モンベルのオリジナル自転車シャイデックがプライスダウン

通学・通勤から週末のサイクリングまで日本のフィールドに合うように、アウトドアブランドのモンベルが設計したシャイデックがプライスダウンして発売された。

シャイデック RD-H 2000 12万5000円

春の新生活を迎えるこの季節、通学・通勤の移動手段として、また新しい趣味としてサイクルスポーツを始めたい。モンベルが開発したオリジナル自転車シリーズ、シャイデックは、日本のフィールドに合わせた設計と厳しいテストを経て生まれた、快適で信頼性の高いスポーツサイクルだ。

ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク、ツーリングバイク、キッズバイクなど多彩なモデルをラインナップし、さまざまな人のライディングスタイルに適したモデルがそろう。

シャイデック TR-F 16 10万6700円

●モンベルの詳細ページ

アユソがチームタイムトライアルを終えて首位に【パリ〜ニース】

2026パリ〜ニースは3月10日にコヌクール・シュルロワール〜プリー・シュルロワール間で第3ステージとして距離23.5kmのチームタイムトライアルが行なわれ、イネオス・グレナディアーズがトップタイム。リドル・トレックが2秒遅れの2位で、フアン・アユソ(スペイン)が総合成績でEFエデュケーション・イージーポストのルーク・ランパーティ(米国)を逆転して首位に立った。

フアン・アユソが2026パリ〜ニース第3ステージで首位に ©A.S.O. / Billy Ceusters

パリ〜ニース形式のチームタイムトライアルとは?

パリ〜ニース3日目に行われたチームタイムトライアルは総合順位の上位を争う、手に汗握る戦いとなった。前大会から採用された独自のルールが設定され、チーム内のトップでフィニッシュした選手のタイムがチーム全体としての成績に採用される。

一方で個人総合成績へのタイム積算は各選手の所要時間が適用される。トップと同じ集団でフィニッシュすれば同タイムだが、脱落すれば各選手がフィニッシュしたタイムが自身に適用される。これは2026ツール・ド・フランスでも採用される新たなチームタイムトライアル規則だ。総合成績の上位を狙う選手は、最後までチーム内の上位で走ることが求めらることになった。

パリ〜ニース形式のチームタイムトライアルフォーマットは、2026年にバルセロナで開幕するツール・ド・フランスの初日でも使用される。主催者は伝統的なレースを刷新し、集団パフォーマンスと個人の才能を融合させ、より戦略的な戦いを繰り広げようという意図がある。

2026パリ〜ニース第3ステージはチームタイムトライアル ©A.S.O. / Billy Ceusters

この日のイネオス・グレナディアーズは、そのパワーと戦術を最大限に活かして23.5kmのコースを制し、ケヴィン・ヴォークラン(フランス)を26分40秒(時速52.9km)でゴールさせた。チームメートのオスカー・オンリー(英国)はわずか1秒差でフィニッシュラインを通過し、リドル・トレックのフアン・アユソはチームの最上位、ヴォークランから2秒遅れでフィニッシュした。

2日目に4秒のボーナスを獲得したアユソは、3日間の所要時間でヴォークランを2秒上回ることになり、総合リーダーに。2018年のルイスレオン・サンチェス以来となるスペイン選手として黄と白のジャージを着ることになる。その年は、最終日にマルク・ソレルがレースの流れを逆転させた年となった。総合優勝争いはいよいよ本格的に始まり、大会4日目にはウションでの過酷な山頂フィニッシュで続く。

2026パリ〜ニース第3ステージのチームタイムトライアルを走るチーム ヴィスマ・リースアバイク ©A.S.O. / Billy Ceusters

チーム ヴィスマ・リースアバイクはヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)を筆頭に4選手でフィニッシュした。そしてリドル・トレックはマティアス・ヴァチェク(チェコ)、ソセーアン・クラーウアナスン(デンマーク)、ヤコブ・セーデルクヴィスト(スウェーデン)といった強力な選手たちを駆使し、アユソを好タイムでフィニッシュさせた。その結果、ステージ優勝はイネオス・グレナディアーズに奪われたが、アユソを総合成績のトップに押し上げることに成功した。

2026パリ〜ニース第3ステージのチームタイムトライアルを走るUAEチーム ©A.S.O. / Billy Ceusters
2026パリ〜ニース第3ステージのチームタイムトライアル ©A.S.O. / Billy Ceusters

リーダージャージではなくステージ優勝がほしかった(アユソ)

「今朝は本当にモチベーションが高かった。僕もチームも、勝てると確信していた。チームとしてたった2秒の差で負けるのは本当に辛い。でも選手たちは勝利に値した。本当にいい仕事をした。今日のような日々のために、一緒に一生懸命トレーニングしてきた。いい戦略を立て、あらゆる瞬間にペース配分を心得ていた。最後の部分は本当にうまくいったと思う」とアユソ。

「がっかりしたというよりは、少し悲しい気持ちだ。ジャージではなくステージ優勝がほしかったからね。それでも、黄色いジャージを着ることができて本当にうれしい。これが自転車レースだから。もっと強いチームがいたならおめでとうと言う。そして、もっといい結果を出せる日がまだあると思う。

こうしてすべてが積み重なって、ボーナスタイムのおかげでリードできたのはうれしい。でも、パリ〜ニースでは状況が急変することもある。明日は悪天候で、本当に厳しいステージになるかも」

2026パリ〜ニース第3ステージのチームタイムトライアル ©A.S.O. / Billy Ceusters

「イネオス・グレナディアーズで自分の力を試すのを本当に楽しみにしていた。それが我々にとって有利に働くことは分かっていた。そして、自分たちの成果を披露できることを本当にうれしく思う。チームは非常にいい雰囲気だ。今回のタイムトライアルでは全てが順調に進んだ。勝利したが、具体的な結果は後で確認したい。自分たち自身、そして自分たちの仕事にとても誇りを感じている。チームにとって大きな勝利だ」とヴォークラン。

2026パリ〜ニース第3ステージのチームタイムトライアルで優勝したイネオス・グレナディアーズ ©A.S.O. / Billy Ceusters

●2026パリ〜ニースのコース

3月8日(日) 第1ステージ アシェール〜カリエール・スーポワシー 170.9km★
3月9日(月) 第2ステージ エポンヌ〜モンタルジ 187km
3月10日(火) 第3ステージ コヌクール・シュルロワール〜プリー・シュルロワール 23.5km(チームタイムトライアル)
3月11日(水) 第4ステージ ブールジュ〜ウション 195km★★
3月12日(木) 第5ステージ コルモランシュ・シュルソーヌ〜コロンビエール・ルビュー 206.3km★
3月13日(金) 第6ステージ バルバンタン〜アプト 179.3km★
3月14日(土) 第7ステージ ニース〜オーロン 138.7km★★★
3月15日(日) 第8ステージ ニース〜ニース 129.2km★★
★は難易度

ファンデルプールが未舗装ステージ優勝…デルトロ首位に【ティレーノ~アドリアティコ】

イタリア半島を挟むティレニア海からアドリア海までを走るティレーノ~アドリアティコは3月10日、未舗装路区間を含む第2ステージが行われ、アルペシン・プレミアテックのマチュー・ファンデルプール(オランダ)がUAEチームエミレーツ・XRGのイサーク・デルトロ(メキシコ)を制して優勝。総合成績ではデルトロがイネオス・グレナディアーズのフィリッポ・ガンナ(イタリア)を逆転して首位に立った。

ファンデルプールがティレーノ~アドリアティコ第2ステージの未舗装区間で独走 ©LaPresse

区間2位のデルトロがボーナスタイムを利して首位に

ファンデルプールはグラベルロードと呼ばれる未舗装路で決して期待を裏切らない。チューダー プロサイクリングチームのジュリアン・アラフィリップ(フランス)がレースを盛り上げた後、5.3kmの長い上り坂でファンデルプールが抜け出した。

チーム ヴィスマ・リースアバイクのエース、マッテオ・ジョーゲンソン(米国)がクラッシュしたため、ファンデルプールとの差を埋めることができたのはデルトロとレッドブル・ボーラ・ハンスグローエのジュリオ・ペリツァーリ(イタリア)だけだった。中世の町サン・ジミニャーノまでの上り坂のスプリントは3人で争われ、ファンデルプールが僅差で勝利。デルトロはペリツァーリに総合成績で3秒差をつけ、首位に躍り出た。

ティレーノ~アドリアティコ第2ステージ ©LaPresse
ティレーノ~アドリアティコ第2ステージ ©LaPresse

テレビで観戦してもよかったが、勝ててうれしい(ファンデルプール)

「今日は負けるのが怖かった。雨で最後はかなりトリッキーで、とても滑りやすく、不安定だった。まずはグラベルセクション前のポジション取りが重要だった。でも、レース前にはみんな分かっていた」とファンデルプール。

ファンデルプールがティレーノ~アドリアティコ第2ステージの未舗装区間で独走 ©LaPresse

「グラベルを走れたのは本当に最高だった。トラブルを起こさないように努力したし、チームもいい仕事をしてくれた。テレビで観戦していてよかったし、僕も楽しんだ。実際、フィナーレは美しく、とても厳しかった。デルトロとペリツァーリを待ったわけではなく、彼らはすぐに追いついてきた。コーナーで滑ってチェーンが切れてしまった。その時、デルトロが総合優勝を狙っていることがわかった。

また勝てて最高だ。2025年はステージ優勝できなかったが、いい感触はあった。勝つには少しの幸運も必要だ。シーズンの目標に向けて、少しでも上達するためにここに来た。ティレーノ〜アドリアティコの次のステージはまだ見据えておかなければならない。スプリントステージではチームにヤスペル・フィリプセンもいる。ボクが優勝を狙えるステージがほかにあるかどうか確認しないといけない。ぜひ勝ちたいからね!」(ファンデルプール)

ティレーノ~アドリアティコ第2ステージ ©LaPresse

グラベルは楽な気持ちで走れた(デルトロ)

「フィニッシュの展開にはかなり満足している。最終コーナーでの転倒を避けることが重要だった。とても長いスプリントだったので、リーダージャージを獲得できてまずはよかった。この順位にいられて本当にうれしい」と首位に立ったデルトロ。

「ジョーゲンソンが転倒した後、彼が追いつくのは難しいだろうと思い、最後まで全力で走り切った。グラベルは本当に楽しかった。初めてストラーデ・ビアンケを走った時も、安心して走れたが、今回はさらに気持ちが楽になった。総合優勝争いには多くの選手が迫っている。ペリツァーリが最も近いが、他にも新しい選手が加わると思う。彼が今日はいい成績を残すだろうと思っていた。彼は本当に強いので、私にとっては驚きではなかった」

ティレーノ~アドリアティコ第2ステージ ©LaPresse
ファンデルプールがデルトロらを抑えてティレーノ~アドリアティコ第2ステージ優勝 ©LaPresse
デルトロがティレーノ~アドリアティコ第2ステージで首位に ©LaPresse

●2026ティレーノ~アドリアティコのコース

3月9日(月) 第1ステージ リド・ディ・カマイオーレ〜リド・ディ・カマイオーレ 11.5km(個人タイムトライアル)
3月10日(火) 第2ステージ カマイオーレ〜サン・ジミニャーノ 206km
3月11日(水) 第3ステージ コルトナ〜マリアーノ・デ・マルジ 221km
3月12日(木) 第4ステージ タリアコッツォ〜マルチンシキュロ 213km
3月13日(金) 第5ステージ マロッタ・モンドルフォ〜モンバロッキオ 184km
3月14日(土) 第6ステージ サン・セヴェリーノ・マルケ〜カメリーノ 188km
3月15日(日) 第7ステージ シビタノーヴァ・マルケ〜サン・ベネデット・デルトロント 142km

【Blog】異次元のような空間…釈迦堂口遺跡が限定公開

異次元のような空間に迷い込んだことはありませんか? しかも身近なところで。鎌倉の釈迦堂口がまさにそこでした。5年前のまさに3月10日、鎌倉の北陵からいったん朝比奈の街道に下りてその南にある衣張山へ。円形に開けた見晴らしに出ると眼下に材木座海岸が見えるので、ここから海まで行けるルートがあるんじゃないかと推測できました。

国指定史跡である大町釈迦堂口遺跡の暫定公開(2026年3月10日)

開けたところの南西に踏み跡があって海に行ける!

そこでこのあたりにくわしい女性植木職人に問い合わせてみると、「見晴らしの南西あたりに踏み跡があるので、そこを下りていくと大町に出られます」とのこと。翌日の3月11日にはさっそく確かめに行きましたよ。道中で震災10年のあの時刻になったので手を合わせた記憶があります。

大町釈迦堂口の日月(じつげつ)やぐら(2026年3月10日)

ただし、衣張山の「円形の見晴らし」って2カ所にあるのです。たまたまもうひとつの見晴らしにも南西に踏み跡があったので迷うことなく急傾斜のルートへ。誰かが取りつけたロープもありました。しばらくして廃墟のような茶室が出現。もしかしたら私有地かなと思いましたが、崖が急なのでもはや引き返せず。

衣張山の間違えたアプローチ
実際の迷走ルート

さらに進むと朽ち果てる直前の朱塗りの太鼓橋があり、人工の階段を降りていくと場違いに広大な広場が出現。三方が岩盤で、やぐら(土地が狭い鎌倉では平地に死者を埋葬するのは禁止で、岩盤を掘って墓地にたそうです)がいたるところに。山を降りたらこんなところに来てしまったので、もう後ろめたさしかありませんでした。

ハイキングコースからの崖下りには手がかりのロープが張ってあった
奥まったエリアにたたずんでいた四阿(あずまや)

釈迦堂口遺跡は今後、公開の可能性も

現在、この釈迦堂口遺跡が特別公開されていて、ツアーもあると聞いたので奇しくも5年後に行ってきました。鎌倉時代は処刑者の火葬場だったことが調査で明らかになったとのこと。近代になって国際自動車(複数の個人ブログに国際興業のものとありますが間違いです)の別荘となり、その後は不動産会社の手に渡って開発される計画でしたが、近隣住民の反対により鎌倉市が管理する発掘調査エリアに。

今後は崩落防止などの安全対策を取って、一般公開する計画もあるということでしたが、できれば観光客が圧倒することなく、ひっそりとたたずんでいる一角であり続けてほしいです。

2つの巨岩は木造の太鼓橋でつながれていた(2021年3月11日撮影)

この遺構の直下には鎌倉七口の釈迦堂口切り通し(いわゆる素掘りの峠あるいはトンネル)があります。かつてボクが歩いていたときは新聞配達のバイクもくぐっていましたが、2010年に巨岩が崩落。さらに2011年の東日本大震災で損傷して通行止めの状態に。現在は復旧作業がほぼ終わり、2026年度中に再開する予定のようです。

ボクが友だちを誘って鎌倉トレイルを始めたきっかけは、東日本大震災。震災後にみんなが重苦しく過ごしていたので、アウトドアで発散しようよとお誘いして、いまでも冬場に継続しています。この時期に異次元の世界を再訪できたことがちょっと不思議でなりません。

岩盤に囲まれた平場(2021年3月11日撮影)

釈迦堂口切通も2026年度に通行再開予定

大町釈迦堂口遺跡の史跡指定範囲内に存在するトンネル部分(通称釈迦堂口切通)は2010年に崩落。さらに2011年3月11日の東日本大震災でも損傷し、ながく通行止めが続いた。復旧対策は2023年7月に完了。通行再開は2026年度を予定しているという。

パリ〜ニース第2ステージはカンターV…ランパーティが首位守る

2026パリ〜ニースは3月9日にポンヌ〜モンタルジ間の187kmで第2ステージが行なわれ、ゴール勝負でXDS・アスタナ チームのマックス・カンター(ドイツ)が優勝。初日に首位に立ったEFエデュケーション・イージーポストのルーク・ランパーティ(米国)がその座を守った。

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

壮観なスプリントフィニッシュで知られる第2ステージのゴール地点モンタルジだが、カンターが勝利した。ドイツ人スプリンターはここまで2位ばかりだったが、これまでで最大の勝利を収めた。デカトロン・CMA CGM チームのダーン・ホーレ(オランダ)は残り21kmで大胆なアタックを仕掛けたが、最後の1kmで追いつかれた。

ランパーティはステージ5位に入り、僅差でイエローとホワイトのリーダージャージを守った。ロット・アンテルマルシェのフィト・ブラーツ(ベルギー)は中間スプリントポイントでボーナスタイムを稼ぎ、総合成績で同タイムの2位となった。第3ステージはチームタイムトライアルが行なわれ、順位が一変することが想定される。

XDS・アスタナ チームのマックス・カンターが2026パリ〜ニース第2ステージ優勝 ©A.S.O. / Billy Ceusters

トゥーニッセンの牽引でカンターが自身最大の勝利

187kmの第2ステージは標高差1270m、カテゴリー3級の上り坂を3つ、そして集団スプリントの可能性もある平坦な区間が続く。この地域は風が強いことが多いが、天気予報では風速約10kmの穏やかな風が予想されていた。

前日に山岳賞ジャージを手中にしたスーダル・クイックステップのカスパー・ピーダスン(デンマーク)がこの日も先行して山岳ポイントを通過。山岳賞の1位を守った。 

ランパーティのEFエデュケーション・イージーポストとビニアム・ギルマイ(エリトリア)のNSNサイクリングチームはメイン集団の先頭でペースメーク。集団スプリント勝負に持ち込んだ。

デカトロン・CMA CGM チームはスプリンターのケース・ボル(オランダ)が終盤の落車で遅れてしまい、本来はリード役を務めるホーレが残り21kmでアタック。30秒差をつけたが最後の1km手前で捕まった。XDSアスタナはマイク・トゥーニッセン(オランダ)が力強くトップに立ち、カンターをリード。カンターが自身最大の勝利を飾った。

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

「こんなに権威のあるレースで優勝できたのは夢のようだ。パリ〜ニースは世界最大級のレースの一つ。長い間、この勝利のために戦い続けてきた。ワールドツアーでの初優勝は信じられない気持ち」とカンター。

ここ数週間は最高の状態ではなく、自信があまりなかったという。それでも最後の200mで全力を尽くした。チーム力で最高の位置でスプリントできた。

「フィナーレをコントロールするのは非常に難しかった。タイミングを見極めることが全てだった。トゥーニッセンと私は、できる限り一緒に走ろうと努めた。残り2kmの時点ではベストポジションではなかったが、彼は最後のラウンドアバウトに向けて信じられないほどの加速を見せ、その後も素晴らしいリードアウトを見せてくれた。

今朝、バスの中では、このステージを完走できるかどうかさえ自信がなかった。ここ数日、バイクの調子が本当に悪かったからだ。でも、今、勝てた!」

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

チームタイムトライアルの最後にスタアートするのがうれし

「今日は本当に特別な1日だった。0km地点からずっと楽しめた。こんなジャージを着られる機会は滅多にない。私にとっては初めての経験だ。本当に本当に楽しかった」と首位を守ったランパーティ。

「ブラーツが中間スプリントでトップになり、総合順位は同タイムになっていた。フィニッシュの前にそのことは分かっていたが、とにかくステージ優勝を目指して走った。チームメートには普通に走るだけだ、彼に勝とうとは思っていない、自分たちになにができるかを見極めると伝えていた。

最後はカスパー・アスグリーンが一緒にいてポジションを上げてくれたが、結局完全には攻めきれなかった。スプリントではもう少し力を発揮したかったが、明日のためにジャージをキープできたのはうれしい。チームタイムトライアルで最後尾のスタートするのは本当にうれしいし、きっとまた楽しめると思う」

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters
2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters
2026パリ〜ニース第2ステージでEFエデュケーション・イージーポストのルーク・ランパーティ(米国)が首位を守った ©A.S.O. / Billy Ceusters

●2026パリ〜ニースのコース

3月8日(日) 第1ステージ アシェール〜カリエール・スーポワシー 170.9km★
3月9日(月) 第2ステージ エポンヌ〜モンタルジ 187km
3月10日(火) 第3ステージ コヌクール・シュルロワール〜プリー・シュルロワール 23.5km(チームタイムトライアル)
3月11日(水) 第4ステージ ブールジュ〜ウション 195km★★
3月12日(木) 第5ステージ コルモランシュ・シュルソーヌ〜コロンビエール・ルビュー 206.3km★
3月13日(金) 第6ステージ バルバンタン〜アプト 179.3km★
3月14日(土) 第7ステージ ニース〜オーロン 138.7km★★★
3月15日(日) 第8ステージ ニース〜ニース 129.2km★★
★は難易度

ガンナがトップタイムで2026ティレーノ~アドリアティコ開幕

イタリア半島を挟むティレニア海からアドリア海までを走るティレーノ~アドリアティコが3月9日に開幕し、初日の個人タイムトライアルはイネオス・グレナディアーズのフィリッポ・ガンナ(イタリア)が優勝。総合成績で首位に立った。大会は全7ステージで15日まで。

ガンナがティレーノ~アドリアティコ第1ステージの個人タイムトライアルで優勝 ©LaPresse

イネオス・グレナディアーズが強さを見せつける

「レース・オブ・ザ・トゥー・シーズ」と呼ばれるイタリアのステージレース。イタリアのタイムトライアルチャンピオンジャージを着たガンナは10回連続出場で、5回目のステージ優勝を果たした。そのうち4ステージはリド・ディ・カマイオーレで行われた、平坦なコースで行われた個人タイムトライアルのオープニングで優勝したものだ。平均時速56.858kmを記録し、ガンナは自身が持つ記録を更新した。

この日はイネオス・グレナディアーズが圧倒的な強さを見せ、テイメン・アレンスマン(オランダ)と最優秀若手選手のマグナス・シェフィールド(米国)を加えた3選手がトップ4に入った。

第2ステージはグラベルロードを含むサン・ジミニャーノへのレースとなる。

ティレーノ~アドリアティコ第1ステージは個人タイムトライアル ©LaPresse

もう1勝したいが、ミラノ〜サンレモで勝つことが重要

「今日の自分の走りを、オムループ・ヘット・ニュースブラッドのマチュー・ファンデルプールやストラーデ・ビアンケのタデイ・ポガチャルと比較することはできないが、今日は素晴らしい結果を目指して頑張ったし、結果に満足している」とガンナ。

「数年前のような筋肉のフレッシュさと弾力性はないかもしれないが、ミラノ〜サンレモから始まる次の目標を見据え、ティレーノ〜アドリアティコを後悔なく完走するために準備してきた。グラベルロードを含む第2ステージについては今日まで考えていなかったが、チームメートとともにベストな状態で臨めるよう、ディレクターやコーチとミーティングを重ねていきたい。リーダージャージを失いたくはない。もし、無理なエネルギーを使わずにティレーノ〜アドリアティコでもう1ステージ優勝できれば最高だが、まずは来週に向けて最高の感触を得るためにここにきているんだ」

ティレーノ~アドリアティコ第1ステージは個人タイムトライアル ©LaPresse
ログリッチがティレーノ~アドリアティコ第1ステージの個人タイムトライアルに挑む ©LaPresse
デルトロがティレーノ~アドリアティコ第1ステージの個人タイムトライアルを走る ©LaPresse
ガンナがティレーノ~アドリアティコ第1ステージの個人タイムトライアルで優勝して首位に ©LaPresse
ティレーノ~アドリアティコのリーダージャージ

●2026ティレーノ~アドリアティコのコース

3月9日(月) 第1ステージ リド・ディ・カマイオーレ〜リド・ディ・カマイオーレ 11.5km(個人タイムトライアル)
3月10日(火) 第2ステージ カマイオーレ〜サン・ジミニャーノ 206km
3月11日(水) 第3ステージ コルトナ〜マリアーノ・デ・マルジ 221km
3月12日(木) 第4ステージ タリアコッツォ〜マルチンシキュロ 213km
3月13日(金) 第5ステージ マロッタ・モンドルフォ〜モンバロッキオ 184km
3月14日(土) 第6ステージ サン・セヴェリーノ・マルケ〜カメリーノ 188km
3月15日(日) 第7ステージ シビタノーヴァ・マルケ〜サン・ベネデット・デルトロント 142km