ナセル・ブアニは山岳要素の多いツール・ド・フランスをパス

フランスのスプリンター、ナセル・ブアニは所属するアルケア・サムシックチームと共同声明を発表し、「ツール・ド・フランス2020をスキップするという決断をした」ということを明らかにした。

アルケア・サムシックのナセル・ブアニ

ツール・ド・フランスの平たんステージでスプリント勝利を目指すブアニは、アルケア・サムシックの監督と合意して、ツール・ド・フランス2020を欠場することを決めた。

「チームの思わくと同じ。アルケア・サムシックチームと私の選択だ。この判断がすべてであり、慎重に検討した結果だ」とブアニ。

「ツール・ド・フランス2020のルートが発表されたとき、私はすぐにこの主旨を理解した。私はすぐにそれが主にヒルクライマーを対象としていることに気づいた。もちろん私はツール・ド・フランスの平たんステージで勝ちたい。それは常に私の偉大なキャリア目標の一つであるからだ。それにまだツール・ド・フランスで自分自身を100%表現する機会を得ていないんだ。もちろん、将来的にチャンスはある。ツール・ド・フランスは私を鼓舞するレースなんだ」

アルケア・サムシックのナセル・ブアニ、ワレン・バルギル、ナイロ・キンタナ

ブアニのターゲットはグランツアーすべてに勝つこと

「私はすでにジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャでそれぞれ3勝している。ツール・ド・フランスは私の偉大な目標の一つだが、今年、私はアルケア・サムシックチームのゼネラルマネージャー、エマニュエル・ウベールと話したが、そのコースにスプリンターのメリットはない。

私が輝く可能性が必然的に減るこのツール・ド・フランスに出場するよりも、再編成された2020年のカレンダーのなかで他のレースに勝つチャンスのほうが大きい。ツール・ド・フランスに7、8区間のスプリントステージがあったら、状況は違っていただろう」

すでにブアニの心は2021ツール・ド・フランスの序盤のステージに向いている。そレースの最初の3日間で2つの可能なスプリントフィニッシュがあることを知っている。

●アルケア・サムシックのホームページ

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