カブトのエアロ・V1に新色として4カラーが追加投入

オージーケーカブトがエアロフォルムによる空力性能とスムーズなエアフローを実現した「AERO-V1(エアロ・V1)」に新色を追加した。車体やウエアに合わせやすいソリッドカラーのマットホワイトとマットブラックと、スポーツシーンを彩るレーシーなグラフィックパターンのG-2ブルーとG-2ブラックの4色。

ARS-3シールドを装着したところ

AERO-V1(エアロ・V1)

エアロフォルムによる空力性能と、スムーズなエアフローを実現したエアロモデル。走行中に滞留するヘルメット内部の熱気を効率よく強制排出し、エアロヘルメットながら通気性を確保。シールド取付が可能なマグネットをあらかじめ内蔵し、「ARS-3」「AR-3」シールド(別売)を装着可能。

集中力を阻害する要因となる目への汗の浸入を防ぎ、効率よく額の左右へ誘導するフローティング構造の「ウルトラスウェットパッド-02」(別売)を装着可能。標準装着の「ノーマルインナーパッドセット(7mm厚)」に加え、「A.I.ネット」を同梱。

「AERO-R1」や「FLAIR」に採用されている、細やかな調整が可能な「XF-7アジャスター」を搭載。あごひもにナノテク消臭繊維”MOFF”を使用した、軽量の”極薄タイプのあごひも”を採用。

日本人の頭部形状にあわせた円形に近い設計により、競技用から街乗り用まですべての製品に、”安全性”と”日本人に合う快適な装着感”を基本性能としている。

エアロフォルムと通気性を両立
細やかな調整が可能な「XF-7アジャスター」を搭載

JCF(公財)日本自転車競技連盟公認。ヘルメット破損交換制度対象。2020年4月上旬発売予定。価格は1万8000円(税別)

カラー:マットホワイト、マットブラック、G-2ブルー、G-2ブラックサイズ
参考重量:S/M(215g)、L/XL(235g)
※ノーマルインナーパッドセット装着時

日本人の頭部形状にあわせた円形に近い設計

●カブトのホームページ

パールイズミのPICCがオリジナルジャージを販売

パールイズミが運営するサイクリングコミュニティー「PICC」(パールイズミサイクリングコミュニティー)がオリジナルデザインのジャージとビブパンツの受注販売をウェブで開始した。

すっきりとしたレースフィットの「イグナイト半袖ジャージ」と「イグナイトビブパンツ」をベースに、海や空など自然をイメージした鮮やかなブルーとネイビーの配色。そして色の濃さや太さの違うラインが交わる柄を採用し、さまざまな人や道、建物などの出会いが交差するシーンを表現した。

このジャージはSTRAVAのPICCグループに入っている人なら特別価格で購入できる。

「2020年4月現在、PICCのライドイベントは休止しているが、このジャージを通じて新たなサイクリストとの出会いや つながりが生まれることを願っています」と同社。

●PICCオリジナルコミュニティージャージ受注販売ページ

注文期日:2020年4月19日(日)まで
お届け予定日:2020年6月中旬ごろ


PICCオリジナル 半袖ジャージ

【価格】
STRAVA PICC グループ未加入=1万6500円(税込み・送料込み)
STRAVA PICC グループ加入・トップスのみ購入=1万4850円(税込み・送料込み)
STRAVA PICC グループ加入・上下セットで購入=1万3200円(税込み・送料込み)
※上下セットの合計額は1万3200円×2アイテム=2万6400円(税込み・送料込み)

【サイズ】
メンズ XS / S / M / L / XL / 3L
レディース XS / S / M / L / XL


PICCオリジナル ビブパンツ

【価格】
STRAVA PICC グループ未加入=1万6500円(税込み・送料込み)
STRAVA PICC グループ加入・パンツのみ購入=1万4850円(税込み・送料込み)
STRAVA PICC グループ加入・上下セットで購入=1万3200円(税込み・送料込み)
※上下セットの合計額は1万3200円×2アイテム=2万6400円(税込み・送料込み)

【サイズ】
メンズ XS / S / M / L / XL / 3L
レディース XS / S / M / L / XL

●パールイズミのホームページ

サイクリングアプリ「ツール・ド」に浜名湖エリアの新コース

全国のおすすめサイクリングコースを収録したサイクリングアプリ「ツール・ド」 に、静岡県の浜名湖周辺と天竜川沿いの新コースが追加された。


今回追加されたのは、静岡県にある日本で10番目に大きな湖「浜名湖」周辺と浜名湖の北部、雄大で清澄な自然に囲まれた天竜エリアのコース。さまざまな自然を感じることのできる浜名湖エリアを走ってみるときはとても便利。

自転車道が整備された浜名湖、山岳コースの天竜エリア

浜名湖は静岡県西部にある日本で10番目に大きな湖で、川から流れてくる淡水と太平洋の海水が混ざる汽水湖であることも特徴。湖のまわりは自転車道として整備されていて、一部は車も入ってこない専用道もあり快適な環境が用意されている。

天竜地域の真ん中にある天竜川。大きな川の流れる落ち着いた清澄な雰囲気の広がるエリア。走り応えのある山岳ルートに里山感満載。地元の特産物がが揃うスポットがたくさんある。


春の浜名湖・天竜特集のコース(画像をクリックするとコース紹介ページに飛びます)

ハマイチ
浜名湖をぐるっと一周する約70kmのコース。弁天島や舘山寺など観光スポットも盛り込まれており、楽しみながら浜名湖畔を走ることができる。


グラン・ハマイチ
ハマイチでは物足りない! そんなサイクリストへ向けた本特集最長120km。浜名湖畔に加え、特産みかん畑の広がるプチヒルクライム・小高い場所の道の駅にて太平洋を眺めながらの足湯休憩などアクセントの加わったコース。


天竜サイクルツーリズムコース
天竜の絶景・特産・文化の詰まった獲得標高1000mオーバーの山岳コース。美しく天竜川の川沿いを中心に、ジビエ料理の揃う食堂や巨大な天狗のお面などが迎えてくれる。


天竜グラベルコース
ツール・ド初のグラベルコース。天竜の自然をより体で感じることができ、グラベルならではの山中からの絶景や地元のお母さんたちの待つ食堂など、どこか懐かし気も感じられる。

●春の浜名湖・天竜特集

サイクリング専用アプリ 「ツール・ド」を使って走る!

初めての土地を走るのに欠かせないのがサイクリング専用アプリ「ツール・ド」。コースMAPで進行方向を確認できたり、途中の「ご当地スポット」にチェックインできたり、オリジナルフォトフレームが付いた記念写真を撮れたり、ゴール後にアプリ内で達成バッジが獲得できたり。このアプリを使えば、サイクリングの楽しさが広がること間違いなし。※今回の特集でバッジをゲットできるのは「ハマイチ」と「グラン・ハマイチ」のコースのみ。

東京五輪の1年延期でツール・ド・フランスと日程重複する問題が

2020東京五輪が1年延期され、2021年7月23日(金)から8月8日(日)までの日程で開催されることが発表された。これにより世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスの開催と重複する事態となり、ツール・ド・フランス側がすでに発表している日程を変更する必要に迫られている。

コペンハーゲンで開幕する2021ツール・ド・フランスのコースプレゼンテーションをするクリスティアン・プリュドム ©ASO_G.Demouveaux

2021年のツール・ド・フランスはデンマークのコペンハーゲンで開幕することから移動日を加味した1日増の24日間で行われる。7月2日(金)にコペンハーゲンでのタイムトライアルで開幕し、同国で3日間を過ごし、大会4日目の5日(月)に選手らは空路で移動。6日(火)からフランスでのステージとなる予定だ。

現在発表されているのは最初の3日間と、最終日が7月25日(日)となること。コース全容は2020年10月中旬に発表されるはずだ。

2020年は東京五輪にツール・ド・フランス側が配慮

2020年のツール・ド・フランスは東京五輪に配慮して開催日程を通常より1週間早めていて、6月27日(土)から7月19日(日)まで開催される予定で現在も新型コロナウイルス感染の状況を見守っている。当初の2020東京五輪での男子ロードは開会式翌日の25日(土)に計画されていたので、ツール・ド・フランスで完走を果たした選手も中5日の余裕があった。

©A.S.O. / Thomas-MAHEUX

自転車男子ロードは五輪での最初の決勝種目が慣例

近年の五輪では開会式翌日の競技初日に最初の決勝種目として自転車競技男子ロードが開催される。その理由は、町々をつないで走るロードレースは開催都市の全容を世界中に知らせるのにうってつけの種目であるからだ。とりわけ男子ロードは選手数が多く、空撮や併走による映像でその都市の魅力をあますことなく配信するというねらいがあった。

これは2020年に開催予定だった東京五輪でも適用され、1年延びて開催される2021年実施の東京五輪でも同様だ。つまり五輪がスライドしたことによって五輪男子ロードが開催される7月24日(土)は、このままだとツール・ド・フランス出場選手は最終日前日を走っているということになる。

五輪で行われる自転車競技はロード以外にもトラック、MTB、BMXがあり、半月以上の日程で開催される五輪の全期間で競技が行われる。仮にロードが五輪開幕直後に組み込まれる日程でなければ、この問題は解決できることになるのだが。

国際自転車競技連合(UCI)は五輪延期に肯定的で、日程調整にも協力を惜しまない。ASOとしてもそうでありたいはずだが、すでに発表されているデンマークでの3日間の計画を修正することは容易なものではない。ツール・ド・フランスという観光アイテムを重視するフランス国内のコースならまだしも、他国におじゃまするだけに関係者はその調整に頭を抱えているかも知れない。

●ツール・ド・フランスのホームページ

クリテリウム・ドーフィネ延期…UCIが6月1日まで大会中止措置

国際自転車競技連合(UCI)は4月1日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて自転車レースの開催中止措置を6月1日まで延長すると発表した。これによりASOは5月31日から6月7日まで開催される予定だったフランスのクリテリウム・デュ・ドーフィネを延期することを決めた。

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第6ステージ © ASO/Alex BROADWAY

UCIは3月18日の通知で、大会中止は4月末までとしていたが、欧州を中心に依然感染拡大が続く状況により、延期を決めた。

クリテリウム・デュ・ドーフィネは同じ主催者が運営するツール・ド・フランスの前哨戦と言われ、シーズン中盤の重要なステージレースだった。ASOはUCI、レースの開催エリアとなるオーヴェルニュローヌアルプ地域や関係者と合意し、月31日にクレルモンフェランからスタートする予定だったレースのスケジュール変更を決定しました

今後はシーズン後半での開催を模索するが、ジロ・デ・イタリアなどの長丁場のレースも日程変更されるだけに新たな日程がUCIから割り当てられるかは保証されていない。

●クリテリウム・デュ・ドーフィネのホームページ

MTBテクニックを楽しく磨くフリーライドパークに行ってきた

東京五輪のMTBレースが開催される静岡県に2019年末、MTB専用練習場「DKフリーライドMTBパーク」がオープンした。沼津市の愛鷹運動公園内の市有地を活用してプロMTBライダー高橋大喜さんが運営する。

エアバッグに着地するジャンプ練習だが、かなり怖い

オフロードのあらゆる動きに対応するスキルアップ講習も

MTB愛好家が技術力向上を図るための常設コースをスキルパークと呼ぶ。ガタガタの未舗装路を走るときに必要とされているターン、ジャンプ、パンプと呼ばれる体重移動による推進、ドロップ(飛び降り)などの身体動作を楽しみながら身につけることができる。

海外ではよく公園内にスキルパークがあって、カナダ遠征時によく練習していた高橋さんがその手法を日本に持ち込んだ。長い距離を走るコースとは違い、短い距離のセクションを繰り返し楽しむタイプ。高橋さんがコースデザインから手がけ、仲間に手伝ってもらいながら造成した。

オフロード走行を知り尽くした高橋さんが分かりやすく指導してくれた

洗濯板のように凹凸があるパンプトラックでは、ペダルをこがずに体重移動だけで加速していく技術を練習する。上り部分では上にジャンプするように荷重を抜く。反対に下り坂でサドルに腰を下ろすように荷重を加える。その動作だけで前に進んでいけるのだ。

厳密にはさまざまなテクニックがあるのでいきなりすべてをやれと言われると混乱してしまうが、高橋さんが1周ごとに課題を教えてくれる。最初はまったく進まず、コースアウトして大転倒もしてしまったが、みるみるうちにうまくなっていく。

デコボコのあるパンプトラックで体重移動を覚える

この日はさらにジャンプ、コーナリングを練習。最後はジャンプ台からエアバッグに向かって着地するエリアに案内されたが、怖ろしくできるわけがない。高橋さんの演技を見て満足だ。

「東京五輪のMTB会場にも近いので、ここでMTBの楽しさを発信したい。県内のみならず首都圏から遊びに来てほしい」と高橋さん。

傾斜角のあるバンクでは身体を内側に倒すとうまく回れる

営業日は土日祝日の午前9時~午後4時。コース利用料は3000円。沼津市民と学生は2000円。小学生以下1000円。エアバッグ利用料2000円、コース利用込みで4000円など。オススメは高橋さんによるスクール(要予約)で、利用料など込みで1日7000円。レンタルMTBや防護パッドもある。

●DKフリーライドMTBパークのホームページ

初級者用と中級者用のジャンプ台がある