グレゴリー・ボジェ この状況では五輪に全力で臨めないと引退

自転車トラック競技で世界チャンピオンに9回なった実績を持つフランスのグレゴリー・ボジェが引退を発表した。「常に100%の力で走り続けてきたが、この状況では満足な状態で東京五輪には臨めない」と引退の理由を語った。

ボジェはカリブ海にあるフランス海外県のグアドループ出身。スプリントとチームスプリントの強豪選手で、世界選手権では合計9回優勝。五輪では2008北京大会で銀、2012ロンドン大会で銀2、2016リオデジャネイロ大会で銅メダルだった。

「17歳で競技を始めてから常に100%の力で走り、この競技に挑み続けてきた。現在は90%が拘束されている状況にあり、これでは東京五輪で力を発揮できない」とフランステレビジョンに出演したボジェ。

●フランステレビジョンのホームページ

【速報】マルク・ヒルシがUAEエミレーツに電撃移籍

スイスのマルク・ヒルシが2021シーズンはUAEエミレーツで走ることを、自身のツイッターやInstagramで公表した。

マルク・ヒルシはすでにUAEエミレーツのジャージを着用。Instagramより

2020シーズンに大活躍したヒルシは、チーム名をサンウェブからDSMと変更した所属チームとの契約を1月5日に解消したと発表。UAEエミレーツ入りが噂されていた。同チームには2020ツール・ド・フランス総合優勝のタデイ・ポガチャルが所属する。

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでアラフィリップの降格処分が決まり、表彰台下で顔を合わせたポガチャル(左)とヒルシ ©A.S.O. Gautier Demouveaux

●MPCCのホームページ

ポガチャルがワクチン摂取…コロナ禍の発端となったUAEエミレーツが対策

2020ツール・ド・フランス総合優勝のタデイ・ポガチャル(スロベニア)を含むUAEエミレーツの所属27選手が、1月7日にUAEで新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた。

2020ツール・ド・フランスを制したUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル ©A.S.O. Pauline-Ballet

新型コロナウイルスに自転車界で最初に罹患したのもUAEエミレーツだが、最初のワクチン接種も同チームとなった。2020年2月23日に開幕したUAEツアーで参戦中だったUAEチームエミレーツのイタリア人メカニックとマッサーが新型コロナウイルスに罹患したのが事の発端だった。

7日間のステージレースは新型コロナウイルスに罹患したスタッフがいたことで、大会5日を終わった段階で中止。その後、自転車ロード界もコロナ禍に飲み込まれ、すべてのレースが中止あるいは延期となっていった。

チームのスプリンター、フェルナンド・ガビリア(コロンビア)はこのときを含めてシーズン中に2度も罹患。病院で1カ月を過ごした。

今回、チームはアブダビで7日に始まったトレーニングキャンプの開始時にワクチン接種を実施。27選手と32人のスタッフが対象で、UAE保健省によって承認された中国のシノファームワクチンを摂取した。

●UAEエミレーツのホームページ

岡山県は晴れの日が多いだけじゃない…サイクリングコースに注目

岡山県のサイクリングプロジェクト「ハレいろ・サイクリングOKAYAMA」が新たな海外向けページ公開に加え、国内のサイクリスト向け情報も拡充させて登場した。

県内のサイクリングの魅力を発信するプロジェクト。瀬戸内海や吉備高原、中国山地が織り成す壮大な景観。今も歴史が色濃く残る美しい町並み、そして個性豊かなご当地グルメ。岡山の魅力は晴れの日が多いだけではない。訪れるたび気分をハレやかに変えてくれる、そんなサイクリングが楽しめる。 

専用WEBサイトには4K撮影のコンセプトムービーやルート紹介動画、著名サイクリストによる岡山でのサイクリング体験レポ、岡山県が推奨する8ルートのサイクリングルートマップなど、魅力的なコンテンツを多数掲載。

今回は海外サイクリストに向け、専用WEBサイトの写真やコンセプト動画を刷新した。海外の人にも岡山のサイクリングの魅力を発信していくためだ。

また、サイクリストにはうれしいストラバによる情報や獲得標高などのデータが充実。グルメや自然、歴史、温泉など趣味嗜好からルートを選べるHAREIRO CATEGORYページも追加。鳥取県と岡山県の県境を跨ぐ広域推奨ルート「日本海・瀬戸内ルート」の紹介ページも新たに公開している。

●「海外向けページ」の公開
サイト情報の翻訳はもちろん、海外の人に興味関心をもってもらえるサイトを構築。写真やコンセプトムービーを刷新し、ハレいろ・サイクリングの魅力を海外に向けて発信。

●サイクリストにうれしい情報拡充
推奨8ルートにおいて、獲得標高や平均所要時間、オススメの時期、ストラバ(ルートのナビゲーションにも活用でき、走行データや走行タイムが記録され共有できるアプリ)でのルート情報、ルートまでのアクセス情報、ルート内のパーキングエリア、宿泊施設などサイクリストにうれしい情報を公開。

コンテンツには「グルメ」、「自然」、「歴史」、「温泉」の4つのカテゴリーがある

●「日本海・瀬戸内ルート」紹介ページ公開
<日本海・瀬戸内ルートの概要>
鳥取から岡山へと県境を跨ぐ、四季折々の美しい自然やグルメ、温泉、歴史などのバラエティ豊かなスポットに囲まれた長距離ルート。変化に富んだ3つのルートが1つになり、時間をかけてたっぷりと満喫できる自転車旅にうってつけ。

●ハレいろ・サイクリングOKAYAMAのホームページ

J SPORTSが2021年もツール・ド・フランスなど放送へ

国内最大4チャンネルのスポーツテレビ局、ジェイ・スポーツがサイクルロードレース2021シーズン海外主要レースの放送ラインアップを発表した。J SPORTSオンデマンドでも配信される。J SPORTSの2021年サイクルロードレース中継初日となる2月2日のサウジツアー 第1ステージはスカパー!で無料放送、J SPORTSオンデマンドでも会員無料配信される。

J SPORTSは新型コロナウイルスの影響により中止が決定したツアーダウンアンダーに代わり、初放送となるサウジツアーから2021シーズンのサイクルロードレース中継を開始する。6月26日に開幕する世界最高峰ロードレースのツール・ド・フランスをはじめ、世界トップレベルのUCIワールドツアーを中心に、2020シーズンよりも多くのレースの中継を予定している。

3月からは栗村修氏、サッシャ氏の“我らファミリー”が登場するサイクルロードレース情報番組「我らワールドのサイクルロードレース観戦塾」やワールドツアーを中心にレースのプレビュー、レビューを行う「月チャリ~#jspocycle NEWS~」も引き続き放送、配信していく。

さらに1月から3月にはレース中継、情報番組に加え、選手やチームについてより深く知ることのできるドキュメンタリー番組4本の放送、配信も予定している。

ドキュメンタリー番組の予定

J SPORTS では1月から3月にかけて4本のドキュメンタリー番組の放送、配信を予定。最初に放送するのはベルギーの英雄、トム・ボーネン氏のファンを追ったドキュメンタリー「”ボク”の大好きなトム・ボーネン」。現役最後のレースとなった2017年のパリ~ルーベに出場するボーネン氏の雄姿を見届けるべく石畳に繰り出す2人のファンに密着する。

続いて2020年に大好評だった「ユンボ・ヴィスマ特集」の続編2本。2019年のツール・ド・フランスで負った怪我を乗り越えて、2020シーズン、常にレースシーンの中心にいたワウト・ファンアールトの復活の軌跡を描いた物語と、ツール・ド・フランスで惜しくもマイヨジョーヌを逃したチームのエース、プリモシュ・ログリッチが異例のシーズンを締めくくるブエルタ・ア・エスパーニャで栄冠を掴むまでのチームの裏側に迫った物語を放送。

3月にはドゥクーニンク・クイックステップに密着したドキュメンタリーも放送、配信予定。レース中継では見られない選手、チーム、そしてサイクルロードレースの魅力に迫った番組が楽しめる。

●J SPORTSの番組詳細サイト

2021シーズンのレース放送予定

2021年1月8日時点で放送が決定している大会のみを掲載。追加・変更は随時J SPORTSサイクルロードレース特集サイトで発表。

●J SPORTSの番組詳細サイト

平嶋花菜子と松代みのりがSARISアンバサダーに就任

平嶋花菜子と松代みのりがSARISブランドの広報大使に就任した。スマートトレーナー「H3」とプラットフォーム「MP1」を使用し、バーチャルサイクリングアプリZwiftのライドイベントやワークアウトに参加。SNSを通じてインドアサイクリングの楽しさ、フィットネスとしての素晴らしさを年代・性別問わず幅広く伝えていく。

SARIS(サリス)はワイ・インターナショナルが日本国内における輸入総代理を務める、米国発のインドアトレーナーのリーディングブランド。

アンバサダーはリーチしたいユーザー属性の違いから、既存の10名のサポートライダーとは異なりInstagramを主な情報発信のチャネルとして活動する。アンバサダー2人のInstagramを「いいね&フォロー」してみよう。

SARIS ブランドアンバサダー

平嶋花菜子
Instagram アカウント: バグかな

平嶋花菜子

松代みのり
Instagram アカウント:Minori

松代みのり

SARIS ブランドアンバサダーの紹介ページ

SARISブランドアンバサダーは2020年10月に公募を行い120人から応募があった。当初1人のみの採用予定だったが、今回就任した2人はそれぞれに選考基準に沿う魅力的な活動をしていて、1名に絞り込むことが難しかったため、一挙2人の採用となったという。

ビギナーからのステップアップを目指す平嶋、レース上位入賞の実績もある松代。アウトドア・インドア問わず、楽しく健康的にライドする彼女たちの素敵なバイクライフスタイルに注目。

スマートトレーナー「SARIS H3」

定価:12万8000円(税抜)
時速32kmで59dbと、前モデルと比べ約5倍静かな静粛性を実現し、夜間やマンションでも安心。また、2000ワットまで対応し、20%までバーチャル上のコースの傾斜を再現可能。リアルな走行感をもたらす9kgの回転体は、手作業で精密に重量バラ ンスを取り、振動の発生を最小限に抑える。このようなハイスペック の性能を持ちながら、ミドルレンジの価格を実現した。 Made in USA:米国本土で供給ならびに加工された素材を使用しウィスコンシン州で生産している。

トレーナープラットフォーム「SARIS MP1」

定価:15万8000 円(税抜)
SARIS Nfinity Technologyがインドアトレーニングに新しいムーブメントをもたらす。前後25センチ、左右6度の可動域により、実走に近い筋肉を有効に活用でき、コンタクトポイントの圧迫を軽減、快適で効果的なトレーニングが可能。SARIS以外の大多数の固定式トレーナーにも対応。美しいバーチ材の外観はインテリアとも調和する。