ガニまたにならない子ども乗せ電動アシスト…エナシスベビー

進む、曲がる、止まる、押し歩く。どんなシーンでも使いやすい電動アシスト自転車を、自転車専門店のあさひとチャイルドシートの専門メーカーであるオージーケー技研が共同開発した。

子供乗せ電動アシスト自転車「ENERSYS baby」(エナシスベビー)と「ENERSYS baby LIMITED」(エナシスベビーリミテッド)の販売を2月下旬より全国のサイクルベースあさひ、あさひ公式オンラインショップで開始。一部店舗では取り寄せ。

子どもを乗せて運転する時の安定感と快適さを考えてフレーム設計。膝周りを広くしたことで、チャイルドシートに膝が当たらず、ガニ股になりにくくなっている

あさひオリジナル自転車で初、子ども乗せ用の電動アシスト自転車

自転車専門店であるサイクルベースあさひと日本製チャイルドシートのトップメーカーであるオージーケー技研が、子どもを乗せた時の安定感や安全を第一に考えて共同開発した。新型電動アシストユニット「PLUS-D」によるパワフルかつ自然な乗り心地や、チャイルドシートに膝が当たりにくいフレーム設計、後輪リング錠に施した安全機能により、子連れのおでかけにおけるあらゆるシーンで使い勝手のよさを実現。

パパにもママにも選べるシックな2種類のカラー展開で、子育て世帯をサポートする一台となった。

前にチャイルドシートを付けてお子様を乗せた場合に、視界を広く確保できるよう設計したハンドル形状
フレームが低いため乗り降りの際にバランスを崩さず足を通すことができ、乗り降り時の転倒リスクを軽減
スマートフォンなどが充電できるUSBポート付きスイッチパネルは、災害など非常時にも役立つ
鍵を開けないとスタンドロックが外せない機構を設け、鍵の解除忘れとそのまま発進してしまう誤動作を防止。予想外の動きを防ぎ安全性を高め、それによる車輪の故障も防止
クランク軸の回転をモーターが直接アシストする新型電動アシストユニット「PLUS-D」採用と、子供乗せ自転車専用のアシストプログラムによりパワフルで自然なアシスト感

エナシスベビー
販売日:2020年2月下旬~
販売価格:13万9980円(税込)
カラー:マットアイボリー/マットブラック
タイヤ:20型
変速 :内装3段変速
適応身長:142cm~※お子様二人同乗の場合は152cm~
重量:30.5kg
取り扱い:全国のサイクルベースあさひ各店、あさひ公式オンラインショップ※一部店舗では取り寄せ。
充電時間:約5~6時間 充電一回あたりの最長走行距離:約70km(エコモード)
バッテリー容量:36V×10.3Ah(25.2V換算で14.7Ah相当)
付属品:OGK製リヤチャイルドシート「RBC-015DX」(カラー:ブラック・ブラック)
特徴:走行時の安定性を高め、乗りやすさに徹底的にこだわったあさひオリジナルモデル

エナシスベビーリミテッド
販売日:2020年2月下旬~
販売価格 :14万6980円(税込)~
カラー:マットブラック
タイヤ:20型
変速:内装3段変速
適応身長:142cm~※お子様二人同乗の場合は152cm~
重量:30.4kg
取り扱い:全国のサイクルベースあさひ各店、あさひ公式オンラインショップ※一部店舗では取り寄せ。
充電時間:約5~6時間 充電一回あたりの最長走行距離:約70km(エコモード)
バッテリー容量:36V×10.3Ah(25.2V換算で14.7Ah相当)
付属品:OGK製リヤチャイルドシート「GRANDIA RBC-017DX2」(カラー:マットブラック)オートテールライト(電池式)
特徴:OGK社の最上位モデルチャイルドシート「GRANDIA」を標準装備したあさひオリジナルモデル

エナシスベビーリミテッド・マットブラック

※エナシスベビー、エナシスベビーリミテッドともに、子ども二人同乗の際は別途OGK製フロントチャイルドシート(指定品)を購入のこと。

●詳細サイト

トレック・セガフレードの2020チームジャージ発売

Trek-Segafredo(トレック・セガフレード)が2020シーズンを戦うチームキットをトレック・ジャパンが発売した。

メンズチーム レースキット
ビブショーツと袖にネイビーを、ジャージ前面に目立つレッドとホワイトのチームロゴを採用したデザインにイメージチェンジ。

メンズチームレースレプリカ1万1000円(税別)
メンズチームトレーニングレプリカ1万1000円(税別)
メンズチームレースレプリカ1万1000円(税別)、ビブショーツ1万3000円(税別)
サーマルLSジャージ1万5000円(税別)

ウィメンズチーム レースキット
好評だった2019年のデザインを踏襲している。トレックのライダーは公道で練習する際は、車からの被視認性を高めるために、蛍光イエローのアパレルを着用するが、これもトレーニングキットとして一般販売される。

ウイメンズチームレースレプリカ1万1000円(税別)
ウイメンズチームレースレプリカ1万1000円(税別)
ウイメンズチームレプリカジャージ1万1111円(税別)

ワールドチャンピオンキット
マッズ・ピーダズンによる2019年ロード世界選手権優勝を記念して、Santiniと共同でデザインした限定版アパレルコレクションも発売。このコレクションでは、世界チャンピオンの証であるレインボーストライプがジャージ、ビブショーツ、グローブ、サイクリングキャップに施されている。

ワールドチャンピオンジャージ1万1000円(税別)
ワールドチャンピオングローブ3900円(税別)

サポータージャージ
新たにチームファンに向けたオプションも用意した。プロ用のキットをベースに、印象的なグラフィック要素や目立つピンクを取り入れ、オシャレに仕立ててある。

サポータージャージ1万1000円(税別)
サイクリングキャップ2500円(税別)

キッズコレクション
初めてキッズ向けのコレクションも加わった。大人顔負けの機能を備え、軽い通気性素材を用いてキッズがスタイリッシュで快適に走れるよう作られている。

キッズジャージ6500円(税別)、ビブショーツ7500円(税別)

●詳細サイト

ミラノ〜サンレモなど新型肺炎懸念で開催中止を協議

イタリア北部でのコロナウイルスの流行により、イタリアのミラノ〜サンレモティレーノ〜アドリアティコが中止される可能性がある。

ミラノ〜サンレモの終盤は紺碧の地中海リビエラ海岸を走る ©LaPresse/Fabio Ferrari

「3つの春の自転車レース、ストラーデビアンケ、ティレーノ〜アドリアティコ、ミラノ〜サンレモのイベントの円滑な開催を実現するために懸命に調整している」と主催するRCSスポルトが2月24日に声明を発表した。

「開催に向けてRCSスポルトは当局と絶えず連絡を取っていて、彼らと協力してスポーツイベントを実施するための最も適切なすべての措置を講じていく」とした。

ラ・プリマヴェーラ(春のクラシック)と呼ばれるミラノ〜サンレモは3月21日(土)に開催予定だ。しかし、新型肺炎によりイタリア国内で4人が死亡し、150人以上の感染が確認された後、ロンバルディア州とヴェネト州の12以上の町や村が現在検疫中だという。

ミラノ〜サンレモ開催がキャンセルされた場合、世界大戦以来の事態となる。1907年に初開催された同大会は、第一次世界大戦途中の1916年、第二次世界大戦終わりの1944年と1945年のみ中止された。

ティレーノ〜アドリアティコ第4ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari

大会主催者はレースを行った場合のさまざまなリスクを懸念していて、「イタリアの状況は今のところ非常に複雑だ」と開催中止の可能性を示唆し、プランBとしての延期大会も念頭に置いていないという。3月11日から17日まで開催される予定のティレーノ〜アドリアティコについても中止を検討している。

イタリア政府がミラノ空港を閉鎖することになれば主催者はイベントを中止する義務があるという。ただし、5月9日から31日まで行われる予定のジロ・デ・イタリアは、流行のさらなる悪化が懸念される現状でも、中止を決定するには時期尚早であるとした。

●ミラノ〜サンレモのホームページ

ユワンがUAEツアー第2ステージV…総合成績でも首位に

ロット・スーダルのカレブ・ユワン(オーストラリア)がハッタダムの上りにゴールが設定されたUAEツアー第2ステージで優勝。総合成績でもトップに立った。2月24日に距離168kmで行われ、平均時速は39.029kmだった。

カレブ・ユワンがUAEツアー第2ステージで優勝 ©LaPresse – Fabio Ferrari

「ハッタダムへの上りが始まるところからフィニッシュが見えることは昨年から知っていたが、今日は見えなかった。とても難しいコースで、この丘をそんなに速く上れるわけでもない。最後の50mに必要なエネルギーを維持することに努めた」とユワン。

UAEツアー第2ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

「昨シーズンが終わってから、今シーズンはいいスタートを切って、その勢いを保ちたいと思っていた。今年のスタートは昨年よりいい。ミラノ〜サンレモはここ数年、シーズン序盤に目標としているレース。その気持ちは変わらず、2020年の最初の部分の私の大きな目標だ。今年は昨年よりもさらにいいチームとなり、レースが難しい場合はフィリップ・ジルベールが行くという2つ目の選択肢が取れる」

カレブ・ユワンがUAEツアー第2ステージを終えて首位に ©LaPresse – Fabio Ferrari

THE STAGES
(クリックするとステージの記事に飛びます)
Stage 1: Marjan Island Stage (158km), Zabeel Park – Marjan Island
Stage 2: Dubai Municipality Stage (203km), The Pointe – Hatta Dam
Stage 3: Sharjah Stage (198km), Sharjah – Rafisah Dam 
Stage 4: Dubai Stage (171km), Dubai Design District – Dubai City Walk
Stage 5: Al Ain Stage (162km), Al Ain – Jebel Hafeet 
Stage 6: ADNOC Stage (158km), Al Ruwais – Al Mirfa
Stage 7: Abu Dhabi Stage (127km), Al Maryah Island – Abu Dhabi Breakwater

●UAEツアーのホームページ

フルームがUAEツアーでレース復帰…アッカーマン先勝

イネオスのクリストファー・フルーム(英国)が大ケガからカムバック。2月23日に開幕した第2回UAEツアーで8カ月ぶりに集団スタートのレースに復帰した。2019年6月12日に落車骨折して以来、集団スタートのロードレースは初めて。

UAEツアーで完全レース復帰を果たしたフルーム。左はタデイ・ポガチャル ©LaPresse – Massimo Paolone

第1ステージはゴール勝負となり、ボーラ・ハンスグローエのパスカル・アッカーマンが優勝。総合成績でも首位に立った。

フルームはタイム差なしのメイン集団の後方、115位でゴールしている。

UAEのドバイで開幕したUAEツアー ©LaPresse – Massimo Paolone

「このレースに出場することができてうれしい。前年よりもホップしたいけれど、どれだけできるのかは分からない。以前と同じレベルで走ることができればいうことはない。昨年6月に落車をして以来、この日が来ることを望んで厳しいリハビリを積んできたからね。もちろん総合優勝を争えるとは思っていないが、2度目の再スタートを切れることがとてもハッピーだ」とフルーム。

フルームとバルベルデ ©LaPresse – Massimo Paolone
左からカベンディッシュ、ユワン、ポガチャル、バルベルデ、ケデルマン、ベネット、アッカーマン ©LaPresse – Fabio Ferrari
UAEツアー第1ステージ
パスカル・アッカーマンがUAEツアー第1ステージ優勝 ©LaPresse – Fabio Ferrari
パスカル・アッカーマン ©LaPresse – Massimo Paolone
パスカル・アッカーマン ©LaPresse – Massimo Paolone

大会は全7ステージで、29日まで開催される。日本からは新城幸也がバーレーン・マクラーレンのメンバーとして参加している。

THE STAGES 
Stage 1: Marjan Island Stage (158km), Zabeel Park – Marjan Island
Stage 2: Dubai Municipality Stage (203km), The Pointe – Hatta Dam
Stage 3: Sharjah Stage (198km), Sharjah – Rafisah Dam 
Stage 4: Dubai Stage (171km), Dubai Design District – Dubai City Walk
Stage 5: Al Ain Stage (162km), Al Ain – Jebel Hafeet 
Stage 6: ADNOC Stage (158km), Al Ruwais – Al Mirfa
Stage 7: Abu Dhabi Stage (127km), Al Maryah Island – Abu Dhabi Breakwater

●UAEツアーのホームページ

ナイロ・キンタナがデザルプマリティームで総合優勝

フランスのアルケア・サムシックに移籍したナイロ・キンタナ(コロンビア)が2月21日から23日までフランスで開催されたツール・デザルプマリティーム・エ・デュバールで総合優勝した。キンタナはニース郊外のエズ峠にゴールする第2ステージで優勝し、首位に立つとそのまま逃げ切った。

ツール・デザルプマリティーム・エ・デュバール総合優勝のナイロ・キンタナを中央に、左が2位ロマン・バルデ、右が3位リッチー・ポート ©Photo Bettini

「総合優勝できたことはアルケア・サムシックチームと私たちをサポートするパートナーにとって大きな成功。大きな勝利だ。毎日応援してくれるファンにとっても重要だ」とキンタナ。

「アルキア・サムシックチームは、最終日日もレースの初めから終わりまで私が有利になるように働いていたが、すべてのチームメイトの労力で勝利を獲得することができた。今回はこの瞬間を楽しめたが、このスポーツは常にこんな結果をもたらすことができるわけではないので、もっと努力する必要がある」

ツール・デザルプマリティーム・エ・デュバール第2ステージで優勝したナイロ・キンタナ ©Photo Bettini

総合2位になったAG2Rラモンディアールのロマン・バルデ(フランス)は、「昨シーズンの不調を考えれば、総合2位も悪くないスタートだ。レースを楽しむことができたし、いい感じで走れた。上りでキンタナに食らいついたことで、手応えを感じた。まだまだレベルアップをしていく必要があるが、現在の自分のポテンシャルをつかむにはちょうどいい3日間だった」とコメント。

ツール・デザルプマリティーム・エ・デュバール総合優勝のナイロ・キンタナ。後方が2位ロマン・バルデ ©Photo Bettini

●ツール・デザルプマリティーム・エ・デュバールのホームページ