karrimor style sample vol.2020 summerウエブコンテンツ公開

英国発祥のアウトドアブランド『karrrimor(カリマー)』は、ディレクション&スタイリングに山田陵太氏を迎えたウエブコンテンツ「karrimor style sample vol.2020 summer」を公開した。

今回のビジュアルでは、“Utility” をテーマに、karrimor 2020SSコレクションのラインナップから、アウトドアフィールドで培ったカリマーの実用性をワークフィールドへと落とし込んだユニークなスタイリングに。山田氏がディレクションとスタイリングを務める「karrimor style sample vol.2020 summer」は、シティでも楽しめるコーディネートが人気のウエブコンテンツ。

●karrimor style sample vol.2020 summer

総体中止の中高生にかける言葉を常に考える…荒井佑太

新型コロナウイルス感染拡大でレースシーズン中断が続いているが、KINAN Cycling Teamは選手・スタッフとも日々前向きに、シーズン再開の日を待つ。そんなチームの様子を届るインタビュー。今回は荒井佑太。

荒井佑太

荒井はチームで唯一、フルタイムワーカーとして業務に励みながら、トラックとロードの一線で競技に取り組んでいるメンバー。現在における競技と業務の現状、シーズン再開への思い、そして今後の目標などを聞いた。

-元気に過ごせていますか?
体調はばっちりです! トレーニングも仕事も、まったく支障なく取り組むことができています。

-現在トレーニングはどのように行っていますか?
新型コロナウイルスの感染拡大によって外出制限が出る以前と比べても、トレーニング方法そのものは変わっていないというのが実のところです。終業後か出勤前の朝の時間をトレーニングに充てていて、例えば終業後のトレーニングであれば自宅のローラー部屋でZwiftトレーニングを行っています。

-1日の流れについて教えてください
まず、出勤前に1時間ほどのトレーニングを行います。これはウエイトトレーニングが主です。午前8時30分から午後5時15分まで勤務して、普段であればそこからロードトレーニングに出ることもありますし、業務の都合で帰宅後にZwiftでトレーニングする日もあります。

-現在のお仕事について教えてください
福井県の県立高校で事務員をしています。学校の運営全般にかかわっていて、県からの予算で授業を充実させるためのお金の割り振りをしたり、入学式や卒業式をはじめとした学校行事の準備を先生たちと行っています。

-仕事と競技の両立を図る中で、コロナ騒動前と現在とで大きく変わった部分はどこが挙げられますか?
文部科学省の方針に合わせて学校現場が動いているので、刻一刻と変化する状況への対応にエネルギーを使ってしまっていて、いざトレーニングとなっても質の高いメニューができていないのが実情です。練習時間に関して、コロナ騒動前に確保できていたものが今では難しくなっているので、どうしても「短時間で高強度」という内容になってしまいます。

-こうした状況下で、モチベーションはいかにして保っていますか?
モチベーションに関してはまったく落ちることがないですね。僕の場合はKINAN Cycling Teamに所属して、そこに居場所を置くことで得られる経験値や価値観への対価を求めています。この先きっとバンクリーグが控えているのだと思えば、さらなる刺激が得られることをイメージしながらトレーニングへと向かえるので、自然と高いモチベーションを維持できています。

-ウエイトトレーニングやローラートレーニングといった室内活動では、映画や音楽など、どんな“燃える要素”を取り入れていますか?
ローラーであればZwift画面を観ながらになりますが、ウエイトトレーニング中に流す音楽にはこだわっています。それは洋楽のラブソングで、トレーニングで興奮状態の中、熱くなる音楽だと気持ちまで疲れてしまうので、ラブソングを流して心を満たしながら取り組む…これがお気に入りです。もう1つ、これは洋楽ではないですが、玉置浩二さんが好きで、玉置さんの曲であればウエイトはどこまででもいけます(笑)

-自転車に限らず、日々なにか楽しみを見つけていますか?
最近は油絵を描くことと読書にハマっています。油絵はアートの本を読んだことがきっかけで、自分の中にときめくものがあるとすぐに行動したくなるので、美術の先生に相談しながら画材をそろえてみました。なにかテーマをもって描くというよりは、自分の中から湧き上がってくるものをそのまま筆に移らせている感じですね。ただ、作品が全然完成しなくて…鋭意制作中です(笑)

2019年4月のJプロツアー・東日本ロードクラシック。トレインを牽引するのが荒井佑太 ©Syunsuke FUKUMITSU

-「Stay Home」が叫ばれる中で、なにか健康を維持する効果的な方法があれば教えてください
個人的なことになりますが、職場ではアルコール消毒の使用と常時換気を徹底しています。それと、最近は通勤時に限定してランニングにも取り組み始めています。往復で10kmほどの距離ですが、ラン通勤しています。体を動かすという目的もそうですが、自転車とは違う動きを取り入れて、そこから得られるものに期待をしています。

-食生活で気を付けていることはなにかありますか?
練習量が減っているからといって、食事をコントロールしたりということはないですね。心がけていることを挙げるとすれば、毎食必ずフルーツを食べることでしょうか。ビタミンをしっかり補給することを意識しています。

-レースに目を向けて、シーズンが予定通りであれば、この時期はどのような目的のもと活動するビジョンをお持ちでしたか?
バンクリーグに向けて、競輪場でのトレーニングが多くなっていたと思います。本来であれば、日照時間が長くなるこれからの時期は競輪場でしっかり走り込んでバンクリーグに備えるはずでした。現在、競輪場は閉鎖されていて、バンクでのトレーニングができない状態です。

-UCI通達により7月に入ってからのレースシーズン再開に向けた動きが出てきました。これからはどこを目標に据えて取り組んでいきますか?
昨年1年間、KINAN Cycling Teamの一員として走って、自分にできることとできないこと、チームから求められていること、それらを感じ取ることができました。それをもとに、いまは短所の改善より、長所を生かすことに重きを置いて取り組んでいきたいと考えています。例えば、ロードであれば50kmまでの集団牽引ですね。この「50km」というところを重視していて、昨年の東日本ロードクラシック(※)で経験したような、短い距離でもチームに貢献できる働きを意識しています。また、バンクリーグやトラックのレースであれば、ポイントを獲得しに行く動きが求められているので、スプリントのキレが重要になってきます。
※2019年のJプロツアー・東日本ロードクラシックでは、スタート直後から50km地点までの集団コントロールを担当。レースを構築する役割を担った。

-中学・高校年代のスポーツでは、総合体育大会が中止になるなど活躍の場が失われている現状ですが、そんな彼らにどんな言葉をかけたいとお考えですか?
部活動指導員としての役割もあって、まさに大きな問題に直面しているところです。高校3年生は競技力を生かして大学進学を目指すのか、競技に見切りをつけて就職活動へシフトしていくのか、岐路に立たされています。そんな彼らにどんな言葉をかけられるだろうと常に考えています。正直、自転車にかけてきた生徒たちに伝えにくいことではありますが、やはり自転車だけがすべてではなくて、広い視野を持って、可能性が多くあるうちに進学なり就職なり、次のステージに進むことを最優先に考えるべきではないかとアドバイスしてあげたいと思っています。

聞き手:KINAN Cycling Teamメディアオフィサー 福光俊介
インタビュー実施日:2020年5月2日

●キナンサイクリングのホームページ

ジロ・デ・イタリアバーチャル第6Sはフルサン優勝…アスタナ首位堅持

ジロ・デ・イタリアバーチャルの第6ステージが5月6日、出場選手それぞれの自宅で行われ、アスタナのヤコブ・フルサン(デンマーク)がトップタイム。チームメートのアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)も3位で、総合成績でアスタナが首位を守った。

ヤコブ・フルサンの自宅にはトレーニングルームがあるようだ

リアルのジロ・デ・イタリアではアルプスのフランス国境を越え、セストリエーレにゴールする第20ステージにあたり、その一部である距離31.5kmをバーチャルで走った。

女子のピンクレースはアスタナのカティア・ラグーサがトップタイム。総合成績ではトレック・セガフレードが首位を守った。

大会は5月9日が最終日となり、首都ミラノでの15.7km個人タイムトライアルが行われる。初めての試みとして企画されたバーチャルレースの総合優勝チームが決定する。

一方、リアルのジロ・デ・イタリアは10月3〜25日の日程で延期開催されることが発表された。欧州では一部の地域で限定的にアウトドアでのトレーニングが許可されるようになり、わずかながら通常レースに向けての明るい兆しも見え始めた。

トップタイムを出したカティア・ラグーサ

ジロ・デ・イタリアの主催者が企画するバーチャルレースは、必要な機材をそろえればだれでも自宅から参加できる。すでに9000人以上の一般サイクリストが登録してペダルを回している。●参加方法

●Garminバーチャルライドのホームページ

🇮🇹ジロ・デ・イタリアバーチャル / 延期された2020ジロ・デ・イタリア特集サイト

バイクプラスはレジ袋有料化…プラから紙製へ。売上の一部を環境保護活動寄付

埼玉・東京・神奈川に6店舗を展開するバイクプラスが、環境への配慮と法改正をふまえてショッピングバッグの提供を廃止する。来店者にはマイバッグ持参の協力をもらい、ともに無駄なゴミをなくしてゆきたいという願いが込められた措置。

ショッピングバッグを希望する場合は、その旨を伝えれば紙製バッグを有料(税込み50円)で提供。プラスチック製レジ袋は扱わない。

紙製バッグの売上の一部(コストを引いた剰余金)を環境保護などへ寄付する方針で、その金額と寄付先はホームページで報告する予定。

「スーパーでは随分と利用している方が増えた印象がありますが、マイバッグやマイショッピングバスケットを自転車ショップでも積極的にお使いいただくことでお客様とバイクプラス一緒になって少しでも無駄なゴミを減らしていければ。そんな想いを思い切って形にしました」と同社。

●バイクプラスのホームページ

ジロ・デ・イタリア10月3日開幕…UCIが大会日程再調整

新型コロナウイルス感染拡大により、通常の日程で開催できなくなった自転車ロードレースのUCIワールドツアーが改めて日程を変更して開催されることになった。5月5日に国際自転車競技連合(UCI)が発表した。

ジロ・デ・イタリアは10月3〜25日、ブエルタ・ア・エスパーニャは10月20日〜11月8日の開催で、重複する日がある。すでに主催者から変更日程が発表されているツール・ド・フランスは8月29日〜9月20日の開催。スイスで行われる世界選手権ロードは9月20〜27日。

2019ジロ・デ・イタリア第12ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse

2020 UCIワールドツアー
8月1日 ストラーデビアンケ(イタリア)
8月5〜9日 ツール・ド・ポローニュ(ポーランド)
8月8日 ミラノ〜サンレモ(イタリア)
8月12〜16日 クリテリウム・デュ・ドーフィネ(フランス)
8月16日 プルデンシャルライドロンドン・サーリークラシック(英国)
8月25日 ブルターニュクラシック・ウェストフランス(フランス)
8月29〜9月20日 ツール・ド・フランス(フランス)
9月7〜14日 ティレーノ〜アドリアティコ(イタリア)
9月11日 グランプリシクリスト・ド・ケベック(カナダ)
9月13日 グランプリシクリスト・ド・モントリオール(カナダ)
9月29〜10月3日 ビンクバンクツアー(オランダ、ベルギー)
9月30日ラ・フレーシュワロンヌ(ベルギー)
10月3〜25日 ジロ・デ・イタリア(イタリア)
10月4日リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(ベルギー)
10月10日 アムステルゴールドレース(オランダ)
10月11日 ヘント〜ベベルヘム(ベルギー)
10月14日 トラベルス・ラフランドル(ベルギー)
10月15〜20日 グリー・ツアー・オブ広西(中国)
10月18日 ロンド・ファン・フラーンデレン(ベルギー)
10月20〜11月8日 ブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン)
10月21日 ドリダースブルージュ〜デパンヌ(ベルギー)
10月25日 パリ〜ルーベ(フランス)
10月31日 イル・ロンバルディア(イタリア)


グランツールの日程重複は避けられず

ジロ・デ・イタリアなどを主催するRCSスポルトは、「UCIによる新日程は、関係するすべての利害関係者がシーズンを再プログラムするのに役立つ重要な前進だ。この困難な再調整に貢献した機関、組織、チーム、その他の人々がかつてない広範な作業の結果だ」と評価。

一方で、「自転車レースの重要な遺産を保存し保護するためには、シーズンの全レースを短い期間に再構築させるために、いくつかの犠牲を払わなければならなかった」とコメント。

ジロ・デ・イタリア側の意見では、新日程内のレースの重複を減らすためのいくつかの代替案を提示した。しかし提案は採用されなかったという。

「今回の結果は、私たちの生活のあらゆる分野に影響を与えている健康状況を考えると、現時点ではとにかく再起動することが重要である」

ブエルタ・ア・エスパーニャ第21ステージ ©Photogómez Sport

ブエルタ・ア・エスパーニャは3区間減の18ステージ

ブエルタ・ア・エスパーニャはツール・ド・フランス(8月29日〜9月20日)の1カ月後、スイスで開催される世界選手権ロード(9月20〜27日)の3週間後に開催されることになった。

ブエルタ・ア・エスパーニャの主催者であるユニパブリックは、オランダのユトレヒトなどを走るはずだった2020年大会の最初の3ステージ開催を断念した。そのためUCIは、通常の21ステージではなく、18ステージという例外的なグランツールとしてサイクリングカレンダーの再編成に取り組むことができた。1986年以降のブエルタ・ア・エスパーニャは常に、少なくとも21日間のステージレース形式を取っていた。

大会ディレクターのハビエル・ギレンは新しい日付に満足感を表明した。「カレンダーは最適なポジションとなった。この新しいパラダイムが提供する機会を活用しなければならない」とギレン。

1935年に始まったブエルタ・ア・エスパーニャはもともと4月、5月、6月の間に開催されていた。ユニパブリックが夏の終わりにレースを移動することを決めたのは1995年。これまでは2001年が最も遅い開催日程で、9月8日にサラマンカでの個人タイムトライアルで始まり、9月30日にマドリードの集団スタートステージで終了した。

●国際自転車競技連合のホームページ

女の子の足型にあわせたキッズサンダル…マスク2枚も無料で同送

アウトドアシューズのKEEN(キーン)が女の子専用のサンダルをリリースした。女の子専用の木型を使って作られているので繊細な足にも優しくフィット。着用シーンを選ばない、高い軽量性を誇るキッズ専用のスタイリッシュサンダルだ。

汚れや水濡れを気にせず履ける軽量タイプのサンダル

どれも、子供の足にソフトにフィットするEVA素材のアッパーと滑りにくいアウトソールを採用。汚れや水濡れを気にせず履ける軽量タイプ。

リトルキッズ ・リオ。4950円

マスクも無料でプレゼント…オンラインストアで

KEENはタイの自社工場一区画をマスク製造ラインにし、マスクの製造を開始。全世界で15万枚を無償提供しているが、4月28日から国内KEEN公式オンラインストアでシューズを購入した人に、KEENハーベストマスクを購入商品と一緒に2枚セットで同送している。配布予定枚数に達し次第終了。

●KEEN公式オンラインストア

●KEENのホームページ(キッズサンダル)