36歳の佐々木元(ささきもと=鎌ケ谷巧業)が2021年6月4日から8日までフランスのモンペリエで開催されたUCIアーバンサイクリング世界選手権のBMXフラットランド男子エリートで準優勝した。
BMXフラットランドは、2019年11月のUCI アーバンサイクリング世界選手権より種目追加され、コロナ禍を経て今回が2回目の世界選手権。佐々木は前回3位で表彰台に上がっていて、今回が2度目の出場。佐々木は予選通過、セミファイナル3位で手堅くファイナル進出を決めた。
ファイナルでは高難度トリックを複数メイクして92ポイントをマーク。後に2人のライダーを残しながら、2位と大きく差をつけトップに立ち表彰台を確実にした。その後、前回大会で準優勝したフランス代表のマティアス・ダンドワ(32)が高難度なルーティンを決め、93.83ポイントで優勝。佐々木は2位でファイナルを終えた。
佐々木元のコメント
18年のライダー人生で、こんなに国際大会がなかったのは初めて。この大会の開催が決まってから約1カ月間、毎日大会に向けて練習した。できれば優勝したかったが前回成績からステップアップできたことはうれしい。応援してくれる人たちに、ライブ配信で見応えのあるライディングを届けることも目標だった。自分を超えるライダーが出てきて日本を底上げできたらうれしいし、それを見てまた自分も強くなれたら。次に向けては、コロナ禍で大会のなかった期間に、ライダー人生で一番と言えるほどやりがいのある新技を思いついた。今は早く練習したい。