フルームが繰り上がり総合優勝…2011ブエルタ・ア・エスパーニャ

2011ブエルタ・ア・エスパーニャで13秒遅れの総合2位だった英国のクリストファー・フルーム(当時スカイ、現イネオス)が同大会の総合優勝者となった。総合1位だったフアンホセ・コボ(スペイン)が不正薬物使用の嫌疑に関して意義申し立てをしなかったことで失格が決定となり、フルームが繰り上がって優勝者となった。

2011ブエルタ・ア・エスパーニャ最終日の表彰台。中央がコボ、右がフルーム、左がウィギンス ©Unipublic

これによりフルームは、2012年に総合優勝したブラッドリー・ウィギンスに代わってブエルタ・ア・エスパーニャを初めて制した英国選手となった。

2011ブエルタ・ア・エスパーニャでフルームがアタック ©Unipublic

フルームのグランツール優勝はブエルタ・ア・エスパーニャ(2011、2017)、ジロ・デ・イタリア(2018)、ツール・ド・フランス(2013、2015、2016、2017)の合計7勝となった。

2011ブエルタ・ア・エスパーニャのフルームとコボ ©Unipublic
リーダージャージのコボをフルームがマークする ©Unipublic
2011ブエルタ・ア・エスパーニャでステージ優勝したフルーム ©Unipublic

●ブエルタ・ア・エスパーニャのホームページ

2020ブエルタ・ア・エスパーニャは東京五輪直後の8月14日オランダ開幕

2020年の第75回ブエルタ・ア・エスパーニャは例年よりも1週間早い8月14日にオランダのユトレヒトで開幕する。東京五輪が8月9日まで開催されているのでその直後となる。オランダという遠隔地で3ステージを行うことから、異例の金曜日開幕で、大会期間は24日間となる。

2015年にはツール・ド・フランスの開幕地となったユトレヒト

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャが2020年8月にオランダのユトレヒトとノールトブラバント州で開幕することは、2018年12月12日に発表されていた。さらに2019年月20日には最初の3ステージのコースが発表されていた。ただし正式な開幕日はこれまで発表されていなかった。

これは2020東京五輪が開催されることで(自転車競技は7月25日から8月9日まで)、通常シーズンの大会日程をUCI(国際自転車競技連合)と調整する必要が生じていたため。実際にツール・ド・フランスは例年よりも1週間早い6月27日から7月19日までの日程となった。

ブエルタ・ア・エスパーニャがオランダで開幕するのは2009年のアッセンに続く2回目。海外開幕は1987年のリスボン(ポルトガル)、2017年のニーム(フランス)を含めて4回目となる。

ユトレヒトは2010年にジロ・デ・イタリア、2015年にツール・ド・フランスの開幕地を務めたこともあり、5年に一度の間隔でグランツールの開幕地となる。

ユトレヒトはミッフィーの作者ディック・ブルーナが生まれ育った町だ

2020年の主要大会の日程を整理すると

5月未定 ジロ・デ・イタリア(ハンガリー・ブダペスト開幕)
6月27日〜7月19日 ツール・ド・フランス(ニース開幕)
7月24日〜8月9日 東京五輪
8月14日〜9月6日 ブエルタ・ア・エスパーニャ(オランダ・ユトレヒト開幕)

2020ブエルタ・ア・エスパーニャはオランダのユトレヒトで開幕する (c) Unipublic

「ようやく正式な日程を発表できて、うれしいニュースとなった」と、ユトレヒトのヤン・ファンザネン市長。
「ユトレヒト市民や観光客がこの地域のすべての資産を楽しめるように、私たちが考えているさまざまなアイデアを実践できるように準備します」

大会を主催するユニパブリックのハビエル・ギレンマネージングディレクターは、この声明に完全に同意。
「ブエルタ・オランダプロジェクトは、私たちの75周年を祝う最良の方法です。新しい国際的なスタートを切れたことをうれしく思うし、オランダが理想的なパートナーであると信じています。2009年にオランダはすでに比類のないホストであることを私たちに証明しています。スペインと密接な歴史的関係を持つ国で開幕できることを誇りに感じます」

●ブエルタ・ア・エスパーニャのホームページ

ブエルタ・ア・エスパーニャにブルゴスら参戦…22チーム出そろう

2019年8月24日に開幕する第74回ブエルタ・ア・エスパーニャの主催者推薦4チームが5月7日にマドリードで発表された。 UCIワールドチームの18に加えて、ブルゴスBH、カハルラル・セグロスRGA、エウスカディバスクカントリー・ムリアス(以上スペイン)、コフィディス(フランス)が主催者推薦で加わった。

全22チームで1チームは8人編成。大会は9月15日に終幕する。

●UCIワールドチーム
アージェードゥーゼル・ラモンディアル(フランス)
アスタナ(カザフスタン)
バーレーン・メリダ(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
CCC(ポーランド)
ドゥクーニンク・クイックステップ(ベルギー)
グルパマFDJ(フランス)
ロット・スーダル(ベルギー)
ミッチェルトン・スコット(オーストラリア)
モビスター(スペイン)
ディメンションデータ(南アフリカ)
EFエデュケーションファースト(ドイツ)
ユンボ・ビスマ(オランダ)
カチューシャ・アルペシン(スイス)
イネオス(英国)
サンウェブ(ドイツ)
トレック・セガフレード(ドイツ)
UAEエミレーツ(UAE)
●ワイルドカード
ブルゴスBH(スペイン)
カハルラル・セグロスRGA(スペイン)
エウスカディバスクカントリー・ムリアス(スペイン)
コフィディス(フランス)

●第74回ブエルタ・ア・エスパーニャのコース

2019ブエルタ・ア・エスパーニャのオフィシャルソング

スペイン・アリカンテ州出身のラップミュージシャン、アルカノが2019ブエルタ・ア・エスパーニャのオフィシャルソング「Otro intento más」をリリースした。

ブエルタ・ア・エスパーニャが公式ソングを指定して40年になるが、初めて選ばれたラップ曲となる。アルカノはアリカンテ州出身だが、第74回ブエルタ・ア・エスパーニャでは3ステージ、合計400kmにわたって同州を走行する。

オランダ開幕の2020ブエルタ・ア・エスパーニャ最初の3区間発表

オランダで開幕することが発表されていた2020年の第75回ブエルタ・ア・エスパーニャは、同国で開催される最初の3ステージの全容を、2月20日にオランダのブレーダで発表した。オランダでの3日間の総距離は410km。

オランダのブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝者、左がヨープ・ズートメルク、右がヤン・ヤンセン。中央は大会ディレクター

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャが2020年8月にオランダのユトレヒトとノールトブラバント州で開幕することは、2018年12月12日に発表されていた。同大会がオランダで開幕するのは2009年のアッセンに続く2回目。海外開幕は1987年のリスボン(ポルトガル)、2017年のニーム(フランス)を含めて4回目となる。

ユトレヒトは2010年にジロ・デ・イタリア、2015年にツール・ド・フランスの開幕地を務めたこともあり、5年に一度の間隔でグランツールの開幕地となる。

開催日は8月としていて、正確な日付は発表されなかった。これは2020東京五輪が開催されることで(自転車競技は7月25日から8月9日まで)、通常シーズンの大会日程を調整する必要が生じているためと推測できる。

●2020ブエルタ・ア・エスパーニャ最初の3ステージ
第1ステージ ユトレヒト(チームタイムトライアル)23.7km
第2ステージ ゼルトゲンボス〜ユトレヒト 183km
第3ステージ ブレーダ〜ブレーダ 194km

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージ
2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージ
2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージ

●ブエルタ・ア・エスパーニャのホームページ
●ブエルタ・ア・エスパーニャの特集サイト

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ最初の3区間は2月20日発表

2020年のブエルタ・ア・エスパーニャは、その最初の3ステージの全容を2月20日15時(欧州中央時間)からオランダのブレーダで発表する。2月7日に主催者ウニプブリックが明らかにした。

2015年にはツール・ド・フランスの開幕地となったユトレヒト

2020年の大会は8月にオランダのユトレヒトとノールトブラバント州で開幕することが、2018年12月12日に発表されている。同大会がオランダで開幕するのは2009年のアッセンに続く2回目。海外開幕は1987年のリスボン(ポルトガル)、2017年のニーム(フランス)を含めて4回目。

ユトレヒトは第1ステージのチームタイムトライアルの舞台となるとともに、ゼルトゲンボスをスタートする第2ステージのゴールにもなる。ユトレヒトは2010年にジロ・デ・イタリア、2015年にツール・ド・フランスの開幕地を務めたこともあり、5年に一度の間隔でグランツールの開幕地となる。

第3ステージのゴールはブレーダになる。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャはオランダのユトレヒトで開幕する (c) Unipublic

🇪🇸ブエルタ・ア・エスパーニャ特集サイト