おバカなレースが関西初上陸…Red Bull Box Cart Race

レッドブルが主催する手作りカートのクリエイティビティとタイムを競うレース、Red Bull Box Cart Raceが、10月22日(土)に大阪府吹田市の万博記念公園で行われる。関西初の開催。参加チームを5月中旬よりオフィシャルサイトで募集する。

2019年10月に東京で開催された大会 ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

タイムとパフォーマンス採点で優勝を争う伝統レース

Red Bull Box Cart Raceは、規定に沿って作られた動力を持たない手作りのカートを使って、カーブやジャンプ台が設置された坂道コースを使用し、タイム、カートの創造性、レース前のパフォーマンスという3つの基準で競う。

©Keisuke Kato/Red Bull Content Pool

スタート時にカートを押す以外、動力は傾斜による重力のみという単純明快なレースでありながら、各チームのアイデアとユーモアセンスあふれる自作カート、パフォーマンス、そして走りで会場は大いに盛り上がる。

2000年にベルギーで第1回大会が開催されて以降、これまでに世界で138回以上開催された。日本でもこれまで東京で4回開催され、多くの参加者が集まった。関西では初めてとなる。

©Keisuke Kato/Red Bull Content Pool
©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

Red Bull Box Cart Race Osaka 2022(レッドブル・ボックスカート・レース大阪 2022)

開催日=2022年10月22日(土)
12:00〜17:00(予定)※雨天時決行、荒天や状況次第では内容が変更もしくは中止の場合あり
会場=万博記念公園特設会場(大阪府吹田市千里万博公園)
内容=障害物が設置された、全長およそ340mの坂道。動力を搭載しない、自作カートによる坂道レース
参加チーム=一般公募による70チーム+特別枠(予定)
審査基準
①クリエイティビティ(カートの創造性)
②パフォーマンス(レース前パフォーマンスのオリジナリティ)
③レースタイム(スタートからゴールまでの走行時間)

主催=レッドブル・ジャパン
共催=万博記念公園マネジメント・パートナーズ
●ホームページ
備考:参加無料 ※観戦の際は万博記念公園自然文化園入園料(高校生以上260円)が別途必要。小学生未満は無料

©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

カートの製作費や運送費、交通費などは各チームの負担

参加資格=18歳以上の男女(2022年10月22日時点で)
チーム人数=最大4人
応募方法=①5月のエントリー開始時にオフィシャルサイトにアクセスし内容にしたがってキットを入手 ②キットに同封の用紙にカート設計図、参加動機、チーム情報などを記入 ③締め切りまでに指定の箇所あてに送付
応募締切=キット入手申込締切7月初旬予定、記入済用紙送付締切7月中旬予定
選考結果=2022年8月初旬発表予定

©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

●ルール
チーム人数=1チーム最大4名。1名はドライバーとして必ず乗車。ドライバーに加えて1名は副操縦士として乗車可能
カート規定
・カートは全長4m以下×全幅1.5m以下×全高2m以下かつ重量80㎏以下に設計 ※重量にドライバーは含まず
・蓄電池や外部エネルギーの使用は禁止
・発射台の使用や加速器の搭載、市販カートを改造しての参加等は禁止
・正常に動作するブレーキ、ハンドルの搭載
・安全のため走行中の部品の取り外しは禁止
・騒音を発生させるもの、風船など飛ぶ装置の使用禁止
・発煙筒などの花火類、火を発するカート部品類は一切使用禁止 ※ただしあまりのスピードでタイヤから火を噴いたときは黙認
・長袖、長ズボン、その他ドライバーはグローブ、あご紐付きのヘルメット着用
・宣伝告知を行いたい場合は、60cm×40mのスペース以内など
●詳細規定ホームページ

©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

高梨沙羅がおバカなレースで審査員…レッドブル・ボックスカートレース

フランス旅行にワクチン証明不要、帰国後の隔離もなしの急展開

フランスでは規制緩和の動きが顕著になった。入国要件がさらに緩和されたことで、世界随一の観光大国フランスは新型コロナウイルス感染症対策を次のフェーズへの移行していく。2022年3月21日には南仏のモンペリエで世界フィギュアスケート選手権が、さらに2023年はラグビーワールドカップ、2024年にはパリ五輪が開催されるだけに今後の展開を注視したい。

2021ツール・ド・フランス第17ステージ ©A.S.O. Aurélien Vialatte

本記事は2022年3月4日取材時のもの。世界情勢によって措置が変更される可能性があるので、詳細は最新の渡航情報を確認のこと。

フランス入国時のPCR検査不要、ホテル隔離もなし

日本→フランス入国
□出発前のPCR検査、抗原検査の陰性証明が2月12日からワクチン接種完了者に限って不要になっていた。
□到着後の検査なし、隔離もなし

フランス滞在中の規制も緩和された

これまでワクチンパスポートが必要となる場所は、長距離の交通機関(TGV、夜行列車、バス、国内線航空便)、レストラン、美術館などだった。申請は政府制定の薬局(パリ・シャルルドゴール空港内にもあり)で36ユーロでできる。

□3月14日からはこれらのワクチンパスポートが不要に。列車内を除いて屋内の施設内でのマスク着用義務も廃止された。

2021ツール・ド・フランス第12ステージ ©A.S.O. Charly Lopez

日本に帰ってきたあとの待機期間がゼロに

フランス→日本帰国
□ワクチン3回接種完了者の場合、これまで帰国後の自主待機期間が10日間だったが、3月1日からは3日間に、そして3月3日からはゼロになった。

□ワクチン3回接種をしていない人は、3日間の自宅などでの待機が求められ、3日目に検査で陰性となれば待機期間が解除される。陰性確認をしない場合は7日間の待機。

「ワクチンパスポートが3月14日からいらなくなることは、まだまだ普通の状態ではないけれど、フランスに入国したらどこにでも行けるようになる」とフランス観光開発機構のフレデリック・マゼンク代表。

「日本に帰国したときも隔離がない。新型コロナウイルス感染症が起こって以来、フランス観光に関してはこれまでで一番いい状態。6月末から旅行が楽しめる時代が復活すると予測しています」

ウクライナ戦争で東京〜パリ間の空路迂回なども要チェック

一方で、日本とフランスを12時間の直行便で結んでいるエールフランスは、ロシアとウクライナが戦闘状態に突入したことを受けて、両国の上空を迂回するルートでの運航を余儀なくされた。カザフスタン領空を飛ぶ南回りルートはプラス2時間超、場合によってはブダペストなどでのストップオーバーを余儀なくされることでこれまでよりも飛行時間が長くなる。

モスバーガーがアスリートのセカンドキャリア支援…店舗オーナーへ

モスバーガーを展開するモスフードサービスが引退後のアスリートを採用し、加盟店オーナーとして育成するプログラム「アスリート経営者 育成プロジェクト」を1月から始めた。このプロジェクトは、アスリートのキャリア支援などを行う株式会社HERO MAKERSの協力を得て進めていく。

2022年で創業50周年を迎えるモスバーガー。これまでもスムーズな事業継承による加盟店オーナーの若返りを進めていた。新しい加盟店オーナーを募集する一環として、アスリートのセカンドキャリアに着目した。

現役を引退したアスリートが選ぶ就職先は、その選択の幅が狭く、キャリア形成の可能性を広げることが社会的な課題として認知されている。同社は、アスリートがスポーツを通して培ってきたさまざまな経験が、「人間貢献・社会貢献」を掲げ、「お客さまや地域社会と深く結びつき、真心をこめたサービスを提供することを通じて社会に貢献しよう」との経営理念に活かせると考えた。

「アスリート経営者 育成プロジェクト」では、独立・開業を前提に引退後のアスリートを採用し、入社後1年を目途に加盟店オーナーとして育成・輩出していく。候補者はHERO MAKERSからの紹介のほか、広く一般からも募集する。

入社後は、100%出資店舗運営子会社であるモスストアカンパニーに出向し、店舗で経験を積みながら、各種研修を経て、経営者として必要なスキルとマインドを学んでいく。独立する際には、加盟金の減額や開業資金の補助などの支援を行う。

HERO MAKERSの高森勇旗代表取締役社長

HERO MAKERSの高森勇旗代表取締役社長は2007年から2012年までの6年間、横浜ベイスターズ(現DeNA)でプレーし、引退後はエンジニア、ライター、経営コンサルタントとして幅広く活動。のべ50社以上の経営改革に関わっている。自身の経験から、アスリートの競技引退後の人生の設計、支援も行なっている。

【独立時の特典例】
お祝い金:独立時に50万円の支給あり融資制度:100%出資金融子会社のモスクレジットからの融資制度あり売上インセンティブ:独立後2年間、売上の1.5%(最大100万円/年)

●モスフードサービスのホームページ

観光大国フランスがサイクルツーリズム環境整備を拡充

世界有数の観光大国フランス。国内総生産の7.5%、人口6600万人のうち200万人が観光産業に従事しているが、コロナ禍で最も深刻な影響を受けた業種でもある。フランス国家は観光業を復興させる決め手は「自転車」であるとした。

国土のいたるところに世界遺産があるフランス。最寄りの駅や宿泊施設からは、サイクリングで行こうというのが、今回の復興策の目玉だ。

アフターコロナに向けて再スタートしたフランスの観光事業者だが、フランス国家は現在の社会の諸問題を認識させる機会とも捉え、これまでにない戦略を創成している。

とりわけ持続可能性や責任といった問題に配慮することは、ますます人気の高まる観光目的地としてのフランスを、まさにこうした問題に取り組む観光地として位置づけることにつながるチャンスだとしている。

カルカッソンヌの旧市街

具体的には、環境負荷の低い交通手段を優先することを中心とする観光インフラの整備を挙げている。距離の短い国内航空路線を2022年3月までに廃止し、鉄道に切り替える。

最寄り駅から観光ポイントまでは二酸化炭素排出量がほとんどない自転車利用をうながす。そのための整備はすでに国を挙げて行ってきたが、今後はさらに加速化させるという。

長距離サイクリングルートの整備もさらに進めていく。古城が点在するフランス中部のロワール川周辺には、総延長900kmのサイクリングコースがあるが、今後はさらに延伸。

簡単にレンタルできる自転車を置き、サイクリストフレンドリーなホテルや飲食店、商業施設などがサポート。これらをアプリで連携して、海外からの旅行者が旅のツールとして自転車を気軽に利用できるようにする。

一般意見の「列車持ち込み」もすぐに採用、実現へ

フランスの観光事業者はヨーロッパ・外務省の支援を受けて、「フランスにおける責任ある観光」について、一般市民からの意見を募った。

持続可能な交通手段の開発と運用について、「普通自転車、電動自転車、カーゴバイク、荷台付き自転車などあらゆる種類の自転車を簡単に列車に持ち込めるようにする」というサンドリーヌさんからの意見を採用。早急にそれを実現するようなルール整備を行っていくという。

ツール・ド・フランスの最終日はパリ!

そして首都パリ。2026年までに自転車にやさしいまちづくりを目指し、巨額のインフラ投資を行うと発表。自転車専用レーンの追加、駐輪場の拡充などを掲げる。

アンヌ・イダルゴ市長はこれまでもパリ市内で自動車を使わない日の導入、ツール・ド・フランス主催者と協同したサイクリングシティ格付け制度などの企画をリードした。

パリ五輪は一般サイクリストが参加できる初の大会になる

第33回オリンピック競技大会はフランスのパリで2024年7月26日から8月11日まで開催される。パリで夏季五輪が開催されるのは3回目、前回から100年ぶりの大会となるが、マラソンと自転車ロードレースでは五輪史上で初めて一般参加が可能となる。

マラソン、競歩、トライアスロン、マラソンスイミング、自転車ロードレースの会場となるイエナ橋 ©Paris 2024

地域社会とのつながりを取り戻し、より多くの人たちと大会を共有するという精神のもと、マラソンと自転車ロードレースに一般参加が導入される。一般ランナーやサイクリストがメダルレースと同じ日、同じコース上でオリンピアンが激闘するコースを体験できるというもの。

その企画力と実行力。さすが自転車をこよなく愛するフランスだと脱帽するしかない。日本においても自転車を利用した新たな観光スタイルは各地の観光担当者が注目するもので、フランスのサイクルツーリズム施策は日本でも興味深くその推移が見守られそうだ。

●フランス観光開発機構のホームページ

モンベルのキャンプ道具を1/43にしたミニチュアキャンプセット登場

モンベルのキャンプセットがミニチュアで発売された。実際に設営したギアの3Dスキャンデータを取り、テントやタープのしわなど細部に至るまでこだわったリアルな仕上がり。4180円。

ジオラマは付属せず

ミニカー専門メーカー「ヒコセブン」のミニチュアキャンプシリーズ「TABLE CAMP」のキャンプセット。

ジオラマは付属せず

【素材】レジン(樹脂)
【重量】25g(パッケージを含む総重量は140g)
【サイズ】幅255×高さ65×奥行き155mm(パッケージサイズ)
【セット内容】
・テント2張り(ムーンライトテント)
・タープ(ミニタープHX)
・イス2脚(フォールディング フィールドチェア)
・テーブル(マルチフォールディングテーブル)
・クッカー(アルパインクッカー16+18 パンセット)
・たき火台(フォールディングファイヤーピット)
・丸太

●テーブルキャンプテントセットの詳細ページ

ジェンダーレスなカリマーブルー、汎用性と快適性の春夏モデル

英国発祥のアウトドアブランドkarrimor(カリマー)が「re-DEFINED STYLEs=再定義されたスタイル」をテーマに掲げたkarrimor 2022 Spring & Summer Collectionをオフィシャルサイトで公開した。

生活様式の変化、アウトドアフィールドの広義化に合わせて開発したコレクションで、カリマーストア各店と公式オンラインストア、全国の取り扱い店舗で順次発売開始。

リュックサック・アクセサリーカテゴリーには、ブランドの象徴「カリマーブルー」をキーカラーに展開するアイテムが登場。また新たにキャッチーなナップサックも仲間入りした。

小屋泊登山=multi field pants W’s(1万5400円)、rain 3L hat 2(6820円)
ワークアウト=triton light shorts W’s(7150円、triton light JKT W’s(1万7600円)

アパレルカテゴリーには、防水透湿素材GORE-TEX Fabricsを採用した耐久性と汎用性を兼ね備えた山岳レインギアがラインナップするほか、今シー ズンの新たなカプセルコレクションVersatile(バーサタイル)では、山と街で着用可能なシェアフィールドを提案。あらゆるフィールドを快適に過ごせるよう再定義されたスタイルが揃う。

フェス=VT pouch(4510円)、UV linen hat(6380円)、field maxi skirt W’s(1万1000円)、triton light JKT W’s(1万7600円)

キーカラーはカリマーブルー

シーズンレスやジェンダーレスという時代の流れから、春夏から秋冬まで年間を通して使用するキーカラーを設定したカリマーの2022年春夏シーズンは、ブランドを象徴するカリマーブルーを採用した製品もラインナップ。今後ブランド定番のキーカラーとして継続的に製品展開をしていくという。

キャンプ=UV linen hat(6380円)

コレクション全体としては、自然界に存在する岩肌や植物を連想するユーティリティーカラー〈グラビィティグレー、ユニフォームグリーン〉などを基調に、ディティールには目の冴える 鮮やかなアクティブカラー〈ミネラルイエロー、ターコイズトニック〉を大胆に配色するなど、ありのままの自然を感じさせながらも高発色のソリッドカラーでスタイルを洗練させた。

デイキャンプ=VT shoulder R(6600円)、field maxi skirt W’s(1万1000円)、T/C sweat crew(8250円)

マテリアルは汎用性と快適性

アウトドアフィールドにおいての快適性・機能性を追求した素材を採用した2022シーズンは、特に防水性・通気性・軽量性・スト レッチ性などに重きを置き、全天候型・オールシーズン着用可能なアイテムを展開。

カレッジ=M daypack(1万6500円)、T/C sweat hoodie(9350円)、triton light shorts W’s(7150円)

また2021シーズンより継続して抗菌・抗ウイルス加工を標準搭載。山のようなソーシャルディスタンスが保たれているフィールドに対しては抗菌加工が必要とし、街のような賑やかな環境で必要なものを抗ウイルス加工と捉え、適材適所に加工をし、新しい生活様式の中でも安心して過ごせるような気遣いを施している。

ロゲイニング=sun shield cloth(4400円)、technical stretch pants(1万6500円)
ビジネストリップ=clamshell 80(3万2450円)、G-TX performance urban coat(5万7200円)

●カリマーの詳細ページ