まるで帽子のようなふだん着ヘルメット…SICURE(シクレ)新発売

製品安全協会が定めたSG基準を満たした軽量な帽子タイプのサイクルヘルメット「SICURE(シクレ)」をKabutoが発売した。7200円(税別)。

SICURE(シクレ)ベージュの前面

近年、ショッピング、通勤・通学、子どもの送り迎えなどさまざまな目的で使用される電動アシスト自転車は、その手軽さと便利さから販売台数をどんどんのばしている。その反面、転倒による頭部のケガも増加中で、とくに高齢者においては自転車事故全体の20%を占め(1年に約2万件)、単独の転倒事故も突出して多いことがわかっている。さらに65歳以上では頭部損傷によって死に至る割合も高く、とくに高齢者にとっては現実的かつ効果的な被害軽減対策が急がれている。

そういった背景もあり、日常使いにより違和感なく使える帽子形状のヘルメットについては、以前より関係機関やユーザーからも多くのリクエストの声があった。

細めの同系色リボンでアクセントをプラス。バックのリボン結びが上品な女性らしさを演出

「SICURE」は、すべての世代においてそのリスクを減らすため “日常に 安心を” をコンセプトに、年齢を問わず、ふだん着の帽子感覚で気軽に着用してほしいという思いから生まれた、安全安心の国内「SG基準」認証品の自転車用ヘルメット。

日本人の頭部形状に合う快適なかぶり心地の軽量コンパクトなソフトシェル帽体に、パターンにこだわった立体感のあるエレガントなデザインの帽子(ヘルメットカバー)を装着し、細めの同系色リボンでアクセントをプラス。バックのリボン結びが上品な女性らしさを演出している。

帽子の後頭部とツバの後部に車やオートバイなどのライトに反射し、夜間走行時の被視認性を高める反射素材を採用
走行時は視認性確保のためリボンを絞ってツバを跳ね上げる

帽子は日よけの役割を果たす広めのツバで、日差しの気になるシーズンも安心して着用できる。さらにリボンを使ったツバの跳ね上げ構造で、走行時のばたつきを抑え、視認性を確保する。

サイズは54〜57cm、帽子カラーは落ち着いたベージュと、チャコール、ブラウンの3色。「SICURE」は普段の自転車移動時、シーン・年齢を問わず使える自転車ヘルメットなのだ。

●オージーケーカブトのホームページ

エリア探索サイクリングのライドハンターズは2019年に6大会

一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンは、主催する自転車イベントシリーズ「ツール・ド・ニッポン」の中のサイクルロゲイニングイベント「ライドハンターズ」を2019年の夏から秋にかけて合計6大会を開催する。

「ライドハンターズ」は、大会側が配布する「ハンティングMAP」に示された「スポット」を、制限時間内に自転車でできるだけ多く回って、獲得した総合得点を競うイベント。「得点」は、スポットまでの距離や勾配など難易度によって決められる。自転車初級者でも気軽に参加できるサイクリングイベントととして注目されている。2018年に開催した4大会に加え、新たに「宮城県石巻市」「愛媛県越智郡上島町」 の2大会を新規大会として開催。

ライドハンターズとは?

Point1:勝敗を分けるのは『戦略・体力・時の運』

どういう順番でスポットをまわり、どういうルートを設計するかは、プレーヤーの自由。どれだけ速く走れるかだけではなく、あなたの戦略と運が順位を左右します。子供から大 人まで、すべての人が上位になれる可能性があり、家族や友達、同僚、どなたとでも楽 しむことができます。

Point1:街を巡って、新発見、再発見!

「スポット」は、近隣から遠方まで、地域色が豊かな場所に設定されていいます。 地元のソウルフードを食したり、地元の名物おじさんのお店に立寄ったり、普段通らない新しい道を発見したり、その土地ならではの魅力にたっぷり触れることができます。

Point1:地元とのふれあいが上位に入らなくても楽しい!

「スポット」について得点をゲットするには、その場所での「写真撮影」が必要になりま す。撮影した写真は、順位と関係しない「ベストフォト賞」の対象作品にもなるので、仲 間と集合写真を撮ったり、仲良くなった店員さんと記念撮影したりすることで、楽しい思 い出や豪華賞品の獲得につながります。

ライドハンターズ公式ホームページ

ライドハンターズ in 石巻 初開催!

開催日:2019 年 8 月 25 日(日)
開催場所:宮城県石巻市
申込期間:2019 年 7 月 1 日(月)~8 月 9 日(金)
Web サイト

ライドハンターズ in 加賀温泉郷

開催日:2019 年 9 月 1 日(日)
開催場所:石川県加賀市
申込期間:2019 年 6 月 17 日(月)~8 月 19 日(月)
Web サイト

ライドハンターズ in 開成

開催日:2019 年 10 月 5 日(土)
開催場所:神奈川県開成町
申込期間:2019 年 6 月 18 日(火)~9 月 24 日(月)
Web サイト

ライドハンターズ in かすみがうら

開催日:2019 年 10 月 12 日(土)
開催場所:茨城県かすみがうら市
申込期間:2019 年 6 月 13 日(木)~9 月 17 日(火)
Web サイト

ライドハンターズ in 上野村

開催日:2019 年 10 月 20 日(日)
開催場所:群馬県上野村
申込期間:調整中
Web サイト
●2018年のレポート

ゆめしまロゲイニングライドコース ~ライドハンターズ in 上島町 初開催!

開催日:2019 年 10 月 20 日(日)
開催場所:愛媛県越智郡上島町
申込期間:2019 年 7 月 1 日(月)~2019 年 9 月 5 日(木)
同イベントは「瀬戸内しまなみ海道開通 20 周年記念イベント しまなみ・ゆめしまサイクリングフェス 2019」のひとつとして開催
Web サイト

ツール・ド・フランスさいたまのサポーターは5000円から10万円まで

オフィシャルサポーターズ、7月10日から募集開始
オフィシャルサポーターズだけが味わえるスペシャルな特典が満載

さいたまスポーツコミッションは「J:COM presents 2019 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」を盛り上げてもらう法人・個人を対象に「オフィシャルサポーターズ」の募集を7月10日(水)正午から開始する。

ツール・ド・フランスさいたまの特設会場で日本のファンと一緒にツール・ド・フランスのコースを確認する

オフィシャルサポーターズは、目的に合わせたプランを全6種類(5000円~10万円)用意し、これまで以上にイベントを満喫できる特典を用意する。

10万円のプランでは、目的別に「選手ふれあいプラン」と「レース満喫プラン」をそれぞれ70口用意した。「選手ふれあいプラン」は、レース当日に選手ピットエリアのバックヤードを見学できるなど選手と同じ空間で過ごす時間を満喫できる魅力的な特典を、「レース満喫プラン」はレース観戦に加え、フランス料理のスペシャルランチなどの特典を用意した。

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「スタート/フィニッシュエリア観戦プラン」と「アリーナスタンド観戦プラン」は指定席で観戦を楽しみたい人、「コース沿道観戦プラン」は気軽に立ち見で観戦を楽しみたい人向けのプラン。また、「法人サポートプラン」にも立ち見での観戦エリア入場券を用意した。

全プラン共通で、オフィシャルサポーターズヴィレッジやビジョンなどでレース展開が楽しめる。

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●ツール・ド・フランスさいたまのホームページ

7月5日ロケ、日本テレビSPドラマのエキストラを急募

日本テレビのスペシャルドラマにエキストラとして参加するサイクリストを急募している。愛車のロードバイクでドラマのレースシーンに出演する。男女問わず応募可能。

日本テレビSPドラマ(仮)エキストラ募集 概要

募集の役柄:
・自転車レースに出場する選手役
・自転車レースの観客役 

撮影予定日:7月5日(金) 8:00~17:00予定
※撮影は終えた方から、順次解散予定。

場所:千葉県下総付近 後日詳細な集合場所を指定(一部ロケバスあり)

持ち物:夏の自転車競技大会に参加する際に必要なもの、飲み物、印鑑

謝礼:日本テレビオリジナル撮影参加記念品

食事:お弁当支給

※ご出演いただく皆様には、日本テレビが定める出演承諾書に署名・押捺していただきます。当日は印鑑をご持参ください

応募方法:URL(http://sub.ntv.co.jp/qr/tool/886688/)の応募フォームより以下の項目を送信。
1、参加希望日(複数日申込み可)
2、名前
3、メールアドレス
4、連絡先携帯番号
5、一緒に参加する人も合わせて記入
※日本テレビ放送網株式会社、株式会社日テレアックスオンで情報を共有し、希望者全員に詳細を返信

ワイズロードがロケを全面支援

日本テレビSPドラマでY’s Road(ワイズロード)広報宣伝チームがロードバイクシーンやレース会場シーンの撮影監修をお手伝いしている。また、Y’s Road(ワイズロード)では、メールマガジン「Y’s Road Times」を通じてスペシャルドラマのエキストラ募集やロケに関する最新情報を公開。メールマガジンに登録するとスペシャルドラマにエキストラとして参加できる情報が得られる。

メルマガ「Y’s Road Times」登録サイト

40歳超男子でも憧れのツール・ド・フランスさいたまに参戦できる!

2019年大会の競技種目および参加選手カテゴリーが決定!
予選会勝者を個人タイムトライアルレースに招待!

「J:COM presents 2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の競技種目として、クリテリウムメインレースのほか、タイムトライアルレース、スプリントレースを実施することが決定した。

2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムを制したアレハンドロ・バルベルデを中央に、左が2位ゲラント・トーマス、右が3位新城幸也 © letour.fr

ツール・ド・フランスで活躍した選手たちがさいたまに集い、3年ぶりにさいたまスーパーアリーナ内を駆け抜けるなど、白熱したレースを繰り広げる。また、女子選手・男子ジュニア選手、パラサイクリング選手、アマチュア選手が参加する個人タイムトライアルレースと1チーム3人で行うチームタイムトライアルレース、スプリンター同士が競い合う迫力のあるレース展開が見られるスプリントレースを2019年も実施する。

個人タイムトライアルレースに参加するアマチュア選手は、現在募集中の「Road toさいたまクリテリウム2019 in埼玉スタジアム2○○2」(予選会)の個人タイムトライアルレースで「男子」「男子オーバー40」「男子ジュニア」「女子・女子ジュニア」の4カテゴリーで最上位となった選手が招待される。

ツール・ド・フランスさいたま参加選手
・海外招聘選手 7 チーム 28 名(予定)
*2019 年のツール・ド・フランス参加チーム/選手の中から、優勝者/優勝チームを含む上位チームの成績優秀選手を招聘
・国内参加選手 7 チーム 28 名(予定)
*UCI 登録チームから 6 チーム及び、JCF(日本自転車競技連盟)選抜チームを1チーム招聘
・女子、男子ジュニア選手 7 名(予定)
*JCF 登録選手の中から女子選手及び男子ジュニア(2001 年~2002 年生まれ)の選手を招聘
・パラサイクリング選手 7 組(予定)
*JPCF(日本パラサイクリング連盟)より各カテゴリーのパラサイクリング選手を招聘
・アマチュア選手 4 名(予定)
*JCF 競技者登録をしているアマチュア選手を対象にした予選会を実施し、各カテゴリーの最上位者 1 名ず つを個人タイムトライアルレースに招待

2018年は男子、男子ジュニア、女子・女子ジュニアのみの招待だったが、2019年は男子オーバー40が追加された © Saitama City

●ツール・ド・フランスさいたまのホームページ

全日本選手権ロードの前王者山本元喜は12位

2019年のロードレース日本王者を決める全日本自転車競技選手権ロードレースは6月30日、大会最終種目の男子エリートロードレースが行われた。KINAN Cycling Teamからは7選手が227kmの長丁場の戦いに挑み、終盤まで精鋭グループの中でレースを進めた山本元喜の12位がチーム最高。激しい風雨の中でサバイバル化した中にあって、上位進出をかけて正面からぶつかっていった結果であった。

ディフェンディングチャンピオンとして走った山本元喜 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

2020年の東京五輪でロードレースのフィニッシュ地点となる富士スピードウェイを主会場に、27日から開催されてきた大会はいよいよ佳境へ。KINAN Cycling Teamは、大会初日に行われた個人タイムトライアルで新城雄大が19位。コースの特徴や会場の雰囲気をつかみ、ロードレースを控えたチームメートへ落とし込むこととなった。

そのロードレースは、富士スピードウェイの敷地内を使った10.8kmのコースを21周回する227km。細かなアップダウンに加えて、コーナーが連続するテクニカルなコースレイアウトが特徴的。また、会期を通して悪天候が続いていて、コーナーでの落車が多発。鋭角コーナーでの立ち上がりなども含め、スピードとテクニックが求められるサバイバルレースと予想される。KINAN Cycling Teamからは新城のほか、前回大会を制した山本元喜、椿大志、大久保陣、雨乞竜己、中島康晴、荒井佑太の7選手が出走。他チームと比較し大人数で戦うことのできる強みを生かしながら、勝機を見出していく。

前日までと変わらず雨の中で始まったレースは、スタート直後から落車が頻発。コーナーのたびにスピードを緩めて慎重にクリアしていくが、その後の立ち上がりでも差が発生し、1周目を終える段階から出走人数の半数近くが脱落するほどに。KINAN勢も2周目に入る頃には荒井が遅れ、3周目の終盤には雨乞が落車。それぞれ集団復帰はかなわず、リタイアとなった。

レース前半の重要局面は4周目に訪れる。集団から7人が抜け出し、この中に山本が加わる。さらに人数を増やし、やがて先頭グループとして固まる。有力チームのほとんどがメンバーを送り込んだこともあり、しばし集団に対してリードを得ることとなった。

しかし、メイン集団も簡単には前を行く選手たちを容認しない。6周目に入って10人以上による追走グループが生まれると、KINAN勢では椿がチェックに動く。次々と前を追う格好となり、やがてメイン集団が分裂。約40人にまで膨らんだ追走グループは山本らに追いつくが、そのまま先行するまでには至らない。7周目までに後続も合流すると、その頃にはメイン集団の人数は約60人に。この間、KINAN勢では大久保が遅れ、残すは4人となった。

出入りの激しい展開の均衡が破られたのは8周目。1人逃げが生まれると、プロトン全体が落ち着き、その流れのまま単独先頭の状況を容認。約50人となったメイン集団は、先頭との差を最大で約3分まで広がったところでコントロールを本格化。この形勢を維持したまま、レース中盤が過ぎていった。

周回を経るごとにメイン集団の追撃ムードが高まっていくが、逃げのキャッチは15周目でのこと。これをきっかけにレース全体のスピードが上がっていき、さらに集団の人数も絞られていく。ここまで集団内のポジショニングやチームメートのフォローに動いていた椿が役目を終えて後方へ。アタックが散発し始めたメイン集団に残ったのは、山本、中島、新城の3人となった。

サバイバルの一途をたどるレース後半。決定打こそ生まれないが、徐々に力の差が明確になっていく。激しい絞り込みから、17周目の終盤に新城が集団から下がると、次の周回では中島がコーナーでスリップし落車。大事な局面を前に2選手が遅れを喫することとなり、集団に残ったのは山本だけとなる。

そうした状況から、19周目に入った直後のアタックをきっかけに3選手が抜け出すことに成功。集団は誰が追うかでお見合いとなるが、ここまで脚を残してきた山本が上り区間で追走を狙いアタック。これは決まらずも、その後活性化した追走狙いの動きに応戦。先頭3人との差は広がっていくが、トップ10圏内が見えるポジションで懸命に前を追い続けた。

最終的に、先行した3人がそのまま表彰台を確保することに。かたや、後続でも順位争いが激化。山本も粘りを見せたが、トップ10入りにはわずかに届かず。12位でのフィニッシュとなり、これが今回のチーム最上位だった。

また、落車後にレースに復帰した中島も完走を目指し走り続け、18位でフィニッシュラインを通過。今大会のKINAN Cycling Teamは2選手の完走で終えることになった。

この戦いをもって、チームはシーズンの第1ピリオドを締める。最大目標であったツアー・オブ・ジャパン、ツール・ド・熊野、全日本選手権と、緊張感のある日々を過ごし、選手・チームはより高みを目指していく意志を強めている。7月以降も引き続き、国内外のビッグレースでUCIポイントを目指していく。

チームの次回活動は7月6日、国営木曽三川公園長良川サービスセンターを主会場に行うKINAN AACA CUP 2019年シーズン第7戦を予定している。

スペイン選手権でサルバドール・グアルディオラが17位

全日本選手権と同日に開催されたスペイン選手権ロードレースは、同国のムルシアで開催され、サルバドール・グアルディオラが17位でフィニッシュ。トップとは18秒差、最後は4位争いの集団でレースを終えている。

山本元喜のコメント

「自分が最後まで残れるようみんなが助けてくれて感謝している。個人的には(アタックなど)動く回数をできるだけ押さえて、重要なところでしっかり反応していくことを心掛けていて、それは上手くできていた。結果的に上位を占めた3選手が飛び出した際に、上りを利用して後追いを試みたが、合流する前に脚を使い切ってしまったことがすべてだった。集団が何度も割れては1つになり、というのを繰り替えていて、さらには力のある選手の動きには誰もが反応して…というレース展開だったので、誰もが消耗している点では条件は一緒だったと思う。

(1年間日本チャンピオンジャージを着用して)やはりそれなりにプレッシャーも感じていたし、プロトンの中でも目立つ存在だったので、それに気持ちが押されてついつい必要以上に動いてしまう部分もあったのかなと感じている。とはいえ、キャリアにおいてあのタイミングでジャージを獲得して、着用できたことはよい1年間だったと思う。

ジャージを手放してプレッシャーからも解放されるので(笑)、今後はよい意味で自分らしさを出していきたいと思うし、今回の12位という結果を受け止めて、より高みにいくための走りを突き詰めていきたい」

●日本自転車競技連盟のホームページ