほど。1408円。(著者:山口和幸)

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ベルギービールウィークエンド2022は全国6会場で開催へ

ベルギービールの多様性を、それにマッチした食事とともに楽しみ尽くす都会派イベントのベルギービールウィークエンドは、2022年に全国6会場での開催とその日程と開催会場が決まった。

ベルギービールウィークエンド2022

コロナ禍で中止や延期を繰り返していたが、感染症拡大防止対策を取って開催する準備をしていく。

Nagoya

名古屋市・久屋大通公園
エディオン久屋広場・エンゼル広場
4月28日(木)〜 5月8日(日)

ベルギービールウィークエンド

Osaka

大阪城公園
太陽の広場
5月12日(木)〜 5月15日(日)

Yokohama

横浜市・山下公園
5月19日(木)〜 5月22日(日)

Hibiya

東京都・日比谷公園
7月29日(金)〜 8月7日(日)

Toyosu

東京都・サイタブリア ベイパーク
9月16日(金)〜 9月25日(日)

豊洲CITABRIA BAYPARK grill & bar

Shinjuku

東京都・新宿住友ビル三角広場
12月7日(水)〜 12月11日(日)

●ベルギービールウィークエンドのホームページ

おバカなレースが関西初上陸…Red Bull Box Cart Race

レッドブルが主催する手作りカートのクリエイティビティとタイムを競うレース、Red Bull Box Cart Raceが、10月22日(土)に大阪府吹田市の万博記念公園で行われる。関西初の開催。参加チームを5月中旬よりオフィシャルサイトで募集する。

2019年10月に東京で開催された大会 ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

タイムとパフォーマンス採点で優勝を争う伝統レース

Red Bull Box Cart Raceは、規定に沿って作られた動力を持たない手作りのカートを使って、カーブやジャンプ台が設置された坂道コースを使用し、タイム、カートの創造性、レース前のパフォーマンスという3つの基準で競う。

©Keisuke Kato/Red Bull Content Pool

スタート時にカートを押す以外、動力は傾斜による重力のみという単純明快なレースでありながら、各チームのアイデアとユーモアセンスあふれる自作カート、パフォーマンス、そして走りで会場は大いに盛り上がる。

2000年にベルギーで第1回大会が開催されて以降、これまでに世界で138回以上開催された。日本でもこれまで東京で4回開催され、多くの参加者が集まった。関西では初めてとなる。

©Keisuke Kato/Red Bull Content Pool
©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

Red Bull Box Cart Race Osaka 2022(レッドブル・ボックスカート・レース大阪 2022)

開催日=2022年10月22日(土)
12:00〜17:00(予定)※雨天時決行、荒天や状況次第では内容が変更もしくは中止の場合あり
会場=万博記念公園特設会場(大阪府吹田市千里万博公園)
内容=障害物が設置された、全長およそ340mの坂道。動力を搭載しない、自作カートによる坂道レース
参加チーム=一般公募による70チーム+特別枠(予定)
審査基準
①クリエイティビティ(カートの創造性)
②パフォーマンス(レース前パフォーマンスのオリジナリティ)
③レースタイム(スタートからゴールまでの走行時間)

主催=レッドブル・ジャパン
共催=万博記念公園マネジメント・パートナーズ
●ホームページ
備考:参加無料 ※観戦の際は万博記念公園自然文化園入園料(高校生以上260円)が別途必要。小学生未満は無料

©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

カートの製作費や運送費、交通費などは各チームの負担

参加資格=18歳以上の男女(2022年10月22日時点で)
チーム人数=最大4人
応募方法=①5月のエントリー開始時にオフィシャルサイトにアクセスし内容にしたがってキットを入手 ②キットに同封の用紙にカート設計図、参加動機、チーム情報などを記入 ③締め切りまでに指定の箇所あてに送付
応募締切=キット入手申込締切7月初旬予定、記入済用紙送付締切7月中旬予定
選考結果=2022年8月初旬発表予定

©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

●ルール
チーム人数=1チーム最大4名。1名はドライバーとして必ず乗車。ドライバーに加えて1名は副操縦士として乗車可能
カート規定
・カートは全長4m以下×全幅1.5m以下×全高2m以下かつ重量80㎏以下に設計 ※重量にドライバーは含まず
・蓄電池や外部エネルギーの使用は禁止
・発射台の使用や加速器の搭載、市販カートを改造しての参加等は禁止
・正常に動作するブレーキ、ハンドルの搭載
・安全のため走行中の部品の取り外しは禁止
・騒音を発生させるもの、風船など飛ぶ装置の使用禁止
・発煙筒などの花火類、火を発するカート部品類は一切使用禁止 ※ただしあまりのスピードでタイヤから火を噴いたときは黙認
・長袖、長ズボン、その他ドライバーはグローブ、あご紐付きのヘルメット着用
・宣伝告知を行いたい場合は、60cm×40mのスペース以内など
●詳細規定ホームページ

©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

高梨沙羅がおバカなレースで審査員…レッドブル・ボックスカートレース

フランス旅行にワクチン証明不要、帰国後の隔離もなしの急展開

フランスでは規制緩和の動きが顕著になった。入国要件がさらに緩和されたことで、世界随一の観光大国フランスは新型コロナウイルス感染症対策を次のフェーズへの移行していく。2022年3月21日には南仏のモンペリエで世界フィギュアスケート選手権が、さらに2023年はラグビーワールドカップ、2024年にはパリ五輪が開催されるだけに今後の展開を注視したい。

2021ツール・ド・フランス第17ステージ ©A.S.O. Aurélien Vialatte

本記事は2022年3月4日取材時のもの。世界情勢によって措置が変更される可能性があるので、詳細は最新の渡航情報を確認のこと。

フランス入国時のPCR検査不要、ホテル隔離もなし

日本→フランス入国
□出発前のPCR検査、抗原検査の陰性証明が2月12日からワクチン接種完了者に限って不要になっていた。
□到着後の検査なし、隔離もなし

フランス滞在中の規制も緩和された

これまでワクチンパスポートが必要となる場所は、長距離の交通機関(TGV、夜行列車、バス、国内線航空便)、レストラン、美術館などだった。申請は政府制定の薬局(パリ・シャルルドゴール空港内にもあり)で36ユーロでできる。

□3月14日からはこれらのワクチンパスポートが不要に。列車内を除いて屋内の施設内でのマスク着用義務も廃止された。

2021ツール・ド・フランス第12ステージ ©A.S.O. Charly Lopez

日本に帰ってきたあとの待機期間がゼロに

フランス→日本帰国
□ワクチン3回接種完了者の場合、これまで帰国後の自主待機期間が10日間だったが、3月1日からは3日間に、そして3月3日からはゼロになった。

□ワクチン3回接種をしていない人は、3日間の自宅などでの待機が求められ、3日目に検査で陰性となれば待機期間が解除される。陰性確認をしない場合は7日間の待機。

「ワクチンパスポートが3月14日からいらなくなることは、まだまだ普通の状態ではないけれど、フランスに入国したらどこにでも行けるようになる」とフランス観光開発機構のフレデリック・マゼンク代表。

「日本に帰国したときも隔離がない。新型コロナウイルス感染症が起こって以来、フランス観光に関してはこれまでで一番いい状態。6月末から旅行が楽しめる時代が復活すると予測しています」

ウクライナ戦争で東京〜パリ間の空路迂回なども要チェック

一方で、日本とフランスを12時間の直行便で結んでいるエールフランスは、ロシアとウクライナが戦闘状態に突入したことを受けて、両国の上空を迂回するルートでの運航を余儀なくされた。カザフスタン領空を飛ぶ南回りルートはプラス2時間超、場合によってはブダペストなどでのストップオーバーを余儀なくされることでこれまでよりも飛行時間が長くなる。

モスバーガーがアスリートのセカンドキャリア支援…店舗オーナーへ

モスバーガーを展開するモスフードサービスが引退後のアスリートを採用し、加盟店オーナーとして育成するプログラム「アスリート経営者 育成プロジェクト」を1月から始めた。このプロジェクトは、アスリートのキャリア支援などを行う株式会社HERO MAKERSの協力を得て進めていく。

2022年で創業50周年を迎えるモスバーガー。これまでもスムーズな事業継承による加盟店オーナーの若返りを進めていた。新しい加盟店オーナーを募集する一環として、アスリートのセカンドキャリアに着目した。

現役を引退したアスリートが選ぶ就職先は、その選択の幅が狭く、キャリア形成の可能性を広げることが社会的な課題として認知されている。同社は、アスリートがスポーツを通して培ってきたさまざまな経験が、「人間貢献・社会貢献」を掲げ、「お客さまや地域社会と深く結びつき、真心をこめたサービスを提供することを通じて社会に貢献しよう」との経営理念に活かせると考えた。

「アスリート経営者 育成プロジェクト」では、独立・開業を前提に引退後のアスリートを採用し、入社後1年を目途に加盟店オーナーとして育成・輩出していく。候補者はHERO MAKERSからの紹介のほか、広く一般からも募集する。

入社後は、100%出資店舗運営子会社であるモスストアカンパニーに出向し、店舗で経験を積みながら、各種研修を経て、経営者として必要なスキルとマインドを学んでいく。独立する際には、加盟金の減額や開業資金の補助などの支援を行う。

HERO MAKERSの高森勇旗代表取締役社長

HERO MAKERSの高森勇旗代表取締役社長は2007年から2012年までの6年間、横浜ベイスターズ(現DeNA)でプレーし、引退後はエンジニア、ライター、経営コンサルタントとして幅広く活動。のべ50社以上の経営改革に関わっている。自身の経験から、アスリートの競技引退後の人生の設計、支援も行なっている。

【独立時の特典例】
お祝い金:独立時に50万円の支給あり融資制度:100%出資金融子会社のモスクレジットからの融資制度あり売上インセンティブ:独立後2年間、売上の1.5%(最大100万円/年)

●モスフードサービスのホームページ