マレーシアで開催されるステージレース、ツール・ド・ランカウイが3月16日、ランカウイ島でのチームプレゼンテーションで幕開け。14カ国22チームの選手がステージへと上がったなか、この大会初出場のキナンサイクリングも晴れやかに登壇し、大きな拍手を受けた。
UCIアジアツアーにおける最高ランク、HCクラスにカテゴライズされるこの大会。ステージ数やレースオーガナイズなど、その大会の規模から「アジア最大のステージレース」とも称される。国際登録における第1カテゴリーのUCIワールドチームをはじめ、これまで数多くの強豪チームが参戦。2018年もUCIワールドチームからアスタナ(カザフスタン)、ディメンションデータ(南アフリカ)がエントリー。第2カテゴリーにあたるUCIプロコンチネンタルチームからも、実力派チームがマレーシア入りしている。
チーム創設4年目にして初出場を決めたキナンからは、山本元喜、椿大志、中西健児、マルコス・ガルシア、サルバドール・グアルディオラ、トマ・ルバの6選手がメンバー入り。個人総合争いを左右する山岳ステージでの走りはもとより、逃げや集団牽引、勝負どころでのアタックなど、あらゆるレース展開に対応できる布陣を敷く。
チームは15日にマレーシア入り。ランカウイ島到着が深夜となったものの、翌朝には元気にトレーニングライドへ出発。約2時間、しっかりと汗を流しながら調整した。 夜にはチームプレゼンテーションに出席。ランカウイ島の伝統舞踊の演舞に続き、出場チームが順に登場。キナンは14番目にステージへ。6選手と石田哲也監督が登壇し、司会者がときおり日本語を交えながらチームを紹介した。
そのほか、この日は有力選手たちによるプレスカンファレンス(記者会見)が行われている。翌17日は出場チーム、大会関係者が一斉にマレーシア本土へと移動。18日から始まるレースに備える。その第1ステージはカンガーからクリムまでの147.9km。いよいよ、総距離1341.2kmに及ぶ8日間の戦いが始まる。
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