中川きららが全⽇本選⼿権フラットランド連覇、男⼦は早川起⽣

⽇本⾃転⾞競技連盟が主催する第6回全⽇本BMXフリースタイル選⼿権は、⼤会最終⽇となる9月18日にフラットランド種⽬の全カテゴリー決勝が行われ、女子エリートは中川きららが2連覇、男子エリートは早川起⽣(Red Bull)が初優勝した。

第6回全⽇本BMXフリースタイル選⼿権で優勝した中川きらら ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

全⽇本BMXフリースタイル選⼿権にフラットランド種⽬が追加されて2022年で4年⽬となり、2021年に引き続き、岡⼭県岡⼭市のイオンモール岡⼭・未来スクエアで⼤会が開催された。

商業施設の中⼼に設けられた会場は、選⼿と観客に⼀体感が⽣まれ、⼤会最終⽇にふさわしい盛り上がりの中、2022年の⽇本チャンピオンが決定した。

選ばれし6名で争われた⼥⼦エリート。予選は前年度チャンピオンである中川を、川⼝朔来が抑えて1位通過する展開でスタートした。決勝では川⼝にミスが続いてしまい、安定したライディングでまとめた中川が、2021年に続き全⽇本選⼿権2連覇を獲得した。2位には川⼝、3位には2021年に準優勝した伊藤聖真が⼊った。

第6回全⽇本BMXフリースタイル選⼿権で優勝した早川起⽣を中央に、左が2位佐々⽊元、右が3位伊藤真⼈ ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

中川きららのコメント
「今⽇の優勝で全⽇本タイトルを守りきれてうれしいです。この⼤会に向けてたくさんの⽅々からサポートをいただき頑張ってきたので、会場で応援いただいた観客のみなさんも含め、感謝したいです。応援ありがとうございました」

女⼦エリート成績
優勝:中川きらら(所属なし)79.25点
2位:川⼝朔来(LCDJ CDS)72.75点
3位:伊藤聖真(所属なし)71.75点

ワールドカップ上位進出の常連が出場した男子エリート

男⼦エリートはシーズン前半に開催されたJapan Cup 第1−2戦の結果から本⼤会への出場権を獲得した全11名で争われた。⽇本⼈選⼿は、2022年5⽉に開催されたワールドカップシリーズ第1戦フランス⼤会で上位トップ4を独占。今⼤会にも優勝した早川をはじめとする世界最⾼峰の選⼿が集結した。

第6回全⽇本BMXフリースタイル選⼿権で優勝した早川起⽣ ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

前⽇の予選で上位8名が決勝へ勝ち上がり、進出者の半数はワールドカップファイナリストになっているメンバーのためハイレベルな戦いとなった。決勝では上位3名のスコア差が3点以内という僅差の結果となったが、⾼難度トリックを連続して成功させた早川が、⾃⾝初となる全⽇本チャンピオンに輝いた。

2021年の覇者である佐々⽊元は、決勝直前のウォームアップ時にバイクトラブルに⾒舞われるなど、逆境の中での決勝となり、持ち前のライディングを⾒せるも1.62点届かず2位となった。

第6回全⽇本BMXフリースタイル選⼿権で優勝した中川きららを中央に、左が2位川⼝朔来、右が3位伊藤聖真 ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

早川起⽣のコメント
「本⽇はたくさんの応援ありがとうございました。岡⼭での全⽇本選⼿権は3度⽬であり、1回⽬は3位、昨年は2位だったため、今年はどうしても負け たくないという強い気持ちで⼤会に臨みました。決勝では⾃分のライディングができ、⽬標としていた初タイトルを獲得できてうれしいです」

男⼦エリート成績
優勝:早川起⽣(Red Bull)92.75点
2位:佐々⽊元(鎌ケ⾕巧業)91.13点
3位:伊藤真⼈(GETIT BMXスクール)90.13点

全日本チャンピオンの中川きらら(左)と早川起⽣ ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation