2020エタップ・デュ・ツールは瞬時に完売…残るは日本人枠

ツール・ド・フランスの1ステージを走る一般参加レース、エタップ・デュ・ツール・ド・フランスは2020年、地中海に面したニースを発着とする177kmで7月5日に開催される。10月21日日本時間23時から参加申し込みが始まったが、1万6000人の出場枠は数時間で完売した。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

ツール・ド・フランスの過酷さを体感できる人気イベントは30回目の開催となる。10月3日に主催者が発表し、参加者1万6000人の募集を10月21日から開始すると発表されていた。今回はニースという宿泊力のある大都市を舞台とすること、初めての地中海岸での開催、発着が同じでレース後の帰着が容易なことから例年になく人気が高まった。

エタップ・デュ・ツールは初ニース…7月5日に開催へ

インターネットによる応募は世界一斉に開始され、瞬時に定員が埋まったが、各国の公式エージェントが多少の枠を配分されているので、日本から参加してみたいというサイクリストは日本人枠を確保するのがいい。

日本の公式エージェントは国際興業。これまでは参戦ツアーを主催していたが、2019年から出場枠のみも販売するので、航空券や宿泊は各自で手配することもできる。また従来のように参戦のアクセスをフォローしたり、エタップ・デュ・ツール翌日以降にツール・ド・フランスを観戦するツアーも企画予定。

各国ツアーオペレーターで出場枠が購入できる

エタップ・デュ・ツール公式サイトの「ツアーオペレーター」ページに国際興業のリンクがあるが、同社のイメージ的サイトにリンクされていて(ASOに修正依頼中)、申し込み案内が不明確。正しくは国際興業エタップ・デュ・ツール特設サイト

スタートはニースのプロムナード・デザングレ ©Atout France/Jean François Tripelon−Jarry

エタップ・デュ・ツール…本場の過酷さが分かる一般参加レース

●エタップ・デュ・ツール参戦枠販売(国際興業トラベルのホームページ)

男子マディソンで日本の窪木一茂と橋本英也は2位…アジア選手権

韓国・鎮川(ジンチョン)で10月17日から開催されていたアジア選手権トラック2020は10月21日に最終日を迎え、男子マディソンで日本の窪木一茂と橋本英也は韓国のSHIN DonginとKIM Euro組に敗れて2位になった。

男子マディソンの窪木一茂(左)と橋本英也 ©JCF

ゴールの着順を競う女子スクラッチでは古山稀絵が優勝した。

大会は全日程が終了。この大会はオリンピックイヤーとなることで日程調整が難しい2020シーズンのアジア選手権として開催された。

女子スクラッチでアジアチャンピオンとなった古山稀絵 ©JCF

●レース結果
男子スプリント

優勝:アジズルハスニ・アワン (マレーシア)
2位:脇本雄太 (日本)
3位:深谷知広(日本)

男子スプリント決勝は脇本雄太対アジズルハスニ・アワン ©JCF
男子スプリント優勝のアジズルハスニ・アワン(左)と脇本雄太 ©JCF
男子スプリント優勝のアジズルハスニ・アワンを担ぎ上げる脇本雄太(左)と深谷知広 ©JCF

男子マディソン
優勝:韓国(SHIN Dongin & KIM Euro)50点
2位:日本(窪木一茂 & 橋本英也)44点
3位:カザフスタン(Artomy ZAKHAROV & Roman VASSILENKOV)23点

橋本英也と窪木一茂が男子マディソンを走る ©JCF
男子マディソンで2位になった窪木一茂(左)と橋本英也 ©JCF

女子ケイリン
優勝:リー・ワイジー(香港)
2位:小林優香(日本)
3位:イ・ヘジン(韓国)
5位:太田りゆ(日本)

女子ケイリンの小林優香と太田りゆ ©JCF
女子ケイリン2位の小林優香(右から2番目)。右端は太田りゆ ©JCF
女子ケイリン2位の小林優香 ©JCF

女子マディソン
5位:梶原悠未・古山稀絵(日本)-7点

女子スクラッチ
優勝:古山稀絵(日本)
2位:ベイメトバ・レナータ(ウズベキスタン)
3位:シェン・シャンロン(中国)

女子スクラッチの古山稀絵 ©JCF
古山稀絵が女子スクラッチで優勝 ©JCF

ジュニア男子ポイントレース
5位:高橋舜(日本) 10点

ジュニア女子オムニアム
3位:内野艶和(日本)

●日本自転車競技連盟のホームページ

日本のマヴィックがグランツールと同じヤマハ製3輪モト投入

マヴィックジャパンは、ヤマハ発動機のサポートを受け、マヴィックニュートラルモト としてNIKEN GTを新たに1台導入した。これによりマヴィックのニュートラルサービスは、ニュートラルカーSUBARU LEVORG 2.0GT Eyesight 3台、ニュートラルモトYAMAHA TMAX 530 DX 2台、そして今回導入されるNIKEN GT 1台のさらに充実した体制となり、より多くのレースをサポートすることが可能となった。

どのレースにおいても同じハイレベルのサポート体制を整えられるようになることに加え、機動性が優れるニュートラルモトが3台体制となりフルラインナップすることで、マヴィックのブランドルーツとも言える「ニュートラルサポート」において求めていたベストサポートが実現。さらなるサービスの充実を図りたいという。

新型のマヴィックニュートラルモト YAMAHA NIKEN GTは10月19日(土)~20日(日)に開催された2019ジャパンカップサイクルロードレースでデビューした。

YAMAHA NIKEN GT MAVIC Version ©Makoto Ayano

NIKEN GT(ナイケンGT )

今回導入されるYAMAHA NIKEN GTは、ニュートラルモトの新たな扉を開く。

パラレログラムリンクと片持ちテレスコピックサスペンションを独自の車体設計に調和させ、走りの爽快感と安定感を両立

ニュートラルカーとともにレースで全選手を支えるニュートラルモトは、山岳レースなどコース幅の狭いレースにおいて、ニュートラルカーでは対応が厳しい環境下でのサポートとして登場したのが発端であり、ロードレースでのあらゆるシチュエーションで起こるト ラブルにも対応するニュートラルサービスにおいて、より選手に近い存在として必要とされる機動力と安定性を誇る。

2輪フロントによる3輪バイクとなるYAMAHA NIKEN GTの最も大きなメリットはさまざまな路面状況での乗り手のテクニックをアシストするLMWテクノロジーを搭載したフロント2輪が生み出す、安定感とそれに支えられた高いコーナリング性能、そして長距離も快適に過ごせるクルージング性能。

NIKENよりさらに厚みを増したGT専用シートを装備。パイロットはもちろん、後部座席にレース中長時間に渡って乗車するサービススタッ フの疲労度を軽減

時に細く、コーナリングが続くコースでの長時間に渡る高速レースにおいて、サービススタッフは、天候の影響や刻々と変化する自転車のスピードのアップダウンや激しい動き への対応が求められる。俊敏さと安定感と信頼性の高いバイクはサービスパイロットの体力的精神的な疲れを軽減し、過酷なレース状況下においてサービスパイロットがよりレースのインフォメーションに集中することが可能となる。

世界3大自転車レース(ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャ)の先陣を切った2019年2月、ジロ・デ・イタリアでデビューするや世界に認められた圧倒的な存在感をサイクルロードレースにおいてマヴィック・イエローモト YAMAHA NIKEN GTとして日本でも見られる。

■NEUTRAL SERVICE ~中立に技術サポートする

「ニュートラルモト」とは「ニュートラルサービス」において使用されるサービスバイクであり「ニュートラルサービス」とはすべての競技者がチームや機材、国籍に関係なく中立な技術サポートを受けられる仕組み。

マヴィックはこの取り組みを、世界各地、国内では年間80以上のレースやイベントで実施している。この全てのライダーを支えるイエローカー(MAVICカー)とイエローモト(MAVICモト)による「マヴィック・ニュートラルサービス」は、プロのレースシーンのみならず、アマチュアのレースイベントにおいても、トラブルをその場で解決すべく最善を尽くし、すべての選手たちが無事にゴールを切れるようにサポートしている。本国フランスでは1972年より、日本国内では1996年よりスタートしたこの取り組みは、マヴィックのブランドポリシーとも言える。

マヴィックのニュートラルモトはYAMAHA NIKEN GT ©Makoto Ayano

●マヴィックのホームページ

キーンが台風15号・19号緊急災害支援マッチングペイ

アウトドアフットウエアブランド「KEEN(キーン)」を展開しているキーン・ジャパンが台風15号・19号で被災した地域の支援活動を目的とし、1000万円を目標とした寄付をマッチングペイで募る。また今後、KEEN社員はボランティア活動のほか、被災した人への靴の提供を行う予定。

環境保護・社会貢献活動KEEN EFFECT(キーン・エフェクト)

1000円の寄付があればKEENもその同額1000 円を寄付!

これまでも多くの人が賛同してくれた募金手段『マッチングペイ』。災害支援ネットワーク『一般社団法人OPEN JAPAN』 宛に寄付すると、500万円を上限に同額の現金または物資などをKEENが拠出(マッチング)する。集まった寄付金は『一般社団法人OPEN JAPAN』、『DRT JAPAN』、『災害NGO結』、『IVUSA』の4団体へ、台風15号、19号に対する災害支援活動費として寄付される。

KEEN のマッチングペイ実績:熊本地震目標総額600万円、九州北部豪雨災害目標総額400万円、西日本豪雨目標総額1000万円

●詳しくはKEENブログを参照

目標総額1000万円。500万円集まればKEENが500万円を寄付

今回支援する4団体は、さまざまな技術、技能を持つメンバーが集まり、全国各地の被災地できめ細やかな支援を行う災害支援のプロフェッショナル。水害で孤立した人の人命救助を行ったり、重機を使った瓦礫の撤去作業などを行うかたわら、泥のかき出しや、炊き 出しを行うことも。地域コミュニティとの連携を大切にしながら、人の顔が見える支援を行う心強いパートナーだ。現在も千葉県、宮城県、長野県など全国各地での活動を展開するとともに、台風19号の被害状況の調査と支援内容の検討に入っている。

今回のマッチングペイ詳細
○目標寄付総額: 1000万円(この金額の半分はKEENが負担いたします)
○期間: 2019年10月15日(火)~11月15日(金)の1カ月間

マッチング・ペイとは
個人からの寄付を募る際に、企業や財団、篤志家等が個人からの寄付額に一定の比率で上乗せし、同一の対象に寄付をするという仕組みです。企業や団体が単独で寄付を行うよりも、一人一人の思いとマッチングさせることでより大きな社会貢献の成 果が期待できるため、欧米の慈善財団では盛んに用いられています。

KEEN(キーン)とは

2003 年、ローリー・ファーストにより創業されたアウトドアフットウエアブランド KEEN。つ ま先を衝撃から守るトゥ・プロテクション機能を搭載した創業モデル NEWPORT(ニュー ポート)”を発表以来、常にスポーツシューズの世界に革命をもたらしてきた。屋根のない場所すべてを『KEEN と共に楽しむ 場所』と定義し、米国・ポートランドから革新的なフットウエアを提供し続けている。

佐賀県大町町でのKEEN EFFECT活動

KEEN EFFECT(キーン・エフェクト)

KEEN はシューズ作りを通じて、地球環境をよりよく変える努力を続けています。自然環境保護・社会貢献の活動を『KEEN EFFECT(キーン・エフェクト)』と称し様々な取り組みを行っています。特に自然災害支援は KEEN EFFECT の原点であり、東日本大震災を始めとする災害支援から社員のボランティア活動、寄付金の拠出などを行っています。

2019年9月の九州北部豪雨では、佐賀県にてボランティア活動に参加する他、被災者の皆さまに少しでもお役にたてればと、KEENシューズの無償提供をさせていただきました。

一般社団法人OPEN JAPANとは
日本大震災を始め様々な災害で被災された方に対し迅速できめ細やかな支援を続ける『一般社団法人 OPEN JAPAN』。災害発生時、初動の緊急支援ではボランティアを受け入れるためのベースの立ち上げや、活動に必要な機材の調達・運搬や燃料費など、被災された方々への支援を行っています。また緊急時のみならず、地域の方々との繋がりを大切にし、今、何が必要とされているかを常に考え、支援内容を変化させて各被災地で活動を続けています。

▼災害支援ネットワーク団体
災害技術支援のプロボノ団体『DRT JAPAN』
自然災害の復旧・復興支援団体『災害 NGO 結』
NPO 法人国際ボランティア学生協会『IVUSA』

小林優香が太田りゆ制してアジア選手権女子スプリント3位

韓国・鎮川(ジンチョン)で開催されているアジア選手権トラック2020は10月20日に女子スプリントが行われ、小林優香が3位、太田りゆが4位になった。日本の2選手は準決勝でともに海外勢に敗れ、3位を争うことになり、小林が2勝した。

女子スプリント3位の小林優香 ©JCF

●レース結果
女子スプリント

1位:リー・ワイジー (李慧詩:香港)
2位:ゾン・ティエンシー(鍾天使:中国)
3位:小林優香(日本)
4位:太田りゆ(日本)

3位決定戦の太田りゆ(左)と小林優香 ©JCF
小林優香と太田りゆが3位を争うことになった ©JCF
3位決定戦で小林優香が太田りゆに勝利 ©JCF

女子ポイントレース
6位:古山稀絵(日本)13点

ジュニア男子オムニアム
5位:高橋舜(日本) 119p

ジュニア女子スクラッチ
8位:岩元杏奈(日本)

香港の李慧詩を中央に左が2位鍾天使、右が3位小林優香 ©JCF

●日本自転車競技連盟のホームページ

高齢者の運転免許証自主返納後の自転車ライフをサポート

高齢者の運転免許証自主返納後の高齢者の運転免許証自主返納後の移動手段として自転車を選ぶ人を自転車専門店のあさひがサポートしてくれる。

高齢者の自動車事故増加に伴い運転免許証の自主返納が広がり、新たな移動手段として自転車を選ばれる人が増えている。しかし、自転車も軽車両の一つであり安全に留意しないといけないという意味では自動車と同じ。あさひでは安心して免許返納後の自転車ライフを送れるよう、さまざまな形で利用者をサポートする。

<<サポート①:自転車品揃え>>

あさひではシニア向けの製品開発や品揃えを強化。軽量タイプ、電動アシスト自転車、三輪自転車など安心して乗れる商品はもちろん、アクティブに自転車を楽しみたい人にはスポーツタイプの電動アシスト自転車を豊富に用意。また、自転車の運転が困難な人には車いすの取り扱いも行っている。※一部の店舗では車いすの取り扱いがない店舗も。

<<サポート②:自転車選び>>

自転車は種類、サイズ、機能がさまざま。あさひでは多くの自転車を知り尽くしたスタッフが、数ある自転車の中からその用途や体力に応じた自転車選びをサポート。また、店頭に数多く在庫している自転車は全て試乗することが可能。購入前に実際に試してからピッタリの自転車を納得して選べる。

<<サポート③:乗り方のアドバイス>>

自転車に久しぶりに乗る人や、自転車の運転に不安がある人には、豊富な経験と知識を持ったスタッフが自転車に乗車前の注意点や走行時の注意点をアドバイス。

<<サポート④:購入後も安心>>

サイクルベースあさひでは、自転車を購入後も安全に安心して長く利用できるように、しっかりサポート。他店で購入した自転車でも、点検や修理など最寄りの店舗で相談できる。自転車ご購入後の盗難保険や傷害補償(青色のTSマーク付帯保険)、無料点検、出張修理引き取り・お届け無料サービスなど自転車ライフをトータルにサポートする「サイクルメイト」や、壊れて乗られなくなった自転車を自宅まで無料で(サイクルメイト加入者に限り無料)引き取りに行き、修理が完了したら自宅まで届ける「サイクルポーター」。あさひのオリジナル自転車保険「サイクルパートナー」など、購入後も安心なサービスを多数用意している。また、全国のサイクルベースあさひでは車いすのパンク修理やタイヤ交換などの修理・点検も受け付けいる。
▶サイクルメイトに関して https://www.cb-asahi.co.jp/lp/service/cyclemate/
▶サイクルポーターに関して https://www.cb-asahi.co.jp/lp/service/cycleporter/
▶サイクルパートナーに関して https://www.cb-asahi.co.jp/lp/service/ec/cyclepartner/
※出張修理引き取り・お届け無料のサービスには同社指定のエリア内のみなど一定の条件がある。詳しくは専用WEBサイトで

<<サポート⑤:電動アシスト自転車購入サポート>>

体力に自信のない人には電動アシスト自転車がおすすめ。ただ、高額になる商品のため10万円以上の電動アシスト自転車を購入の人には車体価格から5000円引きで購入をサポート。
対象者:満年齢65歳以上で運転経歴証明書を提示した人(本人に限る)
対象商品:店頭販売価格が10万円(税込)以上の電動アシスト自転車(E-スポーツバイク含む)
※購入サポートは予告なく終了する場合も。※他のクーポンとの併用はできない

●高齢者の免許証自主返納後のサービスについての詳細は下記のWEBサイトで
https://www.cb-asahi.co.jp/contents/category/feature/senior_support/ (※10月21日9時公開)