第87回全日本自転車競技選手権大会ロードレースは6月24日、島根県益田市で大会最終日の男子エリートが行われ、山本元喜(キナンサイクリング)が独走で初優勝。2018年の日本チャンピオンになった。弟で同チームの山本大喜は個人タイムトライアルの全日本チャンピオンで、種目は異なるが兄弟で国内タイトルを獲得した。
1周14.2kmのコースを15周213kmで行われた男子エリート。梅雨時とは思えない青空の下でスタートしたレースは、4周目までに35人の先頭集団が形成され、後続との差が一気に3分まで開いた。その後レース中盤までに後続との差は7分まで開く。10周目に入ると、先頭集団の動きが活性化。アタックが繰り返され、人数が減っていく。12周目、山本元喜と小石祐馬(チーム右京)の2人が先行。30秒ほどの差で佐野淳哉(マトリックスパワータグ)、新城雄大(キナンサイクリング)、石橋学(ブリヂストンサイクリング)、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)の4人が追走。残り2周となる14周目に入ったところで、佐野と新城の2人が先行する山本と小石に合流する。
7km地点の登りで佐野がアタック。山本が追従し、さらに新城が続いて3人が先行して最終周回に入る。その直後の上りで山本がアタック。佐野が追うものの引き離され、山本が独走態勢に入る。およそ1周を逃げ切った山本は、2位佐野に約30秒の差をつけてフィニッシュ。2018年のロードレース全日本チャンピオンジャージに袖を通した。
⚫関連ニュース
コメントを投稿するにはログインしてください。