本格的な寒さに向けてニーズに合わせた高機能ウエア

マヴィックジャパンは、本格的な寒さが到来するコンディションに向けて、トップレベルからファンライドまで、あらゆるサイクリストのライドスタイルに必要なスペックを搭載した高機能アパレルラインを、2019Fall/Winterコレクションより発売する。

コスミック・サーモ・ジャケット(ブラック)

最も大きな特徴は、極寒季のライドにおける最大の敵“風”への防風機能、高い保温性、そしてサイクリストの快適なライドを追求した運動強度に合わせた透湿性の確保。必要機能素材を適所にパネリングしたこの高機能アパレルは、自転車を追求するMAVIC (マヴィック)ならではのアパレルラインとして、全国の取り扱い店舗で展開する。

COSIC(コスミック)シリーズ

COSIC(コスミック)シリーズ

トレーニングや本格的なライドなど、シビアなライドを追求するライダーに向けたプロレベルのハイスペック・アパレルライン。根強いファンに人気を誇るシリーズ。空気抵抗やウエアのバタつきを抑える最新のタイトなカッティング“PRO FIT(プロフィット)”を採用。素材、カッティング、ディティールにいたるまで、高いレベルのライドを求める人の高い運動強度に対応可能な仕様となっている。

ESSENCIAL(エッセンシャル)シリーズ

ESSENCIAL(エッセンシャル)シリーズ

ファンライダー、あるいはサイクリストに限らず幅広い層に向けたアパレルライン。このシリーズのアパレルラインは、少しフィットに余裕のある “REGULAR(レギュラー)フィット”となり、ミニマルデザインなルックス、着心地重視の素材、カッティングなど、サイクリングだけにとどまらず、ジャケット、ビブパンツをそれぞれ個別で他のアパレルと合わせて楽しめるなど、デイリーに活用できる汎用性の高いアイテムに仕上がっている。

<COSMICシリーズ>

COSMIC THERMO JACKET (コスミック・サーモ・ジャケット)
より本格的なライドを求める人に向けたサーモ・ジャケット。トレーニングにも最適。ライダーにとって、極寒季節の最大の敵は”風“。冷たい風をしっかりシャットアウトし、身体を温かく保つとともに、ハードなライドにおける運動強度と快適さにフォーカスし、透湿性を確保。最先端の素材を採用したプロレベルのジャケット。

防風性と透湿性を確保
・軽量メンブレンを採用した柔らかなファブリック
・防風性と透湿性を確保
・雨露の最も影響を受けるフロント上部と上腕部分の高耐久の撥水性素材パネル
・高い保温性とモイスチャーマネージメントに優れたブロック状の 3D起毛素材裏地
・脇下のニット生地パネル(汗を逃がすベンチレーション効果)
・伸縮素材をパネリングした狭いカフ(防風効果)
・インナーストームフラップ (ファスナーからの風の侵入を防止)
・ハイネックカラー (ライド時の前傾姿勢を想定した前低後高デザイン)

最大限の快適さと自由な動き
・PROフィット
・タイトフィットが、風によるウェアのバタつきを防止
・ライドポジションに沿ったフィット
・空気抵抗を抑える最新のカッティング
・ウェスト内側のMAVICロゴずれ防止シリコンテープ

高い安全性
・3バックポケット+1サイドポケット (ジッパー付き、ナイロン製シースルー防水ポケット)
・バックウェスト部分の新リフレクティブハイライトによる優れた視認性

価格:2万4000円
サイズ:S,M,L,XL
カラー:トータルエクリプス・トゥルーブルー、ダリアレッド、ブラック

COSMIC ELITE THERMO BIB TIGHT (コスミック エリート サーモ ビブタイツ)
より本格的なライドを求める人に向けたビブタイツ。運動強度の高い激しいライディングを想定し、必要な箇所に最適な素材をパネリングすることで防風性と透湿性を確保しながら、快適さを追求した高機能ビブタイツ。

・メッシュ製ビブによる透湿性確保
・裾部分のジッパーをなくした軽量化
・立体的なカッティングとパネル数増加により、生地の突っ張りを防止し、より足を動かしやすく
・縫い目のないフラットロックシームにより肌への擦れを軽減
・ERGO 3D ELITEパット
・” リバースパッド“採用 快適なライドを追求し、凹凸を外側にし、内側をフラットにしたパッド。MAVICの特徴でもある。
・最も荷重がかかる坐骨部分下に、” オーソライト®メモリーフォーム”搭載。高い衝撃吸収率を実現

価格:2万2500円(税別)
サイズ:S,M,L,XL
カラー:ブラック

<ESSENCIALシリーズ>

ESSENCIAL SOFTSHELL JACKET (エッセンシャル・ソフトシェル・ジャケット)防風性、保温性を重視した各機能を搭載しながらも、ミニマルデザインでカテゴリーを問わないカッティング採用により、ビブタイツとのセット アップでも単体でも活用できる汎用性の高いジャケット

どんな体型にも対応する快適なフィット感
・レギュラーフィット プロフィットよりも身幅に余裕を持たせたフィットが快適性を確保
・袖口とバックウェスト部分のストレッチ素材パネル

高い防風性と保温性、透湿性
・風を受けるフロントボディに防風素材をパネリング
・凹凸が空気の層を作り高い保温性を発揮する3D裏起毛
・フロントジッパー内側の防風フラップ
・背中部分と脇にパネリングされたニット素材により透湿性を確保

快適性
・グローブ着用時の操作を容易にする“ステイダウンプラー”付きジップ(プルを上に⇒ジップが下がる、プルを下に⇒ロック)
・ジップエンド部分の顎への擦れを防ぐチンガード付き

価格:1万8500円(税別)
サイズ:S,M,L,XL
カラー:オートレッド、パイレーツブラック、マジョリカブルー

ESSENCIAL BIB TIGHT (エッセンシャル ビブタイツ)
高い保温性と快適性を実現したビブタイツ

防風性と保温性
・風が最も当たる太腿部分に気密性の高い素材をパネリング
・フロントビブ部分以外の全てに裏起毛素材を採用

快適性
・ERGO 3D ELITEパット
・” リバースパッド“採用 快適なライドを追求し、凹凸を外側にし、内側をフラットにしたパッド。MAVICの特徴でもある。
・最も荷重がかかる坐骨部分下に、” オーソライト®メモリーフォーム”搭載。高い衝撃吸収率を実現
・優れたフィット感と着心地をもたらす、柔らかなストレッチ素材採用
・足首部分にジッパー付き (脱着がより簡単に)
・足首部分のMAVICロゴシリコングリップがずり上がりを防止

安全性とデザイン性
・後ろふくらはぎ部分のリフレクター
・MAVICロゴの小さな刻印のみのミニマムデザイン

価格:1万8000円(税別)
サイズ:S,M,L,XL
カラー:ブラック

<ベースレイヤー>

COLD RIDE+ (コールドライド プラス)
優れた透湿性と温熱調節機能を備えたメリノウールを採用したベースレイヤー

コールドライド プラス

温度調節機能
・高級メリノウールが、高い保温性と吸湿速乾性、防臭効果を発揮。透湿性にも優れるため、汗だまりを防ぎ、べたつきを防止。
・首回り、腰、センターフロント、脇下といった汗をかきやすい箇所にメッシュパネルを採用
・ハイネックが防風、保温効果を発揮。

優れたフィット感
・ライドポジションを想定したドロップヘム採用
・ウェスト内側に施されたシリコングリップがずり上がりを防止

価格:1万2000円(税別)
サイズ:XS/S, M/L, XL/XXL
カラー:ブラック

COLD RIDE (コールドライド)
高機能素材採用により、優れた湿度管理機能と保温性を誇る中厚手のベースレイヤー

コールドライド

温度調節機能
・37.7™テクノロジー 繊維に埋め込まれたミクロの活性粒子が、水蒸気を引き寄せてウエアの外側に移動させ、身体から出る赤外線エネルギーで蒸気を促進し、ウエア内の温度と湿度を一定に保つように作用。従来のポリエステル素材と比較して5倍の吸湿性を発揮。
・汗をかきやすい部分(脇下、腰、首回り)に配置されたメッシュパネル

快適性
・フラットロックシーム採用 (肌に直接触れるベースレイヤー故に、縫い目を外側に着心地を重視)
・ライドポジションを想定したドロップヘム採用
・ウェスト内側部分に施されたシリコングリップが、ウェアのずり上がりを防止

価格:8000円(税別)
サイズ:XS/S, M/L, XL/XXL
カラー:ホワイト

神々が宿る那智山の頂へ…熊野古道ヒルクライム開催

紀伊半島南部の和歌山県那智勝浦町で11月3日、晩秋恒例の「熊野古道ヒルクライム」が開催された。約300人のサイクリストが、神々が宿るとされる那智山を激走。今回もゲストライダーとしてKINAN Cycling Teamから5選手が参加。走りはもちろん、トークショーや抽選会、表彰式といったステージイベントにも臨み、イベントを盛り上げた。

熊野路を駆けるサイクリングイベント ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

300人が激坂含む2つのコースへとアタック

熊野古道ヒルクライムはユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産に含まれる熊野路を駆けるサイクリングイベント。各種スポーツイベントを企画・運営する「NPO法人スポーツプロデュース熊野」が主催し、今回で14回目を迎えた。回を重ねるごとに人気の仲間利を見せ、2019年は北は北海道、南は九州地方からの参加があり、地元和歌山県や近隣府県にとどまらず各地から健脚自慢が集った。

約300人のサイクリストは、主会場でもある同町の海水浴場「ブルービーチ那智」を出発し、5.4km先の大門坂駐車場までパレード走行。いったん息を整えたら、いよいよリアルスタート。そこからは、神仏習合による数々の伝承が残される那智の山道を駆けあがっていく。スキルや脚力、好みによってコース選択ができるよう設定されており、Aコースは標高931mの大雲取の山頂を目指す30.9km、Bコースは妙法山阿弥陀寺へと向かう14.6km。途中、勾配が20%に達しようかという激坂区間が複数待ち受けるほか、長くテクニカルなダウンヒルも控え、サイクリストたちにとっては力が試されるポイントに。参加者たちは己の限界に挑戦すべく、勇んでコースへと繰り出した。

キナン勢も参戦 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

山本大喜が“那智山の神”の座を防衛

ゲストとして招かれたKINAN Cycling Teamは、山本元喜、椿大志、大久保陣、山本大喜の4選手が大雲取へ、新城雄大と加藤康則ゼネラルマネージャーが妙法山阿弥陀寺を目指すコースへと出発。また、“山の神”として数多くのヒルクライムを制する森本誠(GOKISO)、テレビ番組出演でアイドル級の人気を誇る筧五郎(56サイクル)も同様にゲスト参加し、大雲取へと挑んだ。

距離が長く、難易度も高い大雲取の頂へ、ゲストライダーによるトップ争いが展開された。序盤は一般参加の実力者も加わっての先頭パックが形成されたが、山本元によるハイスピードのペースメイクによって徐々に人数が絞り込まれていく。やがて先頭に残ったのは山本大と森本。最速の登坂勝負は2018年の再現となった。

山本大喜が“那智山の神”の座を防衛 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

熾烈な争いは、普段のトレーニングコースとしても大雲取を走る山本大が後半に入って、地の利を生かして森本を突き放すことに成功。下りを得意とする森本は、その後のダウンヒル区間で山本大を猛追したが、最終盤の激坂区間で再び山本大がアタック。

自身が2018年マークした56分55秒のコースレコードには及ばなかったものの、山本大が実質2連覇となる大雲取頂上制覇。スポーツプロデュース熊野・角口賀敏理事長の激を背に受け、ガッツポーズでフィニッシュラインを通過。少し置いて森本も頂上へとやってきた。

その後は、続々とサイクリストが頂上へ到達。フィニッシュが近づくと歯を食いしばって懸命にペダルを踏む姿が光った。そして頂上へと到達、晴れて“ヒルクライマー”となった瞬間だ。

レベルアップを誓って来年のスタートラインを目指す参加者の姿も

お昼からはブルービーチ那智へと戻って、特産品の振る舞いやステージイベントが展開。その目玉として、ゲストライダーたちによるトークショーが催された。那智山登坂の完走や、今後の目標などが主なテーマとなったトークだが、那智山2連覇を果たした山本大は、2018年「自分が“山の神”」と宣言し会場を驚かせたが、改めてその座を守り続けていることを強調し胸を張った。

300人のサイクリストが神々が宿る那智山の頂へ ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

一方、元祖“山の神”森本は2018年の「山の民」宣言で笑いを呼んだが、「もはや完全に“山の民”ですね…」とトーンダウン。3年連続での2位フィニッシュをユーモラスに表現してみせた。

そのほかステージでは、選手たちがプレゼンターを務めた表彰式や抽選会も行われ、大きな賑わいの中でイベントは閉幕。参加者からは、「KINANメンバーのペースにトライしたがあっという間に遅れてしまった」「何度でもチャレンジしたいコース。また1年鍛えて戻ってきたい」などの感想が聞かれ、1日を通して満足できた様子。

また、イベントの成功にあたっては、主催のスポーツプロデュース熊野や地元関係者による事前の準備によるところが大きかったことも押さえておきたい。10月に起きた台風19号発生時には、コースとなる道路がふさがるほどの枝木の落下に見舞われ、その清掃作業に追われたほか、今回の開催直前までアスファルト上に生えた苔を除去するなど、多くの人たちの尽力あって迎えたヒルクライム開催であった。

スポーツプロデュース熊野主催イベントは次回、11月24日の「紀南シーサイドヴェロフェスタ」が行われる。今回同様にKINAN Cycling Teamの選手たちもゲスト参加を予定しており、ライドとグルメが融合した楽しみ満載の1日を盛り上げることになっている。

●熊野古道ヒルクライムのホームページ

狩野智也と山岳サイクリストの聖地でBBQサイクリング

古くから山岳サイクリストの聖地として親しまれている群馬県上野村で、同県出身のプロロードレーサー狩野智也とともに神流川沿いの旧道をサイクリングし、山間の集落でランチしたり、完走後に渓流が見下ろせるデッキでバーベーキューするイベントが2019年11月24日(日)に行われる。参加者募集中。

台風で被災するも自転車を愛する村は大歓迎

西上州にある上野村はすりばちの底にあるように集落が点在し、牧歌的な風情が残される。四方に山岳コースがあることから、山岳サイクリストがこよなく愛したエリアとして知られている。台風19号によって山岳コースの一部が土砂崩れや崩落で現在も復旧作業中だが、被害のなかったエリアをのんびり走ろうというイベントだ。

今回はそんな上野村の自然と食を体感してもらうため、旧道を中心に村内を巡るサイクリングツアーが企画された。特別ゲストは上りに強い狩野選手だが、コースはアップダウンの少ない旧街道がメインで、景色を楽しみながらのサイクリングとなるはずだ。特に神流川沿いにある乙父(おっち)地区には紅葉の名所があり、2019年は色づきが遅いことから開催日前後が絶好の見ごろとなりそう。

白井宿ではランチがあり、さらに走り終わった後はいのぶたバーベキューが用意されているので、自転車談義に花を咲くはず。

上野村旧道サイクリングといのぶたバーベキューツアー
開催日:2019年11月24日(日)
参加費:4000円(昼食・バーベキュー・保険込み)

●申し込み・問い合わせ
上野村森の体験館(担当:石井)
TEL:0274-20-7072 FAX:0274-59-2520
E-mail:taiken@uenomura.ne.jp
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池田大暉がJBMXF最終戦でチャンピオン男子初優勝

2019JBMXF大東建託シリーズ第5戦が、茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園BMXコースで開催された。4月の岡山大会からスタートしたJBMXF大東建託シリーズも今大会が最終戦。チャンピオンシップと年齢別のチャレンジカテゴリーの双方で熱戦が繰り広げられた。エリートとジュニアの選手によって争われるチャンピオンシップカテゴリー で、男子は池田大暉が初優勝。女子は、今季好調の酒井亜樹が3勝目を挙げ、シリーズタイトルを獲得した。

大きなジャンプが連続するプロセクションでリードする池田大輝(左)が優勝。吉井康平(中央)と島田遼(右)の追撃を振り切った

チャンピオンシップ男子を制したのは池田大暉

チャンピオンシップ男子を制したのは、池田大暉(新潟県/Rockstar Rift Tangent)。池田にとってひたち海浜公園は、2010年にジュニアカテゴリーの全日本タイトルを獲得した場所で、エリートで走った2018年の全日本選手権では、最終コーナーまでトップを走ったもののゴール手前で松下巽に逆転されタイトルを逃した場所でもある。

決勝レースでスタートの混戦を抜け出し、第1コーナーをトップで通過した池田は、プロセクションのジャンプで2位以 下との差をさらに広げた。ゴール手前で吉井康平(東京都/フォスター電気)が迫るものの振り切り、思い出深いコース でチャンピオンシップ初優勝を決めた。2位に吉井、3位には島田遼(広島県/GAN TRIGGER AIC OSHU)が入った。

池田大暉のコメント
重めのギヤ選択ながらもスタートでうまく出ることができた。その後のプロセクションのひとつ目を飛びすぎるクセがあったので抑えて飛び、リードを広げることができた。その後は予選や準決勝で仕掛けられたところをケアして走りトップでフィニッシュできた。チャンピオンシップで初優勝できてうれしいし、この勝利を次につなげていきたい。

男子チャンピオンシップ結果
優勝 池田大暉(新潟県/Rockstar Rift Tangent、表彰中央)
2位 吉井康平(東京都/秩父 BMX 協会/フォスター電気、表彰左)
3位 島田遼(広島県/広島県 BMX 協会/GAN TRIGGER AIC OSHU、表彰右)

ジュニアの酒井亜樹がチャンピオンシップ女子で優勝

チャンピオンシップ女子を制した酒井亜樹(204)

3レースの合計で争われたチャンピオンシップ女子のレースを制したのは酒井亜樹(大阪府/DEUX ROUES ELITE TEAM)。ジュニアカテゴリーながら年上のエリートの選手を相手に戦う酒井、今季3勝目をすべてのレースをトップでフ ィニッシュする完全優勝で達成した。2位に瀬古遥加(三重県/IRC TIRE)、3位に酒井と同じジュニアの選手で第2戦を優勝した早川優衣(岡山県/岡山県 BMX 協会)が入った。

酒井亜樹のコメント
全レースでスタートから前に出てトップでフィニッシュできた。全レース出場してシリーズチャンピオンを獲得する目標も達成できた。エリートになる来年も引き続き上位に入れるように頑張りたい。

女子チャンピオンシップ結果

優勝 酒井亜樹(大阪府/関西 BMX 競技連盟/DEUX ROUES ELITE TEAM、表彰中央)
2位 瀬古遥加(三重県/中部 BMX 協会/IRC TIRE、表彰左)
3位 早川優衣(岡山県/岡山県 BMX 協会、表彰右)

チャンピオンシップとチャレンジの年間王者が決定!

4月からスタートしたJBMXF大東建託シリーズ5戦とJ2シリーズ9戦も本大会で全日程が終了。シーズンを締めくくる年間表彰が行われ、各カテゴリーのトップ選手には、記念品のナンバー1プレートが贈られた。チャンピオンシップのランキングはJBMXF大東建託シリーズとJ2シリーズ、すべてのポイントを合計。年齢別のチャレンジはJBMXF大東建託シリーズのベスト4戦と、J2シリーズすべてのポイントを合計し、年齢の枠を超えた男子と女子、24インチのBMXを使用するクルーザーの3カテゴリーでの表彰となる。チャレンジにおいては、このランキングによって来年度のゼッケンナンバーが決定する。

チャンピオンシップ男子はJBMXF大東建託シリーズ今季2勝の島田遼。チャンピオンシップ女子は今季JBMXF大東建託シリーズ3勝の酒井亜樹がタイトルを獲得した。チャレンジ男子は男子9-10歳クラスの古家凛音、チャレンジ女子は女子5-8歳クラスの中村優里、クルーザーはクルーザー男子12歳以下クラスの古家詩音がタイトルを獲得。チャレンジのチャンピオンにはナンバー1プレートと合わせてトロフィーも贈呈された。

チャンピオンシップ男子ランキング
1 位 島田遼 (広島県/広島県 BMX 協会、表彰中央)
2 位 深川匠 (埼玉県/秩父 BMX 協会、表彰左)
3 位 池上泰地 (大阪府/関西 BMX 競技連盟、表彰右)
4 位 吉井康平 (東京都/秩父 BMX 協会)
5 位 増田優一 (大阪府/関西 BMX 競技連盟)
6 位 池田大暉 (新潟県/新潟県 BMX 協会)
7 位 高山一成 (埼玉県/秩父 BMX 協会)
8 位 庄司佳真 (神奈川県/神奈川県 BMX 協会)

チャンピオンシップ女子ランキング
1 位 酒井亜樹(大阪府/関西 BMX 競技連盟/DEUX ROUES ELITE TEAM、表彰中央)
2位 瀬古遥加(三重県/中部 BMX 協会/IRC TIRE、表彰左)
3位 朝比奈綾香(大阪府/関西 BMX 競技連盟、表彰右)

チャレンジカテゴリーチャンピオン
チャレンジ男子 1 位 古家凛音(東京都/秩父 BMX 協会、表彰左)
チャレンジ女子 1 位 中村優里(広島県/広島県 BMX 協会、表彰中央)
クルーザー1 位 古家詩音(東京都/秩父 BMX 協会、表彰右)

UCI BMXワールドチャレンジ大会のファイナリストを表彰

7月にベルギーのヒュースデンゾルダーで開催された2019年UCI BMXワールドチャレンジ大会で入賞を果たした5選手を全日本BMX連盟が表彰した。記念品として、大会の走行写真が入ったパネルが贈られた。

2019年UCI BMXワールドチャレンジ大会入賞者。左より、女子9歳クラス4位 澤田茉奈、女子15歳クラス4位 西村寧々花、女子11歳クラス7位 西村優々花、クルーザー女子12歳以下8位 古家恵美、クルーザー女子13-16歳8位 野村凪沙

中村輪夢がBMXフリースタイル・パークで男子初のワールドカップ優勝

UCI BMXフリースタイル・パーク&フラットランドワールドカップが10月30日に中国・成都で開幕し、最終日となる11月3日に中村輪夢(りむ)がBMXフリースタイル・パークで男子初のワールドカップ優勝を果たした。

中村輪夢 ©Garth Milan/Red Bull Content Pool

中国で開催されたFISE World Series ChengduならびにBMXフリースタイル・パークのワールドカップ第3戦。11月3日に男女各種目の決勝が行われ日本は五輪種目のパークを含む3種目で優勝。男子フリースタイル・パークは決勝が降雨でレースキャンセルとなり、準決勝を首位で通過していた中村が男子初のワールドカップ優勝を果たした。

ワールドカップは今季3戦が行われ、今回の結果をもって中村は総合でも日本勢初の優勝。オリンピック前年の年間チャンピオンとなり、来週に控えた世界選手権へ向けはずみをつけた。

中村輪夢 ©JFBF

女子パークは大池水杜が11位。非五輪種目ながら今季の世界選手権より日本代表としての派遣が始まるBMXフリースタイル・フラットランドでは男子は佐々木元、女子は片桐光紗季がそれぞれ優勝した。

中村輪夢 ©JFBF

BMXフリースタイルパーク 男子
1位 中村輪夢(日本)93.20
2位 BROOKS Declan(イギリス)92.00
3位 BRUCE Nick(アメリカ)91.20

ワールドカップを制した中村輪夢 ©JFBF

BMXフリースタイルパーク 女子
11位 大池水杜(日本)63.60

BMXフラットランド 男子
1位 佐々木元(日本)91.75
2位 DANDOIS Matthias(フランス)89.75
3位 NEKOLNY Dominik(チェコ)87.00

BMXフラットランド 女子
1位 片桐光紗季(日本)84.75
2位 SADOVNIK Irina(オーストリア)71.00
3位 NPREUSS Julia(ドイツ)67.25

年間チャンピオンになった中村輪夢 ©JFBF

中村輪夢がBMXフリースタイル男子初のワールドカップ表彰台となる2位

●UCI BMXフリースタイルのホームページ

松井宏佑がケイリン3位…トラックワールドカップ初戦

2020東京オリンピックの国別出場枠をかける戦い、2019-2020UCIトラックワールドカップ第1戦が11月1日にベラルーシのミンスクで開幕。大会2日目の2日に行われた男子ケイリンで松井宏佑が3位に入った。

松井宏佑がベラルーシで開催されたワールドカップ初戦でケイリン3位 ©JCF

東欧ベラルーシ・ミンスクで開催の2019-2020トラックワールドカップ第1戦で、11月2日に男子ケイリン決勝が行われ、日本勢は松井が3位に入って銅メダルを獲得した。世界の強豪が揃ったワールドカップのシーズン初戦ながら、ワールドカップデビュー戦の松井が見事な走りで日本のケイリン種目における層の厚さを見せつけた。

ベラルーシのミンスクで開催されたワールドカップ第1戦の男子ケイリン ©JCF

トラックワールドカップは今大会が2019-2020シーズンの初戦。2020年1月までに全6戦が行われ、世界選手権、東京オリンピックへ向けた最後の出場枠争いとなる。

ワールドカップ初戦の男子ケイリンはハリー・ラブレイセン(オランダ)が優勝、2位デニス・ドミトリエフ(ロシア) ©JCF
男子ケイリン優勝で3位に入った松井 ©JCF

松井宏佑のコメント
レース前は優勝を目指すと言っていましたが、まさか銅メダルを獲得できると思っていませんでした。僕は初めてのワールドカップなので、失うものはなにもなく、アピールできればと思って戦ったのがいい結果につながったのではないかと思います。

男子ケイリン優勝ハリー・ラブレイセン(オランダ)を中央に左が2位デニス・ドミトリエフ(ロシア)、右が3位松井 ©JCF

●レース結果
男子ケイリン

優勝:ハリー・ラブレイセン(オランダ)
2位:デニス・ドミトリエフ(ロシア)
3位:松井宏佑(日本)
9位:小原佑太(日本)

女子スプリント
23位:太田りゆ(日本)

男子ケイリン優勝で3位に入った松井 ©JCF
男子ケイリン優勝で3位に入った松井。左はジェイソン・ニブレット(短距離コーチ) ©JCF

東京五輪出場枠をかけてトラック最終シーズン開幕へ

ワールドカップ第1戦(ベラルーシ・ミンスク)のホームページ