ジロ・デ・イタリアバーチャル、4月18日開幕…ファンも参加可

ジロ・デ・イタリアバーチャルbyエネルが4月18日に開幕する。リアルなジロ・デ・イタリアに出場するレベルの「プロ」、自転車界の元スター選手「レジェンド」、女子の「ピンクレース」が連日開催され、世界中のサイクリストもオンラインで参加できる。全7ステージで5月10日まで行われる。

2017ジロ・デ・イタリア © LaPresse – Fabio Ferrari

開幕前日にイタリアのプロ2チーム、アンドローニジョカトリ・シデルメクとビーニザブKTMが参戦することになり、発表されていた6チームに加わった。プロカテゴリーは合計8チームが第1ステージ、リアル大会の第10ステージ最後の32.1kmに挑む。プロとピンクレースは各チーム2選手がステージごとに出走する。

第1ステージでは、2019欧州ロードレースチャンピオンのエリア・ビビアーニがイタリアナショナルチームとして出場し、アスタナのアレクセイ・ルツェンコとダビデ・マルティネッリ、バーレーン・マクラーレンのグレガ・ボーレ、ユンボ・ビズマのパウル・マルテンスらと戦う。

19日のレジェンドにはイバン・バッソ、ステファノ・ガルゼッリ、アレッサンドロ・バラン、クラウディオ・キャプーチ、アンドレア・タフィ、ステファノ・アロッキオ、アレッサンドロ・ベルトリーニらが同じコースに挑む。

ジロ・デ・イタリアバーチャル第1ステージはリアルジロ・デ・イタリア第10ステージのラスト32.1kmを走る

第1ステージ出場選手
●ジロ・デ・イタリアバーチャル

アスタナ=ダビデ・マルティネッリ、アレクセイ・ルツェンコ
モビスター=ヨハン・ヤコブス、ホルヘ・アルカス
バーレーン・マクラーレン=フレッド・ライト、グレガ・ボーレ
ユンボ・ビズマ=パウル・マルテンス、タコ・ファンデルホールン
アンドローニジョカトリ・シデルメク=マルコ・フラッポルティ、ニコラ・バジョーリ
バルディアーニCSFファイザネ=ミルコ・マエストリ、ニコラス・ダッラバッレ
ビーニザブKTM=シモーネ・ベビラクア、フランチェスコ・ボンジョルノ
イタリアナショナルチーム=エリア・ビビアーニ、サムエーレ・ゾッカラート

アスタナの第1ステージ出場選手はダビデ・マルティネッリとアレクセイ・ルツェンコ

第1ステージ出場選手
●ピンクレース
アスタナ=リリアナ・モレノ、カティア・ラグーサ
モビスター=バーバラ・ジュアリージ
トレック・セガフレード=エリサ・ロンゴボルギーニ、リジー・デイニャン
イタリアナショナルチーム=マリアジュリア・コンファルニエーリ、アリアナ・フィダンツァ

2015世界チャンピオンのリジー・デイニャンがトレック・セガフレードの選手としてマリアローザに挑む ©kramon
ジロ・デ・イタリアバーチャルの日程。アマチュアは自宅から毎日参加できる

ファンが自宅参加するにはどうしたらいいの?

ジロ・デ・イタリアバーチャルに参加するにはGarmin Edgeサイクルコンピュータが必要(使用できるGarmin Edgeはこちら)。www.garminvirtualride.com/itでガーミンコネクトアカウントを取得。登録は無料。登録後、ジロ・デ・イタリアバーチャルの7つのステージのGPXファイルをアップロードする。

自転車を搭載するスマートトレーナーは推奨されるTacx社製品でなくても、同様の機能を備えたインタラクティブなスマートトレーナーなら使用可能。

イベントにサインアップすると選手としてジロ・デ・イタリアバーチャルの7つのステージすべてで競うことができる。登録は個人総合成績を争う「アマチュア」と、「レジェンド」「プロ」「女性」の4つのカテゴリーに分かれている。登録ポータルは4つの言語でアクセスでき、イベントの公式ルールブックは英語とイタリア語の両方で確認できる。

●Garminバーチャルライドのホームページ

🇮🇹ジロ・デ・イタリアバーチャル / 延期された2020ジロ・デ・イタリア特集サイト

一般参加に関する詳細は下記ニュースを参照のこと。

カステリがマリアローザ販売。1枚5ユーロを赤十字社に

ジロ・デ・イタリアのリーダージャージを協賛するサイクリングウエアメーカーのカステリがバーチャルレースにも協力。マリアローザなどのリーダージャージレプリカを一般発売し、1枚につき5ユーロ(600円)をイタリア赤十字社に寄付する。

マリアローザ(個人総合成績)

●カステリのホームページ

モンベルがアウトドア義援隊協力お願い…医療現場を支援

日本のアウトドアブランド、モンベルが新型コロナウイルス感染症対策を支援するため、アウトドア義援隊による援助金受け付けを開始した。

辰野勇代表自らがミシンを使って医療用防護服を試作する

東日本大震災、熊本地震、2019年の令和元年台風第19号災害の折にも、モンベルは一般に呼びかけて義援金を集めて被災者を支援した。今回の新型コロナウイルス感染症拡大を受け、医療活動を行っている機関や感染抑制のため活動している各自治体保健所や役所などへの支援を実施する。

「できることから着手させていただきたく、ご協力をお願いいたします。今回の災害は国民のすべて、世界人類すべてが被災者です。しかし、被災者も互いにできることで助け合うしかありません」と同社。

モンベルはすでにスリーピングバッグカバーの素材、デュポン社製「タイベック」を使った防護服を製造し、大阪市にある住友病院へ届けた。また、災害時用に備蓄したレインウエアも医療現場に届ける予定だという。

●モンベルの詳細ホームページ

軽量で柔らかく使いやすいFLYボトルのジロ・デ・イタリア限定版

FLY Giro d’Italia 2020 550ml(フライ ジロ・デ・イタリア 2020 550ml)がエリート社から発売された。800円(税別)。取り扱いはカワシマサイクルサプライ

ジロ・デ・イタリア2020記念デザインのFLYボトル。新型コロナ渦で思うように屋外で自転車に乗れない中、今の季節にピッタリな鮮やかなジロピンクのボトルで、気持ちを盛り上げてインドアライドを楽しもう。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催延期が発表されたジロ・デ・イタリア2020だが、毎年恒例となっている特別な新しいデザインが採用された限定FLYボトルが2020年も登場した。5月頃の入荷予定。

ベースとなるFLYボトルは、実験的研究プロジェクトの結果、無臭で柔らかく耐久性のあるプラスチック素材を使用し、世界中で入手可能な最も軽いスポーツボトル。複数のワールドツアープロチームが採用している。

カラー:BLACK MAP(ブラックマップ)、ICONIC PINK(アイコニックピンク)
容量:550ml
サイズ:Φ74mm

●カワシマサイクルサプライのホームページ

バーチャルジロにログリッチら…一般参加優勝者にリアルなマリアローザが

新型コロナウイルス感染拡大により延期となったジロ・デ・イタリアだが、主催するRCSスポルトは4月18日から5月10日までジロ・デ・イタリアバーチャルとして7ステージを開催。過去と現在のトップ選手と対戦する一般サイクリストの参加を募集している。

ユンボ・ビズマのロベルト・ヘーシンクもジロ・デ・イタリアバーチャルに向けて自宅練習

ミラノで4月16日に発表された詳細によると、開催されるのは男子の「ジロ・デ・イタリアバーチャル」と女子の「ピンクレース」。6つのブランドが主催するイベントとなり、イタリア赤十字社を支援するため7つの仮想ステージに週に2回スマートトレーナー上でバトルする。

男子は5つのUCIチームとイタリア代表チームが参戦。これにサイクリング愛好家が加わることができる。女子はUCI女子3チームと女子イタリア代表チームが出場。両レースの順位は、午後6時(日本時間深夜1時)から勝利者インタビューを含めたライブポストステージ放送でチェックできる。

イタリア代表チームはビビアーニら最強メンバーを招へい

「ジロ・デ・イタリアバーチャル」に出場するのは6つの男子チーム(アスタナ、バーレーン・マクラーレン、モビスター、ユンボ・ビズマ、バルディアーニCSFファイザネ、イタリア代表のプロと23歳未満のメンバー、そしてイバン・バッソ、ステファノ・ガルゼッリ、アレッサンドロ・バラン、クラウディオ・キャプーチ、アンドレア・タフィ、ステファノ・アロッキオ、アレッサンドロ・ベルトリーニ。

プリモシュ・ログリッチ、ヤコブ・フルサンもチームメンバーに加わっている。イタリア代表のダビデ・カッサーニ監督は、エリア・ビビアーニ、アルベルト・ベッティオール、ダビデ・フォルモロ、マッテオ・トレンティン、ディエゴ・ウリッシ、ソニー・コルブレッリなどイタリアで最も強いライダーを招へいしている。

ピンクレースは3つのプロ女子チーム(トレック・セガフレード、モビスター、アスタナ)と女子イタリア代表が出場。参加するライダーの中には、レティツィア・パテルノスター(23歳以下の欧州ロードチャンピオン)、エリサ・ロンゴボルギーニ(2017ストラーデビアンケ優勝)、リジー・デイニャン(2015年世界ロードチャンピオン)、エレン・ファンダイク(2014ツール・デ・フランドル優勝)が含まれる。

4月12日に開催されたレジェンドバーチャルレースの高低マップ

アマチュア選手にマリアローザとビアンカが用意される!

ジロ・デ・イタリアバーチャルは、男女のアマチュア選手の総合優勝者にマリアローザが、新人賞部門ではマリアビアンカが授与される。またガーミン賞も設定される。一方、男女のプロ選手は個人総合としてではなく、チーム成績を争う。

各ステージの結果とイベントの総合順位は毎週火曜日と金曜日にwww.giroditalia.itで発表されます。さらに、毎週土曜日、日曜日、水曜日、木曜日には、ジロ・デ・イタリアのソーシャルメディアプラットフォーム(YouTube、Instagram、Facebook)を通じてライブポストステージ放送が視聴でき、レースの勝者や活躍した選手のインタビューが行われる。

●ジロ・デ・イタリアのレジェンドがバーチャルレース参戦(関連ニュース)

ジロ・デ・イタリアバーチャルbyエネル
イタリア赤十字社への募金を目的としたジロ・デ・イタリアバーチャルは、メインスポンサーがイタリア電力会社のエネル、ガーミン・エッジ、タックスと共同で運営される。ウエアのカステリ、自転車メーカーのビアンキ、栄養補助食品のネームドスポーツが後援。

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バーチャルレースはGarminプラットフォームを介して登録

ジロ・デ・イタリアバーチャルの興奮を体験するには、www.garminvirtualride.com/itで無料でサインアップするために、ガーミンコネクトアカウントが必要。登録は無料。登録後、ジロ・デ・イタリアバーチャルの7つのステージのGPXファイルをアップロードし、Garmin Edgeサイクルコンピュータにインストールする。使用できるGarmin Edgeはこちら。

自転車を搭載するスマートトレーナーは推奨されるTacx社製品でなくても、同様の機能を備えたインタラクティブなスマートトレーナーなら使用可能。

イベントにサインアップすると選手としてジロ・デ・イタリアバーチャルの7つのステージすべてで競うことができる。登録は、それぞれ個人総合成績を争う「アマチュア」「レジェンド」「プロ」「女性」の4つのカテゴリーに分かれている。登録ポータルは4つの言語でアクセスでき、イベントの公式ルールブックは英語とイタリア語の両方で確認できる。

●Garminバーチャルライドのホームページ

🇮🇹ジロ・デ・イタリアバーチャル / 延期された2020ジロ・デ・イタリア特集サイト

Garmin

デジタルスイスにAG2Rは日替わり選手起用で参戦へ

5日間のバーチャルレース、デジタルスイス5が4月22日から26日まで開催され、フランスのAG2Rラモンディアールは各ステージに3選手を起用して戦う。新型コロナウイルス感染拡大により早期に中止を発表したツール・ド・スイスが主催し、実際の映像とリンクしながら各選手が自宅参戦する。

デジタルスイス第1ステージ出場メンバー

ツール・ド・スイスは6月6日の開幕を予定していたが、4月3日の段階で開催を断念。その代替イベントとして今回のバーチャルレースが企画された。ルビーインドアサイクリングリアリティというアプリを使用し、共催者であるベロンがfacebookでレースを公開する。

デジタルスイス第2ステージ出場メンバー

「すでにこの冬にバーチャルサイクリングを試してみたが、悪天候によって外でトレーニングできないときはいいなと思っていた。だからいつものレースタイプではないとしても、このイベントに参加できてうれしい」と第1ステージに出場するスイスのマティアス・フランク。

「リアルでもスイスのコースはよく知っているし、難しいステージをどう走ればいいかを心得ている。バーチャルレースに参加することで、選手のフィットネスのレベルを測定できるので面白いと思う」

デジタルスイス第3ステージ出場メンバー
デジタルスイス第4ステージ出場メンバー
デジタルスイス第5ステージ出場メンバー

●ベロンのfacebook

バイチャリ、移動が必要な人を支援…点検・修理を無償に

ちゃりカンパニーは、政府および各自治体からの緊急事態宣言などが発令されたことを受け、2020年5月6日まで同社が運営する自転車買取販売専門店「buychari(バイチャリ)」の一部店舗で 全ての人に対して自転車修理を無償で行う。

新型コロナウイルスの感染拡大が広まる中、国民全体に不要不急の外出自粛が要請されている。一方で、医療や介護など最前線にいる人、飲食店などの営業自粛に伴うデリバリーサービスに関わる人、いわゆる「三密」を避けながらも移動を必要とされるワーカー・一般生活者などに自転車での移動が選ばれている。

同店への自転車修理の持ち込みは対前年比で2倍以上(2019年3月と2020年3月比較)に増加していて、4月に入っても増加傾向が継続している。これは、『いま、移動に必要な自転車』の必要性が強く高まっているからだ。

このような困難な社会情勢の中、自転車に携わるものとして貢献できる方法を考えた結果、主力取扱商材であるスポーツ用自転車に限らず全ての自転車を対象に、基本となる修理を無償で提供し、移動を必要とする全ての人をサポートする。 

【無料での提供範囲】
期間 : 2020年4月17日から2020年5月6日まで(状況に応じて延長を検討)
対象 : すべての自転車
範囲 : 基本点検/注油/空気圧チェック/虫ゴム交換、 チューブ交換・タイヤ交換の工賃部分
※チューブ・タイヤ交換が必要な場合には交換用部品の実費のみ徴収 
※チューブ・タイヤの規格によっては交換用部品の手配までに時間を要する場合も
※感染拡大防止のため店舗の営業体制を縮小しており、受付の状況により即日の修理が困難な場合も
※「いま、 移動に必要な自転車」の修理を必要とされる人を優先したいたいため、「不要不急」の持ち込みはご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

同社では、感染拡大を防止するため、政府および自治体の緊急事態宣言などが公表されている地域においては営業時間の短縮・アルコール類での消毒・スタッフの体調管理・店内の常時換気を実施。全国の対象拡大方針を踏まえ、 全店を対象する予定。また、本部機能は在宅勤務を実施している。 

【実施する店舗】
宇都宮ファクトリーストア、 熊谷店、 Wind Bikes大宮、 浦和ベース、 AKIBA、 スマート中目黒店、 名古屋大須店、 モレラ岐阜、 奈良店、 美原北インター店、 兵庫尼崎店、 福岡アイランドシティ店

バイチャリについて
「自転車買取販売専門店バイチャリ」は、店舗を有するスポーツ用自転車の買取販売チェーンとして国内最大の流通総額・店舗数を誇り、ロードバイクやミニベロ、マウンテンバイク、電動アシスト自転車を中心に年間約9万点の自転車関連用品の買取販売を行っている。現在、中目黒・大宮・宇都宮・名古屋、 福岡をはじめ全国各地で28店舗(内EC3店舗)を運営。 

・バイチャリ買取オフィシャルサイト / https://kaitori.buychari.com/
・バイチャリ公式Facebookページ / http://www.facebook.com/buychari
・バイチャリ公式Twitterページ / https://twitter.com/buychari